『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

《back← INDEX  →next》     MAIL 

麦ザジが逃げる缶詰 2005年08月23日(火)

16日からATUの郷里の松山に行って、20日に帰った。
結局、獣医さんに預かって貰うことにした猫たちを迎えに行った。

ザジは奥から連れてきて貰うと、
ハッと私の顔を見つけて大きな目で見つめた。
感動の再会も、キャリーバッグに気付くと
そそくさと自分から入って、ドカッとお尻をはみ出させている。
蓋が閉められず看護婦さん(?)に
「ザジちゃんたら」と、笑われてしまった。
麦は多少慣れてきているのか、
帰りの車の中では景色を楽しむ余裕ある。


ザジが太めなので、ダイエット用の処方食を
食べさせてみる事になっていた。

とてもよく食べていたので、問題ないみたいですよ
少し持って行きますか?
と言われ12個貰って帰った。

今、値段が分らないので今度にして下さいと言われたけど
一個250円くらいはするから、バカにならない値段だ(>_<)

でも、ザジ、ちょっとすっきりしてムクミがとれた様な感じ。
これなら、いいだろうと少し期待。

やっぱり一般食だけ食べてると良くないのかな?
スーパープレミアムフードのカリカリ少し食べてるけど…、
先生はカリカリはやめた方が良い、と言うので
できるだけ良いと言われているもの選んでるんだ、、


麦に普通のゴハンやっていると、必ず食べ残すので
その分ザジが食べてしまう。
仕方ないので二人ともに処方食を出すことにする。



おいで〜、、ごはんだよーー
うにゃうにゃにゃにゃ〜(にゃんの返事)
ウキウキ♪(にゃんの気分)

カパッ(処方食缶詰を開ける音)
ウッ?ゲッ!(猫たちがカタマッタ気配の音)

ダッ(麦ザジが逃げた音)

 いつもそんなに仲良くないのに、
 横に並んで、さっさか歩調合わせて
 脱兎の如く逃げおった!

……(呆然とするわたし)ー…、、、

ああ、缶詰250円X12個、、、








塵芥、ペット → 2005年08月15日(月)

十年近く、ATUが使っている大振りな羽毛布団から、
細かなパウダーの様な埃が出るようになって困っていた。
多分、どうやっても、直すのは無理だろうから捨てようと、
念のため、市役所に電話してみた。

なんでも、燃えるゴミとして捨てる事はできるという、
ただ、大きいとダメなので、
30センチ四方くらいに切ってほしいとの事。
でも、羽毛布団は切り刻めないから、
センターに持ち込むのが一番イイと言われた。

町はずれの河沿いに清掃センターがある。
なかなか街の地理が覚えきれなくて、
方向音痴ではないと思ってる割に、
苦手な地域では、たまにグルグル同じ所を
走ってしまう時がある。

清掃センターがある地域も
苦手な辺りなので、よく道順を確かめてみる。

入念にゴミ袋に入れてある冬用の羽毛布団と
肌掛けの羽毛布団を持って行った。


行ってみると、案内板に 
塵芥、ペット → という看板があって動悸がしてきた。
トイレ→ と同じに普通の看板だった。

脳裏に、たくさんの力無く横たわる猫や犬が
ベルトコンベアで運ばれていく図を思い浮かべてしまった。
…ここでは普通の事なんだから、
動揺するでない!と心をなだめた。

車ごと計る秤に乗って受付を済ませて、
大きな口を開けているゴミ投げ口の在る所まで車を走らせる。
ゴミを受け取って貰ったら、ぐるっと回って、
もう一度、さっきの受付の所へ行く。

最初の重さと、戻った時の重さの差額で、
お金を払う仕掛けになってるみたい。

10キロ60円とか、そのくらいだと言っていたけど、
今回は布団だったからか、計測不能だった。
よって、持って行った手間は掛かったけど0円で、
大きくて邪魔だった布団を処分できた。







『西はどっちですか?』 2005年08月11日(木)

日航機が御巣鷹山に墜落して20年が経った。
520人もの犠牲があったこの事故は、衝撃が大きく、
ニュースを観た時の家族の表情までもを、鮮明に憶えている。

そんな話をしながら、テレビを観てたら、
ATUが言いにくそうに口を開いた。

「なんか、不謹慎な話みたいになるんだけど、
 一緒に仕事してるkさんがさ、
 あの尾根の下辺りで釣りしてたら…」

Kさんは、いつもバンダナを頭に巻き、デニムのオーバーオールを着た
典型的アウトドアマンで、大きな身体でチョコチョコと革細工をやり、
颯爽と馬に乗り、人の知らないポイントで釣りもする。
多趣味で度胸の据わった人だ。

その人が御巣鷹山の上流の川で、一人で釣りをしていたら
山の上の方から人が歩いて降りてきて、
『西はどっちですか?』と訊いてきたのだそうだ。

で、Kさんが「あっちですよ」と指差すと、
「どうも…」と言って、そっちの方へ歩いて行ったのだそうな。
ただ、気付いてみると、その人の服装は
そんな山奥に居るわけのない背広姿だったというのだ。

「西はどっちですか?」というのは、
あの日航機は西を目指していて、墜落したからか?
と思い当たったという。
とすると、その背広姿の人は…??


なにかあると、そういう話はよく出てくるけど、
ATUの周りの人達は、現実的な人が多いので
あまり、出るの出ないのと騒いだりする人達じゃないから、
あながち作り話とも思えない。

まあ、あれだけの事故だったから
そうやって心が残っている人も何人かはいるのだろう。




猫たちと遠出するか?それがモンダイだ! 2005年08月07日(日)

きょう、やっとATUの休みが決まった。
ずっと、忙しかったので中旬だったら、
どのようにもとれるらしい。

ATU、車を買い換えたので、甥っ子に見せたくて、
今年は、絶対松山に帰りたい。

わたしは、猫たち連れて帰省すればいいと思っていた。
大変だけど、他の心配と比べたら
目が届く方が安心だと思っていた。

ところが、ATUから反対された。
逃げたらどうする、とか、
具合悪くなったらどうする、とか、
暑いのに車の中に置いておけない、、とか
グジグジ言いつのる☆
道程が長いので、心配は仕方ない。
確かにわかりますが〜

猫のトイレ掃除も、
ご飯の世話もしたことないのに、
まるで自分が面倒見るみたい。
そんなにイヤなら、飼わなきゃ良いのにと
思うくらいに冷たい言い方。

もちろん猫に負担は掛かるし、帰省しても、
世話があるから自由に動けないかも知れない。
でも、この前わざわざ、この旅行のために大きなケージを買った。
ひとりずつ、トイレもこの中に入れて、常に出さないでいれば
何日かなら、どうにかしのげると思っていたんだけどな、、
一個一万円なりだった。
猫たちも顔が見えるので、獣医さんの檻の中で
いつ帰れるのか分らない不安よりイイと思うんだけど、、ダメなのかな〜


すったもんだ話して、
ATU、やっぱり預けようと言う。

掛かり付けの獣医さんに電話してみた。
案の定、15日まで予約はいっぱい。

そしたら、ATU休みを15日の週に変えると言う。
まあ!珍しく決断が早いです事☆
二匹で一日5000円、5日間で2万5000円。
夜遅く帰宅だと、迎えに行くのが次の朝になるから、
もう一日分プラス、3万円。。。
安いか高いか???

ああ、、わたしは心配でならない。
あの小さい檻の中で、
トイレもその場でしなければならない5日間。

普通の猫の麦は、すぐに忘れるタイプで、
割に逆境に強いから、あまり心配要らないんだけど、
大きなザジは、狭くて可哀想なのと、
心が人間に近くて、デリケートなので不憫でならない。

猫は犬とは違うから、遠出は無理だと言われる。
テレビでも、ペットと出掛ける特集というのも犬のことばかりだ。

ああ、考えるだけで胸が痛くなる。
連れて行くの、やっぱりダメかな〜(>_<)。。。。






本年度犠牲第一号 2005年08月02日(火)

知り合いの家に、NHKBSでやっている韓国ドラマ、
「チャングムの誓い」を録画したDVDを借りに行ってきた。
久しぶりに会ったので四方山話で盛り上がってしまった。

夜遅く帰宅すると、麦がドアのところで待っていたらしく、
開けた途端にササッと外へ飛び出した。

そのまま2メートル位先の廊下の端から
なにか動くものをくわえて、さっさか家の中へ入った。
あっと言う間の出来事で、まるでドアを開ける前から
獲物の位置を知っていたような動きだった。

家に入ると、麦の口元で
今年初めてお目に掛かるセミが
ジージーと悲鳴を上げている。

麦は麦で、もてあまし気味に
くわえたままニャーニャー言って右往左往している。
ザジも戦闘開始とばかりに臨戦態勢に入って
麦の許にくっついて控えている。
さあ、大変!一大事!!

セミを離しては追い掛け、
いつもの仲の悪さが嘘のような連携で
確実に哀れなセミを弄んでいる。

毎年のことで、イベントの少ない我が家では
数少ない猫たちの楽しみ。
セミ君には申し訳ないけど許してもらおー

しばらく麦が遊んで、おとなしくなったセミは
今度はザジの遊具になって、ザジの大きな手の平で絶命間近。
麦は横で余裕噛ましてグルーミングに余念がない。

また、しばらくして見たら廊下に
セミの羽だけが放っ散らかされていた。

うむ、ザジが食べたんだな?








《back← INDEX  →next》     MAIL 

 

リンク、引用の際は
必ずご連絡下さい。



 


猫への虐待、許しませんよ!


マイエンピツに追加