「幸せになれますように」と願いつつ、幼い頃から貧しくて「幸せ」とは程遠い生活を送る幸江。 ダンナのヤスオは働きもせず、パチンコの金をねだったり、何かというと黙ってちゃぶ台返し。家に帰ってこないことも。 パートをしている中華料理屋の店主は幸江に惚れてて、「あんな男のどこがいいんだー」とプロポーズしてくれるのですが。 幸江は若い頃シャブ中でヤクザの下で娼婦をしていて、そこの若いもんで、彼女に惚れたのがヤスオ。小指と引き換えに幸江を見受けしたのですね。 娼婦だった頃の幸江とヤスオの関係は、今と真逆。 「愛してるんです」と言うヤスオ(ロン毛の阿部ちゃんはまるっきり道原かつみの「ジョーカー」だった)に、「ばっかじゃないの!?」と罵る幸江。女王様と下僕です。 それが何故「健気な女房と横暴な夫」になってしまったのかは描かれないのでわかりませんが、「幸にも不幸にも等しく価値がある」とラスト近くで幸江は呟きます。 まーしかし、なんだかんだでヤスオは幸江を愛してんだよね。「あんなブス(という設定らしい。中谷美紀なのに)のためにカタギになったのかよ」と笑う元兄貴分を半殺しにしたり、幸江が意識不明の重態と聞けば、必死に病院に駆けつける。しかも、後で例の見受けの過去がわかるので、なーんだ愛されてんじゃん、と思うわけです。それは「幸せ」なんじゃないの?なんて、私の根性が捻じ曲がってるのでしょうか(笑) 面白い映画でしたが、「名作」というわけではないかな。
そういえば、栗本薫氏が亡くなった。 ガンなのは知っていたが、もっと長生きすると思っていた。しぶとそうだったじゃないかあの人。 私も、極めて末端の門弟もどき、ではあるかもしれない。誌上でコメント頂いた程度だけれど。 中学高校のとき、伊集院大介シリーズが好きだった。大介さんと結婚したかった(笑) 天狼星シリーズがよくわからない方向へ行った頃には読まなくなっていたが(彼女の文章は個人的に湿度が高すぎて推理小説でもないとちょっとしんどい)、やおい・BLを商業ベースに載せた偉大なゴッドマザーであることは確かだ。我々腐女子はすべてこの人の切り開いた道を、安全に楽しんでいる。 それに対する苛立ちを持っていた彼女に、BL業界は最後まで恐らく納得のいくような答えを出せなかった。
2009年05月23日(土) |
幻想水滸伝 ティアクライスプレイ日記2 |
なにげに結構進めてしまった。 108人全員集めるのはたぶん無理・・・。 メインで入っているのは、主人公・ジェイル・マリカの他は、シスカ(高杉さと美が好きなので)とか変態医師ザフラーとかニムニ。 ポーパスのラブリーさに眩暈がした。動きから何から可愛すぎる。ぎゅーってしたい。ラブリー。海鮮攻撃ほのぼのすぎる。 でもようやく帝国とお別れして顔のいいのが増えたので(笑)クロデキルトやメルヴィスを使っていこうと思います。
『きみにしか聞こえない』のリライト版を買ったところ、その隣に恐ろしいラノベを発見。
あたし、宮川空。13歳。 勝兄ぃが近藤勇になった日、あたしは誓った。 立派な剣士になります!
・・・・・・眩暈がしたよこっちは。 なんだこの乙女向け新選組ドリーム小説は。
原作を読みました。 うーん、ラブストーリーとしては映画の方がよかった。 大筋は同じですが、全然別物という感じです。ポップさはまず全くない。 小百合のキャラがあまりにも典型的すぎると映画では思いましたが、原作だと「平凡さ」があまり目立たないです。結構賢いし、物事斜めに見てる感があるし、リスボンと自分の街を重ねるのも、なんだかあまり活かされてる気がしない。映画くらいイタい子の方が、うまく活かしてたと思います。 (それとも、この小百合を平凡と思えない自分に問題が?) そして、映画以上に聡史に魅力がない(笑) なんでこいつなの?と思う。 しかも、ここからが大事だろうというところで終わっています。 でも、結末を描かない方が「一度くらい間違ったこと、ちゃんとしてみる」という台詞が決まりますね。 ハッピーエンドかバッドエンドかわからなくても、「間違えて、泣いてもいいから、ここから動き出してみようと思った」。
2009年05月17日(日) |
幻想水滸伝 ティアクライスプレイ日記1 |
天羽さんから借りて、始めました。 FEは何度やっても24章で誰かが死ぬので、とりあえず放置で。 うちのウルフはオツム弱いらしく、残りHPが2の敵キャラに必殺出したりする。情けない。 さてさて、初幻水です。仲間のキャラが108人だということ以外何も水滸伝ぽくないですが(笑) FEに慣れてたので、レベル上がるとHP回復するシステムに「し、親切・・・」と感動してしまった。 攻略本がむちゃ厚いので、電車の中ではできないかも。
ジェネラルのザガロがもうカッチンカッチン(守備力30)でノーダメージ続きで笑いが止まらないので(ちょっと嘘)、どんどん進めてミシェイル兄様のとこまで来ました。 これまでの章では砦の増援を早めに塞いじゃったので、ちょっとどのキャラも力不足な感がある・・・ しかも、ナギを出したくてガトー様の村見捨てちゃった。 星のオーブ持ち逃げ。 スターライトなしでガーネフどないしよう(汗) 逃げ切れるかな・・・ つか、エッツェル育てた意味ないやんけ。今気づいた。 どうでもいいけど、ザガロって顔悪くないと思うんですが、あまり人気ないのか? 私は殆ど一目惚れだったんだが。あのひねくれた和風の顔立ち(意味不明)。 初めを乗り切れば結構成長率は悪くない。ただし、ガテン系兵種でないとダメ。 今回グラディウスはカチュアに持たせた。どんどん強くなる脅威の成長娘。 パルティアは相変わらずウルフに。ゴードンは序盤でうっかりロストする確率が高い。愛がないなあ。ジョルジュ兄さん好きなんだけど、いかんせん成長しない。 え? カインですか? とっくにいませんけど何か。 残念ながらカップル殲滅したくてもジュリアン(盗賊)は扉を開ける道具として便利だし(おい)、レナのハマーンもあるので、なかなかどちらか殺すわけにも・・・あ、リカードがいたんだった。
2009年05月10日(日) |
7月24日通りのクリスマス |
邦画にしては色使いがキレイだし、ポップさもあって悪くないんだけど、前半モノローグが多くて安っぽいのと、妄想のポルトガル人親子と劇団ひとりが余分。 あとはまあ、個人的に大沢たかおが「素敵」には思えないので、佐藤隆太演じる幼馴染の方が絶対いい!と最初から思ってしまった。こっちにしろよ!と切実に思った。 「王子様」タイプって子供の頃からあまりツボじゃないんだよね、どうも。 中谷美紀ほどの美人でも、ボサボサの髪にノーメイクにでかメガネだとかなり残念になるというのが衝撃でした。 でもファッションとメークに頑張るともう「中谷美紀」が降臨してしまうので、憧れの王子様と上手くいっても全然ありえねーって感じはなく、ただの月9ラブストーリーでしたね。 でもサユリは中身的にも成長したので、この話はこの結末でよかったのでしょう。そして佐藤隆太は私がもらうということで(笑) アヤコさんがナゼセクスィー部長とよりを戻したのか、イマイチわからなかったですけど。 ライトのツリー前で、サユリが奥田にする告白は泣けました。 「でもやっぱり、あなたが笑ってくれれば嬉しい。あなたが寂しい顔してると、悲しい。私の中でたった一つ胸張れることがあるとしたら、それは、あなたを好きだっていうこと。昔も今も、これからもずっと、あなたが、一人だけ、大好きです」 もうちょっと庶民ぽい女優さんを使った方が、よりよかったような気はするけど。だって何を言ってもやっても「中谷美紀だもんなあ」って見る側が卑屈になっちゃう(笑) たぶん殆どの人にはどうでもいいけど、弟が「王子様ランキング3位」というブラコンぶりがよかった。 メガネかけさせても上野樹里はかわいいわな。雰囲気が可愛いんだよね。
結局16章からやり直し、ザガロをソーサラーで使うのはやめてジェネラルにしました。 ああ、こっちのが明らかに向いてるな。 アーマー系の割には速いし。 で、魔法使いは皆殺してしまったので外伝でエッツェルをゲット。 外見の割にべらんめえ調で喋るのがびっくり。しかも髪が赤いので、小林秀雄かお前は、と突っ込んでしまった。(一般理解率23%くらい) 妻と死別しているので、早瀬のパーティーにいても問題ない。 むしろ推奨。
2009年05月08日(金) |
「恋っていうのは」/タクミユウ |
自費でBLの漫画単行本買うのは初めてかもしれない。ずっと小説派だったので。 書店で見かけて、「ハッピーエンドなんかいらない」という帯の文句につられた作品(笑) GUSH COMICSです。 JUNEに載っていそうな、切なさとHのうまく融合した話でした。 受と攻のビジュアルが一見逆に見えるところが、独特かも。ヒゲ受って珍しいような。 切なくていい台詞が多くてよかったですね。痛いっちゃ痛いかもですが。
えー・・・H2のここまで来て、メディウスを倒せません。 レベル28のマルスだけどファルシオンで与えられるダメージは30。 HP半分。 一方メディウスは46×2。
・・・死ぬじゃん。
マルス様惨死じゃん。
しかもアテナのメリクルでも13しかダメージ行かない。 うん、これは勝てない。勝てないよ。 チキもナギもいないのが痛かった。ファルシオンなぞどうでもいいから、ナギを出しておけばよかった。 章セーブが16章からしかないんですが・・・やり直し・・・めんどいなあ(泣) 顔につられて使ってみたサムソンも、結局は成長率悪すぎて囮に成り果ててたしなー。 どうでもいいが、エリス姉さんはナゼにああもやる気のない顔をしているのか。マルス様もかなり適当だが(「さあ、世界に光を取り戻そう!」とかかなり心こもってなさそう)、それを上回るどうでもよさっぷり。 ガーネフはこれでよかったのか。もしかしてMか奴は。
とりあえず遅くまで寝る。意識不明に陥っておく。 それでもウツウツとするときは、買い物へ行く。 安いお菓子とかでも、「今日はばかすか買うぜ!」と思うと意外に気が楽になり、しかも結果そんなに買わない。 DVDを借りに行くのもヨシ。ちょっとでも興味が湧いたら後ろのあらすじを読んで、脳内の「いつか見たい映画倉庫」にしまっておく。 見たかったら素直にレジへ。 夜、『きみにしか聞こえない』か『容疑者Xの献身』のDVDを見て泣く。 やるべきことに手が回る気分でなくても、少しでも手をつける。
そういえば、FEもハードレベル2で終章まで来たんだが・・・・・・ムリ。 作戦が悪いのかユニットの成長を間違えたか、チキのロストとナギ未加入がイタイのか。わらわら湧く増援を凌げず、絶対クリアできない気がしてきた。 ガーネフのときも「ムリ! ソーサラーザガロじゃ絶対ムリ!」と思ったけど、ドーピングで魔力を上げたりラジバンダリで乗り切った。奇跡的な幸運だった。 新キャラのアテナは優秀なソードマスターとしてナバール先生の代わりにメリクル装備してくれてるが、魔竜石のマムクートを一撃で倒せるユニットがいないのがダメなのだろうか。
2009年05月03日(日) |
X JAPAN WORLD TOUR Live in TOKYO 無敵な夜 |
行って参りました。どうなることかと思いましたが、無事に強行突破。開演は20分押し。 SUGIちゃんはやはり大舞台が似合う! しかもXジャンプしまくりました。別に係員に止められたりはしませんでした。
終わったときには「よかったな」と思えたので、来た甲斐がありました。(もっとも、チケットショップでは定価割れするほど余っていたらしいですが・・・)
SUGIちゃんのバイオリンが聴けたのはサプライズでしたね。「ENDLESS RAIN」では、YOSHIKIが感極まってピアノが弾けなくなる場面が何回か。 会場の皆がアカペラ大合唱で支えました。素敵な一体感でした。
1.The Last Song 2.Rusty Nail(ピアノイントロVer) 3.WEEK END 4.新曲 5.PATA solo 6.celebration 7.Rose Of Pain 8.YOSHIKI ピアノ 9.TEARS 10.SUGIZO バイオリン+YOSHIKIピアノ 11.DAHLIA 12.紅
-encore1- 1.VIOLET UK 2.DRUMS SOLO 3.WITHOUT YOU
-encore2- 1.I.V. 2.X 3.ENDLESS RAIN 4.SAY ANYTHING(S.E)
泣いておいて言うのもアレですが、ちょっと辛口で見ると。 やはりXはバンドとしてのピークは過ぎている、と思いました。 新曲が「?」で・・・「I.V.」はいいんですけど。 YOSHIKIの体調を配慮して、勢いで突っ走るセトリにはできない。休み休み、というか、騙し騙しという印象。 TOSHIのハイトーンも、ちょっとかすれ気味に聞こえたし。 SUGIちゃんのせいじゃないけど、立ち位置が微妙。 「正式加入」と言っても、HIDEさんの映像を使うのは変わらないので、なんだか可哀相。 いろいろ言いたいことはあるけど、単純に言えば「Xは凄かった」でしょうか。
『きみにしか聞こえない』のDVDを買ってしまいました。 いやあ〜もうシンヤくんが可愛いったら!! 素直な子犬みたいな表情にやられてしまいました。 「君に会いたいんだ」でやっぱり涙が・・・ メイキング映像も見ましたが、「小出恵介」の表情と「野崎シンヤ」の表情が違うんですよね。役者だなあ、と思いました。 シンヤくんはほんと可愛い! 抱き締めたい(笑)
で、今日はXのドームです。レポは後ほど。
2009年05月01日(金) |
まだ、言えない私を許して。 |
既にあちこちに出てる、例の話題。
彼の存在が支えだった頃でなくてよかったな、と思った。
今だから、ショックはショックだけど、まあ、パニックにはならない。 ショックというか、がっかりというのか。 彼でもそんな平凡なことするんだな、っていう。
まだ、素直におめでとうが言えない。
でも、思えばいつもそうだったな。 私たちの予想を飛び越えていく。 こんな形ってのは意外だったけど。
絶対的な愛が欲しいとか、Die for youとか。
あの頃は彼も本気でそう思っていたのだろうし、私も、信じていた。
いつからか、彼はNOの人から、YESの人に変わった。
だからこれはある意味、当然の帰結なのかもしれない。
世界中にYES。
それはそれで、パンクなのかもしれないね。
次に彼の顔を会場で見たときには、おめでとうと言えると思う。 いい顔しててよ。 とびきりの。 頼むよ。
久し振りにアルバムを聴きたくなりました。
|