4254.0516の日記

2009年07月12日(日) 再会。


 昨日は、夕飯も食べず、bedで堕ちる…。


 起きると、友人との約束の時間が迫る。


 ご飯を食べずに寝たので、身体が異様なまでに骨ばっている。

 そして、昨日はゴのつく方とは遭遇せず。
 ワイパアワンGが効いたのか。


 最寄り駅から5駅離れた駅の住人と、偶然出会う確率はどのくらいなのだろう。

 乗る電車が違えば。
 乗る場所が違えば。
 乗る時間が違えば。
 
 そう思うと、そんな偶然なんて、かなりの偶然なのだろうと思う。
 奇跡に近い出来事かも。

 そして、その奇跡は起こった。
 今日。


 友人宅からいつものように終電で帰り、乗換駅に到着したら、乗り換えるはずの
 電車が乗客トラブルで遅れた。
 10分。
 思えば、そのaccidentがなければ、その偶然も起きなかったかもしれない。

 仕方がないので、少し離れたベンチに座り、“1Q84”を読みながら、その時間を
 やり過ごす。
 ようやく電車がやってきて、いつも乗る乗車位置に引き返す。

 そして、柱に身体を預けるようにして、その人は、いた。

 ちょうど、携帯に夢中で、目線はよくわからないけれど、間違いなくあの人。
 そうは思いつつ、10年ぶりだったので、何度も何度も視線を送る。
 でも、確かにあの人。

 慌てて隣の車両に乗り込み、その駅で降りるかどうかを見届けようと決める。
 もし、その駅で降りたなら、あの人だ、と。

 10年ぶりのその人は、少しがっちりして、でも顔は驚くほど変わっていなくて、
 むしろ好きな感じになっていた。
 こんなに背が高く見えたかな。
 服装も変わらず、Tシャツにジーンズ、バックパックを背負って。
 そして、見られていることになんて気づいてもいないので、無防備で自由な雰囲気。


 そういうところが、とても、とても好きだった。


 その駅で降りるまでもなく、その人だ、と思った。
 そして、やはりその駅で降りた。


 声をかけられるはずもない。
 何も言うべき言葉がない。
 だとしたら、どうして今この時に再会したのだろうか。
 どうすればよかったのだろう…。


 直前に入ったあの人からのメールも、偶然を偶然にした。


 ぐーっと涙が込み上げてきて。
 でもうまく泣けなくて。
 (今も。)
 だけど、たまらなく切なく、きゅうと胸を掴まれた。


 さっき別れた友人にそれをメールで知らせようと思ったり。
 久しぶりにメールをくれたあの人に返信してみようと思ったり。
 どちらもできなかった…。


 肝心なことは、いつも、誰にも言えない…。


 ♪BGM/TV


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2009年07月01日(水) 体育館の2階の窓から射し込んだ光。


 久しぶりにどうしても書いておきたいことがあったので。
 (ちょこちょこと書きたいことはあったのだけれど、実際webを開くまでには
 至らず…。)



 わたしを体育館まで案内してくれた線の細いお嬢さん。

 体育館に入ると、プール中止の鬱屈をよそに、走り高跳びのバーへ次々と
 tryする4年生。

 運動そのものから脱落し、友達とのふざけあいに興じる子。
 騒音と疲労から、別の世界へ旅立っている子。
 ノルマをこなそうと、少し怖気づきながらも助走に踏み切る子。
 上位の記録が視野に入り、鼻息荒く練習を繰り返す子。

 そのうち、1m近くジャンプした何名かが、残りのチャンスの中でさらなる高みに
 挑戦しようとしている様子を見て、クラスメイトからエールが送られる。
 その一体感たるや渦となって、チャレンジする子もそうでない子もみんな
 生き生きとその場を見つめていた。


 その目を輝かせた子どもたちの姿に体育館の2階の窓から光が射し込み、それは
 それはきらきらしていて。
 うっかりすると泣いてしまいそうに輝いて見えた。

 年のせいか、ああいう無意識が為せる人(子ども)の輝きに無条件に弱い!

 あの、線の細いお嬢さんは、どんな気持ちで見つめていたのだろう…。


 そして、おとといは勤務時間を30分も早く間違え、飄々と帰宅していたことも
 わかった。
 おかげで時間に間に合うか逡巡していた“スラムドッグ〜”の断念が決定した。


 というわけで、“余命1ヶ月の花嫁”を見に行った。

 MOVIEmemo。

 ○余命1ヶ月の花嫁 ★☆☆☆☆(瑛太・柄本明のみ★★★)

 思った以上に榮倉奈々は同じような表情しかしていなくて。

 やっぱり瑛太はよかった。
 芝居の問題というより、ちゃんとモノゴトを感じて、その感じたことに真摯に
 生きるという姿勢が出ていた。
 画面に。
 お芝居に。
 そのsensitiveな感じが、ますます良かった。
 感じることに対して丁寧というか。

 そしてもちろん柄本明も。

 Endrollで監督より後に登場する人、はじめて見た!!

 やっぱり、ああいうわかりやすく感動させようとするつくりでは泣けない。
 Modelになった人の生き方の問題じゃなく、それを描いた作り手の問題。

 JUJUの唄はまさに!
 『さよならは言わないでおくよ』をはじまりに持ってくるなんて、凄すぎる…。


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