感想兼日記
日記目次とログ


2005年05月28日(土) 楊海さんを探せ

「花音」で隔月連載されていた、「楽園まであともうちょっと」【今 市子氏】 が5/14(土)発売の6月号で最終回だった。面白かったなー。今氏のコメディタッチのボーイズ大好きだ。人物の作りが深くてさ。

 主人公の一人、川江 務。長身長髪、サングラス、で山男。別れた元妻の借金の連帯保証人になって、火の車な旅行代理店を切り盛りしている。かなり不運な境遇だと思うんだけど、当人には悲壮感がない。楽天家だが人の気持ちに細やかに対応できて押し付けがましくなく、働き者だが周囲(特に現在同僚である元妻)にそれを負担と感じさせない。おお? なんか人物評を書き出してみたら、すんごく理想的な男じゃないか。
 で今月号、その川江がトレードマークのサングラスをはずしている場面が多かったんだが、なんかどっかで見た事ある……このひと……と何かがのど元につかえている感じで読んでいた。

 ……楊海さんじゃんか……
 川江が髪切ったらそのものだ……っ……(いろいろ声にならない)

 ゴマダケ。のたけもとさんが、アニメ「エウレカセブン」に『心のヤン声優さん』がいる、とP-diary に書いてらしたので、今週の日曜は楊海さん目当てに早起きしてみよう。
 ……実は先週の日曜もかろうじて起きてTV見たはずなんだけど、どうやら半分寝てたようで、よく覚えていない。
 今週は楊海さんウィークに決めた。(……)

15:45


2005年05月27日(金) 本因坊戦 第二局、高尾挑戦者勝利

 本因坊戦 第二局、高尾挑戦者の四目半勝ち! 
 連勝だ。すごい〜〜! 

 19時少し前からネット中継観戦。日本棋院の「幽玄の間」の待合室(チャットコーナー)にぎやかだった。正確に読んでる人もいれば、勝手なことを言ってる人もいる。管理は骨が折れるだろうな……。
 でも囲碁界の為には、どうしたってネットシステムは必要だと思うので、どうか前向きに発展させてください。期待しています。

 張栩本因坊は、対局が混んでいて体調が万全ではないのかもしれないな。
 本因坊戦始まる前は、本因坊の防衛、と予想していた。今でもそう思ってる。でも高尾八段の活躍も見たいのよ〜! で、どちらの応援をしようか迷っていた。BS解説で、日本棋院一般対局室(らしい場所)で一般の方々へ「どちらを応援していますか」とインタビューしてる映像が放映されてた。そのうちのお一人が、「どちらにも勝ってもらいたい」と答えてらしたが、わたしもまさしく同じ気持ち。
 きのうは高尾挑戦者応援に傾いてたけど、今日は張栩本因坊応援だなあ。


 あっっ そうそう、今日幽玄の間にプロ棋士の方々が接続して見えてたが、その中に‘ヤンさま’というハンドルの方がいた! 思わずパソコンに向かって「あんたダレ!!」(失礼)と指差してしまったよ。
 あんたダレ〜〜〜っっ <落ち着け……

21:06


2005年05月26日(木) 本因坊戦 第二局

 本因坊戦 第二局、今日一日目。
 今度は日にち間違わずにBS録画したよ。

 解説 結城九段、聞き手 稲葉禄子アマ六段。
 とても安心して聞ける解説だった。稲葉さんの語り口が聞きやすいのと、結城九段がそれを受けて的確に応えてらしたからか。
 NHK杯などで、解説者と聞き手の会話がかみあってないと感じることがままある。まあそんなもんなのか? と思っていたが、結城九段は稲葉さんの振りをはぐらかしたりしない。やはりお人柄なのかな。
 もともと結城九段の解説が好きなので、今回のような大盤解説キャストはとてもうれしい。

 対局は早々にコウ争い。高尾挑戦者に悩ましい場面での封じ手になったらしい。
 数手手前で挑戦者が封じようとして、持ち時間の処理が合わずに少し進んだ、との事。その相談をしている場面で、本因坊も挑戦者も少し表情がほころんでいたのが印象的。
 このお二人は、以前同じ研究会で勉強してらした縁があり、結城九段は高尾挑戦者と秀行塾(だっけか)でこどもの頃から共に学んでいる仲、とおっしゃってた。いいなあ、そういうの。

5/27 0:14


2005年05月24日(火) 指導碁

 母の入院やらで、週一打ってもらっていた指導碁を4月末からお休みしていた。母小康状態になったので、先々週から再開。
 再開一局目は惨敗。
 そりゃもうひどかったな……。

 置き碁で指導碁なので、勝敗はたぶん二の次で、先生は盤上の大きいところはどこなのかとか、基本死活とか、基本手筋とか、一局の中で教えてくれようとしてるわけで。勝ち負けはあるけれど、これまでは‘大敗’って無かった。
 わたしのコンディションが悪かったことを差し引いても、悪過ぎたな。
 そんな最悪の一局でも、先生はちゃんと良い手を拾ってほめてくれる。ありがとうございます(涙)。しかしいくらヘボでもこんな始末じゃ教わってる先生に申し訳ないことこの上ない。

 あまりの不甲斐なさに、先週は気合いを入れ直して臨んだ。予習も少し出来たし、久しぶりに参加したネット碁で一勝したのちの一局で、結果わたしの一目勝ち。よかったー。
 人に何かを教えるのってたいへんだろうなあ。

 指導碁に関して、「初心者囲碁日記。」の may さんが 5月19日(木)「指導碁INハッピーマンデー」の記事の中でものすごく上手な例えをしてらして、膝を打った。

20:23


2005年05月19日(木) ゆうやけ

 GWは暑かった。室内最高気温25度超えてた。その後涼しくなったと思ったら13日(金)公式記録の最高気温13度とか。寒いって。暖房つけちゃったよ。
 きのうだっけか、風強かったの。それまでの東風から変わって南西の風。とたんにまた暑くなった。
 きのう夕方、PCを見ていた目をふと上げたら、窓から見える景色が全面オレンジ色に染まっててびっくり。オレンジ色の空、たなびくオレンジ色の雲、照り返す壁もオレンジ色。思わず窓に寄って、首を伸ばして見回してしまった。ヒカルがこんな色のTシャツ着てなかったっけ? と思った。
 今日庭にいた時、頭上を四機(だったかな)の飛行機が編隊飛行で通っていった。ぴったりと同じ間隔で雁形というか矢印型を作っていた。見とれちゃった。

2005(H17) 5/24 (火) 19:43 記
 上記は下書きを保存していたもの。いつにも増してとっちらかった文だよ。


2005年05月18日(水) 亡国のイージス

2005(H17) 5/19 (木) 記

 如月 行にほれちゃったよ………
 あーうー


「亡国のイージス」上巻ほぼ読了。ほぼ、というのは後半かけ足になってしまったので、下巻に入る前に少し戻って読み直しているから。
 前半ちんたら読んでいたのは時間が無いせいもあったけれど、嵐の前の静けさに、来る嵐の壮絶さが予測されて、読み進めるのを無意識にためらっていたからかもしれない。
 上巻後半、なすすべなく外堀をじわじわ埋められていくかの如き進行に、思わず読むスピードも上がってしまった。
 ヘボ囲碁に例えるなら、ここに二眼作るスペースはない、その上中央に出る道も外からじわっと封鎖されて、この大石をこの広さで取られたら一巻の終わり、なんとか、なんとか脱出する方法はないか、ってな場面でのあぶら汗滲む時の気分。(わかりにくい)

 でもって、作者の‘さあ如月にホレるがよろしい’と言ってる声を聞いてた気がするのに(気のせい)、まんまと、しっかりと、その声にのせられてる自分が気恥ずかしい。
 如月一等海士の特質を挙げるに、「孤独」と「やさしさ」、「ストイックな生き様」。
 あれだ、わたしにとっての王子様属性を備えてるんだ。やられたよね……。


2005年05月15日(日) 本因坊戦 第一局 など

 少しずつなんだけど蓄積している疲れが、そろそろ閾値越えか、今日は午前中寝てしまった。

 昼には起き出してNHK杯見た。
 淡路修三 九段 VS 知念かおり 女流本因坊、解説者:王 銘エン九段。
 結果、黒番 淡路九段の中押し勝ち。ううーん、知念本因坊、終始苦しい展開だったようで残念。対女流戦だと、自然、女流を応援するのでなんだか気が気じゃない。

 本因坊戦 第一局、熱戦だったなあ。
 また対局日を間違えて記憶していて、一日目見損ねてしまった。次はちゃんと確認すること。
 NHKBSの解説は武宮九段、きのうの囲碁将棋ジャーナルでは王銘エン九段の解説を聞く。
 武宮九段の解説は面白い時とそうでもない時と落差があると感じる。今回は面白かった。もしかして対局者に対する好き嫌いが多少おありなのかと思っていたが、そうじゃなくて対局の内容如何によって解説する熱意が変化するのかもしれない。
 銘エン九段の解説は軽快で楽しい。いつも楽しみ。
 第二局の解説は、山下敬吾天元と、結城聡九段だったかな。すごい楽しみ。

 以下、日本棋院公式サイトより転記
>>第60期本因坊戦挑戦手合七番勝負第一局
>>(毎日新聞社主催・大和証券グループ協賛)
>>張栩本因坊 vs.挑戦者 高尾紳路八段
>>結果、挑戦者の高尾紳路八段が232手まで白番中押し勝ち。
>>シリーズ開幕局は1日目の非勢から逆転で高尾が制し、先勝した。
>>第2局は5月26、27日に、鳥取県湯梨浜町「望湖楼」で行われる予定。

 以上。

15:50

21:43 少し改稿


2005年05月08日(日) NHK杯 (5/8)

 本日数週間ぶりにNHK杯観戦できた。
 彦坂直人 九段 VS 井山裕太 四段、という注目のカードだったから是非見たかったんだよね。井山四段の先番。
 といっても、母の面会に病院へ行く途中の車中で音声のみ、と病院に着いてから面会室で画面のみ、なので詳細はよくわからなかった。週刊碁の解説が早く読みたい。

 結果は、井山四段の中押し勝ち。おおー! 
 面会室では他にも数組の患者さん家族や面会の方々が見えていたので、音量を上げるわけにもいかず、わたしはコンタクトを入れていても矯正できない乱視があるので遠い画面だと盤面がぶれて見えない! ああ〜っ 今どうなってるの〜〜 とじりじりしてしまった。
 解説の石井邦生九段、穏やかな物腰のすてきな方だった。井山四段のお師匠とのことで、普段のエピソードなどを語っておられたのじゃないかなあ。聞きたかったなあ。

 あ、「EVER GREEN」様方ノーエさんが日記で観戦記を書いておられる。……彦坂九段の見損じがあったのかー。
 じゃあ中盤、白優勢に見えてたのは合ってたのか。

18:38


2005年05月05日(木) アニメーション

 こどもの日。ヒカルの碁ファンとしては感慨深い日になったなあ。

 きのう初めてTVアニメ「アイシールド21」と「ナルト」見た。
 アイシルはちょっと残念。画像も声質ももうひとつ。‘これはこれ’と割り切って見るには、続けて放映の「ナルト」の出来が良すぎる。これじゃ諦めきれないよー。
 個人的なキモはヒル魔っちの声だ。彼の声はハンサムじゃないと。ある意味色男なんだから。見続けていれば慣れるのだろうけれど、ヒル魔くんの声を聞いたとたん耐え切れずにチャンネルを変えてしまったので、恐縮だがこのアニメはなかなか見られないと思う。
 対して、「ナルト」はすごくいいじゃん! なんだなんだこの差は。わたしが期待せずに見たという点を差し引いても、いい作品だよね? 
 ナルトとサスケのけんかのシーンの、動きのなめらかさやスピード、カメラワークの軽快さにも目が釘づけになった。
 そうそう、ジャンプ本誌で読んでいた時にも、岸本氏はいい塩梅に白土三平版「カムイ(外)伝」や「サスケ」を消化してるなあと感じていた。今回サスケがナルトに止めを刺したつもりの技は、カムイ外伝の‘イヅナ落とし’じゃん、なつかし〜〜。岸本氏はリアルタイムで白土作品を読んでいるお年ではないと思うが、復刻版とかあるしね。

 声優さんには全く疎いのだが、先日たまたま見た「千年女優」の反政府活動家の画家青年役の声がえらいハンサム! と感動した。最後のクレジット見たら山寺宏一氏だった。さもありなん。
 わたしは音に対するセンスがないらしい。画像があると、その印象が先に入ってしまう。「千年女優」のその青年は、最後まで顔が判然としなかったから、声をしっかり認識出来たのだろう。
「千年女優」画像すごくよかったなあ。地味だとは思うけれど、このテイスト大好き。
 最後のエピソード、ってかエピローグにがくっと脱力させられたのが玉に瑕かな。押井監督版「攻殻機動隊」のエピローグで「えええ?! 〆がこれ?」とつっこみたくなったのと似てる。
 色彩や効果、動きなどの画面は「攻殻」もこの「千年女優」もとてもとても好き。この質感で、今市子氏の「百鬼夜行抄」アニメ化してくれないだろうか。

20:04


2005年05月04日(水) 第4回CSK杯結果

 第4回CSK杯、日本2位。
 優勝の韓国と僅差。よくがんばったと思います。お疲れさまでした! 

 日本棋院のサイトによると、日本の戦績は優勝韓国と勝ち点同じ、勝ち数同じ、で大将の勝ち数差で惜しくも敗れた、という結果。惜しい! 
 まあしかし順当じゃないかなとも思うし。来年に期待。

16:30


2005(H17) 5/5 (木) 20:07 追記

(以下、日本棋院公式HPより抜粋)
>>[最終結果]優勝-韓国、準優勝-日本、第3位-中国、第4位-中華台北
>>韓国・日本は勝ち点・勝ち数で並ぶも、日本チーム、主将の勝ち数で及ばず。

(抜粋以上)


2005年05月03日(火) 読んでる本

 2005(H17) 5/4 (水) 16:37 記 (項目が違うので記載日を分)

「亡国のイージス」ちびちび読み進め中。まだ上巻の五分の二くらい。病院付き添いの間に細切れに読むので、なかなか進まない。でも面白い。
 主役の一人の如月 行の風貌の描写で髪が長め、とあるが、わたしの頭の中ではなぜか短めに変換されてビジュアル化する。なんでかなあ。

 こないだ宮本佳野氏のコミックス「HEAT」読んだ。その中のブンちゃんをうんと冷やした感じがぴったりくる。硬質なイメージ。髪が長いと柔らかい印象を持っちゃうから、人物像としっくりこない気がしてしまうのかも。
 イージス、序盤の人間模様からして味わい深い。早く読みたいけど読み終えるのがもったいなくて、噛みしめながら読んでいる。
 映画「ローレライ」も観に行きたいんだけど、今は映画館に行く余裕がないな……。残念。

 宮本氏の「HEAT」も面白かった。ブンちゃん好きなんだよね。
 今回登場のサトシ(サトル?)くんはこれまでの登場人物とは少し毛色が違うみたいだ。新書館の読者を意識してるのかな、とちょっと感じたけれど、結果として幅が広がったと思うのでよし。

 ボーイズカテゴリでは「エス」英田サキ氏著、「ラブ&トラスト」1、2榎田尤利氏著、を読んでる途中。
 榎田氏は安定感あって好き。英田氏はネットでオンライン小説を読んでいてファンだ。オフラインの作品となると、オンラインとはまた違う感触になるんだろうなあと思いつつ購入。予想以上に面白かった。続刊があるようで、すごい楽しみ。


2005年05月02日(月) 母再入院 と十段戦 そのほか

 先月20日頃から母の調子が悪くなっていた。22日あたりから急速に悪化、発疹、熱発、24日(日)晩救急再入院。初回入院時より明らかに不調だったので、やきもきして数日過ごす。28日(木)改善傾向。30日(土)には点滴終了。
 きのう 5/1(日)妹らと面会に行った時は、顔色もまあまあよかった。少し安心。
 そんな様子で慌しい一週間だった。疲れたなー。あしたからようやく連休だ。


 そして 4/27(水)の十段戦 第五局は、趙治勲挑戦者勝って、立誠十段五連覇ならず。
 シ……ショック……

 対局は木曜日だとばかり思い込んでいて、五局目当日も応援観戦できなかったし。
 木曜朝、「趙 挑戦者勝利」の新聞記事見出しに目がとまった時の衝撃といったら。言葉を失うっつーか我が目を疑うっつーか、何かの間違いじゃないかとか、またわたしは何かを勘違いしてるのではとか0.8秒くらいの間にさまざまな思念が脳裏をよぎった。
 立誠十段悲しいだろうなあ。いや、そんな生半な気持ちじゃないか……。
 土曜のBS囲碁将棋ジャーナルで、三村九段の第五局の解説を聞いた。
 序盤から既に立誠十段押されてた? 下辺で白が団子にされたあたりからかな。
 三村九段の解説好き。この解説聞いて、ようやく落ち着いた。……わたしが悔しく思うのなんて全くもって僭越しごくなんだけどさ。

 趙挑戦者、十段復位おめでとうございます! 
 立誠十段、防衛ならず、残念でした。両者お疲れさまでした。熱戦を見せてもらえて楽しかったです。ありがとうございました! 

 週刊碁の、十段戦局後の談話取材記事に、「王は『相手が強かったということです』淡々の表情。」とあった。
 ああ、プロフェッショナルってすごい。


 気を取り直して、GWはCSK杯! 
 第4回CSK杯アジア囲碁対抗戦韓国・ソウル 5/1・2・3 って、今年はソウルで開催されてたのか。結果は……日本は中国に4−1で勝ち越し、韓国に1−4で負け越し。
 韓国首位独走中。
 あしたは 中国 対 韓国、日本 対 中華台北みたい。うーん、中国、粘れー。

22:05


嶋田 |HomePage