苦しいの沸点 - 2010年01月31日(日) ふと、立ち止まって考えてみた。 才能、ない。 私には、才能なんてなかった。 わかっていた。 だから、死に物狂いで努力した。 でも・・・。 努力だけじゃ、足りないことがいっぱいあった。 音楽や、芸術は、少しの才能と大きな努力がなければいけない そんなこと、今更、気がついた。 私は、努力は惜しまなかった。 もともと、要領が良い方じゃない。 言われたことを、その目標に向かってがんばった、だけだ。 従兄弟が、芸術関係にとっても才能があることに気がついた。 まだ、中学生。 ピアノ、絵、クラリネット・・・。 私みたいになってほしくない。 でも、今はまだ純粋に楽しんでいる。 そう、それでいいんだよ。 絶対に、私みたいになっちゃダメだよ。 誰にも相談できないと、私みたいに潰れるよ? きっと、従兄弟の親もそう思ってるハズ。 ここまでの状況になるまで、10年。 まだまだ、病気は予断を許さない。 才能、あるから、大丈夫かな。 わからないけど、ただ、今の楽しい状況を忘れないでほしい。 私には、楽しい記憶は、遠く薄れて、苦しい、あの状況しか、思い浮かばない。 レッスンの帰り道。 絶望に包まれながら、一人寒い中待った電車。 涙も出なくて、視界が狭くて、どうしたらいいかわからなかった、あの帰り道。 今でも、その情景だけは、しっかりと覚えている。 どうやって、帰ってきたかは、覚えていない。 きっと、普通に電車に乗って、バスに乗って帰ってきたんだろうけど。 苦しい、そう言えたならどんなに楽だったか。 感情は、そのときに無くなってしまったんだろう。 楽しい、苦しい、はしゃぐ・・・その他もろもろ。 苦しいは、今でも感じる感情。 沸点が高いから、なかなか苦しい感情も出てこないけれど。 ふと、立ち止まってここに書く場所があってよかった。 ありがとうございます、エンピツさん。 不定期更新のこの、星の降る丘、今年も宜しくお願いします。 ...
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