no title - 2003年10月23日(木) かんかん照りの昼礼で、どんなに辛くても倒れられなかった高校時代から、何も変わってはいないのかも知れない。 あの頃憧れていた、今も大好きなひとは、成長したと褒めてくれたけれど。 そりゃあ。 ただ安穏と生きていても、生きるスキルは身についていくよ。 それは澱のようなもので、垢のようなもので、恍惚のひとになるその時まで、 我々を守る武装だから。 目の前で立ち枯れようとしている木をどうすることも出来ずに、自分の非力を嘆いている、身を守る毒もトゲも持たない、裸の幼虫のような生き物。 己が食い荒らしたせいで、その木が枯れようとしていることにすら、気付かずに。 ネオテニーなんかクソ喰らえだ。 ... F for Fiction - 2003年10月17日(金) 電話でアルファベットを聞き取る機会があったんだけど、どうしてもSだかFだか聞き取れない。 私はFのような気がしたので、フィクションのFですか、と聞いてみた。ら。 「アイウエオのエ! サシスセソのス!」(←キレ気味) ……うん、単品でエスって言われるよりは聞きやすかったよ、ありがとう……。 ところで一般的にFと言ったらなんだろうね?(いや、Fワードでなく!) Aはappleとか、遥か昔に学校で習った気もするのだけど思いだせない。 咄嗟にFictionと言ったのはSFが浮かんだからだったけど、なんだかとても私らしくて、笑ってしまった。 ... 金木犀 - 2003年10月03日(金) 彼女の好きだった花の匂いに、思い出すのは別の人で。 彼女がその季節を真っ先に分け合う相手も、きっと今は私ではない。 それは素敵なこと。 それは淋しいこと。 ...
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