○プラシーヴォ○
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スタッフくんの家へ行った
マッサージをしてもらいに
1時間マッサージをしてもらって
私が買ったプリンを食べて
自分の分も、食べて食べてって何度も味見させてくれて
いつもだったらきっと、この後セックスしてた
私の足を足で触って、そういう、雰囲気だった
でも、私もどうしていいのか分からず
「帰る!」
と言って、帰り支度
「駅まで送るよ、あ、晩ご飯食べる?」
と外に出たものの、まだ時間が早くて
ご飯屋さんがことごとくあいてない
残念
またもや、駅の改札で私が階段を降りるまで見送ってくれるスタッフくんに
胸がしめつけられる
でも、洗面所にあったピンクの電動歯ブラシを思い出して
しっかりせねばと思う
彼女さんが、いるんだから
しばらく会わなくて
連絡先も消して
やっと忘れられたと思ったのに
好きだと
思ってしまった
好きで好きで
どうしようと
またもや、胸が
苦しい
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