○プラシーヴォ○
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愛人ちゃんが、今日で職場を退社する。
もう言ってもいいかなって、
スタッフくんと私がセックスしていたこと、
そのせいで、愛人ちゃんに優しくできなくて申し訳なかったことをメールした。
ああもう、隠しごとしなくていいんだ。
明日、スタッフくんに怒られるかな。
だったらそこまでの関係だし。
スッキリした…。
愛人ちゃんに本当のことが言いたくて、スタッフくんを無視し続けるのが正しいことなのか、もう分からなくなって
帰り道に
「天使ちゃん、どうしていいのか分からないよ」
と泣きながら歩く。
本屋さんでふと読んだ、メンタルヘルスの衛藤先生の本で 「こんなちっこい職場で、自分の得のために、同僚を無視するなんて、私は、小さいなあ」
と大泣き
違う本屋では、スピリチュアルな本に、
「自分が不快に思うことを黙って受け入れてると、どうぞ自分を不当に扱ってくださいと発信しているようなものだ」
と、いつになくきっちり厳しく書いてあり、
よし!言いたいことは言って、自分の人生に責任を持とう!と、愛人ちゃんにメール。
でも、わざわざ私とスタッフくんが関係があったことを伝える必要は無いかなと思い、
私が不機嫌なのは、あなたのせいじゃないけど、どうしても優しくできないの。
とメールしてみました。
天使ちゃん、ありがとう。
「どうして愛人ちゃんに、私ともセックスしてたことを言わないの?」
とスタッフくんにメール。
返事無し。
「どうしてって聞いてんだよ� 答えないなら、もう職場で話しかけないで」
返事無し。
はい、分かりました。
次の日、朝からスタッフくんと一言も話さなかった。
つんつん…と肩をつついてくるが、完全無視。
ああ、すがすがしい。
こんなにエゴの言いなりになってたら、人間的に成長できないかもしれないけど、
私が愛人ちゃんのことを知って、半年間死ぬほど苦しかったのを知って欲しかった。
これからまた、軌道修正していこう。
愛人ちゃんは昨日の服&荷物そのままで異様に早い出勤。
逆に、スタッフくんは遅刻。
これは…、またもや…。
と、ため息。
最後の試練だ、この吐きそうな込み上げてくる悲しさと向きあって…。
でもやっぱり、スタッフくんと話たくなくて、
「見て見て、腕が腫れちゃって〜」
と私に見せてくるのを完全無視。
「へえとか、ほおとかくらい無いの!?」
というスタッフくんに
「なんで話しかけてくるの?なんか用事ですか?」
「いや、ただ話がしたいだけだよ…。 あ、そうだ!昨日学校でリウマチの勉強してん!」
と、いそいそと資料を持ってきて説明してくれる。
私だったら、こんなに拒否られたら絶対にへこむかキレる。
この数少ないスタッフのなかで、空気を乱したくないだけなんだろうけど、すごいなあ。
「何してるの?」
「…カレンダーを見てるんです」
「何が知りたいねん!そこに書いてることくらい、俺が全部教えたるわ!」
「この祝日の感じとかを見るのが好きなの!もう、私のことは放っといて(泣)」
すごく食らいついてくるスタッフくん。
なんなんだ〜!
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