○プラシーヴォ○
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密かに好きだった患者さん
『分かりました!僕にまかせてください!!』
と、同僚のT先生がマッサージをしながらいろいろ聞きだしてくれました。
彼女がいること。
もうすぐ、結婚するかもしれないこと。
彼女を誤解させたくないから、女性とは食事も映画も 2人きりでは絶対行かないこと
彼女がいることは分かってた
でも、一緒に食事にもいけないなんて
『すいません、役にたてなくて』
T先生が申し訳なさそうに言う
ううん、こんな私なんかのために
いろいろ聞いてくれてありがとうね。
始まってもいなかった私の恋
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