暗行記...不夜

 

 

おとぎの国 - 2011年11月27日(日)

この島では戦争は起きません

侵略者は来ず

ミサイルも飛んでこなければ

テロの脅威にも晒されません



この国の経済は破綻しません

景気は上がり続け

給料も上ります

当然終身雇用制です



この大陸は災害は発生しません

津波・地震・噴火など

あらゆる災害がおこりません



こんな国なら軍隊も武器も

あらゆるものへの対処法や備蓄

危機管理や避難訓練まで必要ない



この国はそんな思いが溢れている

いつでも身近に

場合によっても直ぐに我が身に起こり得る

あらゆる害や災難が

自分だけには起こらないと笑っている



なぜ?



危険なものはすぐそこにあるのに

なぜ自分は触れないと信じて疑わない



ありきたりな言葉だが

平和はタダではないんだ

安全や救済にしてもね



全員が必死に努力して

やっと少しだけ結果がよくなる

その可能性が上がるかも知れない程度だよ



日本人は気付こうよ

周りには日本の害になるものが

恐ろしいほど溢れていることを


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映写記 No.103 - 2011年11月26日(土)

『最高でダメな男 築地で一番ダメな男』
『最高でダメな男 TSUKIJI流』
『最高でダメな男 かんからちん』
『幸せの教室』
『スキャナー・ダークリー』
『プリンセス・トヨトミ』
『メン・イン・ブラック3』



No.1026〜1032


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『 モモへの手紙 』 - 2011年11月21日(月)

理不尽なことは

生きていいれば毎日だって起こりうる

生きることが嫌になり

全てを捨てても消えたいと思うことも



私は子供がいることで救われている

嫌なことも

下らないことも

あの笑顔があれば忘れられる

また明日からの糧になる



人は1人で生きていくほど

強くはできていないのだろう


簡単に壊れるし

簡単に直らない



そして1人だけで生きている人など

そうはいないのだろう



ただ気づかないんだ

本当はたくさんの人が見守っているのに

近くに優しい人たちがいるということに





『モモへの手紙』
      No.1025


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『SP 野望編』『SP 革命編』 - 2011年11月19日(土)

革命とは血を流し

多くの命の上に成り立っている



彼らは革命に

家族や子供たちへの未来を思う



だが革命される方にも

同じように家族や子供たちがいた



皆がただ幸せを望めば

この優秀な人間という種族は

いつだって革命も戦争も起こさず

暮らすことができるだろう



ただこの人間の欲望は終わりがない

小さな幸せを得れば

大きな幸せを探し

またさらに大きなものを探しにゆく



革命が全ての民の幸せを目指すのならば

それは素晴らしいことだ



だが革命がただただ幸せの恩恵が

誰かから誰かへ渡るだけだった場合

流れた血は

いったい何のための犠牲だったのだろうか





『SP 野望編』『SP 革命編』
           No.1023〜1024


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【 光媒の花 】 - 2011年11月09日(水)

すぐ先の未来に何があるかはわからない

でも誰もそんなことは気にせずに生きている



死も恐怖も転がっているし

幸せも奇跡も目の前にあるかもしれないのに



紙一重で避けたり逃したりしながら

平凡な毎日を過ごしている



いつか来るものは

幸せや奇跡だと信じて疑わず



目の前を溢れる死を

飛び石のように避けながら





【 光媒の花 】道尾秀介
     No.749


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【 百年の家 】 - 2011年11月08日(火)

家は家族をずっと見つめ続ける

そして人間の社会をもずっと



彼らはこの社会と生活をどう思っているだろう



どんなに発展しても

人は変わっていないのかもしれない

争い続け殺し続け


壊しては壊しては作り直し


幾年も同じことを繰り返している



家は本当は思っている

一つの家族が

ずっと幸せに家と寄り添って欲しいと



どの家も笑顔で溢れるように


悲しみも家の中でゆっくりと癒してほしいと




家が嘆いている

家の中でいがみ合う家族に

安易に家を壊してしまう社会に






【百年の家】絵本
     No.748


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書室 <その他> - 2011年11月06日(日)

【春の夢】宮本輝
【17歳のポケット】山田かまち




No.746〜747


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