暗行記...不夜

 

 

アサシン・クリード ブラザーフッド - 2011年01月30日(日)

名も無き者たちが

この世界を少しずつ導いてゆく



平和へと

みなの笑顔へと



為政者や力を持つ者が

数秒や一瞬で破壊したものを



彼らは信じられない程の

時間と労力を惜しむことなく費やし



命をそのために散らそうとも

理解されず消え去ろうとも



ただ黙々と黙々と



歴史にも世の中にさえ留まらず



小さきか弱き力で導き続ける


...

『 美しき野獣 』 - 2011年01月22日(土)

使命のために死ねるか?

そう問われれば

すぐに「死ねる」とは答えられない



結果としてそうなるのは別として

そこまでの使命を持つ仕事はあまりない



私は放射線技師だが

命を懸ける仕事はここにはない



使命も懸けるべきロイヤリティも

私が立つこの場には無い



命は惜しいが懸けるべき仕事があることが

羨ましくもある



戦える仕事

意味のある仕事



この腐りきった社会には

見当たらない



『美しき野獣』
     No.986


...

『 冬の小鳥 』 - 2011年01月18日(火)

守ることは大切だが

それでは守人が失われた時

あの子たちは道を失う



必要なことは理解を咀嚼させること

どこか遠くの国の出来事を

君の身に起きたんだということを



悲しみは無くならないが

悲しみが溢れる道は生きるには辛過ぎる



けれどまだ希望や幸せが

その道には溢れていると伝えてあげなければ





『冬の小鳥』
    No.985


...

『 マラソン 』 - 2011年01月09日(日)

どちらが正しいかわからないことがある


必要なことは


それを信じ続けるかどうか




正しいからとではなく


自分自身が決めたことをやり続けると




世の中正しいと簡単にわかることなど

極僅かしかないのだから





『マラソン』
    No.984


...

『 英国王のスピーチ 』 - 2011年01月08日(土)

肩書きも身分も

信念と信頼で築いた心には適わない



友とは

互いに信じ敬い戦えること


家族とは

一心に信念をもち守れること




これだけさえあれば

それからの人生は幸せしか訪れない





『英国王のスピーチ』
        No.983


...

【 背の眼 】 - 2011年01月03日(月)

霊がいるとかいないではなく


いてくれたら

もし見ることだけでもできたなら


大切な人ともう一度逢える



霊たちを温かい目で迎えられる


そんな人たちに幸せな涙を流せた




大切な人ならば

怖くも不気味さもなく

ただただ嬉しいと想えるだろう



【背の眼】No.710
   道尾秀介


...



 

 

 

 

暗行記 目次
軌跡   岐路

手紙  掲示板
 寂しがりやな豚ちゃんたちの旅跡