| 暗行記...不夜 |
10年後の未来 - 2005年09月23日(金)
環境という言葉
溢れている言葉
未来は失われている
未来は光輝いている
どちらも
考えるということ
それは
いつか未来を変えてゆく
例えば１円の募金
例えばペットボトルの分別
例えば自転車に乗る
いつか自分には
清々しい空になって帰ってくる
どんな食べ物よりも
美味しい空気を積んで
恐れていても
楽観していても
必ず未来は存在する
そこに人と云う
生き物の有無に関わらず
私は死ぬまで
楽しく生きたい
この星で
この地で
美しいこの地球で
...
骨髄バンク - 2005年09月19日(月)
臓器提供意思表示カード
死んでしまった自分を
必要なら
ミンチにされても構わない
骨髄バンク登録カード
移植には激痛を伴う
それでも
失うものは何もない
存分に使っておくれ
ただ
本当に生きたいと
心から願う人だけに
プレゼントしたい
私の一部が
支えとなりながら
一生懸命行きたいと
願うのならばいいさ
...
神楽坂 - 2005年09月18日(日)
新しい町には
そこにしか無い薫りと
そして風がある
人間が最後に
果ててゆく地には
自分自身に
ぴったりと填る
死地にふさわしい
ものがある
自然と人は皆
そういった土地で
くちてゆく
...
煙草 - 2005年09月12日(月)
無理をすれば
すぐに消え去り蝕まれる
しかし
ゆっくりと願えども
少しずつ蝕まれる
灰に想いを託しながら
燃やすものが
完全に失われる未来は
ミナイヨウニ
キヅカナイヨウニ
どうして
この１本の薫りを選んだ
どうして
この１本に今火を灯した
...
ほどあいの宿 守田屋 - 2005年09月11日(日)
いい旅館の条件は
一度足を踏み入れたときから
次にそこから出るのは
旅館を後にする時である
出たいと想わせない
細部まで驚きと安心を与える
そんな館だろうか
料理は五感で味わえる楽しさ
温泉は癒しと自然の清々しさ
部屋は落ち着きと小さな配慮
館には静かな
そして新しいジャズの響き
風呂傍には
自然が生んだ美しい水
そこにあるもの全てが
心を休ませ邪を封じてくれる
磐梯熱海温泉
ほどあいの宿 守田屋
...
映写記 No.49 - 2005年09月10日(土)
『ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ』
女帝とは
こんなにも哀しい
けれど
だから美しい
『ﾌﾞﾚｲﾌﾞﾊｰﾄ』
覚悟は意思の前には
簡単に差し出せるもの
『ﾐｻﾞﾘｰ』
怖いよ〜怖いよ〜
『ｲﾝﾃﾞﾍﾟﾝﾃﾞﾝｽ･ﾃﾞｲ』
ありがちなんだけれど
これは本当に感動してしまったよ
『ﾎﾞﾙｹｰﾉ』
『ｳｪｽﾄ･ｻｲﾄﾞ物語』
『ﾐｸﾛｷｯｽﾞ』
『評決のとき』
『ﾜｲﾙﾄﾞｼﾝｸﾞｽ』
No.430〜438
...
『 OLD BOY 』 - 2005年09月09日(金)
15年の監禁
空白の時は永遠に
大切なものも
愛していたものも
それどころか
生きている証しすら
生きている意味すら
今生を受け
26年４ヶ月目
この年この時間
永遠に戻らない
進み続ける刻
その中で自由が
どれほど幸福なことか
『OLD BOY』
No.429
...
『 メゾン・ド・ヒミコ 』 - 2005年09月04日(日)
隣に誰かがいるから
やっとやっと立っていられる
能面を被った顔が綻び
朱を帯び
静かな潤いがゆるりと落ちる
当たり前のことだけれど
奇跡のように温かいこと
『ﾒｿﾞﾝ･ﾄﾞ･ﾋﾐｺ』
No.428
...
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寂しがりやな豚ちゃんたちの旅跡
