白痴日記
白痴



 恋と雪

電話ボックスから見た
降り続く雪.
硬貨をかじかむ指先で,落としながら.

あの恋は苦くて,孤独だったけれど.
でも一生懸命だった記憶は
ずっと私を支えてくれている.


2017年11月28日(火)



 秋の20時前

じりじり,わきあがる
吐き気がする寂しさ.

どこか飢えていて
ずっと飢えていて.

仕方のないことだと,
目を逸らすけれど
べったりと,はりついている.

2017年11月14日(火)
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