部長motoいっぺい
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というわけで、本日より東京出張。
行って参ります。
2004年01月29日(木) |
ウラシマタロウに褒められた |
今週は、月曜日から木曜日まで、終日会議に出席。月曜日から水曜日までの会議と、木曜日の会議は一応別物だったのだが、出席しているメンバーはほとんど同じだった。
週前半の会議の進行役のJさんは、5歳の時から高校を卒業するまで日本に住んでいたらしく、ケント・デリカット級の日本語を話すことができたので、とても驚いた。
木曜日の会議においては、そのJさんはオブザーブ参加だったため、偶然に僕の席の隣になった。昼食時に、日本語で話をしたのだが、
「東京オリンピックの頃は・・・」 とか、
「アテンションプリーズがハヤってねぇ〜」 とか・・・(汗)
いやはや、僕も相当な浦島太郎だが、年季の入ったウラシマタロウに遭ったものだ。
そのJさんが、週前半の会議での僕の発言の仕方について、褒めてくれた。いわく、
「駐在2号。さんの発言は、意図がはっきりしていて、主旨が良く伝わりました」 と。
Jさんいわく、日本人の会議出席者は、英語の理解力が悪いことを割り引いて考えても、やはり引っ込み思案で、発言をあまりしないという。また、発言をしたとしても、何をして欲しい意見なのかがはっきりしないため、アクションアイテムとして取り上げにくいとも言っていた。
お世辞で「英語が上手ですね」と言われたことは少なくないが、会議での主張や姿勢について褒められたのは初めてだったので、本当に嬉しかった。
2004年01月28日(水) |
息子の英文読解(後編) |
昨日の日記の最後に、姑息な文字の変わるエンピツ投票ボタンとして、「これを読んで、大変そうだな、と思ったら一票!」なんて書いたら、実に36人もの方が(当社比、数倍増)、投票ボタンを押していただいたようです。なんだか応援されているようで、とても嬉しくなりました。本当にありがとうございます。
今日の日記は、昨日の続きになるのだが、息子の英文読解を手伝っていて、気がついたことを書き留めておこうと思う。
英文を読んでいて、当然ながら分からない単語が出てくる。ちなみに2nd Gradeの子供が読む本であっても、僕が知らない言葉、イディオムが出てくることが少なくない、っていうか多い。
例えば、今日読んだ本の中だけでも ・spitball = 紙つぶて ・down in the dump = 意気消沈する ・be in for it = 困ったことになった ・crack up = 気がふれる ・Pipe down = 静かにしろ ・a matter of days = a few days = 数日 ・horse around = 悪ふざけをする ・clobber = 圧勝する などを、調べる必要があった。
息子(僕)が知らない単語やイディオムがあった場合、僕がWeb辞書を調べて息子に説明するのだが、これがなかなか難しい。というのは、息子に分かるように簡単な日本語にするのが、案外難しいのだ。
僕なりに、息子に分かるような簡単な言葉で説明しているつもりなのだが、日本語の語彙も不足している息子にとっては、理解できないことも少なくないらしい。困ったことに、息子は僕の説明が分からない時に、「分からない」ということをあまり言わないため、一つひとつ分かっているかどうかを、確認する必要もある。
息子が何故、分からないことを分からないと言わないかについて、僕は長いこと「僕が怖くて聞けないのかな」と思っていたのだが、最近別の仮説を思いついた。
それは、「分からないことを聞くという習慣が、身についていない」というものだ。その仮説は、息子のこれまでの生活環境に思いをめぐらせた時に、突然思いついた。
息子は、5歳の時に突然英語の世界に放り込まれ、その世界においては「分からないことを、聞くことすらできない」状況だったと言える。そういう状況に置かれた彼にとっては「分からないことが、ごく自然なこと」となり、「分からないことは、聞いて確認する」という発想にならないのかもしれない。また、そうでもしなければ、これまで英語社会の中で暮らしてこれなかったのかもしれない。
そう思ったとき、息子には申し訳ない気持ちで一杯になったが、「それはそれ、これはこれ」と、今日も息子に英文読解をさせ、分からないところを分からないと息子が言わないと、どやしつけるカミナリオヤジなのであった。
2004年01月27日(火) |
息子の英文読解(前編) |
年末に日本に帰国したときに、息子が双方のおばあちゃんに「英語が難しい」と弱音を吐いていたらしい。まあ、無理もなかろう。日本語をしゃべりだすのすら遅かった息子が、日本語の成長の過程で今度は英語の世界に放り込まれ、たった二年半で英語を「理解しろ」ということに無理がある。
とはいいうものの、息子がかなり自信を失っているという事実が判明したため、年明けからは、おだてて褒めて伸ばすという風に、教育方針を若干修正した。
加えて、英語の理解を促進させるため、いよいよ本格的に「英文読解」を始めることとした。
これまでも、英語の本読みは行っていたのだが、理解を求めるレベルには達していないと判断していたため、ほとんどの場合、いわゆる「読むだけ」の本読みを行っていた。
しかし、学校から出される宿題も、徐々に難しくなってきて、例えば「この文における "That"は、何のことを指すのか」といった、指示語問題なども増えてきたため、読むだけではなく、「読んで内容を理解する」ということが本格的に必要になってきた。
ということで、ここのところの夕食後は、小一時間程度、息子と一緒に英語の本を読むようにしている。難しいのは、やはり日本語自体も語彙が不足しているので、訳してあげれば良いというわけではないということだ。場合によっては、英語は知っていても、日本語を知らないこともある。
また、中学生に対してするように、「関係代名詞」なんて概念は教えられないので、今のところは「英文を頭から訳していく」という手法をとっている。
【例文】 We need someone who can really get the team into shape for the big Thanksgiving game.
私たちは必要です。 (だれを?) 誰か。
私たちは誰かが必要です。<中間まとめ
(どんな人が必要なの?) 本当にゲットできる人。 (何をゲットできるの?) チームを形にゲットできる。
私たちは、本当にチームを形にゲットできる誰かが必要です。<中間まとめ
(何のために?) 大きなサンクスギビングのゲームのために。
私たちは、大きなサンクスギビングのゲームのために、本当にチームを形にできる誰かが必要です。<答え
※青字括弧内は、僕の合いの手。
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