かなしいうわさ
home 日記の表紙 前↓ 次↑


2010年06月16日(水) ド追記

9日付の日記に、ちょっと追記。

あの文章は俺にとってビンゴ過ぎたので、少しでも多くの人に読んで欲しくて何の説明もなく転載してしまったんだけど、
ちゃんと説明を書くべきだった。



まずは、言葉足らずな俺の日記に、もともとこのmixiのコミュニティを教えてくれたボヨ氏がtwitterで補足してくれたまとめを読んでほしい。
http://togetter.com/li/29510
これまた俺にとってビンゴ過ぎる話で、基本的にこれに追記することなんてない。
でも引用ばっかりで自分の言葉で語っていないので、クソ蛇足だけど、少しだけ。





拠り所なんて手前でいいじゃん、と俺は思っている。
だから、JahもLoadもGodもJesusもChristもBuddahもAllahも神も仏も、どうでもいい。
居てくれていい。居なくてもいい。どっちでもいい。好きにやってくれよー。
俺はレゲエという音楽から、ジャーという神を崇めれば幸せになれる!なんて学ばなかった。
レゲエの持っているタフさ、せつなさ、のんきさ、のっぴきならなさから、
切実に、真摯に、ド真面目に、「なんだっていいじゃん。」と、勝手に学んだ。
俺のジャーは、エチオピアの皇帝なんかじゃ断じてない。
俺にとってのジャーは、俺の中のジャーだ。俺だけのジャーだ。
だから俺はジャー、ラースタファ〜ラ〜イと大声で叫ぶのに何の躊躇もない。
キリストを崇めまくるゴスペルだって躊躇なくノリノリで歌える。

ああロードよ、俺の歩く道を明るく照らしてくれ〜

うん。いいぞ。
ロードはおれのなかにいるロードだ。

おれにはおれがついている。



もっと言えば。
ストレートエッジのアーティスト聴きながら肉食ったりセックス楽しんだりしてもいいんだ。
とんでもなく貧乏で明日抗争に巻き込まれたり餓えて死んだりなんてさっぱりしなくても、ヒップホップを聴いていい。
日本のなかにいる限りマイノリティでもないし歴史のなかで決定的に徹底的に虐げられてはいないけど、ムーディーマンやURを聴いていい。
ドラッグどころかお酒をちょびっと呑んだだけで真っ赤になっちゃっても、Ash Ra Templeを聴いてもいい。
クラブどころか、人前に出るのもおっくうで家にばかりいる人でも、CONGO NATTYを聴いていい。
暗い人でも、じゃがたらを聴いていい。
東京は燃えてないけど、クラッシュを聴いていい。

つか、聴くべきだ。
お前にはお前がついている。




テーゲー。マイペンライ。ケンチャナヨ。エエカゲン。スーダラ。スーダラスタファリズム。 
freak in freak out!ヽ(´ー`)















ネリーさんだ象!











2010年06月09日(水) 俺のJahはエチオピアの皇帝じゃねえええええええ

6/17 ちょっと追記しました。
http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=73064&pg=20100616






KusoBoyoBoyong氏と呑んだとき
ラスタはよいさ。でも、俺のJahはエチオピアの皇帝じゃねえ!
という話になった際に教えてもらったmixiコミュの口上が最高だったので転載。






http://mixi.jp/view_community.pl?id=438141

JAH NO DEAD!

▼スーダラスタ宣言


スーダラスタは、レゲエをこよなく愛すが、ラスタファリズムを支持しない。
ハイレ・セラシエは、とんでもない反動野郎であり、
そもそもなんでエチオピアの国王を日本人である我々が崇拝しなければいけないのか。
「ああ、諸君、人の人生のなんと短いことか!どうせ生きるなら、王を踏みつけて生きよう。」(シェイクスピア『ヘンリー四世』より)
我々が崇拝するのは、平均(たいらひとし)である。
彼こそが我々のジャーである。
「だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は、得られないんだよ。」(スナフキン『ムーミン谷の仲間たち』より)
でも平均は人間ではない。
植木等が演じる表象であり、我々の希望が具象化されたスクリーンの中の光影だ。


スーダラスタは状況主義者である。バビロン=スペクタクル社会(会社)の内部から、スーダラに抵抗する。
天性の不真面目さを持って、ゴマをすり、ホラを吹き、ペルークをし、ときには労働を拒否し、遊びながら、新たな状況を構築する。
スイスイスーダラスタ、スラスラスイスイスーイと下流社会を成り行きまかせに水平にデリーヴしてみせるが、
けっしてそれは受動的態度ではない。あくまで能動的に、だ。
映画『ロッカーズ』を見よ、貧乏なくせに余裕感たっぷりの似非ラスタたちが街をギラギラと漂流しているだろう。
「オレは歩くカミソリだぜ。近づくと危ないぜ」(ピーター・トッシュ『Stepping Razor』より)
スーダラスタは、街の似非ラスタ=ルードボーイの根拠なき楽勝感を愛する。
江原啓之もまだ指摘していないが、平均は、ウェイリング・ウェイラーズ時代のボブ・マーリーにオーラが似ている。


スーダラスタは、ラスタファリズムの転用である。
ラスタファリズムはキリスト教の転用である。
だからスーダラスタはキリスト教の転用の転用である。
グルグルである。
またスーダラスタは、仏教の転用である。
「分かっちゃいるけど、やめられない」とは浄土真宗の教えである。
我々は煩悩具足の凡夫/梵夫(ぼんぶ)なのだ。
さらにスーダラスタは、ヒンドゥー教の転用である。
「スーダラ」とはサンスクリット語の「シュードラ」、つまりカースト制度の最下層からの革命的転用である。
このように既存宗教のおいしいとことだけを剽窃し、自分だけの新しいスーダラ・スピリチュアリズムをつくりだせ。
そして誰とも共有せず、自分の心の中でこっそり育てよ。


スーダラスタは、スチャラカンナビストである。
「スチャラカ」と「スーダラ」の相性は抜群だ。
ラジカル・ガジベリビンバ・システムの宮沢章夫によって、この言葉は「スチャダラ」に合成され、
3人組のヒップホップクルーによって世に広められた。
ラスタがカンナビスを求めるように「スーダラ」は「スチャラカ」を求めるのだ。
よって、スーダラスタは、ジャーのガイダンスに従って、ガン・ジャーをスチャラカに肯定し、吸うダラに実践する。
ジャー(Jah)の頭文字で繋がるジャパンとジャマイカは、同じ神の草を共有するわけだが、
ジャーとはあくまで平均であり、決して皇帝や天皇ではない。


我々のジャー、平均には二人の父がいる。青島幸男と植木徹誠だ。
「スーダラ」のコンセプト・メーカー青島幸男の功績は都知事になった瞬間、崩れ落ちたが、
植木等の実父、植木徹誠の影響力は、スーダラスタ思想に深く根付いている。
若い頃はプロの義太夫語りを目指した蕩児であり、やがて大正デモクラシーの影響でキリスト教の洗礼を受け、
社会主義者として労働運動に参加したかと思いきや、一転して僧侶になって部落解放運動に尽力した人物。
同様にスーダラスタ思想は、「主義」に縛られない。
重要なのは常に現実社会の出来事だからだ。
それに対応するためなら、いかなる「主義」をも利用する。原理主義以外なら。
スーダラスタ主義というものがあるとすれば、それは原理主義の対極にある。
スーダラスタは、潔癖な理論家ではなく、しなやかな実践家である。


スーダラスタの教えで大事なことは、
タイミング(JAH GUIDANCE!)にC調(POSITIVE VIBRATION!)に無責任(EVERYTHING'S GONA BE ALRIGHT!)。

▼スーダラスタ節
(C.J.ハーポ作詞・萩原哲晶作曲)

ちょいと一服のつもりでキメて
いつの間にやらマンチー状態
気がつきゃクラブのソファーでストーン
これじゃ世間にいいわきゃないさ
分かっちゃいるけどやめられない
あソレ
吸い吸いスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
スーラスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
吸い吸いスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
吸い吸いスーダラスタ スーダラスタ吸いー吸いっと

狙った収穫見事に外れ
頭カッときてアムスに直行
気がつきゃ財布はスッカラカンのカーラカラ
梵好きで金持ってる奴ぁないさ
分かっちゃいるけどやめられない
あソレ
吸い吸いスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
スーラスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
吸い吸いスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
吸い吸いスーダラスタ スーダラスタ吸いー吸いっと

一目見た娘にたちまち惚れて
よせばいいのにすぐ刈り取って
捕まえたつもりが逆に捕まった
俺がそんな量持てる訳ぁないさ
分かっちゃいるけどやめられない
あソレ
吸い吸いスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
スーラスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
吸い吸いスーダラスタ スラスラ吸い吸い吸い
吸い吸いスーダラスタ スーダラスタ吸いー吸い











2010年06月07日(月) どんどん季節は流れて

家族会議
昨日の家族会議にて、おれの金で箱根旅行に行くことが議決されました。
姉夫妻分もおれ持ち。予約も運転もルート決めも食事も父親の酸素ボンベ手配もおれ担当。
そうしないと決まんねえんだもん。
父親はすね出すし姪は踊ったり泣いたりするし。











モーノ、ブ ロコォォォォ!!!

通勤途中で見たツイッターで、信頼できる筋がこぞって褒めているブラジルのバンドが来日中とのこと。
お、ペドロ・ルイス・ア・パレージのやつがやってるサンバ・ロックバンドかー、
おもろそうだなー、と思って会社あがってからふらっと行ってみた。


最っ高だった。バッコバコに踊りながらニヤニヤ止まらず!


サンバ仕様のマノ・ネグラ! 全然オーラのない普通のあんちゃんたちがブチまけるストリートシンフォニーwithパーカッション!
ソウルでもジャズでもロックでもレゲエでも、ドラムブレイクのすっげぇかっこいい曲ってたくさんあるじゃないですか。
そのかっこいいとこだけがずーーーーーっと続く感じ。それも低音ボンボンで。んでそこに乗る歌がいいんだ。
ひたすらに楽しいんだ。
まっすぐできれいなんだ。
洗練とやんちゃがごったごたなんだ。
そりゃあニヤニヤも止まらなくなるよ。 




あんたらフジロック出なさい。Manu Chao、rafven、gogol、SFU、次はあんたらだ。

んで、客も良かった。
いつものライブの客層と一味違う。スカッとした人ばっかりっぽい!異国!
ライブ始まる前からワイワイしまくり。そして音が始まれば、思い思いに体を揺らす。
ゆったりと。ビョンビョンとジャンプして。腰をグイグイとグラインドさせて。手を振りまくって。くるくる回って。プルプル震えて。
そして全員が笑顔。笑顔がいいんだよ。本当にかわいい笑顔で笑ってる。笑うのが得意な人ばっかり。
最前列スピーカー前でウヒョーと踊っていたら「おまえはいい踊りをしているナ〜」と気さくに話しかけてくる。オー、アミーゴ...

なんだんだろう。この場所の心地よさは。
お手並み拝見、楽しませてもらいましょう感が全く無い。
でも、無軌道なわけじゃないんだよな。音楽をいっぱい体に受けて、思い切り楽しんで。
演る側もカリスマ感ゼロだから観る側もスターを崇める感じなんて全くなくて、
そこにはキャーッとかクーッとかウヒョーとかだけしか無くて。

ブラジル... 春一番... フジロックの奥のほう...











どんどん季節は流れて


HEY MR.MELODY Presents CHOUJA-MACHI SATURDAY MORNING
横浜は長者町にある小さなBar MOVEにてコツコツとフツフツと続けられてきたHey Mr.Melodyという月イチDJイベントがついに100回を達成した記念として
レギュラーDJ3名によるCDRがリリース。
イベントでは3名とも4つ打ち中心のダンサブルなセットだけど、
ここではやけのはら「Summer Gift For You」を彷彿とさせるスムースMIX。イイ!!!これからの季節の夜更けにもってこい。レゲ〜ゆるソウル成分多めなのもうれしい。

最近はさっぱり行けてないけど、スカッとした気持ちのいいイベントなのでお近くの方はぜひ行ってみてください。
朝方に屋上でうとうとするのも気持ちいいよ。名古屋と大阪にもツアーで出張するらしいので西のかたもぜひ。
菱沼さんのフライヤーも毎度かわいい。













無ければ無いで
たまーに見かける、髪の毛が薄い人がやってる変形ツーブロックみたいのがクソかっこいい。
変態過ぎる。モヒカン並のハードコアさ。俺も薄くなったらああしよう...










ザリガニ喰いた〜い!
今年も下北沢big chiefにて6/4からザリガニ料理開始とのこと。
夏が始まったなぁ。
ニューオリンズ行きたいなぁ。
だれか喰いに行きましょう。










フリー(無料)・アフリカ
こりゃイイネヽ(´ー`)
http://www.africanfesta2010.com/
6/12、13に横浜赤レンガ倉庫で開催される「アフリカン・フェスタ2010」は、
アフリカをテーマにした外務省主催のフェスティヴァルです。アフリカ全土の
様々な国の関連テントが張られ、ライヴ演奏、文化や珍しい食事、NGOの活動
などが紹介されます。


メイン〜サブステージもロハとは思えない充実ぷりだし(アニャンゴ観たい!)
ワークショップもレクチャーもどれもおもしろそう過ぎる。
アフリカ料理喰ってみたいな。どこの国のメシがうまいかな?

スタッフの方にきいたところ、スタッフ・ベンダ・ビリリのチャリンコに乗ることができるらしいぜ。やばすぎる!










好聴音
イルリメ新譜、くるりB面集、相対性理論、Jorge Drexler、Dirty Projectors、Kenny Dorhamとかを聴いてます。











スラットを呑んで、おやすみなさい。











前↓ 次↑


石井 | home