運動会 - 2004年09月25日(土) 朝7時の時点では、雨が降っていた。 中止の場合、7時半に連絡網が回ることになっていたから、 たぶん中止だなぁと思いつつ待っていたが 半頃には雨がやむ。 でもいつふってもおかしくない空ではある。 しかーし!40分を過ぎても、電話は静まり返っている。 決行か? って思っていたら、50分くらいになって プルルルー やっぱ中止? って思ったら、「予定通りやります」という 連絡だった。 後で聞いたら、なんか、一部には一度は「延期」という 電話が回ったらしいが、 直後に「やっぱやります」と再度連絡があったそうな。 先生方もたいへんだよなぁ。 でも、結果的に正しい判断だった。 運動会がはじまってから終わるまで(午前中)は 雨降らなかったし、結局は翌日もその翌日も 雨降りになったからね。 ちびにとっては、保育園で最後の運動会。 楽しそうに、生き生きと競技に取り組んでる ちびちびを見て、「なんて大きくなったんだろう」と ジーンとしちゃって、 障害物競走みたいなので周囲が盛り上がっている中、 ひとりでうるうるしてしまった。 対照的にちびちびは、何にもやりませんでした。 入場門に並んでいるときから、私を見つけては めそめそしたりしかめっ面したりしていて、 不機嫌丸出し。 お遊戯の衣装をつけさせるのでも精いっぱい、 みんなが手に持つ「鈴」も、拒否して持たなかったし、 踊りが始まっても突っ立っているのみ。 そういう子は他にも2、3人いたけどさ。 後でビデオを見たとき、ちびは 「ちびちび、監督じゃん!」という感想を漏らしていた。 まあ、後半の、魚釣り競争でだいぶ機嫌の治ってきた様子の ちびちびではあったけど、 何となく表情がゆるんで、顔がニヤついているのに 私や夫の視線に気付くと、あわててまゆを寄せて 「つまんねーんだよ!」っていう表情を作るのが おかしかった。 私と一緒に走った親子競技では、別人のように にこにこしながらビデオに収まっていて、 ああまだまだ赤ちゃんだねこりゃ と、あらためて思ったのでした。 なんか、お遊戯とかは 恥ずかしくってやってられねーよ 状態みたいです。 練習のときから、ぜんぜんやってなかったと先生も証言していたし。 家では、運動会の踊り、 曲をうたいながらちょびっと踊ったりもしてたのになぁ。 ちびは、年中さんと年長さんの「鼓笛隊」で 指揮者をつとめる活躍も見せてれた。 見る前は「ふーん指揮者ね」 って言う感じで、特別期待していたわけじゃなかったんだけど 実際目にしたら、なかなかかっこいいではないか!と 思ってしまった。 家ではいつも私に「ぼんやりするな!しゃんとしろ!」って 怒られてばっかりの彼だが、 あんな大役もつとまるのだなぁと感心したりして。 ちなみに、指揮者はどうやって決まったかというと、 彼は立候補したのだそうだ。 「せんせいが『もう一人いませんか』って言ったら、 だれもいなかったから『ちびがやる』って手をあげた」 と言う彼の話を聞いて、父親とおじいちゃんが口々に 「そんなことをするのはうちの家系ではない」と 冷たいことを言っていた。 でも、みんなが踊っているときに、ひとりで しらーんぷりっこしているやつも うちの家系ではないと思うが、どうか。 ところで、プログラムの最後に、みんなで踊るのがあって、 何日も前から先生に 「保護者の方と一緒に、というプログラムなので」 って言われていたのに、すっかり忘れていたと言う夫。 園児達が踊りの輪を作ってから、 「お父さん、お母さんもご一緒にどうぞ」 というアナウンスが入ったのに、ビデオまわしてて参加しなかった。 私はその前から、ちびちびのほうにつきっぱなしで、 踊りもそのままちびちびと一緒だったので、 ちびがひとりぽっちでさみしくしていることに気がつかなかった。 帰り道、ちびが「お父さん、どうしてきてくれなかったの!!」と 泣くほど怒っていたときも 何でそんなに怒ってるんだろ?って思ってたんだけど、 家に帰ってビデオ見たら 周りの子たちはみんなお父さんやお母さんと踊ってるのに、 ちびの横だけ誰もいなくて、 赤い目をして目をしばたたかせながら踊っていたので びっくりしてしまった。 最後のほうで父親を見つけて、ビデオに向かって「お父さん!」と 怒った顔で呼んでいるのもまた…。 「何で行ってあげなかったのさ! かわいそうじゃん!」と 夫を責めてしまったよ。 夫も悪かったと思っていたらしく、ちゃんとあやまって ちびも許してくれたって言ってたけど、 最後の運動会だったのになぁ……と、 切ない思いをさせてしまったなぁと 後悔しました。 ごめんね、ちび。 そして2人とも、お疲れ様でした (ちびちびは疲れていないはずだけどね)。 ... オクラを食べて - 2004年09月18日(土) この時期、実家の畑でオクラがてんこもりに取れるので 毎日食べてるんだけど、 3歳のちびちびは、 皿に載ったオクラを見るたびに、忘れずに 「オクラを食べておーくらだいじん」という さむすぎるギャグを飛ばしている。 最近ではオクラを見ると 「おっ、おーくらだいじん」とうれしそうにつぶやいてるよ。 吹き込んだのはまちがいなく、実家の父だろう。 じいさん、へんなことおしえないでほしいよ。 今もう、大蔵大臣なんてポストはないんだしさ。 ... いちじく - 2004年09月11日(土) いただきものがあったので、 夕飯のデザートに「いちじく」を出した。 ちびは、見た瞬間にからだをのけぞらせ、 「いらない、食べない」。 ちびちびは「なに?それ?」と、興味津々。 いちじくをまんなかから割って、 先に食事の終わったちびちびに、 ちょっとなめさせてみると、最初は いやいやというか、恐る恐るというか ちょびっと舐め、 もう一回ちょびっと舐め、 「あんぐってしな!」と私に言われて ばくっと一口。 それで、「うん、うまい!」と言って 喜んで食べはじめた。 まだごはんが残っているちびは、 誰にもいちじくを食べろとは言われてないのに、 ちびちびのたべっぷりを眺めつつ 「いらない、食べない」と泣き声で繰り返している。 でも、ちびちびがあまりにもうまそうに食べているのを見て 「ちょっと舐めてみてから、食べるかどうか決める」 と言いはじめた。 ちびちびは、最後の一口を残した。 そしてあろうことか 「もういらない。まずい」と言い放った。 なので、その一口を嫌がるちびの口に突っ込んでやった。 「舐めたってわかんないよ。ぱっくんって食べてみなよ!」 顔をゆがませながらいちじくを噛むちびの顔が、 途中でちょっとゆるむ。 でもまたゆがむ。 そしてごっくんと飲み込んでから、 とても当惑したように彼は言ったのでした。 「ああーん、おいしいのかまずいのか、どっちかわかんない!」 まあたしかにね。 私はあんまり好きじゃないよ。 ちびもそれ以上は食べなかった。 夫はかなり好きなようで、2個ぺろっとたいらげていました。 おわり。 ... いのちのおもさを - 2004年09月10日(金) とてもショックなことがありました。 いのちのおもさを、どうやってこどもたちに つたえていけばいいのだろう。 こどものことばをうけとめることの むずかしさ。 ...
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