トリの罵詈雑言
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2005年02月26日(土) 情報発信側の希望と、受け手側の感覚の相違

ここのところ激しく忙しい毎日だったため、
しばらくネタ探しさえも怠っていました。
できるだけ月1回でも更新していければ、
と思ってます。

ーー*以下本文*ーー

さて、「TOKYO HEADLINE」というフリーペーパーを
ご存知だろうか?

『HOT PEPPER』や『R25』など大型紙の配布に
より世の中に定着してきているが、
もしかしたら『フリーペーパー』という
言葉自体を知らない人もまだまだ多いかもしれない。
ここでは、『街中でタダで配布されている冊子・新聞』
を総称して『フリーペーパー』と呼ぶことにする。
(広告業の専門家が見ていたらかなり乱暴に聞こえるかも
しれないが。。。)

さて、『TOKYO HEADLINE』。
都内の主要路線(JR/東急/小田急/京王/東京メトロ)
の23区内にはほぼどこかしらの駅にラックが置かれている。
横浜市営地下鉄もかな?

『TOKYO HEADLINE』は毎週月曜発行の
首都圏で働く20~30代の女性を
主要ターゲットにしたタブロイド版の
フリーペーパーだ。
(日刊新聞みたいなタイプね)

私は学生の時から『TOKYO HEADLINE』の読者だが、
最近になって(昨年9月に)この冊子が
『20~30代の働く女性』をターゲットに
発行されていることを知った。
フリーペーパーと言っても、やはり
そこには発信側が受け取ってほしいターゲット
というのは存在するものだ。
しかし、現状どうだろう?。

私が疑問に思った点はただ1つ。
『果たして、TOKYO HEADLINEの読者層で
一番多いのは20~30代の女性なのであろうか?』
なぜなら、街中で私が見かけるTOKYO HEADLINEの読者は
大抵40過ぎのオジサンばかりだからだ。(爆)


そこで、街頭に立って、勝手に調査してみた。(笑)


◆テーマ:冬には冬らしく、
     街頭に立って、マーケティングをしてみよう!
◆内容:TOKYO HEADLINE の読者層で一番多い年齢層と性別を調べる
◆仮説:TOKYO HEADLINEの読者層で一番多いのは20~30代の
    女性ではなく、20代以降の男性ではないか
◆実施方法:①TOKYO HEADLINE のラックが置かれていて、
      ②男性と女性の母数がほぼ均等で、
      ③老若男女問わず歩いている街で、
      1時間にTOKYO HEADLINEを持っていく人の性別・年齢層(見た目)
      をカウントする
◆選んだ街と場所:三軒茶屋駅の①TUKAの前/②TUTAYAの中/③松屋の前の3ヶ所
◆場所を選んだ理由:ウチから近いので(爆)
◆実施日:2月20日(日)~21日(月)にかけて
◆この実施日を選んだ理由:①TOKYO HEADLINEの特徴として、
              月曜発行にも関わらず、最新版がラックに
              納められるのは日曜の夕方なため。
             ②月曜発行と言っている冊子なので、
              実際に月曜日に持っていく人の人数を
              把握するため

◆結果発表♪:①(20日夕方)←数字は場所番号(書くのが面倒になってきた)
        男性:0
        女性:10代:2
           20代:2
        合計:4人

       ②(21日20:30~)
        男性:10代:2
           20代:2
        女性:20代:1
        合計:5人

       ③21日(19:00~)
        男性:0
        女性:0
        合計:0人

       ◎総合計
        10代男性:2人
        20代男性:2人

        10代女性:2人
        20代女性:3人

◆分析:①男性よりは女性の方が読者は多そうだ
    ②ラックの設置場所により、単位時間あたりの
     もらわれ方に差が激しい
    ③そもそもどれだけの人がTOKYO HEADLINEに関心を
     もっているのかは、1時間程度では測りきれない
    
    まとめ:たかだか1時間では、仮説を検証できるだけの
        データとしては不十分であることがわかった。

◆得たもの:風邪をひきました(涙)

◆その他:もし、TOKYO HEADLINE発行元の『ヘッドライン』さんが
     私に興味をもってくださいましたら、『ヘッドライン』で
     募集中の『企画営業職』にエントリーしてもいいかな、と
     思ってしまいました。
     ご連絡をお待ちしております(笑)。

と、私の仮説を裏付けられるだけのデータを得ることは
できなかったが、どうも発行側の
『20代~30代の首都圏で働く女性に読んでほしい!』
という思いとは裏腹に、男性も十分楽しめる要素が
含まれているようだ、ということはわかった。
私も男性だし。

ちなみに私がTOKYO HEADLINEを読むことになったきっかけは、
『幅広い情報を色んな媒体から集めたい』という考えから
だった。そんな私にとって、無料で情報を提供してくれる
フリーペーパーという存在はとても大きな存在だった
わけである。今はラックが1つもないようだが、
以前私が住んでいた梅ヶ丘という街でも配布していたし。
世間をにぎわすニュースをうまく要約して伝えてくれたし、
政治的に偏っている内容でもないところが好きだ。

受け手がどう感じているにしろ、性別の垣根なく
幅広い世代に受け取ってもらえる媒体というのも
そうないだろう。
日々のニュースや、1週間分のテレビ欄を無料で
提供してくれるTOKYO HEADLINEは、中でも特殊な
存在と言えるのではないか。

無料で情報(サービス)を提供する仕組み。
これからの世の中、『タダで』社会に貢献できる仕組みが
必要になるかもしれない。

*私は決してヘッドラインのまわしものではないことを
 追記しておきます。


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