安美ちゃん通信
恋乃



 アカボク

「赤ちゃんと僕」と言う漫画をご存知でしょうか。
私も本誌連載中に少し読んだくらいで
加入しているケーブルTVで放映しているアニメも時々しか見ていませんが。
とにかく、お母さんが小学生のお兄ちゃんと赤ちゃん(♂)を残して事故死してしまい
残った家族の生活悲喜こもごも、といった感じの話です

あの中で保育園に通う弟君が
迎えに着たお兄ちゃんに取り分けて取っておいたおやつを手渡す、と言う場面がありまして
うちの保育園はお迎えは高校生以上です(^-^;
なんともあぁ、いいなぁと思って、いつかお嬢に
「おかーちゃんにはおやつ取っといてくれないの?」
と言ったことがあったのです。
そうしたらこの金曜日、延長(5時以降)の子供に出るおやつの時間直後に迎えに行ったところ、
「おかーちゃん、はい、あーんして(o^v^o)」
と、小さな緑色のおかきを一粒差し出すではありませんか!!
なんだかとても感動してその場で泣いてしまいました。

そしてまたこれが、実は安美のお父さんと全く同じ行動なのです。
当時私まだコンビニのおでんを食べたことが無くて
「一度食べてみたいな〜」
と何気に言った言葉を彼が覚えていてくれて、ある日
「ほいっ」
とおでんのカップを私の前に……
彼はお嬢の誕生前に亡くなってしまい、見知っているはずも無いのに
この環境ではお父さん似、と言う言葉はほとんど諦めて生活していたのに
偶然かもしれませんがこういう場面を体験すると
あぁやっぱりお嬢はお父さんの子供だ。と思ってもっと泣いてしまった私でした。

2002年02月15日(金)
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