どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEXpastwill


2009年08月31日(月) DNAは同じ

 朝は曇っていたが、昼から雨になり、夕方には土砂降りである。
 そんな今日、子どんぐりが学校に着いたら、突如休校とのアナウンスがあり全員帰宅したとか。インフルか?

 昨日の選挙結果は、自民大敗、民主大勝である。
 しかし民主に入れた有権者は、もちろんその責任を取るのだろう。多分これからの政治はメチャクチャになる。民主というのは烏合の衆がよってたかって大きくなったから、昔の社会党と同じく統一見解がないし、そもそも小沢も鳩山も角栄の弟子だと言う事から判るように、もはや絶滅したきわめて古いタイプのバラマキ型自民党政治しか知らないのである。つまり根底は社会主義なのである。
 それでも政治的な手腕を発揮できるだけの能力があればまだ良いが、それは皆無なのだ。これで景気が良くなるなどあり得ない。自民党への批判票としては、極めて高くつく事になるが、それはもちろん投票した連中の責任だ。

 もっとも、それもこれも自民党があまりにも情けないのが問題なのだ。だからこれからの日本が酷くなるのは、自民党の責任でもある。だが最終的な責任は民主党を支持した連中にある。そこまで考えつかなかったとは言わせない。そんなのは民主党が政権を取ったと考えて将来を想像すれば、バカでも判る事だ。民主党のDNAを良く考えてみる事だ。


2009年08月30日(日) 未来は暗い

 衆院総選挙の当日である。
 もう自民党と民主党の争点がまるっきり同じなのでは、どうしようもない。これでは選挙後の展開を見据えた場合、民主党には入れる事はできなくなる。彼らは現在の政治というものの本質をまったく理解していないからである。
 つまり、自民党も本気で情けないが、民主党もどうしようもないのである。そもそも民主党の小沢と鳩山は田中角栄の弟子であり、つまりばらまき政治しか知らない人間なのである。過去、自民党時代に実際にそれで生き延びてきた結果が、日本の政治レヴェルを著しく下げてきたのは周知の事実だ。
 だからこれで現在の政権を取ったところで、今と何も変わらないどころか、財源確保能力が欠如しているから、もっと日本の状況は悪くなるのは確実だ。旧社会党が政権を取った時よりも、さらに酷くなるのは目に見えているのだが、どうもその経験値が完全に忘れ去られているようだ。
 つまり今回ほど争点がなくかつ選びたい人物がいない選挙も珍しいしのだ。多分一般的な国民は民主を選ぶのだろうがね園結果に背人を持って欲しいものだ。
 私は現時点の民主党は、絶対に応援しない。選挙の事しか考えられない彼らが政権を取ったら、これからの日本経済をさらに破壊するだけだ。だが自民党も情けないのも事実で、だから困るのだ。

 そんな日本の政治のバカバカしさに呆れて、押井守による舞台版「鉄人28号」を途中まで見た。
 政治の世界はバカだが、こちらは凄い。いや、凄すぎる。「御先祖様万々歳」と「紅い眼鏡」と「立喰師列伝」が混ざった世界観の作品だが、これが見事なまでに快感である。
 役者はさぞかし苦労した事だろうと想像できるが、これは一見の価値はある。是非ともソフト化して欲しい作品だ。


2009年08月29日(土) もしかして忙しかった

 今日も粗仕事で会社。疲れる。

 退院が近い母親は、一泊外泊で家の中に不便な場所(つまり危険な場所である)がないか確認する事になった。やはり病院側でも退院させてそれで終わりという訳にはいかないのだろう。なにせウチの場合近いうちにもう一度手術入院が必要なのだから、下手に怪我をされても困るのだから。
 とりあえず迎えに行き、また会社に戻る。

 夜は課の送別会と宴会を兼ねて、少し豪華な店という事で立町にある「すていき小次郎」なる店に行く。
 本当は面倒なのだが、辞めていく子の送別会も兼ねて少人数での宴会なので仕方がない。いずれ少しだけ高い店だけあって、料理はまあまあだったが、私は飲む酒がなかったので、ハーフボトルの白ワインを頼んだ。悪いか。

 そこからの帰り、市役所前で24時間テレビのイヴェント撮影をしているのに出会った。他の連中はキャーキャー騒いでいたが、私には何が面白いのかさっぱり判らない。
 所詮は偽善のショーでしかないので、この手のテレビ番組が嫌いなのだ。こんなバカバカしい啓蒙にすらなっていない番組を作るくらいなら、その制作費全てを寄付した方が余程良い。

 帰宅してから、やよいさんの所で知ったが、ハイチュウのドリアン味が発売されたらしい。
 限定版とは言え、ついに出したか、というところだ。もちろん本物とまったく同じ味と匂いで出す訳にはいかないだろうから、おそらくは匂いの方を弱めていると考えられる。それでもあの独特の匂いのハイチュウを食べられるかどうかは、なかなか疑問である。
 結局の所、ものは試しというやつなのだろう。


2009年08月28日(金) キャラ設定

 ようやく「娘。」が届く。
 何かと言えば、伊藤伸平によるマンガ版「大正野球娘。」の設定集である。まあ同人誌なので薄いのではあるが、この内容がなかなか面白い。そして読んでいけば、いかに彼がキャラクター設定に苦労したかが良く判る。連載に当たっては原作1冊が与えられただけだと言うが、原作は思ったほどキャラクターの掘り下げをしていないので、これをベースにマンガを描くためには、自分なりにかなりの掘り下げが必要になる。それを彼はかなり丹念に行っているので、実にキャラクターが生き生きとしている。
 つまり、最初にかなり真面目に考えていたからこそあれだけ面白いマンガになっているのだ。それが判っただけでも買った価値があるというものだ。

 しかし当初は徳間の横やりで、発売が中止させられたのが紆余曲折あって突然発売できるようになったと書いてあったし、実際ネット上でもそれは書かれていた。だが中を読んでもどうしてこれが発売中止という圧力を受けたのか、理解に苦しむ。こんなまともな本にちょっかいを出しているヒマがあったら、もっと発売を止めるに相応しい本があるだろう。そんなもの、他に数え切れないほど存在するのだから。

 それはともかく、早いところ「ハイパードール6.3」を発売して欲しいものである。庵野は何をやっているのだ。

 ところで。
 NHKのBS2で深夜、押井守による舞台版「鉄人28号」を放映する。
 もともと押井守という人は、演劇方面にも才能があって、長台詞の連続はその影響だし、純粋に「御先祖様万々歳」という傑作が存在する。これは本当に素晴らしい作品だ(ただ、最終話は余計だと思うが)。
 だから今回の「鉄人28号」には期待している。今の押井が何処まで演劇を消化したか、楽しみである。


2009年08月27日(木) 無用の選挙運動

 衆院選の期日前投票者数が過去最大になりそうだとか。つまり選挙運動は意味がないと言う証拠ではないのか。
 日本は連呼型の選挙運動なので、昔から意味がないと思っていたが、事前投票率が高まれば高まるほど、選挙運動には文字通り意味がなくなってしまう。そろそろ選挙運動の形も議論しないと、時間と金の無駄遣いになるだけだ。

 しかもマスコミは民主党に票が入るように煽っている。こんなので簡単に民主へなびくというのも馬鹿な話だが、一般人とはそういうものなのかもしれない。それで動くから、連呼型の選挙運動で充分という訳だ。誰も政権を取った後の事など考えずに白紙委任しているだけなので、やはり恐ろしい結果を招く可能性の方が高い。
 確かに小泉以後の自民党は酷すぎた。あまりにも国民をなめているとしか思えない。だが人材もいないし、ブレインも弱くなりつつあるようで、結局あんな形の首相しか存在できない。
 だが民主党はもっと酷い。小沢も鳩山も元々は自民党で田中角栄の弟子として勉強したため、古い形の自民党政治しか知らないのだ。その上実際の政治運営能力が皆無なのである。第一与党となったからといっても、小沢の得意な恫喝政治など通用する時代ではなくなった。官僚はそこまでバカではないのだ。

 いきなり話は変わるが。
 先日から探し始めた「ハイパードール6.3」だが、予想通りだみつからない。もちろんネット上でも、だ。早いところ続きが読みたいのに買えないというのも、流通としては絶対におかしいだろう。コミケというのはあまりメジャーな物を売ってはいけないし、地方の人間の事も考慮するべきなのである。

 そういえば「決死圏SOS宇宙船」のソフトも、なかなか発売アナウンスが聞こえてこない。
 これはLDでも持っているが、日本語吹き替えも収録するというのでDVDにも期待しているのである。一般的には評価が低いし、確かに映画としてはSF部分がかなり弱いのも事実だ。だがラストの爆発シーンは素晴らしい。あの当時これだけの爆発を撮影できるのは、デレク・メディングスが率いるこのチームにしかなかったのである。
 それだけでも見る価値は絶対にある作品だ。


2009年08月26日(水) 知った時には死んでいた

 まだまだ日中は暑い。

 トニー・ザイラーが亡くなったそうである。
 死亡記事を読んで、まず73歳というのに驚いてしまった。確かに若くして引退したので、それから50年も経っていればかなり大昔だというイメージになるのも当然だろう。やはり人間は、その人が活躍した時代を一番覚えているので、引退後が長ければどうしても大昔の人というイメージになってしまうのかもしれない。だから「生きていた」と感じるという事は「とっくに死んでいた」と思っていた証拠である。
 彼の名前は、身近なところでは安比のザイラー・コースがあるが、これも身近すぎるしかなり昔から滑っていたので、やはり本人のイメージは強く感じない。そもそも私は彼の現役時代を知らないのだから。

 そういえば昔、朝日新聞にアルフレッド・ベスターの死亡記事が載った時も「えっ、また生きてたんだ」と非常に驚いたものだ。自分が10代の頃にはもう彼の作品群は名作として古典扱いされていたから、よもや生きていたとは思ってもみなかったのである。新作がリアルタイムで読めなかったというのもあるが、やはり気がつけば巨匠であり、古典扱いになっていたら、やはりまだ生きているとは考えにくい。それがどのくらいの違和感かと言えば、「昨日、夏目漱石が亡くなった」と言われるのと同じなのである。

 死んで初めて今まで生存していたと判るのも、なんだか不思議なものではあるが、それとても有名人だから驚くのであって、一般的にはいつ死んでしまったかを世間は知る事はない。
 つまり我々とは世界が違うのだから、流れる時間が違う可能性もある(訳はないか…)。


2009年08月25日(火) 罹患の可能性

 昼は30度近くまで上がったが、朝晩が涼しくなっていきた。この辺は秋の感じだろう。まだまだ秋は遠いが…。
 しかし今日は、ヘリや戦闘機がやたらうるさい。特にヘリは夜になっても低空飛行をしていたが、何かあるのだろうか。松島は終わったはずだが…。

 今日の朝は、母親の入院先から呼ばれていたので出かける。
 リハビリ担当の先生(一応センター長だ)との面接なのだが、とりあえず9月中頃までには退院できるらしいので、不便な部分は直す事を考えておくよう言われる。そうなると入り口の階段を早く直さないといけない。
 だが先生が言うには、早めに退院した方が良いのだという。実は長くいるとインフルエンザに罹患する可能性が高くなるからで、流行している時期にはなるべく自宅にいて体力をつけ、その後反対側の膝の手術をするようにした方が良いのだという。病院にいる方が罹患の可能性が高いというのも、恐ろしいものだが、不特定多数が出入りするのだから、仕方がない。そして年寄りが圧倒的に多いから、一度はやり出すと大変な騒ぎになるらしい。
 いずれ9月に退院という事で動くにしても、反対側の足もできるだけ早い時期に手術したが良いのだが、それでも年内に手術できるかどうかはギリギリの線らしい。まあそれなりに歳を取っているから仕方がない。

 そしてそのまま会社に行くのだった。あー、面倒だ。

 夜に帰宅すると、いわさきさんから「大正野球娘。」のアニメ版1〜2話が届いていた。
 しかしここまでマンガ版や原作と離れているとは意外だった。これで最後までどうやって引っ張っていくのか、非常に興味のあるところだ。だがこうして3作品を見ると、マンガ版が一番面白いとつくづく思う。キャラクター設定が絶妙なのだと思うのだが、原作ファンからは嫌われているらしい。不思議だ。
 いずれアニメ版はこの先どうなってしまうのか、興味があると言いつつも、なんだか不安になってしまうのだった。


2009年08月24日(月) 秋も近い

 会社ではなんだかバタバタと忙しいが、さらに拍車を掛けるように、風邪ひきが増え始めた。しかもみんなタイプが違うようで、これはなんだか恐ろしい。インフルエンザだけでも恐いのに、普通の風邪が何種類もあるようでは、おちおち会社に来られない。別に来たくはないが…。

 しかし今日は風が強い。風が当たるところはまあまあだが、気温は30度近いので、結局快適な気候ではない。でも日が落ちるのが早くなったし、気温の下がり方も秋に近くなっている。早く秋になって欲しいものだ。

 夕方、デイ・サービスの担当者と会う。父親のディ・サービスを週3回にするつもりなので、その件でいろいろと話をしたのだ。まあ色々と問題はあるが、まずは体を動かし色々な人と話をしていないと、あっという間にぼけてしまうから心配なのである。

 そして夜になって、コミックリュウを再び立ち読みしようとしたら、すでに売り切れていた。何故だ? 何かとんでもない内容だったというのか? いずれどこかでエッセイ部分の立ち読みをしなければいけない。なにせこの手の内容が一冊にまとまるという保証がないし、まとまってもカットされる可能性もあるのだから。
 なまじ読むところがあるだけに、本当に困った雑誌である。


2009年08月23日(日) 30年ぶりのもある

 午前中に、実家の入り口階段改修見積もりと、家全体の床下点検の業者が来るので待機する。入り口の階段は一段が高すぎて、このままだと母親が降りられないので、とにかく改修しないといけないのである。

 そして床下の点検では、他の業者が以前取り付けた床下換気扇が壊れかけているという。これは屋内の電源から取っているので、もし壊れると危険なのである。とりあえず現在の業者の物に取り替えれば、太陽光発電パネルでの駆動になるので、万が一の時でも停電はされられるし、電気代も多少は浮くだろう。
 ただし問題は、換気扇の交換だけで10万円かかるのだが…。

 今日は朝から待機なので、その合間に奥からマンガ本、特に普段読まないようなものを引っ張り出してついつい読んでしまう。ものによっては、実に30年ぶりのもある。

里中真智子「アリエスの乙女たち」(全7巻)
 今日読んで思い出したが、水穂は1957年4月生まれのアリエスで、つまり私と同じ歳、同じ星座だったのである(言っておくが、私は占いの類を一切信じない)。おかげで彼女たちの現在の生活をふと考えてしまった。たぶん若い頃は主人公たちの考えに共感していたはずだが、歳を取ると親の意見の正しさも判ってくる。いずれにせよ、私にとっては読んでいて結構体力を消耗する内容だ。
 関係ないが、南野陽子によるテレビ版というのもあった。つまらなくて途中で見るのは止めたが、このマンガは見事なまでにテレビ・ドラマの構成なので、もしかしたらテレビは原作通りの展開だったのかも知れない。それはそれで見たくはないが。

里中真智子「あした輝く」(全4巻)
 第二次大戦の満州から始まる話だが、実は結構好きな作品だ。元々少女漫画というジャンルはどうも自分には合わないのだが、この作品は好きだった。だからアリエスも続けて読んだのである。これだけの密度の内容をたった4巻に圧縮する手腕は見事だと思う。彼女の代表作なのではないだろうか。
 里中真智子の短編にはいくつか好きなのがあるが、やはりこれ以後ほとんど少女マンガと言われるジャンルは読んでいない。少女雑誌で真面目に読んだのは、里中真智子と楳図かずお位かもしれない。

望月三起也「ゼロ1戦隊」(全1巻)
 なんというか、望月マンガの強引さが一番ストレートに出ている作品かも知れない。とにかく色々とムチャクチャなのだが(衝撃で大きくなる金属って何よ)、それでも当時は結構好きだったのである。ちなみにこれに出てくる主人公側の戦闘艦を元に、ギミック満載の船をボール紙で作った事もある。もちろん船首の機銃ギミックはそのまま再現したが、我ながら良く出来たと自己満足したものである。

細野不二彦「さすがの猿飛」(全7巻)
 後半は、アニメ版とは全然違う展開で、結構シリアスである。もちろんギャグも合間合間に入っており、このマンガはそこのギャップが面白い。でも「アリエスの乙女たち」を読んだ後では、この二人の将来というのも考えてしまう。魔子の性格を考えたら、普通は破綻するよなぁ…。
 ちなみにアニメ版では「ハチャメチャ?げんまん大戦!」だの「肉丸inスペースウォーズ」だの、もう本当におバカなのだが、それがまた楽しかったりするのだった。声優も当時としては有能かつユニークなメンバーだったし、かなり楽しめたのは事実だ。

こうして休みも終わっていくのだった…。


2009年08月22日(土) 中古だから良いか

 午前中は父親の薬を取りに病院へ行く。
 かなり早く着いてしまい、本でも読むつもりでいたが、すぐに来たかなり高齢と思われるお婆さんに話しかけられる。ただ話す内容はかなりしっかりしており、政治の話等もする。意外と退屈せずに過ごせた1時間だった。

 ここからの帰りに某所で、リメイク版「日本沈没」のスペシャル・コレクターズ・エディションが2,500円だったので、買っておく。
 この映画自体はつまらなかったのだが、やはり特撮が樋口真嗣なので、ビハインド・シーンは楽しそうな気がしたのである。しかも「映画公開直前対談 小松左京 VS 樋口真嗣」が入っているので、これが目当てでもある。実は2006年7月9日に松島で行われたSF大会において、この二人の対談が行われ、それの一部とは言え収録されているのである。おそらく「あのオフレコ部分」はカットされているとは思うが(へたすると、自衛官の首の一つや二つは飛ぶかも知れないのだ)、とにかく楽しい対談だったのである。

 この時に、KOTOKOの「Re-sublimity」初回限定版シングルCDが580円だったので一緒に購入しておく。通常版は持っているのだが、まあこの価格なら別に構わないだろう。

 午後は母親の病院へ父親を連れて行く。ただ病室の椅子にしばらく座っていると、父親は腰が痛くなると言うので、30分が限界だ。少しは椅子の事も考えて欲しいものだ。そんな訳で長居はできないのであった。
 そしていくつか別の用事もあるので、夕方になって再び病院に行くのだった。ちなみに妹は来週また来る予定だ。


2009年08月21日(金) 今月の「大正野球娘。」

 まったく忙しい上に蒸し暑い。困ったものだ。
 土曜に予定していた業者の見積もりが、日曜に延期となった。なんでも今受け持っている工事が終わらないためだという。そういうのは、一番心配な部分なのだが。
 いずれ仕方がないので日曜に変更した。ただ当日は9時から他の業者による床下の点検も入っているので、ちょっとばかり厄介だと思ってしまうが、まあなんとかなるだろう。

 近所のレンタル店でコミック・リュウの「大正野球娘。」を立ち読み。
 基本的には原作と話は違わないのに、この圧倒的な存在感というか、まるで違う雰囲気は何なのだろう。とにかく笑える。原作、マンガ版、アニメ版と見てきたが、やはりマンガ版が圧倒的に面白い。原作も悪くはないが、どうもキャラクターの描写が今ひとつなのである。
 アニメ版は、完全に別物である。マンガ版では全員が賢い良家の子女なので、そのおしとやかな彼女たちが野球をする大変さが実にうまく描かれているのだが、アニメ版だと、ただの間抜けな女の子たちである。ミス・マーカライト…、じゃなくてミス・カートランドがひたすら彼女たちを引っ張っているのだ。これでは大正時代にする意味がない。
 マンガ版は大正時代の描写に現代的なアレンジを加えて、このミックス感が絶妙なのである。多分ある程度歳を取っている人にこそこのマンガは楽しめるだろう。若い人には背絶対に判らない空気が流れているのである。

 しかしアニメ版の女の子たちの顔は幼すぎるなぁ。こういうのはあまり趣味ではないのだが…。


2009年08月20日(木) おうちの修理

 ひたすら忙しいのだが、昨夜の酒が残っている大ヴァカ者ばかりだ。
 だから平日に宴会をやりたくないのだ。この会社の連中は、セーヴして飲むという事ができず、目の前に酒があれば、とにかくいつまでも飲んでいるのである。そして翌日半端物になっているという訳だ。要はガキなのである。

 ところで25日に母親の病院へ行く事になった。リハビリの先生からの話があるそうだから、退院についての話がメインになるのだろう。
 こうなると、早いところ入り口の階段を直さないといけない。前の設計者はどういうつもりでこんな高い段にしたのか不明だが、それをそのまま通す親も親だ。だから昔から自転車の出し入れ自体が大変な作業だったのである。
 いずれ、一段を12センチ位にしておかないと、上るのは何とかなっても、降りる時に大変なのだ。
 で、会社で下請けの業者に見積もりを頼む。土曜に来るそうだ。


2009年08月19日(水) 送別会だ

 2日続けてX-MENを見た訳だが、ここでふとヴォークトの「スラン」を読み返してみたくなった。
 やはりミュータント物の傑作と言われているこの作品を読んだのは、かなり遠い昔なので、実は細部を忘れているのである。この映画との関係も、あるのかないのか、少し気になってしまったのだ。
 たぷん実家のどこかに埋まっているはずだとは思うのだが…。

 そんな今日は、会社で送別会。
 今月いっぱいで辞める子の送別会なのだが、みんな忙しいので今日くらいしかないのだという。だったらやらないという選択肢だってあるだろう。ヒマにしている営業とは違うのだ。しかも平日だから、本当にかったるいのだった。そもそも部署内の送別会なのだが、それだけで15名だ。こんな人数で楚辺使いをしても、ただの酔っぱらいの宴会にしかならないのは当然だ。


2009年08月18日(火) ハイパードール6.3

 予想はしていたが、今夏のコミケに「ハイパードール6.3」は存在していた。
 恐れていた事が起こってしまった。どうしよう。いや、どうせ今回でも完結していないのは判っているが、やはり続いているから見たいではないか。
 だが、そもそも6.3を入手する方法がない。いずれ近いうちにどこかで通販が始まるのだろうが、現時点ではどこもまったく受け付けていないので、待機していなければ鳴らないという、実に面倒な事態になってしまった。でもこれが続くなら、さっさと「6」を再販するべきだろう。庵野クン、さっさと出せよ。
 本当に首都圏と地方の格差を痛感する。

 そんな訳で、「X-MEN ファイナルディシジョン」を見る。
 1と2は面白かったが、どうも3は平凡だ。予定調和というか何というか、収束の仕方が平凡なのだ。やはり監督が替わったというのが大きく作用しているのだろう。こういうシリーズは監督が替わらない方が良いのだが、残念である。
 そしてストームの髪が少し変化したお陰で、やはり美人ではなくなり、普通になった。やはり2での白いヘア・スタイルがベスト・マッチングだったのだろう。ここでも監督の交代が響いている。

 なお、ウルヴァリンの人気が高いのも納得出来るシリーズだが、私はあまりあのキャラが好きにはなれない。なんというか、粗暴なのである。もう少し知性が強調されていれば良いのだが…。


2009年08月17日(月) そうめんカボチャ

 先日、T寺家経由でてつこさんからもらった「そうめんカボチャ」を、早速どんぐり2号が調理する。
 しかし見事にそうめんだ。どうしてこんな風になるのか、ある意味不思議である。自己主張するような味はしないしクセもないので、調理次第で何にでも応用が利きそうだ。じつに面白い食べ物である。
 ちなみに一体いつ頃から存在していたのか判らない。本当に私はこれを認識した記憶がないのである。

 夜にチャウチャウから電話。
 正明さんを偲ぶミニ会の話などをする。本当は私が大きなイヴェントを主催したかったのだが、親の手術の都合などで、ちょっと予定が立てられないのだ。一周忌でなんとかしたかったのだが…。正明さん、すまぬ。せめてチャウチャウ主催の宴会には出たいと思っている。

 その後、T寺家から借りた「X-MEN2」を見る。
 1作目もそれなりに面白かったが、この2作目も良く出来ている。まあアメリカが抱える諸問題が色濃く出過ぎているとは感じるが、いずれ映画として間違いなくエンターテナー作品であり、見ている間はダレるシーンがない。この辺は最近のアメコミ原作物の特徴かも知れない。アメコミが原作であっても、真面目に作れるような環境になったという事だ。
 ちなみにストームは、結構美人のキャラクターだ。あの白い髪が実に良く似合っているのだが、演ずるハル・マリア・ベリーの他の作品では特別美人だと思った事がないので、多分あの顔と白い髪とのマッチングが最適だったのだろう。結構好みである。


2009年08月16日(日) 暇つぶし、か?

 朝から暑くなる予感、充分。そして実際暑くなるし。

 実家で父親の様子を見るが、なかなか疲れる。
 その合間にワイルド7の「魔像の十字路」など読み返す。
 最終話である「魔像の十字路」はワイルド最長の話で、「ジャパッシュ」の換骨奪胎というか、立ち位置を変えた作品と言えるだろう。そしてメインは「ワイルド全滅」である。なお連載当時には気づかなかったのだが、単行本にまとまったのを読むとラストに大きな矛盾があるのが判る。
 つまり、ユキは最後の予言「真夏に雪でも降らない限り」を知る機会がなかったのである。
 知っている人にはこれだけで意味が判るだろう。真夏にユキが降る必要があると知っているのは、実はイコと志乃ベエ、そして白井だけなのである。今日、それを確認するために読んでいたのだった。
 いずれ私が一番好きなのは「地獄の神話」で、ストーリーも演出も、そして絵も、たぶんワイルド7のピークだろう。一般的には「緑の墓」を最高傑作という人が多いらしいが、この話は伏線が伏線になっておらず、演出でもいろいろと無理があり、そういう意味でも「地獄の神話」が一番自然でまとまりが良いと思う。

 ついでに「エスパー魔美」も読み返したが、やはりこれは良く出来ている。ドラえもんより対象が少し上に設定されているので、少し陰のある藤子不二雄作品として楽しめるのだ。

 ちょっとネットを見ていたら、ディズニーの3D映画に関して、なかなか面白い意見があった。
 この技術の本来の目的は、奥行きをさりげなく表現する事なのだが、どうしても驚かす方向に行く傾向がある。そして正しい使い方をした場合、限りなく人形アニメになっていくという問題もある。だが最近は、きちんと奥行きの描写に使い始めているので、技術もかなり安定してきている。
 と言う訳で、板野サーカスに利用したら、と言う意見なのだ。確かに板野サーカスをきちんとした奥行きで見せられたら、かなり感動するだろう。現状でやってもらうとしたら、マクロスあたりになるだろうか。

 そして夕方、川隆法総裁が衆院選比例近畿ブロックの名簿1位で立候補するというニュースが出ていた。
 何というか、予想通りの前言撤回だ。これでは某オウムと同じようになるのではないかとの危惧が…。おそらく選挙では全滅するだろうから、そこでやけになるのが怖いのだ。


2009年08月15日(土) 一時の憩い

 今日は母親が病院に戻るので、色々と準備する。午後はほとんどつぶれる。
 日記の方も、午前中にメモ書きを推敲して徐々にアップしておく。今回は調子が良いのか、結構はかどった。

 夕方に病院まで送っていき、戻ってきたらそのまま高寺家へ向かう。
 なんでもてつこさんから高寺家に荷物が届き、うちに半分上げてくれとの事だったのだ。まあこのおかげでムリヤリでも高寺家に行けたから、てつこさんに感謝である。
 ちなみにもらった物の中に、あの「そうめんカボチャ」が入っていた。私は現物を見るのは初めて、というより存在自体を知らなかったのだが、こういうのは人から教えてもらわないと、一生知らずにいるかも知れない物なので、まさに興味津々である。
 行った時に高寺家からは安比のお土産ももらう。そして夕ご飯までいただいて、さらにX-メンの2と3まで借りてしまう。
 なお今回は、PPSh41を持っていく。マガジンがうまく填らず難儀してしまうが。

 こうして短い時間ではあったが、結構充実した時間を過ごせたのだった。


2009年08月14日(金) 小仕事、小仕事

 朝から、どんぐり2号を駅まで送り、帰ってしばらくして妹を再度駅へ、その後母から頼まれた銀行の用事で三度駅前へ行き、そして午後は銀行と藤崎への用事(ついでにHMV)があり、またまたまた駅前へ。これだけで40キロ以上だ。

 合間に寄ったHMVでは、以前買い逃していたDUKES OF STRATOSPHEAR(以前書いたとおり、XTCの変名グループだ)の2ndアルバム「PSONIC PSUNSPOT」が置いてあった。これでLimited Editionのヴァージョンがコンプリートである(2枚でコンプリートもないもんだが)。サウンド的にはファーストが大好きだが、ジャケットはセカンドの方が美しい。いずれ2枚で全てなので買っておいても損はない。
 そしてついでにDVDで「モーグフェスト 2006」の限定版で安いヴァージョンがあったので、これも買う。もちろん目玉はキース・エマーソンの出演で、そのほかにジョーダン・ルーデスも出ているのは意外だった。なんとなくモーグの世界から一番遠い感じがしていたからだ。いずれ後から検証してみよう。
 ここでは店に入ってから出るまで、10分である。

 ちょっとネット・ニュースを見たら、レス・ポール氏が94歳で昨日亡くなっていたそうである。まだ生きていたんだなぁ…。
 でも彼をポール氏と表記するのに、私は違和感がある。どうしてもポールならポール・マッカートニーなのである。実際彼もレスポールを作ってもらっているから、紛らわしくなる。

 今日の最後の仕事は、弘前に日帰りで行っていたどんぐり2号を迎えにいく事だ。これで駅近辺の往復だけで50キロを越えてしまったのだった。お盆中のためか、比較的道路は空いていたのが救いだろうか。

 しかしパタパタと小仕事で忙しい1日だった。


2009年08月13日(木) あ、忙し…

 母親のリハビリ担当が休みになるため、2泊3日で自宅へ外泊である。
 朝に病院へ迎えに行くと、ちょっと熱があるとの事だが、風邪ではなく、看護婦も首をひねっていた。血圧も少し高めだったのだが、なんとか許可を出してもらう。ちなみにこの時にいた看護婦と少し話をしたら、私と同じ年だった…。いや、深い意味はない。

 帰宅してすぐ美容院に髪を切りに行くというので、町中まで送る。2時間程で終わるらしいので、終わるまで近所でCDを物色する。
 まずは「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発 OST」を買う(「発」は間違いではない)。伊福部調を意識したサウンドに笑ってしまったからだ。こういう遊びは嫌いではない。
 ついでにサイモンとガーファンクルの「ライヴ1969」、ニック・ドレイクの「ピンク・ムーン」も買う。いずれも輸入盤の安いヴァージョンである。やはり良い音質を追求していると宣伝している色々なシリーズのCDは、その価格が高いというのがあってあまり欲しいとは思わない。もっと安く提供してアルバムの良さを判ってもらう方が、結果として将来の音楽業界のためだろうに。
 音楽というのはある程度は数を聞く必要があるジャンルなので、アルバムは安い方が絶対に良い。付加価値が必要なアルバムもあるにはあるが、やはり根本的には数だ。

 時間が近くなり美容院のあるビルまで戻る途中、羅針盤があったのを思い出し寄ってみた。
 なんと捜していたKOTOKOの「Face of Fact-RESOLUTION ver.」があっさりと見つかったので購入。店に入ってから会計まで5分である。優秀だ(何が?)。やはり捜している物が明確だと、見つかる時はあっという間だ。
 しかしKOTOKOの曲はヴァージョン違いが多く、しかもイメージが完全に変わっているので、気に入れば欲しくなってしまう。この曲は多分ヴァージョン違いとしては2つしかないはずだが、ゲーム版の仕様が違う可能性もある。まあいいけど。

 ところでチャウチャウが、「正明さんを偲ぶツアー(簡易版)」を、かんぽの宿松島で開催するらしい。日程は10月3日との事だ。これはまずは必要な都なので手助けしなければ。
 私も正式版の「偲ぶ会」とESIFCONを始動したいが、どうにもスケジュールが組めない。要は先が見えないのである。こうなると年内は難しい。来年だと何か手を考えないといけないなぁ。


2009年08月12日(水) 「スローターハウス5」

 今日も会社だが、営業関係はみんなヒマである。なんとかしろよ。色々と無駄だろうに。しかもこちらは、他の人の用事でなんだかんだとメチャクチャ忙しい。
 そんな中、突然の会議でOHPが50枚必要になったとかで近くの文具屋へ行ったら、コピー機用のOHPはどんどん廃盤になっているとの事だ。それはそうだろう。こんなに高い価格なのにあとは捨てるだけという不経済極まりない製品だし、経費削減なら真っ先に削るべきものだ。そもそもPCで映せるんだから、使うなよ。
 
 今日は妹が来る。母は明日から2泊3日で外泊退院なので、その手伝いもある。なにせ病院のリハビリ・スタッフが夏休みで5日程不在なので、文字通りリハビリが出来ないのである。だが入院患者は規定上2泊3日しか外泊できない。医療の規定もなかなか不思議なものばかりだ。
 しかも膝の手術では、例え歩けない状態であっても、国の規定で3ヶ月経過したら一度退院しなければならないのだそうだ。若い人ならともかく、高齢者だと3ヶ月以上かかる人もそれなりにいるのが実際だとの事で、やはり不思議な規定だろう。

 夜は先日買ったDVDの「スローターハウス5」を見る。
 実は30年前に見て以来なので、本当に久しぶりなのである。だから思っていた以上に丁寧な画面作りに感心してしまった。やはりあの頃の映画業界というのは、なかなか面白いものである。
 ただ今回見終わって、どうもラストの印象が変わった。以前はもっとこう、ハッピーエンド的なイメージだったのだが、今回改めてみると、それはあくまで表面だけの事ではないかと感じたのである。映画的には主人公は間違いなくハッピーエンドなのだが、観客側からすると、それでいいのか? という感じがしてしまったのである。
 一度原作を読み返してみた方が良さそうだ。何処にうまっているかな…。

 なお最後の方でソ連兵が出てくるシーンでは、ちゃんとPPSh41を持っていた。感心である。


2009年08月11日(火) 世は高齢化が進む

 特にこれと言った事もない。

 会社では辞める子からの引き継ぎが忙しいが、どうもこの子が辞めた後の仕事の割り振りを、まともに考えている人がいないようだ。確認しても後から考えようとしか言わない。これでは会社自体に危機管理能力がないとしか思えない。例によって、何か大きなトラブルが発生してから大騒ぎするのだろう。まったくもって、どうしようもない連中ばかりだ。

 そんな訳で(全然関係ない?)、新しいアニメ・ヴァージョンの「コブラ」を見た。
 相変わらずコブラの声は野沢那智だったのだが、さすがにこの人も寄る年波には勝てないのか、声が出なくなっている。もちろん静かな部分は違和感なく画面を見ていられるが、アクション系のシーンになると、さすがに声が全然出ていないのがハッキリ判ってハラハラしてしまう。これはどの声優でも同じである。

 結局のところ、いくら名声優であっても年とともに声が出なくなっていくのは仕方がないので、本当は制作側がそういうのも含めてきちんと企画して、録音も考えるべきなのである。キャラクターのイメージが大事なら、むしろ声が出ずにイメージが壊れる方が重大な問題だろう。
 したがって番組スタッフは、新たに有能な声優を探し出すくらいの気概が必要で、見つからなければベテランにチェンジするのも良い。山寺宏一のような有能かつオールマイティーな人を利用するのも、安易だが有効だろう。そういったすべてを上の方に提案してねじ伏せられないようでは、無能な連中だと言われても仕方がない。
 ルパン三世の声をあてていた山田康夫が亡くなった時、キャラクターのイメージが変わるのを恐れてそっくりさんを使うという発想になったのだが、その考え方自体には、アニメの場合まったく意味がないし、そもそも思考停止である。
 結局のところ、ルパン三世が悪い前例を作ってしまったのだ。当時のスタッフの責任は、非常に重い。

 番組の質を上げるという事を、今の映像業界のスタッフも上層部も、まったく考えていないのである。


2009年08月10日(月) 検診は疲れる

 今日は会社で指定されている、年に一度の検診だった。雨が激しく行くのが面倒だったが、受けなければならないので仕方がない。

 メタボチェックで、看護婦(今は看護士だっけ?)が「あれ、もう一度計ります」と再計測する。昨年よりかなり減っているらしくワザワザ確認する。体重の時には他の看護師が「あら、6キロも減ってますけど何か運動とか始めました?」という。そん面倒な事はしていないのだが、さて…。

 採血では、針が刺さるのをじっと見ていたのに痛みが全く感じられなかった。終わった後の止血もうまく、出血が全然なかった。こんな上手な人にあたったのも久々である。そういう話を会社でしたら、どうもはりさきを見つめる人は少数派らしい。そういえばチャウチャウなんかも見ないと言っていたのを思い出した。もしかして、はりさきを見る人は、本当に少数派なのか?
 でも血液自体には同年代の多数派と同じく、色々と問題が出てきたらしい。今まで再検査という経験がないのだが、もしかしたら初めて行う事になるかもしれない。

 相変わらずバリウムでの検査は嫌なものだ。検診でどうも具合が悪くなると言うのは、本末転倒ではないのか。しかも終わってから弁当が出るのだが、内容が油っこい物ばかりで、バリウムを飲んだ後ではそうそう食べられるものではないだろう。色々と問題があると思ってしまう。

 そして待っている間に「ブロークン・アロー 戦闘妖精 雪風」を1/3位読めた。これが検診の良いところだな。


2009年08月09日(日) 「ギララの逆襲」

 母親の病院へ父親と行く。
 朝から小雨だったが、午後には本格的な雨になる。最近は本当にスッキリしない天気ばかりだったのに、この雨ではもううちの中がとんでもない湿度になってしまう。

 午後に少し時間をとって、昨日はかせから届いた「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」を見る。
 なにせこの作品、私の生活エリアでは、ショップどころかレンタルすら見かけず、本当に難儀していたのである。マイナーだという自覚はあるが、レンタルにもないほどなのだろうか。
 元々、オリジナルの「宇宙大怪獣ギララ」は劇場公開時に見ていたので、よりにもよって河崎実監督によるリメイクとあっては、多分チープな作品になっているだろうという予想はできるが、やはり観ない訳にもいかないだろう。なにせギララである。
 ところがこれが、あっという間に上映が終わってしまったのだ。普通の会社員は映画館に来るなと言っているようにしか思えないではないか。

 それはともかくとして、とにかく良くも悪くも河崎実の作品であり、「電エース」の頃から何も変わっていない。結局は「特撮マニアの作った8ミリ作品」という言い方が一番正確な表現かもしれない。そしてなによりマニア心をくすぐる小ネタがたくさんあって笑ってしまう。
 国際風刺が効いているあたりで海外でもそれなりに評価されたようだが、この程度はSF、というかモンティ・パイソン世代には緩すぎるくらいだから、別に改めて驚くような事ではない。むしろ河崎監督にしてはよくまあここまでやったものだと感心する。わざわざ顔まで似せたりするのも、普通なら出来なかった事だろう。いずれ少しずつだが世間一般に受け入れられていると言う事なのかもしれない。尋常だとは思えない事態だが…。
 しかしこの監督らしいというのが一番良く表れているのは、「加藤夏希のコマネチ」だろう(正確には「ネチ・コマ」なのだが)。このスケールの作品ではやろうとは考えないのが普通なのに、さすがは河崎監督である。もう脱力度100%だ。

 ただラストのバトルは、怪獣プロレスが好きではない私には、かなり冗長だった。その前までは良い感じだっただけに、なおさら惜しまれる。この辺が怪獣バトルにしても上手く処理する樋口監督との違いなのだろう。
 でも特撮物が好きなら、レンタルで見つけたら一度見ておいた方が良いと思う。今時こんな映画を作る監督がいて、制作する会社があるという事実に、驚く事は間違いない。


2009年08月08日(土) 慌ただしく終わる

 午前中は父親の内科と眼科。どちらも午前中だけなので、実に慌ただしい。
 しかもこれと言って治療内容に進展がないというのに、今ひとつ納得がいかなかったりもする。

 午後に帰宅すると、はかせからDVDが届いていた。これまたうれしいセレクトだ。しかもセルもレンタルも見つからずに難儀していた作品である。やはり私の事を良く理解していると感心する(私の表情は読みやすいのか?)。

 夕方、父親用に米を炊いていたら、どうも炊飯器が壊れたらしい。
 内部から明らかに部品の焦げるにおいがして動かなくなったのだ。時間がないのでさしあたってどうするかを協議し、おかずは出来ていたので、冷凍御飯で急場をしのぎ、その足で電機屋へ行き炊飯器を購入する。
 しかし、ほとんど20年使った、いや酷使した炊飯器である。良く今まで持ったものである。合掌。

 こうしてなんだかバタバタと騒いでいるうちに1日が終わっている事が多いような気がする。


2009年08月07日(金) 「大正野球娘。」だよ

 アマゾンから2年前に頼んでいた洋書が届く。謎の円盤UFOの「TECHNICAL MANUAL」だ。
 中身は写真かと思っていたのだが、実はCGによるイラストだった。まあそれでも少しは参考になるし、当初の半額の値段になっていたから別に構わないだろう。
 しかし装丁の問題だが、本編よりもハードカヴァーの表紙と裏表紙の方が厚いというのもいかがなものか。しかも当初の予定と表紙デザインが違っている。当初はSIDだったが、届いたのはUFOだったのである。やはり表紙ならSIDの方が見栄えが良いのに。

 そしていわさきさんから昨日連絡のあったDVDが届く。あんなに遠い場所なのに、もう届いた。早いものである。
 早速見たが、大正野球娘。原作ともマンガともかけ離れている…。これは10代の連中には楽しめると思うが、「大正時代の女子が野球をする事の大変さ」があまり感じられないのは非常に残念だ。そういう部分ではマンガ版の方が遙かにまともな描写になっている。
 そもそもアニメ版は、大正時代の女子にしてははしたない行動が多すぎる、スカートの丈が短かすぎる、小梅の顔の頬が赤いというのは馴染めない、お雪と巴の声があまりにもイメージからかけ離れている、等々問題が多く、私としてはあまりに作りが安易だと感じてしまった。
 ただ、とりあえず別物と考えればスタンダードなアニメ作品としては、そこそこ楽しめるのかもしれない。ここはむしろ、現代の女子校が舞台のアニメにしてしまえば違和感がなかったかもしれないが、いずれ少なくとも演出はそんな感じで進んでいる。
 今後どう化けていくのか、それとも化けないままか、そこは興味のあるところだ。
 私はとにかく伊藤伸平版のマンガが一番楽しめる。

 そして林亜美氏から、プラントメンも届く。園昔、チャウチャウやJemさんも参加していたあの同人だ。昔のままで相変わらず楽しめるのだが、本当に彼の継続力には頭が下がる。少しはカンパした方が良さそうだ。

 夜は病室が変わったという母のところに頼まれ物を持っていく。どんぐり2号に用意してもらっていたのだ。時間的には20時で閉まるので、なかなか綱渡りである。しかし今度の母の病室には、痴呆症ぎみの人もいるとの事。これまた難儀である。


2009年08月06日(木) 父帰る

 父親が帰ってきた。
 いろいろとあって、結局は1時間ほど早く帰してもらったが。とにかく何かと大変な事ではある。だが現時点での父親はショートステイには向いていないようだ。あまりにも時間をもてあましている。やはりデイサービスを多用するしかないのだろう。

 ところで今日は、社員の父親が亡くなり通夜があった。
 それは良いのだが、なぜこんなに大勢で通夜に行く必要があるのか全く理解できない。夕方になって必要書類にハンコを押す人間が誰もいないのだから、本当にヴァカである。これで効率だの仕事の絶対量だのとふざけた事を言うのだから大笑いだ。少なくとも4時間にわたって仕事が中断しているのだから。
 行った連中も、実は特に意味がないらしく、社員の父親だから行ったら良いのかどうか判らないという雰囲気なのだ。これで中間管理職だというのだから、これまた大いに呆れる。自分で物事を考えられない連中ばかりなのだ。

 そんな呆れた夜に、いわさきさんから電話。
 テレビ・アニメの「大正野球娘。」2話分を送ったとの事だ。これまた嬉しい。こうして人の好意で生きている自分を実感する毎日だ。
 そして友人と話をするのは、相変わらず楽しいのだった。基本的に私の友人は、自分よりは賢いので色々と刺激になる。これは知識というレヴェルの問題ではなく、やはり感性の問題だろうか。とにかく会社での会話では絶対に味わえないものである。


2009年08月05日(水) 携帯は面倒

 こうして合間を見て日記をメモっているが、しかしPCの漢変換効率の悪さはどうにかならないものだろうか。これがために余計な時間がかかってしまっている。atokを入れてすらこの悪さだから呆れてしまう。
 やはり昔から使っていたワープロという専用機械は、言語に特化していただけあって、変換効率はとても良かったのだとつくづく思う。結局汎用機は専用機にどうやっても勝てないのだろう。

 ついでにmixiを携帯で見てみる。
 これは実に使いにくい。常時携帯で利用している人も多いらしいが、良くこんなものを日常使える物だと感心してしまう。私には緊急時以外使えそうもない。入力だけで本当にイライラしてしまうのだ。
 やはりそういう人と私とは、根本的に人種が違うのかもしれない、と思ってみたりする。

 そしてコンビニで「クレイモア」の立ち読みをする。
 なんだかとんでもない展開になりつつあるが、きちんと収束できるのだろうな、と心配になる。パワー・インフレだけは勘弁して欲しいものである。
 ちなみにユマの「たまには私にもかっこくらいつけさせろ」が、珍しく良い感じだ。でもこの状態でシンシアを見捨てないためのセリフとはいえ、そのまま死ぬんじゃないだろうなぁ…。せっかく他の仲間のようにキャラが立ってきたのに。

 気がつくと「サマーウォーズ」をやっていて、これは是非観たいが、時間を考えるとコロナか…、いやそもそも行く時間があるのだろうか。どうも難しいような気がする。


2009年08月04日(火) ショートステイ

 父親をショートステイに送り出す。やはり後々の事を考えると、少し慣れさせておく必要がある。
 だが夕方になって、会議が中止になったから帰ると言いだしたらしい。どうもたいくつになるようで、なんだかんだと理由をでっち上げて帰りたがるらしい。いくら仕事とは言え、こういうところの職員は本当に大変だとつくづく思う。半端な人間には出来ないだろう。

 しかしちょうど母親の病院に行っていたのだが、本当に面倒な事態である。こうしてちちまと電話がかかってくるのだ。今月の電話代はとんでもない金額になっているかもしれない。

 ちなみに今日は、母親が明後日からリハビリがメインの病室へ移動するので、今まで同室の人にちょっとお裾分けが必要になったというので急遽持ってきたのだった。やはり病院が少し遠いと、何かと大変である。


2009年08月03日(月) 死亡事故

 土曜日に同じ部署の女の子が事故に巻き込まれていたとの事。
 車は半壊、死亡1名、重傷1名が出ている事故だ。なんでも信号無視して突っ込んだ車に巻き込まれた事故で、直接歩行者を殺した訳ではないのが救いだろう。いずれ彼女に責任はない事故だ。しかしこの地区で立て続けに死亡事故が起こっているのは迷惑な事だ。

 しかし交通事故が全く減らないと言う事は、やはり免許制度には致命的な欠陥があるとしか言いようがない。
 車の運転とは本来五感をフルに働かせる高度な技術が必要だ。これはバイクに乗ればすぐに判るが、アメリカンでたらたら乗っているようではダメだ。いずれ命がかかっているという認識がない人間が多すぎるのだ。そんな人間に簡単に免許を与えるというのが、そもそも間違いなのである。
 田舎では確かに車がないと生活できないという側面はあるが、だから事故を許して良いというものではない。そのへんを大きく勘違いしている輩が多すぎるのだ。

 スピードを出すから事故るのではない。判断が甘いから事故るのだ。そしてその判断には適性が大きく作用するが、それが出来ない人間が確かに存在するのである。それが判っていない人間のなんと多い事か。


2009年08月02日(日) 勉強になる

 午前中、母親の病院へ父親と行く。
 手術からそろそろ1ヶ月が経過するが、特に大きな問題もなく、それなりに順調ではあるらしい。そろそろ歩く訓練も多くなってきたようだ。

 午後は久々に駅前へ出る。ただし時間もないので、本屋をちょっと見ただけで終わる。
 だが出てきて正解だったのは、ちょうど折良く「アンブロークン アロー 戦闘妖精・雪風」が出ていたのである。いつも行くジュンク堂は品切れだったが、ロフト店にあるというので、そちらに取りに行く。
 最初に「雪風」が出てからそろそろ25年にもなる。これは間違いなく日本のSFに新しい流れを作った作品だったが、それが何処へ行こうとしているのか、とても楽しみなシリーズである。
 ついでに「押井守全仕事リミックス」も買う。それは以前出ていた本の3度目の修正版だ。特にこれといった目新しい記事はないが、何となく買ってしまった。ヴァカだ…。

 夜にT沢君からメールが来て、母親の「障害者申請」も確認してみてはどうかという。さすがに本人が障害を持っているだけの事はある。これには全然気がつかなかった。やはりなんだかんだ言っても、実際の経験者とそうでない人では、理解の度合いにまだまだ差があるとはっきり認識させられる一瞬だ。それを気づかせてくれる友人は、やはり私にとっては貴重である。
 いずれ病院などに、後日確認してみよう。

 そしてその後「アンブロークン アロー 戦闘妖精・雪風」を少し読むが、読んでいて本当にゾクゾクする。やはり神林長平は初期から読んでいるが、このゾクゾクする感覚はずっと変わらないようだ。この感じがなくならない限り、まだまだ読み続ける事だろう。


2009年08月01日(土) 参考番組

 今日も粗仕事。でもメチャクチャ忙しい。

 明日は母親の病院へ、頼まれた物を持って行かなければならないので、夕方会社が終わってからパタパタと動き回る。リハビリという行程になれば、やはり大学病院クラスの人気が高いのが良く判る。今の病院では必要な物を次々と用意しなければならす、これに結構手間がかかるのだ。

 そうこうしていたら、20時に八戸のT沢君から電話が来て、NHK教育で膝関節の病気の特集をしているというので、あわてて見る。
 母親が手術した方法も解説されていたが、関節の形が違っていた。関西の大学だったが、やはり大学によって違うというのが良く判る。
 いずれにしてもリハビリの大切さが強調されていたが、実際に母親の担当医もリハビリが大切だと言っていた。リハビリを怠ると、関節が上手くなじまず、結果としてまったく動けなくなるケースもあると言われていたのだ。
 腕の良い医者なら、手術に何の不安もないが、問題はその後で、そこから先は本人の努力が大きくものを言うのだ。実際に自分もリハビリの経験があるが、あれはかなり苦しい。いや、苦しいというより、当初は非常に痛いのだ。そこで手抜きをすると、後々後悔する事になってしまう。
 いずれ現状認識には役に立つ番組だったが、総合はこういう番組が下手だ。今のNHKは本当に役に立つのは3年に一度あるかないか、そんなものだ。

 そしてこうやって気に掛けてくれる友人がいて、とても嬉しいのだった。


どんぐり1号 |MAILHomePage