どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEXpastwill


2005年09月30日(金) 非日常ではなかった

 朝、会社に行く途中、かなりの数の自衛隊車輌が走行していた。トラックや高機動車輌、6輪の偵察車輌など、会社に着くまで延々見られたのである。でも日常の中の非日常という感じがしなかったのは、基地祭のための移動だと判っているからだろう。
 この辺は、夜中に戦車を積んだ貨物列車を見るのとは全然感覚が違う。

 昼に近くの模型屋を覗くと、ファインモールドのミレニアム・ファルコンのアナウンスがあった。しかし定価がほとんど20,000円である。これは高い。ただし今予約すると30%オフになり、実際このくらいの価格になると30%は大きい。
 でも追跡戦闘車を頼んだから、無理だな。そもそもエアウルフとロータス・エスプリも出るんだし。

 そんな今日は月末だが、上半期の決算という会社が多いのだろう、メチャクチャ忙しかった。
 結局帰宅は24時に近くなってしまう。これで明日も会社なのだから、困ってしまうのだった。


2005年09月29日(木) ちょっとおしゃべり

 仕事中、先日退社したT沢氏から電話が来る。
 いろいろと話をしたが(もちろん周囲の手前、会社のヤバイ話は出来ない)、ラジコンの電動ヘリを買ったそうだ。いいなぁ。親睦会からはHDDのストレージをもらったようで、これまた羨ましい。
 デジカメを多用する場合、こうしたストレージが必要になり、いずれは買わなければならないが、意外と高いのである。

 こうしてちょっとした息抜きが出来たが、仕事は月末が近いので忙しく、帰宅は0時であった。本当に寝るヒマがないぞ。


2005年09月28日(水) そろそろキース・エマーソン

 昨日のトラブルは、結局丸投げされてしまった。予想はしていたけど。
 とりあえず善後策を女性陣と話し合うが、かなり珍しいトラブルなので、これがどこまで波及するか誰も判らないところが恐ろしい。そして少なくとも11月末までは確実に影響が出る。イヤだなぁ。

 そんな中でも、そろそろ10月15日のキース・エマーソンのライヴについて、列車やホテルの手配をしなければいけない。
 先週子どんぐりと東京に行ったばかりで金がないので、極力安くしたいが、少なくとも新幹線を使う限り極端に安いパックはなかったりする。かといって高速バスだと、ある程度時間がかかるからちょっと疲れる。
 そろそろ都内を延々歩き回るのも辛い年になってきた事だし、余裕を持った行程にしたいが、それでもついついあちこち行ってしまうのだ。困ったものである。
 例によって中野に行けば半日は潰れるし、新宿でCDを漁れば半日はかかっておまけに金がなくなる。
 
 あ、どこかで「銀河ヒッチハイク・ガイド」を観られないかな。


2005年09月27日(火) ちょっとお出かけ

 仕事で福島まで行く。
 やはり会社のボロ車では疲れる。基本的にサスとエンジンは良い物を使っていないと早く疲れるし、別にレカロのシートにしろとは言わないが、必要な部分にはそれなりに金をかけていないと、事故の元であろう。と思ってみたりする。

 そして肝心の打ち合わせをいろいろ。
 自分のポジションというか、自分なりに頑張った成果が全く評価されていないという事が、ぼんやりとだが判明する。体裁を気にする人がいれば、当然の結果だから、まあ仕方がないのだろう。でも私としてみれば時間の無駄だった訳だ。
 現状ではこれ以上の業務の改善は望めないし、経費の削減も無理だ(この辺は純粋に人の問題である)。こうなると福島からの支援がどこまで実を結ぶかであるが、あまりにも問題が多すぎる。
 もちろんできる限りの協力はするが、上の考え方に無理があるようでは、成果を期待されても実を結ぶ可能性は低い。
 いずれにせよ、当分の間は振り回されそうだ

 帰路、途中のSAで桃やぶどう、柿などを売っていた。思ったほど安くはなかったが、多分品質が良くて、実質的には安いのだろう。でも高いなぁ。この手の果物は好きなので、こうして現物を見るといつも迷ってしまうのだ。

 さらに途中でGUN誌11月号を買う。
 今月はM84のミニ特集だという事だったので、迷わず購入したのだが、これは不満な内容だった。量的にも質的にも、である。それでもM84のカラー写真は綺麗である。
 個人的には、護身用に好きな銃をセレクトしていいと言われたら、迷わずM84を選ぶ。そのくらい良い銃である。モデルガンでさんざん遊んだから、ホールド感覚がかなり良いというのも判っている。マガジンに13発というのは護身用としては完璧である。メカとしても非常に優秀である。
 本当はガヴァメントのシリーズ70が一番好きなのだが、いかんせん平均的日本人の体格では、護身用として隠せないほどに大きい。そうなると結局、M84以上に優秀な護身用の銃は他にないと思っている。

 そして会社に戻ると、とんでもないトラブルが発生していた。その時いなくて良かったと思ってしまうほどに大きなトラブルである。もっとも明日以降、リカバリーでとんでもなく時間がかかりそうで、恐ろしい。月末が近いのだから、これはまずい事態である。
 そして確実に来月まで影響するのだ…。


2005年09月26日(月) 映画が観たいなぁ

 さすがに昨日の今日では、疲れが抜けないというか、だるいというか。まあ精神的に仕事がしたくないというだけの事なのだろう。

 昨日は結局本屋に行かなかったのだが、しりあがり寿がイラストを描いた本が出ているし(そう言えば「ジャカランダ」は高くて買っていなかった)、何をトチ狂ったのか攻殻機動隊S.A.C.の特集を組んだユリイカが出るし、ファンタスティック・アルバムのシリーズからは「キャプテンスカーレット&ジョー90+ロンドン指令Xアルバム」という長すぎる題名だが、とにかくITCの本が出ているではないか。やっぱり昨日行っておくべきだった。
 なにせ次に行けるのは一週間後なので、店頭在庫がなくなっている可能性もある。今日も今日とて帰宅は23時だしなぁ。
 まあ今ではさっさとネット発注ができるから、よほどの事がない限り入手不可という事はないし、そもそもサンダーバードの豪華本を持っているので、キャプテンスカーレットに関してはあまり焦らなくてもいいのである。ただ、再構成本だから買わなければならないのは同じなのだが。

 あとは「銀河ヒッチハイク・ガイド」をもう一度読むべきか悩んでいるが、映画に関しては意外と判りやすくまとまっているようなので映画を先に観ようかと思っていたら、上映される地区は東京・神奈川・千葉・愛知・大阪・京都だけなのだという(情報は、まとりさんのところ)。これはまいったなぁ。いずれすぐにソフト化はされるのだろうが、やはり映画は映画館で観たいではないか。

 そう言えば「リベリオン」の時も東京でしか上映されていなかったのだが、たまたまキング・クリムゾンのライヴで新宿にいたので、なんとか観られたのである。そして、映画館で観たおかげで「リベリオン」の伝道師となってしまったのだった。
 とにかく「GUN-KATA」はかっこいいぞ。


2005年09月25日(日) 疲れは残る

 朝起きて体がだるい。当然だが。

 午前中は、東京で撮ったデジカメの写真を、とりあえず親に渡す分だけプリントする。
 こういうところはデジカメが便利である。店の休みも関係ないし、ある程度の枚数なら簡単にプリントできる。やはり自分の利用方法を考えると、安い一眼レフ・タイプのデジタル・カメラでいいのかもしれない。というか、まだまだデジタル・カメラは未成熟な機械であるから、いっそレンズ一体型のデジタル・カメラで充分なのかもしれない。
 少なくとも一眼レフ・タイプのカメラは今後進化していき、描写もますます良くなっていくはずなので、現在の描写、操作系に不満のある自分としては、何を買っても同じという事になってしまうのだ。
 
 午後はちょっと町へ出るが、子どんぐりも疲れているのか、あまりあちこち行きたがらないので早々に帰宅。実家に、お土産のぬれ甘納豆と写真を持って行く。写真の解説を子どんぐりがする。

 この時、お墓の見積書が昨日来ていたというので見せてもらう。さすがに「全部黒一色の石」と「土台が白で上が黒の石」では100万以上の差がついてしまった。うーむ、恐ろしい。
 しかも現在の中国は原油価格の高騰で輸送費が上がっており、今後価格がどうなるか判らないという。もっとも中国は近いうちにバブルが崩壊するのは目に見えているし、原油価格もいつまでも上がり続ける訳ではないのだが、問題はこちらがいつまでも待ってはいられないという事だ。
 もっとも冬が来る前に施工した方が良いのか、春になるまで待った方が良いのかという問題もある。

 そう言えば中国のガソリン等の価格は、原油価格が上がっても国が統制しているので市場価格は変わらない。ただし精製工場が赤字になるだけなので、製造のサボタージュによる不足という事態になってしまうのである。まったく困った国である。

 実家を16時くらいに退去。
 その後、ちょっと会社に出る。こうして必ず休みに出ないと仕事が片付かないというのは、はっきり言って異常である。そしてそういうのを当たり前と考えている人たちは、もっと異常である。休みに出て片づければいいと思っているから、いつまで経っても仕事の効率化が出来ないのだ。
 こうして精神的には休めないのである。

 日記を書きながら「電車男」のサントラを聴く。いやぁ、実につまらない。このCDの価値は、オープニング・アニメのDVDがオマケで付いているという、ただそれだけにある。
 私がプロデューサーなら、もっとCDが大量に売れる戦略の選曲をするし、大量に売る方法はいくらでもあるのだが、どうにも中途半端である。ま、フジのドラマだからそんなものか。

 どんぐり2号が、地元デパートでやっていると噂のあった宇宙展を見つけた。
 玩具コーナーに隣接していたのでは判らない訳だ。こういうところは旧エンドーチェーンが非常にうまく、あれで破綻したのが不思議なくらいだ。奢れる者は久しからず、の見本である。
 それはともかく、いろいろ商品もあったようだが、月面車のセットだけ買ってきてもらう。本当はNASAのTシャツも欲しかったが、安くはないのである。こういうところには給与に関するデフレの影響が出ているのだ。

 こうして一日も終わってしまうのであった。


2005年09月24日(土) 東京備忘録2

 東京の2日目。ホテルの朝食はバイキングだったが、味は今ひとつであった。

 池袋駅でJRの「都区内パス」を買う。西荻窪や蒲田、葛西臨海公園まで含まれて730円なので、充分元は取れるのだが、これが券売機で買えるとは知らなかった。私のような人間には「東京フリー切符」よりは安くて便利なのである。

 まずは東京駅のコインロッカーへ荷物を叩き込んでから、秋葉原の交通博物館へ行く。9時30分の開館と同時に入館し、子どんぐりはシミュレーター系を全部制覇する。
 待っている間に色々な解説を読んでみたが、パンタグラフのところで「電力を効率的に得るために、電圧を上げて電流を下げている」と書いてあり、効率の観点から電圧を決めていたのかと今さらながら納得する。もっとも後で色々と確認しないと行けないが。
 しかし本当にじっくりと見ていると、一日が潰れてしまうだけの質と量がある。ただし2階以降の自動車や飛行機の展示は力が入っていない。つまりあまり面白くないのである。
 結局、2時間半くらいで全て見て回れたが、やはり昨日よりは空いていたせいだろう。それでもトータルで5時間近くいた訳である。まだまだビデオなどで面白そうなのがあったが、とりあえず切り上げる。

 帰る間際に気付いたのだが、この交通博物館は来年、つまり2006年の春に閉館するそうである。ただし2007年秋に「鉄道博物館」として、さいたま市大宮で新たに開館するというので一安心だが、やはりこれには驚いた。大宮ではこちらから遊びに行くにはなにかと不便なので、なんとか間に合ったという訳だ。

 そして新橋からゆりかもめに乗って台場へ行く。運転士のいない自動運転システムというのも、乗ってみるとあまり気にならないものだ。ただ意外と発進時の加速が強い。混んでいる時には少し不安である。
 そしてフジテレビへ行くが、思った以上につまらない。現在のフジに面白い番組がないので当然なのだろうが、なんだかもったいない。こうしてみると「カノッサの屈辱」のような番組は、フジにおいてすら異端児だったのかもしれない。
 目玉である球形展望台も大した物ではなく、これで有料というのもなんだかなぁ、である。私としては新宿副都心の方が遥かに楽しい。なお球形展望台型のケースに入った饅頭が売っていたが、ケースがまるでデス・スターだったので、何かに使えるかと思い購入。収獲はそれだけだ。
 どうせなので自由の女神像も見たが、かなり小さい。これは下田にある女神像を見慣れてしまったせいだろう。
 雨も降っていたので、そこそこに切り上げる。

 東京駅まで行き、一休みという事で、先日出来たトミカ・ショップの向かいの喫茶店でパフェを食べる(もちろんその前にトミカ・ショップへは寄っている)。しかし2人で2,000円だ。昨日の夕食が2人で1000円強と言う事を考えると、東京の物価の落差というものが良く判る。必需品に近い物の方が安いのだ。

 人心地ついた後、ポケモン・センターに行く。
 ここでは子どんぐりが探していたCDに近いアルバムがあったというので買っておく。あとはくじ引きでぬいぐるみ(ただしハズレの、である)。そして今度出るテトリスもどきのデモで少し遊んでいたが、あれでは画面が早くダメになるのも当然だ。

 そして上野のヤマシロヤへ行く。
 鉄道模型のコーナーにNゲージ用の人形があるのだが、Preiserというメーカーの製品にはなんと「死神」があったのである。モンティ・パイソンに出てくるあの死神そのものだ(いや、そもそも死神のステレオタイプがあの姿なだけなのだが)。結構な値段だったが、思わず買ってしまう。
 地下ではプロ用に近いマジック用品を売っていたが、本当に高いので諦める。しかしいくつかはその形状を観察してタネがほぼ判ったのもあった。同じ物でネタによって厚さが違うというのがミソだ。こいうのは手に取って見られると非常に参考になる。

 店を出て、アメ横を歩きながら適当なカバンを探すも見つからず、結局子どんぐりのショルダーバッグだけを買う。
 これでアメ横という場所の雰囲気は判ったものと思う。ここもゆっくりと中を見ると、いろいろと拾い物があったりして楽しいのだが、やはりたまにしか来ない身としてはゆっくりと見る機会も少ないのである。

 最後は東京駅に戻り、弁当などを買う。少し時間があったので八重洲地下街を彷徨う。ここでジブリの商品を扱っている店があったが、名前が「どんぐり共和国」である。いつ出来たのだろう。

 新幹線は行きと同じくマックスの2階席だったが、夜は眺めが良くても全然役には立たないのだった。当然である。
 そしてこれにてひとまず終了。肉体的にはかなり疲れた2日間であった。


2005年09月23日(金) 東京備忘録1

 子どんぐりと東京。
 朝は食べられないというので、おにぎりを持ったが、新幹線の中で子どんぐりは3個も食べてしまった。ちょっとしたきっかけで食欲が増減するのでなかなか厄介な奴である。

 新幹線を降りると、異様に暑い。さすがは東京だと言うべきなのか。
 この暑さでは先が思いやられるが、まずは上野動物園に行き、パンダを見る。シュアンシュアンが帰国するというので、さすがに混んでいる。列は立ち止まらずに移動しろとのアナウンスが流れていたが、例によって2匹とも全然動かない。大昔に見に来た時と同じなので、パンダとはこういうものだと再認識する。
 その後、色々と見て歩くが、子どんぐりは意外とはまったようで、結局3時間もいた事になる。やはり上野動物園は見せ方もうまいのだろう。

 多分二度と乗る機会はなさそうなので、ここにある日本で一番短いと言われているモノレールには乗っておく。本当にあっという間だが、小さい子供にはいいのかもしれない。これで150円は高いのか安いのか良く判らないが…。
 しかし昼近くなるとあちこちからカレーの匂いがするが、いいのか、動物園で。もっと暑い時期には異様な匂いになるような気がする。
 そして動物園を出る前にもう一度パンダを見たが、入った時と全く同じ格好で寝ている。多分全然動いていないのだろう。さすがである。

 動物園を出て、昼をどうするか子どんぐりに聞くと、カレーがいいという。あれだけカレーの匂いがすれば仕方がないのかもしれないが、単純な奴だ。上野の駅前まで行くと立ち食いそばの店があり、そこでカレーとそばのセットというのを見つけた子どんぐりは一言「これがいい」。まあいいけど。

 その後、秋葉原の交通博物館へ行く。
 駅を降りると、相変わらすキャン・ギャルが大量にいたのだが、本当にメイド姿のキャン・ギャル(?)もいる。
 昔は本当に電気のパーツ等を売っている店が多かったのに、だいぶ雰囲気は変わってしまっている。そう言えばガイガー・カウンターのキットを売っていた店はどうなったのだろう。買っておけば良かったなぁ。
 そして道路は歩行者天国だったのだが、交通博物館の前はあまり人通りがないので、道路の真中に立つと異様な感じがする。

 肝心の交通博物館は、休日のせいか子供たちでかなり混んでいた。
 意外だったが、展示物はかなり良質だ。シミュレーターで遊んだり展示物をじっくり見たりしてあっという間に2時間以上経ったが、まだまだ見るものがあるので翌日もう一度朝から来るという事で、一旦切り上げる。実は疲れてきたというのもある。
 ここでのおみやげに「新幹線えんぴつ」を買っておく。ちなみに新幹線色鉛筆セットもあったが、子どんぐりは買っても使えないというので買わなかった。こういうところは妙に現実的なのである。

 池袋へ行き、一旦ホテルへチェックイン、荷物を置いて渋谷へ行く。子どんぐりに「ハチ公」と「モヤイ像」を見せるためだけに行ったのである。相変わらず待ち合わせの人は多い。

 そしてすぐ新宿へ行き、都庁の北側展望台に登る。ほとんど暗くなってはいたが、さすがに眺めがいい。周囲のビルも増えていて、どれがなにやら判らなくなってしまったのがちょっとだけ悲しい。
 時間もなかったので、住友の通称三角ビルに入る。ここは内部が吹き抜けで、なかなか見られる構造ではないので感動したようだ。できればNSビルの渡り廊下も見せたかったのだが、さすがに疲れてしまったので新宿駅まで戻る。

 池袋に戻って、吉野屋で夕食。サラダも取って合計1,050円也。ジャンクな一日である。ジャンクとは関係ないが、ジュンク堂で本を買い、ホテルへ戻る。
 やはり暑さもあって、かなり疲れた一日だったが、結構充実していたと思う。


2005年09月22日(木) ウキ、ワク、かな

 明日はいよいよ東京である。
 さて、どういうルートをとろうかな。いずれ、上野、秋葉原、葛西、銀座、台場、渋谷、新宿、池袋、これだけで終わるだろう。それでも渋谷はハチ公を見たら終わりだし(あ、モヤイ像もあるか)、葛西は地下鉄博物館だけだ。

 地下鉄といえば、関係ないが仙台市には他の都市ではあまり例を見ない独自の「高速鉄道建設基金」というものがあるそうだ。法人関係の税金の一定部分を積み立てているのだという。意外だが、理にかなった方法である。

 ま、それはともかく明日から忙しい。
 実際問題としてこれを全部回る時間があるかどうか、行ってみなくては判らないし、あとは子どんぐりの気分次第というところではある。かなり歩く事になるし、疲れるのは間違いのないところなので、のんびりと回る事になるだろう。

 しかし子どんぐりはどの程度楽しみにしているのだろう。今ひとつ判らないのであった。


2005年09月21日(水) 東西線は面倒だ

 昼休みに追跡戦闘車を予約してきてしまった。
 少なくとも写真で見る限りではかなり出来が良さそうだし、仮に今ひとつの部分があっても、この手のアイテムなら多少の事は目をつぶるからいいのだ。でも今回のはかなりいい感じで、ほとんどプロップと言ってもいいかもしれない程なので、かなり期待しているのである。
 ここまで出来がいいと、本当は3台位欲しいところなのだが、そこまでの余裕はない。なにせ10月15日はキース・エマーソンのライヴでまたも東京なのである。さすがにその時はバスにしようかと思っているくらいだ。

 さて、とりあえずは金曜から東京なのだが、未だ準備をしていない。
 つまりどこをどう回るかを決めていないのである。なにせ東京というのは、意外と歩くのである。というかかなり歩く。だから子どんぐりの足の様子を見て調整が必要になってしまうのだ。
 多分新宿と池袋だけで、かなり歩く事になるだろう。

 さらに地下鉄東西線の葛西駅には、かなり小さいながら「地下鉄博物館」なるものがあり、そこに行ってみたいなどと言う。
 東西線というのは山手線中心に考えた場合、非常に厄介な路線なのだ。どうせ秋葉原の「交通博物館」には行くのだから、それで満足すればいいのにと思ってしまうほど、東西線は面倒なのである。
 そう言えば、大江戸線って乗った事がないなぁ。


2005年09月20日(火) 農村型から都市型へ

 今日は朝からめちゃくちゃ忙しかったし帰宅も遅い、っていつもの事か。

 少し時間が経ったが、選挙ネタを少し。
 今回の選挙における成果のひとつに、「農村型選挙」が「都市型選挙」に移行したというのが挙げられる。つまりこれは縁故に頼った形から変わったという事だ。
 過去の地縁をベースにしていた「農村型」では都市部の支持は絶対に得られない。いくらマイク片手に選挙カーで名前を連呼したり町中を握手してまわったところで、そんな事だけで票が集まるなどと考える方がどうかしている。要は基本的な政策がはっきりしていて、かつリーダーシップを発揮できるような人材が渇望されていたのである(だから石原都知事も支持されるのだ)。

 さらに今までの比例区の上位に長老政治家を置く事を止めたのも、小泉政権における改革のひとつで、これも都市部では有効打となっている。亀井氏の唱えるやり方では絶対に日本は良くならないと、誰もが判っているのである。
 それでも衆議院議員が小選挙区制で選ばれる以上、地元への利益を代表する亀井氏や鈴木氏が当選するのも、仕方がないが、そういう例はきわめて少数になったところが改革の進んだ証拠にもなっている。

 そして民主党は、それに対する対策をまったく立てられずに中途半端な姿勢で臨んだために惨敗した。
 昔の社会党などのように、与党に対して反対のための反対をしているだけではダメなのに、旧社会党の残党をかかえている都合上それを止める訳にも行かず、所詮は寄り合い所帯だという弱点がモロに出てしまったのである。
 そもそも前回議席を伸ばしたのも、別に自民党を崩したのではなく、あくまで社民や共産の議席を奪っただけなのであり、それをちゃんと理解していれば、今回のように政権交代などという愚かなセリフが出るはずはないのだ。

 そしてカリスマ性の強い小泉首相がこれだけ議席を伸ばしたのだから、暴走が怖いという人も多い。過去の歴史を見れば、確かに権力を得て暴走した例は多い。というか人類の歴史はその繰り返しだと言ってもいい。
 ただこれにも共通点があり、周囲にイエスマンだけを置いて、周囲の情報が遮断された時が暴走の始まりなのである。そういう意味では、小泉首相が暴走する心配はまずないと考えていい。なぜなら彼には敵が多すぎて、イエスマンだけで情報を遮断する事は不可能だからだ。
 ちなみに今回の亀井氏が、まさにこのイエスマン・シンドロームだと言える。どう考えても、イエスマンの意見しか聞いていない行動をしており、結果は予想通りとなったのである。
 やはり一般的な人間にとって、ブレインは重要なのである。

 という事をもっとキチンとまとめたいのだが、いかんせん時間がない。書きなぐった文章は、かなり構成に問題がある事が多い。あとで読んだ時、本当に情けなくなる事もしばしばである。
 備忘録として考えれば、それでも良いのかもしれないが、やはり悔しいものがあるなぁ…。


2005年09月19日(月) 遊びに行く

 午前中は中途半端になったので、何もせず。午後からT寺家に行く約束をしているので、その準備だけをする。
 昼前に出たが、ハードオフを覗いてから行く事にした。ここでHi-8のハードがないかを見るためだが、結局は見つからなかった。まあ根気良く探すしかないのだが、どうも仙台では難しいかもしれない。

 その後、T寺家に行き相変わらずのダベリングなど。
 この時愛知万博に行ったお土産に、会場で売っている「めざめの方舟」のDVDをもらう。押井関係の地区限定商品がもらえるのは純粋に嬉しいのである。
 ちなみに会場はとんでもなく混んでいて、「めざめの方舟」の整理券をもらう事すらできなかったそうだ。なにせ混んでいる時のディズニー・ランドの300%増しという感じらしく(行列の待ち時間比)、これでは子どんぐりなどが行った日には、一撃で「帰る」と言いそうだ。行けなかったが、そういう事で諦めてもらおう。

 そして皆で散歩に出たのだが、子どんぐりが釘を踏み抜いてしまった。もっとも木の固まりを自分で蹴って踏み抜いたのだから自業自得というかバカというか、なんでこんなに不注意なんだか。まあ消毒液をかけカットバンを貼った程度で収まる程度の傷で済んだようなので、明日一日様子見である。
 ただし靴は完全に穴が開き、使えなくなった。今週末に東京へ行くというのに、これでは新しく靴を買わないといけないのだが、新調すると靴擦れをおこすに決まっている。なんだかなぁ。
 そして気付くと風邪気味のようで、昨夜から鼻水をたらしていたから、多分昨日の映画館などで冷えたせいだろう。つくづくマヌケな奴だ。

 夕方、いわさきさんから携帯に電話が来て、大沢温泉の予約をしたとの連絡だった。10月22日〜23日の日程で最大男性20人、女性8人のキャパである。そんなに集まらないような気もするが、まあこれからなんとかしよう。要は楽しめればいいのである。
 という事で、チャウコンもしくはESIFCONが正式に始動したのだった。

 T寺家で夕食をごちそうになり、なんだかんだしているうちに21時になってしまう。なかなか子どんぐりのカード・ゲームの決着がつかなかったせいもあるが、まあいろいろとダベリングしていればこんなものだ。
 という事で、明日からの会社には行きたくなくなってしまうなぁ…。

 帰宅して日記を打ちながら、「めざめの方舟」のCDを聴く。やはり映像を見てしまうと「百禽」の曲が異様なまでに記憶に残ってしまうが、これは映像に合った実にいい曲だ。この曲も車用のコンピに入れなければなるまい。


2005年09月18日(日) 墓石って高い

 朝、少しだけ会社に出る。時間の無駄に感じてしまうぞっ。
 子どんぐりは友達と「チャーリーとチョコレート工場」を観に行ったので、まあちょうどいい。しかし本当に映画に行く時間が取れなくなったなぁ。

 昼前に会社は切り上げ、親が墓石を立てるために墓地を見ておきたいと言っていたので、連れて行く。以前見た時に基礎の石が動いており、修理はどうなるのだろうと思っていたのである。
 今回墓地の近くの墓石屋に行って、いろいろと話を聞いて、とりあえず見積もりを出してもらう事にする。この時に大雑把な見積り価格を聞いたが、レガシーの250TBを新車で買ってお釣りが来るではないか。墓石とは高いものだ。
 もっとも納骨室を含む全体を直さないといけないので、仕方がない価格ではある。なにせ土が痩せてきて、全体にバランスが崩れている状態なのである。

 この時に中国産とインド産の御影石の価格の違いを教えてもらったが、極端に言えば単純に輸送費用の違いらしい。
 この店では中国にも加工工場を持っていて、インドからそこに運んで加工しているのだという。なぜならインドには優秀な加工業者がいないため、中国で指導した技術者に任せないとだめなのだそうだ。つまりインドから中国の輸送費がまるまる売り値にかかってくるという事らしい。

 ただし中国産とインド産で石の違いも確かにあって、含まれている鉄分の経年劣化による錆が、前者は赤っぽくなり後者は緑っぽくなるので、見た目が違うのだという。錆びているのはどちらも全く同じなのだが、目立ち方が違うという訳だ(だから一部の業者はインド産の方が良い石だと宣伝するらしい)。
 そして白い石と黒い石では、黒い石の方が単純に高くなるという事だった。
 あと中国では人件費が安いので、かなり色々な加工をしてもあまり料金が変わらないらしい。だから最近は変わった墓石が増えているのか(推察)。
 さて、見積もりはどのくらいの金額で出てくるのだろう。

 帰宅して、「めざめの方舟」をDVDでようやく観る。
 確かにこれはパビリオンで観る映像だ。メイキングを含めて見ても、やはり押井監督(今回は監修だが)の意図する部分ははっきりと見えない。パビリオン内部の装飾を含めて考えられた映像なのだから、当然である。でもなんだか悔しいなぁ。

 ちなみに「百禽」における鳥の飛行シーンは、ゲームに良くある戦闘機のシーンに似ているが、メイキングで「本来、空爆をやりたかった」といっていたので、やはりこれは戦闘シーンなのだと納得する。つまり魚、鳥、犬と出していたが、肝心の銃がないではないか、といつものファンなら憤慨するところだが、銃の変わりに戦闘機なのである(深読み)。
 まあ万博だから、銃など出せる訳がないのだし、こういう逃げ方も押井監督らしい(深読み2)。

 しかし特典ディスクのメイキングは、とにかく構成がヘタだ。
 今までのメイキングは、見ていると全体像がほぼつかめたのに、今回はどうにも雑多な感じがして、狙いやコンセプトがはっきりとしないし、そもそも会場でどういう上映方法でどういう見方をしたのかがいまひとつ判らない。
 せっかくの特典ディスクなのに、これではもったいない。


2005年09月17日(土) いよいよ追跡戦闘車

 今日も会社である。いい加減行きたくないのだが…。

 夕方、さすがに嫌になったので18時で切り上げ、近くの模型屋に行く。
 店内に入るといきなり新世紀合金シリーズの「スティングレイ」と「スーパーカー」が入荷したと声をかけられたので、とりあえず見せてもらう。スーパーカーはカラーとモノクロが出たのだが、カラーは見慣れていないせいか、とても派手に見える。スティングレイはなかなかいい感じではあるが、やはり10,000円近い価格設定がネックである。店の人も「5〜6,000円位だといいんですが」と言っていた。
 もちろんこういう価格設定でも、2ヶ月に一個ならなんとかなるが、これが毎月複数出ているのである。こんな状況で全て買える人などそうそういないだろう。それとも私がビンボなだけか?(いや、実際そうなんだが)

 色々と雑談していると、近日中に「追跡戦闘車」が出るという話になり、これは帰宅後ネットで検索したら10月の予定になっている。なかなか出来もいいので買わなければなるまい。大変である。という訳で、明日にでも予約してこよう。
 ただしこのモデルには、ひとつだけ大きな問題があって、それはタイヤがゴム製なのである。つまり経年劣化は避けられないという事だ。これはちょっと困ってしまうが、本体さえ残っていればタイヤは複製する事も可能だ、と割り切るしかない。
 全長17センチながら税込み10,290円という価格だが、それでもやはり売れるだろう。

 帰宅すると、どんぐり2号が「鉄腕バーディ」の10巻が出ているらしいと言うので慌てて近所の本屋(ただしスモール・スケール)へ行き、とりあえず確保。
 この時、文庫で「銀河ヒッチハイク・ガイド」と「宇宙の果てのレストラン」が置いてあったのだが、なんと新訳である。河出文庫なのだが、どうも映画のおかげらしい。

 昔、新潮版は持っていて、どうにもどこが面白いのか良く判らなかったのだが、今回の解説を読むとやはり元になったラジオ・シリーズやイギリスを始めとする英語圏の文化などの基礎知識がないと意味が判らないところが多いらしい。そうなると今回買ったとしても、はたして楽しめるものなのかどうか非常に不安である。
 もっとも「モンティ・パイソン」だって、背景が判らないため理解出来ていないと思われるスケッチがあるのだから、イギリスの文化とはそういうものだと割り切って鑑賞するしかないのである。たぶん…。


2005年09月16日(金) ロバート・ワイズの訃報

 ロバート・ワイズ監督が亡くなったそうだ。91歳だから寿命と言ってもいい年齢だ。
 あちこちの記事を見ると「映画界の巨匠」といった表現が見受けられるが、巨匠というよりは職人といった方が似つかわしい。これは彼を貶めているのではなく、どんなジャンルであっても水準以上の作品を作ってしまうのだから、やはり職人であろう。某所で見た「ジャンルを選ばない職人監督」というのは、見事に彼を表わしている言葉だ。

 ざっと思いつくだけでも、「地球の静止する日」「深く静かに潜行せよ」「ウエスト・サイド物語」「たたり」「サウンド・オブ・ミュージック」「砲艦サンパブロ」「アンドロメダ…」「ヒンデンブルグ」「スター・トレック」…、である。
 悪く言えば節操がないのであるが、それでもこれだけヴァラエティにとんだ作品群(物理的な数も多い)を一人の監督が作ったというのは、やはり珍しい例だ。
 とにかく独自のカラーがあまり出ていないので、どんな作品であっても作家性を感じずに普通の映画、つまりエンターテナーとして楽しめるのである。
 これが例えば、アンドレイ・タルコフスキーやリチャード・レスターのように作品の節々から独自のカラーが感じられると、寡作であっても巨匠扱いされる事もあるのだが、ロバート・ワイズ監督作品だと、言われるまで気付かない事もある。

 そんな彼の作品の中でも、「アンドロメダ…」や「たたり」は非常に好きである(この2作品はLDで持っている)。特に「たたり」は、心理描写だけでこんなにも怖い映像が作れるのかと驚いてしまった作品で、静かな恐怖による演出という点では「ヘルハウス」と並ぶ傑作だ。ただし怖さは「たたり」の方が上だろう。
 ちなみに「エイリアン」は、この作品をかなり参考にしていると思われる。

 まあ、そんな監督だ。合掌也。


2005年09月15日(木) サンマ来たりて、おいしいぞ

 今日も一日中忙しい。まあ相変わらずだが。

 帰宅すると、いわさきさんからサンマが届いていた。相変わらず新鮮でおいしいのだった。
 ただ、帰宅が遅いので夜中に食べる事になるのが問題である。ずっと夜中の夕食になっていて、別に太りはしないけれど、こんな食生活では身体に良くなさそうだ。

 とりあえず御礼もかねた電話をして、ESIFCON関係の話をする。
 やはり今年は10月下旬決行か。
 場所は花巻か大鰐か、意表をついて東京か。
 これだけ皆忙しくなると、参加者は何人になるのか。
 そもそも開催されるのか。

 楽しみである。というか、やはりこういう知性を刺激する集まりがないと、人生つまらないではないか。


2005年09月14日(水) 切符確保

 さすがに頭がボーッとしている。明らかに寝不足だ。

 そんな今日だが、昼に来週の東京行き切符を受け取ってくる。
 新幹線は往復とも、子どんぐりが熱望していたマックスの二階席である。ちなみにホテルは池袋にしたが、別の場所でも良かったかもしれない。
 いずれ東京でどういう観光ルートをとるか、そろそろ本気で考えなくてはならない。そんな中でお台場は未知の空間だ。つまりこまごまとした移動にどのくらいかかるのか、どうも見当がつかないのである。
 なんにせよ、金かかかる事だよなぁ…。

 しかしずっと朝から晩まで会社にいると、ネタがない、というより書きたいネタがあっても書く気力がなくなってしまう。これは本当に困った問題である。


2005年09月13日(火) 困ったもんだ

 帰宅が0時を遥かに過ぎる。
 こうなると寝るのは2時を簡単に過ぎてしまうし、起きるのは5時半だから、数日続くと辛いものがある。やはりもう若くはないのだから、嫌になってしまうではないか。

 で、上司はとある問題から拗ねるし怒るし、はっきり言ってガキである。だから人の仕事の邪魔をするんじゃない、と怒鳴りたくなる。
 ヘンな会社だよなぁ…。

 で、相変わらず指は痛いのであった。


2005年09月12日(月) 昨日のソフト

 今日も帰宅は0時近い。上司がいると、本当に時間の無駄だ。自分の仕事は3時間で10分位しかできなかったではないか。

 昨日は選挙ネタを書いて、買ったソフトについては触れなかったので、それを少々。

 DVDはスティーヴン・ソダーバーグ版の「ソラリス」で、劇場で観たが、まあソフトを買うほどでもないかと思っていた作品である。でも700円ならいいか。タルコフスキーの「惑星ソラリス」はLDとDVDで持っている事だし、比較する時には便利かもしれない。なにせソダーバーグ版はそろそろ内容を忘れかけているのだから。
 いずれあのラストはちょっといただけないが、そこまでの展開はそれほど悪くはない。誰にでも判るように作ったという点では特筆に価するのだ。

 CD「その1」は、タイム・トラヴェラーズの「ストーン・エイジ」で、彼らの2ndとの事だ。
 フランスはブルターニュ地方出身者のグループで、ケルト音楽をベースに自分達の音楽を作っているという感じのアルバムである。もちろんケルト音楽をやるにしても、現代の楽器を利用するのだから、当然オリジナリティのあるものにして悪いはずはない。したがってアイルランドあたりのミュージシャンとは違う展開を狙っているようだ。
 実際、マイク・オールドフィールドあたりがケルトを意識した時に作る音楽とは、かなり毛色が違っている。端的に言えば、ストレートではない。
 なんだかキングのユーロ・ロック・シリーズから出ていてもおかしくないようなアルバムであるが、聴いてみるまで判らないこういう作品は、中古にあると助かる。なにせ800円である。

 CD「その2」は、マリリン・マンソンの「アンチクライスト・スーパースター」である。
 ほぼ1,900円だが、2割引だったので買ってしまった。実は以前から欲しかったアルバムである。というか、そもそもマリリン・マンソンというミュージシャン自体に興味があったのだが、何故かなかなか買う機会がなかったのである。まあ音楽との付き合いはそういうものだ。
 聴いた感じはストレートに「面白い」である。普通、メタルの絶叫系というのは音楽自体がつまらない事が多いのだが、実にうまく作られていて、サウンド自体に無理がない。だから絶叫系であってもちゃんとした音楽になっているように聞こえるのである。一歩間違えばただのスラッシュ・メタルになりかねないのだが、その一歩手前でとどまっている所にバランス・センスの良さを感じる。本来は保守的な風土であるアメリカで売れたのも、充分理解できる。

 ただしここ20年ほどのアルバムの傾向として、トータル・アルバムあるいはコンセプト・アルバムとして聴いた場合に、曲に拡張性が乏しく単調さが否めないという問題点があり、それはこのアルバムでも同じだ。そこまできちんと考えられたアルバムは意外と少ないのである。
 例えばイエスの「危機」やピンク・フロイドの「狂気」などは、聴いていて当然の事だが単調だとは感じない。しかし近年の、例えばインクヴェイ・マルムスティーンやラナ・レーンやモトリー・クルーやヴァン・ヘイレンやその他もろもろのメジャーどころを聴くと、やはり単調さは否めない。
 もはや真の意味でのトータル・アルバムというものは、メジャー・シーンではほぼ絶滅したといっていいのかもしれない。

 しかし「アンチクライスト・スーパースター」のシークレット・トラックが99曲目というのは、どういう意図なんだか。その間延々と4秒間の無音トラックが続くのである。これはちょっと理解の範囲外だ。


2005年09月11日(日) 予想通りの政治展開

 朝起きて、うっかりと伸びをすると指が痛い。困ったものだ。

 明日から試験だという子どんぐりだが、午前中は中古ソフト屋に行きたいというので連れて行く。なんだか勉強しているようには全然見えないが、いいのか。とか言いつつ、連れて行く方も問題ではある。
 そこで子どんぐりがゲームで遊んでいる間に、中古のDVDとCDを買う。どっちもどっちか。

 午後は会社に行くも、上司の車があったので引き返す。上司がいたのでは自分の仕事が全然片付かないのである。つまり休みに出ても時間の無駄でしかない。
 結局、夜に出かけて2時間ほど仕事をしてきたが…。

 そんな今日、とりあえず選挙には行ってきた。
 候補者はろくでもないのばかりだが、無視する訳にもいかないので、いくらかましだと思われる候補に入れてきた。

 しかし今回は投票率が高いところを見ると、結果はほぼ見えたと言える。これで自民党が単独過半数を獲得すれば、見事なまでの作戦勝ちという事になる。短時間であれだけの作戦を立てたのだから、小泉というのは政治家としては非常に優秀だ。
 とにかく外部から見ていても小泉首相に敵対する人間の右往左往ぶりが手に取るように判り、なんと言うか、政治的には面白かった。政治での戦略というものが、今回ほど露骨に見えたのも珍しい。というか、それに気付かずに余計な混乱を引き起こしている一部の政治家は、政治的にはかなりマヌケである。
 小泉首相が何を考えているかなど、キチンと発言を聞いて結果を見ていれば正確に判るし、彼の行動パターンも正確に判っている事なのだ。

 いずれ小泉首相に対して反旗を翻した人たちの最大の失敗は、衆議院の解散はないと信じていた事だ。小泉首相の性格からすればあの状態なら100%解散だと判っているのだから、次の政権という物を考えて行動しなければならないのに、政権の代表選定やポリシーの確立すら行っていない。これでは選挙対策もろくにできなかったのは容易に想像できる。
 民主党の岡田代表も、政権交代などとバカな事を打ち上げてしまったものだ。解散までの流れを冷静に分析すれば、政権交代などほぼ無理だと判るだろうに、よほどブレインに恵まれなかったとみえる。

 と書いたところで、ネット上では自民党の単独過半数が確実と報道されていた。こんなに予想通りの展開なのも珍しい。少なくとも政治戦略の部分では小泉流の圧勝である。

 そして実は、今回の選挙までで小泉首相にとっての最大の収獲は、党内派閥の解体実施である。これはかなり大幅な解体が行われたとみていい。今までの親分の下に子分がいるという派閥を、ことごとく破壊する事に成功しているのである。どうしてこの事を新聞などのメディアは大きく報道しないのだろう。
 特に橋本派の解体は大きかったが、それがほとんどの派閥に広がったのである。いままでどの政治家も成し得なかった大事業の一つだ。
 政治家としての小泉という人物は、なかなか目を離せない存在である。


2005年09月10日(土) ようやく通院

 ようやく整形外科に行く。
 先週開院したばかりの店、もとい病院なのだが、受付時間に行くともう年寄りが大挙して並んでいる。やはり病気の年寄りのバイタリティには負ける(矛盾しているように聞こえるが、病院に行き慣れている人間とそうでない人間とでは、行くまでの精神力が違うのだ)。おかげでかなり待たされてしまった。

 入ると院長以下全員が自分より若く、そんな年になってしまったのだと感心してしまう。
 肝心の指の方は、若干靭帯が伸びたらしいとの事だ。幸い骨が欠けた様子はないので炎症を抑える薬を出してもらう。本当は固定した方が良いらしいが、そんな事をしては仕事にも日常生活にも不便だし、交換するのも一苦労なので断ってしまった。まあ医者もあまり強く言わなかったから、別に構わないのだろう。
 この時撮影したレントゲン写真を見せてくれたが、なんとディスプレイで見るのである。クリック一つで拡大もできるので説明される方は確かに楽だ。いつからこんなになっていたのだろう。これは知らなかった。
 いずれ一週間から二週間して腫れが引かなければまた来てくれという事である。

 しかし出してもらった薬はモビラートであった。何度か関節系のケガで医者に行った事があるが、これ以外の薬をもらった事がない。炎症に対する、色々な意味での万能薬なのだろう。
 そして粗品だとティッシュを一箱もらったが、指の怪我人に対してこういうのは、ちょっと迷惑なのだと思うのだが…。ま、いいけど。

 そして 昼から会社に行く。
 仕事が全然片付かないのだが、相変わらず邪魔が入って進まない。21時までいたが諦める。実際そろそろ気力が尽きそうである。

 帰宅すると「タチコマ・ファイル」が届いていた。
 全長5センチほどのタチコマ君が付いている、というよりおまけでブックレットが付いているという感じだろうか。もう少し内容のある本を期待していただけにちょっとがっかりだが、タチコマ君が手に入ったのだからよしとしよう。
 あとは10月に発売されるプラモが楽しみである。

 さて、明日はいよいよ選挙である。
 本来与党を追求するべき野党の代表である民主党だが、今回は実に腰が引けている。年金対策など、ダブル・スタンダードもいいところで、できもしない事で小泉首相を追い込もうなどとは呆れてしまう。自分の支持母体が年金改革には絶対反対なのに、どういうつもりなんだか。
 結局、今回の解散選挙は急だったために、様々な人や党の本来の姿が見えてしまったのが最大の収獲なのかもしれない。考え方がいい加減だと、それは簡単に見えてしまうものだ。


2005年09月09日(金) 物欲誘発

 会社で社員募集をした。かなり急を要するのだが、応募してきた3人のうち2人は辞退、1人は音沙汰すらないまま欠席。ま、そんなものなのだろう。世の中不況とは言っても、ばらつきが大きいのだ。

 今日はアマゾンからタチコマ・ファイルを発送したというメール。
 しかし10日ほどで、凄まじい量(と金額)のお買い物である。アマゾンも儲かろうというものだ。しかしこう立て続けに頼んでいた物が入荷すると、困ってしまう。欲しい物はまだまだあるが、しばらくは頼めないではないか。

 そう言えば会社の近くの模型屋からバーゲンの知らせも来た。現在の価格からさらに10%オフである。こうなるとスペース1999の「レスキュー・イーグル」やノーマルの「シャドーモービル」、プラモだがサンダーバードの「ファイヤーフラッシュ」やスタートレックの「NCC-1701A」なんかが欲しくなってしまう。これらは現在20%オフなので、かなり魅力的な価格になるのである。なにせ元が高い製品なのだ。

 さて、明日も会社に行かなければならないが(全然追いつかないのだ)、さすがに腫れも痛みも引かないので朝は医者に行く予定である。
 しかしなかなか近くで土曜日にやっている所がなく、意外と探してしまったのだが、こういう時はネットがかなり便利である。もちろん情報を100%信じるのではなく取っ掛かりにするのだから、割り切れば本当に便利なのである。
 ところで整形外科でいいのかな。


2005年09月08日(木) 特になんという事もなく

 最近は連日遅いなぁ。
 指も痛いなぁ。
 精神的にゆったりしたいなぁ。

 そんな一日であった。


2005年09月07日(水) NICK DRAKEのCD

 どんぐり2号がアマゾンから「ブレイク祭」を買うという。あの日本ブレイク工業の音楽や映像を集めたアルバムで、これはこれで買いである。

 ついでなので忘れないうちに、NICK DRAKEの「Bryter Layter」を発注する。当然ながらUK盤のCDだ。
 26歳で他界したのもあって、根強い人気を持つ人だが、実はエリス中尉ことガブリエル・ドレイクの弟である。
 確か公式盤は2枚だけで、今回買ったのはセカンド・アルバムになる。一般的な評価では、ファーストが彼独特の世界を築いており人気があるようだ。ただセカンドは非常に聴きやすくなったので、その分ポピュラーなイメージがあり、これも人気があるそうだ。つまり互いのファン層は、微妙に異なるのではないかと思ってみたりする。

 しかし届いたCDが、包装もなければケースに傷もある。なんだか中古みたいだが、本当に新品なのか?
 でもサウンドは見事に70年代である。ギター一本なのだが、フォーク系ではなくきちんとしたポピュラーである。思った以上にいいアルバムなのかもしれない。


2005年09月06日(火) イノセンス、その2

 帰宅はほぼ0時である。疲れる…。

 今日はイノセンスのタイプ・素子ヴァージョンが届いていた。
 基本的に人形は前と同じだ。価格を考えれば当然であろう。しかし付属のソード・オフ・ショットガンが、無可動ではあるが金属製なのには驚いた。これでは人形に持たせる事は不可能だろう、と思ったら、ちゃんとテグスが付属していたりする。姑息と言うかなんと言うか。
 同梱の説明書は、バトーのイラストが描かれていたが、なんだかマグライトの先端を目にはめ込んだという感じで、妙にバランスが悪い。いや、こっけいと言った方が良いかもしれない。少しは考えて描いて欲しいものだ。

 ところで先日の三沢基地航空祭は、11万人の人手だったそうだ(ピーク時の1/3だ)。
 曇っていたのでブルーインパルスは飛行だけで曲技はやらなかったとの事である。ただ、国内イヴェントでは初の展示となるB1Bがあったというのは悔しい。写真に撮りたかったなぁ。
 というか、飛行するB1Bをライヴで見たいものだ。三沢なら前日や当日夕方に見られるのだ。腐っても米軍基地なのである。


2005年09月05日(月) ジオラマ、ディオラマ、ダイオラマ

 昨夜、日記をアップしたあとでいわさきさんから電話。
 チャウコンとESIFCONについてである。去年のESIFCONの段階では、この年でここまで皆が忙しくなるとは思っていなかったために、今年はなかなか動けない状況なのがつらい。まあ某佐々木が動こうとしている気配もあるが、やはり実働部隊が機能する事が重要なのだ。
 とりあえず東京、花巻、大鰐のどこでやるのか、それを決めないといけない訳だ(なんだかこう書くと、とてもワールドワイドな集まりだと思ってしまう)。さらに肝心なのは「どちらのコンベンションを行うのか」であろう。
 やっぱり両方かな。
 今回はかんのさんにある程度動いてもらう事になりそうだし、いわさきさんも動いてくれている、って毎年の事ではないか。
 やはり仕事で動けないというのは、現状ではとても虚しい事だと思う。

 ところで。
 某所で偶然読んだエッセイに「ジオラマはフランス語、ディオラマはドイツ語、ダイオラマは英語」とあった。これって、本当なのだろうか。
 私など「ジオラマ」自体が日本語特有の読み方だと思っていただけに(ディーゼルをヂーゼルと読むような)、なかなか意外だった。

 さて…。
 今朝は上司が予想通りの怒り方をした(記憶と言う言葉を知っているのかな)。
 あまりに予想通りだったので、あぶなく笑うところだったではないか。周囲の反応も「もう少し主張に一貫性が欲しい」とか「怒る時は短くして欲しい」などの批判的なものばかりである。まあ当然の反応だな。


2005年09月04日(日) 一日が短すぎるなぁ

 今日もなかなか起きられなかった。

 起きてからは子どんぐりを連れて、トイザらスや万代書店へ行き、CDを扱っている中古屋巡りをする。
 さすがに今回はこれと言って収獲はなかったが、子どんぐりは最近のポケモンの主題歌を集めたCDを探しているのだと言う。
 ただ彼は再販制度を知らないので、普通の店ではCDが定価だという事がピンときていない。多少説明したが、そもそもCDがそんなに高いものだとは思っていなかったらしい。やはり中学生なのだから、そろそろ社会のヘンな仕組みを教えておかなければならないと実感してしまったのであった。

 そんな合間を見て、攻殻機動隊のサントラからコンピ・アルバムを作る。あまり時間がなかったので、トータルで50分もない内容になってしまったが、車の中で聴く分にはこれで充分だろう。
 攻殻のサントラは3枚出ているのだか、利用したのはファーストから6曲、セカンドから4曲、サードから2曲である。やはりファーストの出来が圧倒的に良いと思った結果が、見事に出ている訳だ。
 そして何故かラストに「See Emily Play」を入れてしまったのであった。もちろんピンク・フロイドの曲である。本当に何故だろう。

 ところで。
 押井監督の次回作「立喰師列伝」の記者発表会が行われたらしく、ネット上ではいくつか記事が載っていた。
 本を読んだ時に、押井監督は戦後日本における復興期の裏の歴史を表わそうとしているのだと思っていたが、記者発表でのインタビュー等を読んだ感じでは、今回の映像化でもそれは変わらないらしい。ただ問題なのは、その重要性を認識しているマスコミは限りなくゼロだという点だ。
 個人的には、この本は押井監督にとってかなり重要なものだと思っている。だから映像化に当たっては、実写で撮ってもらいたかった。つまり私小説ならぬ私映像にして欲しかったのである。あるいはケルベロスの外伝的扱いにしても良い。まあ当初から無理だとは思っていたし、予算も絶望的に少ないのだが…。
 いずれ死ぬまでに、リメイクして欲しいものだ(まだ映像作品自体が公開されていないのに、もうリメイクを希望するほど、この本は気に入っているのである)。


2005年09月03日(土) 雪風、終了

 土曜なので医者に行こうとしたのだが、全然ヒマがない。やっぱり異常な会社だ。
 休みの日に出ても、皆が用事を言いつけるから、自分の仕事は全然片付かない。特に上司が異常だ。あれこれ言いつけておいて、どうして仕事が終わらないのかと怒り出すのである。もしかしなくても、アホですか。

 で、昼休みに旅行社に行き、東京行きの切符とホテルを予約してくる。所要時間は20分ほどだった。
 ちなみに今回は金銭的都合により、子どんぐりと二人だけで、9/23〜24の「東京おのぼりさんツアー」となる予定である。羽田空港まで足を伸ばせるかなぁ。

 そんな今日、ある人のご好意で、アニメ版「戦闘妖精雪風」のラストを見る事ができた。
 いやぁ、見事に原作の持ち味をぶち壊しているし、原作を考慮しなくてもアニメ作品として破綻している。こんな物を作れるなんて、アニメ界もラクになったものだ。
 ミサイルの一斉掃射とかは止めてほしいし、ジェット排気が延々と煙を引くのも、絵的にはいいのだろうが非現実的すぎる、なんて些細な部分はどうでもいいくらいひどい作品である。
 せっかくあれだけの傑作を原作にしながら、出来た作品がこれでは、本当にもったいない。これならただのアクション巨編にしてもらった方が、楽しめるだけマシというものだ。

 しかしインフォメーションに入っていたAIR BASE SERIESの方が遥かに魅力的だ。
 一瞬だが、ドローンを積んだYF-12やYF-23なんかが映った時には感動してしまったし、動くコンベア・ポコもうれしい映像だ。全13巻だというが、ちょっと欲しいぞ。

 結局、戦闘機と言うのは人を魅了するマシンなのである。
 限界まで能力を引き出すマシンだから、魅力的なのも当然だし、機能美というものも存在する。
 所詮は破壊兵器なのだが、それをSFに仕立て上げて成功した稀有な例が「戦闘妖精雪風」だし、それを行った神林長平は、素晴らしい作家なのである。
 だからこそ、このアニメにはがっかりなのだ。


2005年09月02日(金) そろそろ東京

 子どんぐりが愛地球博に行きたいと言うのだが、金銭的時間的余裕が全然ないので、代わりに東京見物でごまかす事にした。本当は地球博に行きたくて仕方がないようで不憫ではある。

 私は田舎在住だが、これでも東京のマニアックな場所はそれなりに知っているつもりである。ただ問題なのは、子どんぐり相手ではそれが役に立たない事だ。
 特に子どんぐりが行きたがっている台場周辺などは、13号埋立地だった頃しか知らないので「船の科学館しかない」状態である。ゆりかもめなんて知らないし、フジテレビだって知らない。さすがにここは未知のエリアだなぁ。
 その他は子どんぐりの要望で交通科学館や新宿副都心、池袋をゆっくりと回る予定である。それで楽しめるのかどうかは判らないが、少なくともディズニーランドに行くよりは「東京の雰囲気」が判るだろう。
 ちなみに渋谷のハチ公も見たいと、恥ずかしい事も行っていた。

 とりあえずは切符と宿の手配をしないといけない。今回は池袋あたりでいいかな。
 そう言えば10月15日はキース・エマーソンのライブで新宿に行かなくてはならない。一ヶ月で2回も東京というのは金銭的に辛いから、日帰りも考慮しているが、間に合わない可能性もあるのでやはり一泊にしなければならないのだろう。
 色々と手間隙かかるが、仕方がないなぁ。


2005年09月01日(木) 光らない回線

 ネット回線を、しばらく前から宣伝していた光回線にチェンジしてみる。
 私は時間が取れないので、どんぐり2号にすべて任せてしまう。 でもなかなか繋がらず、かなり心配になってしまう。サポートに電話してとりあえずは繋がったが、色々と不安要素は多い。

 繋がってから、実際に写真などの重いページを見てみる。
 確かに少し早くなったとは思うが、劇的に変わったとは言いがたい。以前より快適になったのは確かだが、そう極端に変化したようには感じないのである。これはマンション・タイプだからなのかもしれないが、もう少し実感として早くても良いのにと思ってしまう。

 しかし写真のHPを見ていると、ポートレートは作者の好みがでるのは判るとして、モデルがプロかそうでないかが一目瞭然というのもなんだかなぁ、である。
 最近のモデルは、需要の多さをカヴァーするために一般的な子もかなり多い。一般的なのだが、どうにも違和感がある。この違和感もひとつには化粧が似合っていないからだと思う。モデルなのだから、自分にあった化粧をするべきだろう。

 そしてHPが簡単に持てて、デジカメも安くなったため、それに比例してヘタな写真も非常に多くなった。フィルムだと無駄球を少なくするように撮るが、デジカメだととりあえず撮ってから選択できるため、元々写真の素養がない人ほど大量に駄作を載せている。これは選択眼がないからだ。

 例えば海で水着の子を撮るのは良いが、強い日差しでできる醜い影をそのままにしている写真も多い。こういうのは、スナップとポートレートは写真的には全くの別物だと認識せずに公開している訳である。
 それでいて使用している機材は高価な物だったりするので呆れてしまう。良いカメラを使用したから良い作品が作れる訳ではないのだが、やはり錯覚というものが働くのだろう。
 もっとも、カメラやレンズは高い方が写りがいいのも事実だが、それはあくまで描写が素晴らしいだけで、作品とは別の話である。

 こうして長々と入力していると、指がますます痛くなる。困ったものである。


どんぐり1号 |MAILHomePage