毒茄子
レガお君



 我愛実習

蒸し暑くなってきました6月最終。

今日も実習終わってから
家電めぐりでくたびれる。
帰ってから量販店でカタログを漁り
展示冷蔵庫を開けまくり
ガスレンジのつまみを捻り尽くして
どうして良いやら途方にくれる。

高校教師は家で読書中。
家が遠いから連れ出す訳にもいかず
自分だけ悩んでるような気がして
ちょっと気分が滅入る。
こういうのもマリッジブルー?

で、今は日記書きながら高校教師に
「今までユキチ何人使ったか答えよ」
という難題を頂いて困ってる。
「なんぼ使ったかわからんって
ユキチは有限や。」との事で
ふん、先生みたいな事言って。
ソファはどうしても買うくせに。

家電は機種絞って奴に決めさせる。
たくさんメーカーがあって
本当に嫌になる。
どっかの国みたいに
ちょろっとのメーカーで作った製品を
「これしかないし」って
自分で落としどころ見つけて使う方が
絶対気分が楽だと思う。
はずれを掴んだときの後悔も少ない。

・・・。
「先生にお任せします」って
言っちゃう患者さんの気持ちが少し解る。
自己決定の時代だとか言われて
情報が溢れすぎて混乱する。
自分に何が大事なのか
よくわからないまま選択を迫られる。
結構プレッシャーもストレスもかかる。
で、ダメだった時に自己責任がのしかかる。

家は一部屋が荷物で埋まってる。
炊飯器に掃除機に食器類。
服も何も用意してないのに
4畳の部屋は足の踏み場もなく
昔は嫁入り前に荷物を整理して
近所の人に見てもらうとか言ってたけど
荷物広げて近所の人が入るスペースも
あるだなんてどんな家なんだか。

実習は大詰めに差し掛かって
実力の差も顕著。
そこをどうにかするのが仕事なんだろうけど
伸び悩んでる子の
相手ばかりもしていられない。
伸びてる子は伸ばし続けないといけないから
伸び悩んでる子はいつまでたっても
なかなか追いつけない。

看護過程の展開という
お題もさることながら
個々の達成感はどうなんだろうと
各々声をかけてみる。
「言われてやるばかりじゃなくて
相手が何をしてほしいか
自分から考えるようにしないと
いけないと思った」というのが
実習前に一番手がかかりそうだと
私と周囲の教員が思った学生の感想。

正直、アセスメントや計画は十分じゃない。
それでも臨床に身を置いて
患者さんと関われば必ず学びはある。
やっぱり実習はキツくて
ある意味極限状態だと思うけど
やる価値は大きいなぁと。

私は実習、ハードでも好きなんだけど。

2004年06月30日(水)



 嫌気さす 赤字避けれども

所持金2千円。

それはさて置いて
不動産屋が部屋の寸法図を寄越した。
で、気になる洗濯機置き場の
サイズを見たら何と候補機はギリギリ。
書いてある寸法が内寸か外寸か
よくわかんないんだけど
外寸だったらかなりヤバイ。

冷蔵庫に至っては
候補機では完全に幅がオーバー。
両開き扉を買おうと思ってたのに
それでは幅がオーバーで
片開きならサイズ違いの機種がある。
どの会社も性能に大差がないのなら
別メーカーの両開きを買うんだけど
性能が違うんなら片開きにしようかな。
って悩むにも情報源に乏しい。

省エネの機能も大差ないとすると
最後はお値段の話になりそうで
それもまたどこの店で買うか
それで全然違ったりするからややこしい。
選択肢が多いことは不便でもあって
仕事が山盛り残ってるのに
家電検索ばかりしてる。

冷蔵庫と洗濯機と乾燥機と
乾燥機の台も入れると
あっさり30万弱で
さらに電子レンジとエアコン2台と
食器棚にソファにダイニングセットと
ベッドと照明器具とカーテン類・・・
となるとやはり、かなりお金がかかる。
「みんなが布団で寝てる理由がわかる」
と高校教師。

いきなり贅沢して良いものか
ちょっと悩む。
家を決めるときと同じく高校教師が
「贅沢しだしたらキリがないから
どっかで妥協して歯止めかけな。
乾燥機ナシにするか
ベッドやソファはナシにするか
無印とかで安く済ませるか」
確かにその通り。

乾燥機は洗濯機と
セットで買わなきゃややこしい。
一体型の乾燥機能はやはり信用できない。
ベッドも先に置かないと
多分他のものを置きだすと
後からは入れられなくなる。
ソファはなくても座れればいい。

という事で「私的には即答でソファなし」
と返事をしたら奴も「やっぱりそこやな」
と言う。見事な意思統一だと思ったら
「ただ、安くてよいのでソファは買う。
だって、最終的にはいっぱい欲しい。」
という返事。はぁ?

買うなら良いものが選べるまで
我慢かと思いきや
最終的にはいっぱい欲しいって意味不明。
ソファがいっぱいある家って
どんな家に住むつもりなんだか。
自分の身長185センチも持て余してるくせに。
で、そのまま返したら
「不必要なものの多い
ゴミゴミした狭い家です」って。
なるほど、奴の実家がそんな感じ。

散らかすのは得意な私だから
「わーい。腕がなる」って返したら
「ゴミが多いのとゴミゴミするのは
まったく違います」という
手厳しいコメントが返ってくる。
なぜかこのやりとりを
延々メールでやってるし。喋れよって。

台所とリビングでメル友になろう。

2004年06月29日(火)



 1周年

酔っ払いだ。

わけあって夕食を食べ損ね
おやつと缶チューハイで
カロリー補給。
こんなことができるのももう少し。
好き勝手バンザイ。

予想以上にグループ魂にハマってしまい
車中でひとりクスクス笑う毎日。
歌モノのメロディラインは
ある意味王道で聞きやすい。
案外歌唱力があって驚くのは置いといて
聞くたびに色んな歌詞が判明して
とにかく楽しい。

今日は後期の実習のオリに入る。
そこで指導教員ローテが発表になって
配置表には私の新しい姓が載ってる。
という事で私の結婚も明らかになる。
昼休みに職員室に来た
調子のいい男子学生が言うには
「先生、ぼく先生の事狙ってたのに〜。
結婚だなんて。だから代わりに
先生の車下さい」って。

車の事になるとムキになる私。
「○○君(学生)のとこに行くかどうか
車に聞いてみなあかんけど多分無理やで。
苦節5年の付き合いで、
奴と私の絆は深いわけよ。
今まで色んなことがあったけど
車だけは私を裏切らんかった。
せやから自分がどない言うても
あの車は私を選ぶわ」ってイカれた内容を
止せばいいのに大真面目に話す。

学生はいきなりの私のテンションに黙り
「ああ〜そうですかー」って退いてる。
いつのまにか隣の先輩教員が黙って
私の話を聞いてる。
「色んなことがあったけど
車は私を裏切らない。」って
レガお先生、どんな経験してはるんですか?
って言われて我に返る。
ふふ、あんな事やこんな事です。
今でこそノンビリ落ち着きつつあるけど
本当に、色々ありました。

今日でちょうど高校教師と出会って1年。
三宮の居酒屋で飲んで
その日の日記見たら「外見だけ見たらナシ」
って言いたい放題書いてる。
それが結婚相手とは。
高校教師も今日は何の日か覚えてたらしく
メールでその事を話す。

さて、そういう日をいつまで覚えてるか。

2004年06月28日(月)



 アンプ上に花一輪

一日寝て過ごす。

高校教師がEUROサッカーを見る。
だから夜中2時3時からTVがついて
隣でウトウトしながら
時々奴が「よし!」「おお!」
とか騒ぐ声で目が覚める。
寝不足で一日ぼんやり。

その高校教師は金曜に
職場の飲み会で飲みすぎたくせに
そのまま夜中にサッカー見て
土曜の夕方からまた
友達と飲みに出かけてた。
帰ってきたら酒臭いのなんの。

最初は3月に結婚した奴の友達の家で
みんなでごはんを食べる予定だった。
が、私がライブで外れ
訪問予定だったお宅の奥様も
急用ができたので
既婚男二人と結婚間近の高校教師という
仲良し3人組で出かける。

その待ち合わせが難波で
「飲みに行くのには早いなぁ
おまえ(高校教師)のとこの
家電でも探しに行こうか」と
男3人で電器屋をうろついて
「俺んちの洗濯機これや」とか
「嫁さん、確かこんなやつ欲しがってた」
とか「これ、便利らしいで」とか
おそろしく所帯じみた事をしてたらしい。
三十路前後の男3人が家電売り場って
かなり怪しい。

飲んだら飲んだで
お互いの仕事の話に混ざって
「旅行どうするん」とか
「俺んち今、食費3万円に挑戦中」とか
「PCの共有はやめたほうがいいで」とか
やはり所帯じみた会話が
繰り広げられてたらしい。
まるでオバサン。

その頃私はというと
何年ぶりかのスタークラブで酔っ払い。
懐かしいゴミ箱横に陣取って
ちびちびお酒を飲みながら
ぼんやり過ごす。

23日の発売日に買えなかった
クリップ集のDVDも会場の物販で獲得し
目論見どおりステッカーも頂く。
せっかくだから
4年前のTシャツを着て行った。

すると物販のおじさんが
「それ、いつ買ったの?」
「大事に着てくれたら嬉しいなぁ」
って声をかけてくれて
DVDのおつりで50円玉がないと言って
50円おまけしてくれた。
わーい。

一時ほどの勢いはないものの
ハコが小さいことも手伝って満員。
やっぱりeastern youthは素敵で
1曲目からいきなり涙腺が緩んでしまった。
お酒も飲んでるし
久々のスタンディングだから
大人しくしておこうと思ったけど
結局ラストでは荷物背負ったまま
前へ突撃してしまった。

スタークラブは会場のレイアウトが
変わっても空調が厳しいのは相変わらず。
若い客が多いとは言っても
前はかなりしんどそうだった。
一番しんどそうなのはステージ上で
「36の身体にはきつい」と吉野氏。
そうか、36か。私も30になるしな。
アンコールで前へ行って顔見たけど
確かにライブ行き始めた頃よりは
吉野氏の顔にはトシが出てた。

時間もゆっくりあったし
メンバー自身もライブは半年ぶり。
おかげで吉野氏も喋る喋る。
演奏もさることながら
このお喋りの時間も好きで
だからeasternのライブは
年がいっても行き続けてるのかも。
結局帰り道は全身汗だくで
ライブって気持ちいいなぁと。

また行こう。

2004年06月27日(日)



 お昼の放送

梅雨空で。

今日は朝から仕事をするつもりが
結局ぼさっと半日つぶしてしまう。
夕方からライブに出かけて
そのまま高校教師に会いに行くから
またまた何も産まない週末。

6月も終盤でどうしよう。
10週間に渡る前期の実習も先が見えて
次の週末はもう7月で
新居の鍵をもらったら
掃除やら買い物やら本格的に引越し準備。
果たして乗り切れるのかね?

昨日は買い物に回るのに
車内のBGMをグループ魂にした。
歌詞カード見たところで
内容のくだらなさは十分覗える。
ついてこなくていいのに母親が来て
お下劣BGMが母親に対する
嫌がらせになるかなぁと思ったら
本当に母親は嫌な気分になったらしく
おおかた黙ってた。わーい。

歌詞カードに曲名しか書いてない曲が
何曲かあったんだけど聴いて理由がわかる。
内容がひどすぎて書けない。
椎名林檎の曲にもハイロウズにも
歌詞カードが伏字で
音源も聞き取れなくなってる所はあった。
内容はライブで聴いて初めてわかる。
が、それは麻薬の名前や歴史上の人物で
使用上問題のある単語の問題。

グループ魂は違う。
ひとつひとつの単語には問題がない。
が、それを組み合わせた文章がひどい。
ドリルキングアンソロジーを
「くだらない」と表現すると
RUN 魂 RUN は「えげつない」に近い。
高校教師の職場でお昼の放送で流したら
職員室はパニックになりそうな。
おぼっちゃま達も混乱するかも。

長いこと恋愛ネタは書いてない。
逆に去年の今頃とかは
ほとんど仕事ネタは出てこない。
人間は試練のときの方が
何かと頭を使って勢いがあるような気もする。

ある意味、今はぬるい。


2004年06月26日(土)



 言われっぱなし不可

また1週間が終わった。

今日は仕事が終わってから
家電製品の買い物に行く。
結婚祝いに妹が炊飯器を買ってくれて
ついでに新居の掃除に必要な掃除機や
偶然安かったミキサーもお買い上げ。
レガおのラゲッジに
ダンボール箱積んで帰ってくる。
金額が大きいのに優雅じゃなくて
何だか変な感じ。

昔は色んなものに
「my○○」が欲しかった。
myPC、myデッキ、myカメラ
myボード、myテレビ。
myレガシィなんて
もう最高に嬉しかった。
それがmy冷蔵庫とかmy掃除機に
my炊飯器my鍋セットmy洗濯機となると
何だか面倒くさい。

高校教師は本日ご宴会で
まだ帰ってないのかメールが来ない。
昨日のうちに
「明日は2次会まで場所が決まってるから
遅くなると思う」ってメールが来てた。
まだ一緒には住んでないけど
遅くなるときは連絡するものらしい。

私は私で昨日は先輩とごはんで
奴のメールを3時間以上放置してた。
メールが来てるだろうなとは思ったけど
先輩の話を中断してまで
チェックしなくちゃいけない内容も
ないだろうという事で放置。

一緒に住みだしたら
きっとこうは行かないだろうな。
奴が宴会で遅くなったら
私はちゃんと起きて待ってるだろうか?
休前日じゃなかったら
容赦なく寝てそうな気がする。

今までも今でも
遅くなろうが酔っ払おうが私の勝手で
それが通らなくなるのが同居。
煩わしいなぁと思いつつ
奴も今から「遅くなる」とか
言ってくれてるから私も勝手はしにくい。

実習は3分の2が終了で
ぼちぼち看護計画が煮詰まってきた。
学生もお疲れがたまってきて
初期アセスメントを直せと言えば
日々の記録の内容が途端に薄くなる。

で、「解剖生理を調べてたら
日々の記録を書く時間がない。
そんなに一度にできない」と言うけど
一度にしなくていいように
一番最初に解剖生理の講義があるわけで
そこで必要な知識が頭に入ってたら
今頃あたふたしなくて良いのだ。
自分が後へ課題を回しておいて
今頃泣き言を言うでない。

学生が何か計画を立てたら
バカのひとつ覚えのように
決まって出るアドバイスが
「この人らしさが見えてこない。
もっと個別の計画を具体的に」というもので
今回も例に漏れず。

で、指導者は「具体的に」と言いながら
自分が出してるアドバイスは端的に
「具体的に」という言葉でおしまいで
ある意味全然具体的でない内容。
「具体的に」って言うなら
「もうちょっと食事の事考えたら?」
とか「この人の歩き方のクセ考えたら?」
とかアドバイスの内容も
具体的にお願いしたい。

よくヒント与えすぎちゃダメとか
自分で考えなきゃって言うけど
指導者が思う「その人らしさ」を
根拠となる言動を示して
わかりやすく説明してもらった事って
あんまり記憶にない。
だから学生なりに考えた「その人らしさ」
と指導者が考える「その人らしさ」が
ずれてたりしたらもう
方向性がズレまくりで目もあてられない。

その昔、主任が実習指導をしてた頃。
指導者がとにかく「個別性を出して」
の一辺倒で困ったことがあったらしい。
教員から見て学生の困惑ぶりも解ったので
「学生なりに精一杯個別性を考えて
この計画にたどり着いています。
これ以上をとおっしゃるなら
一度計画の例として
この学生が作った計画に
指導者さんの思う個別性のあるプランを
書き加えて頂けませんか?」
って伝えたら指導者は
計画とにらめっこで黙り込み
「これでもいいかもしれません」
って言ったらしい。

不足を言うのは簡単。
でも指導は答えや方向性と共に
根拠を持ってすすめられるべきもの。
私もそこを忘れずにいようと思った。

主任、すごい。

2004年06月25日(金)



 臨床家のお通夜

ワームは飛んで来なくなった。

最近、お気に入りの日記が続けて消える。
毎日楽しみにしてたのに。
新聞読むみたいに日課になってたから
Myエンピツリストに出ないのが
変な感じというか喪失感。

今日は古巣の先輩とご飯。
私が教員になる時に
お互い畑は違っても頑張ろうと
励ましあった仲。
私にしたら彼女ほど
臨床を活き活きと語る人を見た事ない。
彼女にしたら私は臨床の外から
ちょっと違った視点でモノを見てて
臨床をとりまく世界を見せてくれる。

先輩は臨床に残った自分の
存在意義を示すかのように
毎日の出来事を語る。
私は私で負けじと
教育の面白さや深さを語る。
自分の臨床実践を意味づけて
相手に伝わるように語れる彼女は
私にしたら学生に見せたい茄子NO1。

彼女はしばらく関わってた患者さんが
今日亡くなったばかりで
今までを振り返りながら
色んな話をしてくれた。
その患者さんを看取る中で感じたり
学んだことを一つ一つ丁寧に話して
亡くなった患者さんの事を思い出して
自分の実践を振り返ってる。
実践の知って
こうやって深まるんだろうか。

家族や親類が集まって
お通夜で死者の思い出を振り返るように
ケアを提供した者も
亡くなった人を振り返って色々考える。
心をこめてケアした対象を失って
喪失感を味わうのは医療者も同じで
私が話を聞くことで
その悲しさや寂しさ、喪失感を
うまく乗り越えられたらいいなと思う。

悔しいけど彼女の話を聞いてたら
その時は臨床に帰りたくなってしまう私。
このままずっと私は
教員をやって行くんだろうか?
と先を色々考える。
彼女は彼女で私に触発されてる事はあって
学会やセミナーへ行く回数は増えた。

時々一緒にごはん食べて話すのは
患者さんの話や新人教育や
人事、管理的な内容まで
もう臨床まるごと全部。
しかもそこに仕事以外の話が
ほとんどはさまらない3時間。
ちょっと異常だけど
二人ともそれぐらい自分の仕事が好き。

こうやって話してると
「結婚してしばらく働いて
お金貯めて子ども産んで引退」という
ここ最近目論んでた将来が
全く違うものに塗り替えられる。
以前からあった
バリバリと仕事を続けて
あれもしたいこれもしたいという
欲張りな気分になる。

毎日毎日自分は何がしたくて
何が楽しくて働いてるのか
何を大切に生きていくのか
それを自分に問いながら
その積み重ねが将来を決めるんだろう。

洗濯機で悩んでる場合じゃない。


2004年06月24日(木)



 バカCD王座交代?

今日からタワレコがWポイント。

ちょうどeastern youthの
新譜が出るのであれこれ他も物色。
シングルと一緒に発売予定なのに
お目当てのDVDが見当たらない。
ポイントは惜しいけど
週末のライブ会場で探してみよう。
ステッカーか何かが付くかもしれんし。

せっかくのWポイントだから
抱き合わせで色々買おう。
ここしばらくCDは買ってなかった。
スカパーも全然チェックしてないから
新しいバンドも全然わからない。

という事で昔聞き倒した
slip knotの新譜を発見する。
私には「aiowa」が重過ぎて
解散騒動があってソロ活動も始まって
もう終わりかなと思ってたけど復活。
このバンドの成り行きが
何となく気になって買ってみる。
初作の勢いがいつまでも続くわけがない。
いったんは終わりかけたバンドが
どうなるのか単純に興味あり。

知ってるバンドを2枚揃えたら
やっぱり新しいところを探したくなる。
知ってる音は安心だけどこのままじゃ
ロック版懐メロ女になりそうだし。
という事で彷徨ってたら
ミッシェルのメンバーがそれぞれ
新しい活動をしてるという事で
各々のバンドが集まってる。

うーん、誰についていくかね。
チバのrossoは持ってるし
キュウちゃんはバンドといっても
サポートメンバーだし
アベ氏はまだ動きがないし
ここはウエノさんだな。
ということでradio carolineに決定。

最終的には完全新ネタバンドも
発見して帰りたい。
でもパンクもヘヴィも沢山ある。
そこで気になったのが「グループ魂」。
ロマンポルシェもそうだけど
ものすごーくバカそうで気になってた。
でも、本当にバカそうで
気にしながら買えなかった。

ここらで一発、怖いもの見たさの
バカもの聴きたさ。
ポイント稼いでお金は捨てる覚悟で
「グループ魂」まとめて2枚お買い上げ。
一度聞いたら飽きるかもしれない。
でも、これが家のCDラックにあって欲しい。
期待するのは「ドリルキングアンソロジー」
に勝るとも劣らないおバカ度。
曲名を見てる限りではいい線行きそう。

という事で計5枚。
久々にしっかり買って
ほくほくと店内を歩いてたら
今年の卒業生に出くわす。
「先生、めっちゃ買ってますね」
って言われて何を買ったかは言えず。

特典で缶バッヂが付いてくる。
しかも3000円に1個だから
4個ももらった。
これは25周年で25種類あるらしく
その中には椎名林檎バージョンもある。
4個もあればいいのがあるかなと。

最初のはスカパラの冷牟田さん。
次がくるり。
今のところいい感じだわと思ったら
次は誰のかよくわかんない黄色いバッヂ。
その次は何とまた同じ黄色いバッヂ。
何よー。おんなじの2個ー。
しかもこれって誰の?
と思ってよくよく見たら「LOSALIOS」
わーい。LOSALIOSなら地味でもオッケー。

帰りの車は例によって大開封大会。
30分の帰り道で何から聴くか
真剣に悩んで信号で止まるたびに
ゴソゴソと買い物袋を覗く。
とりあえずはradio caroline。
ウエノさん、めっちゃカッコいい。
パッチってブサイクだったのねー。
と思ったところで
サングラスが偉大なんだと気づく。

昔は毎日Tシャツとジーンズに
サンダル通勤で
度々タワレコに寄っては大散財してた。
しばらくこういう楽しみ方を忘れてた。
お小遣い3万じゃCDに1万以上なんて
そうそう使えなくなるから
それはちょっと寂しい。

久々に若返った気分の夕方。

2004年06月23日(水)



 2週目に違いが出る

家電選びが嫌い。

先週は洗濯機、今は掃除機と炊飯器。
そこそこの性能は欲しいんだけど
同じものなら1円でも安く買いたい。
近所の大型量販店と妹の勤務関連と
自分の職場の互助会とを比べると
同じ炊飯器でも全然値段が違う。

量販店の値段は妹の勤務先の仕入れ値段。
うちの互助会は互助会で
定価の3割〜6割引だと言うけど
それでも量販店の方が安かったりする。
どうなってんだか?

高校教師は高校教師で
「掃除機は3万円台がいいらしい」とか
いまいちエビデンスに乏しい助言をくれる。
ここんとこずっと家電でぶつくさ言ってて
本当に気に入るものがない。
他にも考えなきゃいけないものは
沢山あるのに。
増えるのは家電のカタログばかりなり。

家事が苦手だから掃除機も洗濯機も
使うのが楽しい方がいい。
だからフィルター掃除が面倒だとか
仕上がりに難ありだと
買った意味すらなくなりそうな。
掃除機は吸い込んだゴミが見えるとか
床がキレイになったら
センサーが教えてくれるとか
成果が見えるものであってほしい。

実習は2週目に入って
個人のアセスメントができあがって来た。
見事に実力の差が現れてきてる。
みんなそれなりに患者さんの側へ行き
色々と接してはいるんだけど
そこで得てくる情報の量も深さも
それを解釈するだけの知識も
もう、見事なまでに違いが出てる。

一番困るのは決定的な知識不足。
昨日学校でそれぞれの学生の近況を
教員同士で報告しあっても
1年生前期でサボってた学生は
解剖生理の知識が絶対的に足りなくて
採血のデータを取ってきても
それを使うに当たっては手も足も出ない。

そういう学生にはまず
勉強することの面白さから
伝えなきゃいけない。
でも3週間で一通りの看護過程が
展開できるようにもしなくてはいけない。
となると他の学生よりは
大分密度の濃いかかわりになるわけで
他の6人も必要な指導は入れながら
彼女にゆっくり関わる腕前が
私にあるのかはナゾ。

日々、共に精進。


2004年06月22日(火)



 教員と台風

台風一過。

朝から天気予報に釘付け。
警報が出たら学生が来ないから
レポートも出なくて
一日の予定は大きく変わる。
とりあえずのところは
今日が実習じゃなくてよかった。

実習も授業なので
警報が出たらいちおう休み。
でも、午前で警報解除になったら
午後から実習だったりするから
教員は学生がいなくても
ぼけっと病院で詰めなくちゃいけない。
そんなややこしい事。

今日は出勤時間はまだ小雨で
ピークの昼間はゆっくり働いて
台風一過の夕方まで働いたら
運転もそんなには危なくないはず。
レガおも野ざらしの実家の駐車場より
職場のガレージにいたほうが何かと安全。
という事でレガお通勤。

出勤途中は子どもがいない。
近所の小中学校は休みで
いつも電車に溢れてる高校生もいない。
警報は暴風と波浪なんだけど
今から台風が来るから
大事をとって休みなんだろうな。

という事は高校教師は喜んでる。
きっと生徒並みに喜んでる。
一度は出勤してるだろうけど
きっと早々に引き上げるんだろう。
って思ってたら案の定
10時頃にメールが来た。

「台風が来るので
校長に早く帰れと言われて
泣く泣く仕事を残して帰ってきました。
決して小説の続きが気になるからでは
ありません。自宅待機です」って。

ふん、泣く泣く帰るんだったら
仕事があるんだったら何も
大雨の中を引き上げなくてよろしい。
「安全な状況になるまで働きます」
ってみっちり定時まで働いたらいいのに。
自宅待機って言ったら聞こえはいいけど
待機しててまた呼ばれるなんて
聞いた事がない。

という事でそのまま返信したら
「気が小さいので校長には逆らえません。
大人しく上司のいう事を聞きます」
って勝手な時だけそんな事言って。
だいたい嬉しそうにメールしてきて
こっちはこつこつ仕事してるんだけど。

昼前から風雨がすごくて
ある外来講師は勝手に
台風で休講と勘違いして来ず。
たどりついた別の講師も
ピークの風雨でずぶ濡れ。

あまりの濡れっぷりに着替えを用意する。
小柄な女性の講師だったので
あれこれ悩んだ挙句
洗濯から帰ってきたばかりの
教員の白衣を着てもらって
その間に講師の服をハンガーで乾かす。

その先生はよその大学か短大の
教養系の講師だから医療とは無縁。
せっかく看護学校に講義に来てもらってるし
「白衣体験してもらおうか?」
という勝手な思いつきで白衣を提案。
どうするかなぁと思ってたら
背に腹は代えられなかったのか
白衣を着たかったのか
あっさりOKで白衣姿で教室へ。
悪ノリで準備したキャップは却下。

高校教師は調子に乗って
嬉しそうにメールを送ってくる。
「起きたら雨止んでた」って
自宅待機と書いて「ひるね」と読むのね。
放置しておく。

結局台風は直撃で
何年かぶりに台風の目も見た。
夕方には見事に空が晴れ渡って
夕焼けがきれいだった。
立場が変われば台風の受け止めも違って
気象庁サイトでの警報の見方もわかった。

日々少しづつ賢くなろう。


2004年06月21日(月)



 明日はあるか?

果たして台風は来るのかね。

高校教師は台風と聞いて浮かれてる。
何度もしつこく天気予報を見る。
もしかしたら奴の生徒並みに
台風休みを喜んでるかもしれない。
奴の目論見は「とりあえず出勤して
警報が出て子どもは休み。
だからそのまま残ってる仕事をして
昼ごろに台風が行ってしまって
自分の仕事も目処がついて
昼からは台風一過の街に遊びに出る」
都合良すぎ。

私はどっちみち出勤だけど
明日は実習中の学生の
初期アセスメントを貰わないと困る。
月曜に提出して一度見ておかないと
そのまま臨床に出せるほどの
完成度が備わってるとは思えない。
受け持ち7人中2人は特に怪しい。

昨日はかなり久しぶりに母親と出かける。
母親の服を見繕えと言われて喧嘩し
他にも何かにつけて色々と
小競り合いを繰り返しながらの道中。
本当に見事にそりが合わず
何をしても何を言われても気に食わない。
世の中にはこんな母娘もいる。
20万円以上する
鍋のセットを買ってもらいながら
口から出るのは悪態ばかり。
母親も負けていないし。

メインの用事は
叔母にあたる人が主催する
ダンススクールの発表会。
その叔母は大腸がんの術後で
遠隔転移もある。
抗がん剤を続けながらの生活で
それでもダンススクールを続けてる。
で、おそらく今回の発表会が
最後になりそうだという事で見に行く。

抗がん剤のダメージで
3日前まではほとんど
動けなかったらしい。
それでも代表として
気丈にステージを務め
古い仲間も駆けつけてという
記念の催しだった。

さすがに身体のキレは悪いらしく
動きが周りと合わない事もあった。
練習なんて多分出来てない中でも
ピンと伸びた背筋が印象的で
気迫は伝わってくる。
ダンスはよく解らないけど
叔母のすごさは良くわかった。

若い頃にダンス留学をして
その時に一緒に頑張った仲間も
遠くから駆けつけて
一緒にステージに立ってた。
叔母も然ることながら
仲間たちはどういう思いで
一緒にステージに立ってたんだろう。

普段は交流がない人なので
叔母を自分の身内と言う視点と
ひとりのがん患者という視点と
両方で見られる。
私たちは普段、入院中の患者しか知らない。
だから病院から離れて
自分らしく生きる事を必死で求める人と
その人を支える家族や友人を見て
色々と感じるところは多かった。

30歳代前半で胃がんを患い
亡くなる2週間前まで病棟に身を置き
現役ナースとして亡くなった先輩や
今まで看取った患者さんを思う。
先週亡くなった友達の子どもや
新婚1年で体調を崩してて
婦人科系がんの疑いが濃い先輩もいる。
誰の明日も確かじゃない。

それでも頑張らなきゃ。

2004年06月20日(日)



 選ぶという事

台風はまだ来ない。

洗濯機をどれにするか
毎日悩んでるんだけど
いい加減いやになってきた。
何も知らないのも問題だけど
ネットで色々探し出すと情報が多すぎる。

洗浄力はもちろん布傷みも心配だし
水代も電気代も
少ないほうがいいに決まってる。
最初は洗濯乾燥機と思ってたけど
やっぱり縦型乾燥機は
ものすごいシワになるらしい。
ドラム型は途中で開けられないので
「あ、これ忘れてた」というのが多い私は
かなり泣きを見そうな気がするし。

すごくキレイになるという洗濯機には
布痛みの問題がついて回って
きれいになっても服がボロボロじゃあね。
節水ばかり気にしてると
本当に水が少なくて
布への負担は大きいらしい。
で、結局水を増やす羽目になるとの事。

ちゃんとベランダもあるし
電気代を考えると外干しメインだから
普通の洗濯機にしようかなぁと。
縦型は外干しの仕上げ乾燥に使うと
乾きかけてた洗濯物に
シワが付きなおすらしく
評判は余り良くない。
だから洗濯、脱水、乾燥をそのままやると
綿製品なんかはものすごい事になるらしい。
本当の便利って何だろう。

ネットはいろんな人が書き込んでる分
意見の数は多いけど
何が本当かわからなくなってくる。
中には「えらいテンション高いなぁ」と
ビックリするような人もいる。
褒めちぎってればそれはそれで
メーカーの回し者みたいだし
けちょんけちょんならそれはそれで
何か他の恨みがありそうな。

冷蔵庫も電子レンジも炊飯器もエアコンも
色々と調べるんだけど
本当に自分が何を信じるかは難しい。
みんながこぞって絶賛という商品は
見事に見当たらない。
安い買い物じゃないから
色々考えたいんだけど
この情報の探し方や選び方を間違えると
ネットですら便利なのか不便なのか
わからなくなってきた。
他に考えるべき事は山ほどあるのに。

人間の満足って難しい。
人それぞれ大切にしたい部分はあって
値段重視の人もいれば
性能重視の人もいるし
外見重視の人もいる。
性能でもそれこそ
キレイになればいいのか
静かな方がいいのか
水が少ないほうがいいのか
総合力を重視するのか
何かひとつ突出したものを要求するのか
基準がとても多い。

私が惚れ込んでるレガおですら
意見は色々あるわけで
他の選択をする人も沢山いる。
惚れた私も自分のレガおが
完璧な車だとは思わない。
色々足りないところもありながら
それも全部ひっくるめて
大好きであるわけで。
車も電化製品も仕事も彼氏も
自分が重視するものが何かわからなきゃ
何も選べないのを実感。

洗濯機から、人生の姿勢について考える。

2004年06月19日(土)



 懲りない傲慢娘

また一週間が終了。

毎日天気だけは爽やかで良い。
昨日基礎体温が下がったと思ったら
見事に生理が来てお腹が痛い。
病棟は日に日にクーラーが強まって
業務で走り回ってるスタッフは汗だく。
じっとレポートとにらめっこしてる私は
スタッフ用温度のエアコンで凍える。
腹痛増強。

まじめに嫁入り準備をという事で
明日は母親と台所用品の買い物。
母親は娘が生まれた時から
「嫁に出す時は鍋を一式揃えてやろう」
と思ってたらしく
カタログを集めてた。
カタログよ、日の目を見られて良かったな。

娘の料理の腕前は無視した
ハイスペック鍋の数々。
おでんも作れる大鍋と
カレー鍋と圧力鍋とフライパンと
広鍋と片手鍋と小鍋の7点で
どうやらユキチ20人超えるらしい。
ひゃー、自己満足〜。
おでんとカレーは高校教師の仕事だから
奴にいい鍋で美味しいのを作ってもらおう。

ついでに食器の買い物が出来るよう
家中の物置を開けて食器探し。
出るわ出るわ今までの引き出物に
銀行やお店の粗品の数々。
結局保存用タッパーからお盆に至るまで
たいていのモノは揃ってる。
無駄に多いのはワイングラスで
自分の式の引き出物には
出してはいけないと実感する。

その次に無駄なのは
2客セットのカップ&ソーサーで
これも何セットも出てくる。
閉口したのは銀行の粗品。
大丸とそごうという
違うデパートの包装で大きさは一緒。
中身を開けたら同じ柄のお皿。

それが大丸3箱そごう2箱で
全部で5箱あって同じ皿が計10枚。
まぁ両方のデパートと取引があるから
そういう事になってるんだろうけど
デパートで出すにはあまりにも
垢抜けないデザインの皿だったりする。
それが10枚も。いらんな。

母親は物置の整理が出来るから
あれもこれも持たせたがる。
が、いらないモノはいらないので
趣味に合わない皿はまた物置へ。
これはいつか妹が嫁に行くときに
また引っ張り出されて
でも「いらん」って言われそうな。

色んな思いはあるにせよ
母と娘で嫁入りの荷造り。
「秋桜」のような世界にはほど遠いけど
やってみればいつものような喧嘩もせず
きゃあきゃあと過ぎていく。

母親にしたらこういうのは
痛い出費もありながら
楽しかったりするんだろうけど
娘が結婚するから
そういう経験をできるのであるぞ。
このまま私が一人でのんびりしてたら
「娘に鍋を買う」という母親の夢は
一生宙ぶらりんなんだから。

「親に感謝しよう」というのも今は解る。
その一方で
娘にたんすを買いたがった高校教師の母など
色々と手伝いをさせてくれる
子がいる事にも感謝しようではないか。
それで親は自分の存在意義を
確かめることもあるのだから。

傲慢な事言ってみました。

2004年06月18日(金)



 ビーバップ

案の定つまらなかった。

高校教師がメールを寄越して
「石原さとみは見たいけど
ビーバップは見たくない。
悩ましい。」との事。
私も山田優は見たいけど
ビーバップは見たくない。
悩ましい。

という事で奴が「石原さとみに負けて
ビーバップを見る」と言うので
私も山田優に負けて見てみる。
やはりつまらない。
どいつもこいつも不良と言うには
線が細すぎて威圧感も存在感も
まるでナシ。

何で今頃ビーバップなのかも不明。
わざとか何か知らないけど
ビーバップのスポンサーCMに
仲村トオルが出てたりするから
余計にドラマが貧相でしょうがない。

陣内孝則はステキで
某お笑い芸人が出たときは
ちょっと嬉しかったけど
後は脚本もキャストも何もかも寒い。
ので、耐え切れずに止めて寝る。

本日高校教師に感想を聞いたところ
「俺も途中で寝た」と言う。
「山田優が2番目に演技力があるという
状態に耐えられんかった」との事で
何であのドラマを作ったのかは
全く持って意味不明。
そして私のTV離れは進む。
誰か、おもろい番組作ってよ。

ああ、6月も半ばで
天気だけは毎日爽やかに過ぎていく。
今年も半分終わって
もうすぐ高校教師とも出会って1年。
20代も残りあと半年。

年々時間が経つのが早い。


2004年06月17日(木)



 基礎実習の魂。

毎日爽やかないい天気。

今週はバタバタと毎日過ぎていく。
週末はゆっくりしたいなぁと思いながら
母親が鍋を探しに行こうだの
食器を揃えようだのとうるさい。
結婚生活は楽しみだけど
準備は面倒で億劫だったりする。
家電ひとつ選ぶのにもネットやパンフで
あれこれ悩んでると時間がかかる。

寝具もベッドも収納も家具も
カーテン類も必要だし
洗剤やトイレットペーパーなど
日用品にも気を配らなきゃいけない。
家電と言っても台所に照明に
エアコンに掃除機電話機洗濯機で
TVを選ばなくて良い事に感謝。

ただいま基礎実習中でお疲れは激しい。
受け持ち患者のいる病院実習が
初めての状態で学生は全然動けない。
「病院」という環境だけで
すでに舞い上がって鼻血が出てる。

複数の病棟に学生が散らばってるから
初日のオリエンテーションも
各病棟同時進行。
だから患者紹介も同時進行で
どこから何をすればいいのか混乱する。
全部の病棟が9時からオリエンテーションで
10時から病室挨拶で「先生、来て下さいね」
って言われても困る。

結局時間差で回って
ほぼ一日を挨拶で費やす。
何をするにもいきなり一人では
無理な習熟段階の学生だから
バイタルひとつ測定するのにも
全員一人づつ付いていって
測定方法をチェックしなくちゃいけない。

7人のバイタル測定をチェックするのに
病棟間を移動して行く。
体温・脈拍・呼吸・血圧の測定に
患者に何をするか説明して
体位を整えるところからはじめると
最低15分はかかってたりする。
7×15は105分。
午後は丸つぶれで、記録は読めず。
うわーん。

記録もろくに書けてない。
初めての実習記録は実施も結果も
観察事項もアセスメントも混同で
意味より先にどこに何が書いてあるのやら。
先週まで実習してた3年生ですら
時々ナゾの記録があったけど
そうか、彼女たちのルーツはここだ。

来年困らないためにも今が肝心。
記録の書き方も報告の仕方も
挨拶の仕方もコピーの仕方も
実習着の着方も化粧の仕方も
髪の上げ方も荷物のまとめ方も
文房具の選び方も時間の使い方も
ぜーんぶ今のうちに
きちんと形にしておかなくちゃいけない。
それが領域別実習を助けるのだ。

恐るべし、基礎。

2004年06月16日(水)



 苦手科目:整理整頓

足の踏み場ナシ。

部屋が散らかり放題で
本当にどうしようもない。
毎週ろくに掃除もせずに
出かけてばかりの状態で
引越しなんて本当にできるんだか?

高校教師と電話しながら帰ってきて
「じゃじゃーん、本邦初公開
きったない部屋〜」とか言ったら
「そうなん?片付けに行ったろか?」
って言うから真面目に
「やめとき。マジでびっくりするで」
とお断りしておく。
そこで奴の返事が「うん、想像つく」
またまた問題発言。

が、そこで逆ギレもできず。
「やっぱりわかる?」って聞いたら
「うん、うちに来て
散らかして帰るのはしょっちゅうやけど
片付けて帰った事ないやろ?」
って。ぐうの音も出ませんことよ。

奴の言う事は正しい。
道でもらったパンフは
奴の部屋に全部置いて帰る。
ひどい時は朝脱ぎ捨てた
寝巻き用ジャージがベッドの中から
とぐろを巻いて発見されたりする。
シャワーを借りた後
ベランダに干したボディタオルを
自分で取り入れた事がない。
まずいな。

先週末から毎日毎日
ワーム付きのメールが来る。
差出人も件名もウソらしいけど
アドレスを見たらたいてい
どっかの大学や団体っぽいから性質が悪い。
中には「nintei@nurse.or.jp」とか
至極紛らわしいものまであって
本当にどうなってんだか。

カナダGPは久しぶりに楽しかった。
シュー兄が勝つに越したことはないけど
ちょっと盛り上がるレースが見たい。
という事で予選3列目からの挽回という
昔を思わせるようなレースは
久々に楽しかった。
やっぱりこうじゃなきゃ。

琢磨の連続リタイアは続く。
突っ込みどころも勇敢なのか
無謀なのか今ひとつわからない。
アグレッシブだとか言われても
完走できなきゃしょうがない。
琢磨にばかりエンジンブローが出るのは
バトンより車の使い方がまずいんだろう。

むかーし昔、セナがベルガーと組んでて
マクラーレンホンダは
ベルガーのエンジンが壊れまくった。
その理由:ベルガーはセナよりも
     オーバーレブが多い。
要は車の使い方が悪いという事。
そういう奴はいいドライバーとは言わない。

今日こそ早く寝よう。

2004年06月15日(火)



 懺悔

憂鬱で眠れず。

朝ごはんも何となくのどを通らない。
今日は朝イチから講義なんだけど
全然気分が乗らない。
もう最悪な気分でどうしようもない。

昨夜友達から生まれた双子のうち
一人が生きられなかったと聞いて
動揺しながらも「応援してるから」
ってメールを送った。
で、そのメールを見返したら何と
生き抜こうと頑張ってるベビーと
亡くなったベビーの名前を
私は取り違えて返信してた。
なんて事。

双子にありがちな似た名前の二人で
悲しい知らせに動揺しながら
何とか早く返信しようとしたのが間違い。
気づいてすぐにお詫びメールを入れたけど
本当に何という不注意。
グリーフケアが聞いて呆れる。

入院してから毎週顔を見に行ってた
大事な友達が一番辛いときに
とても申し訳ない事をしてしまって
どうしていいのやらわからない。
ひたすらブルーで
帰り道に高校教師に電話で報告して
泣きながら帰る。

申し訳なくて
気分転換しようという気が起こらない。
紛らわせていいわけない。
ちゃんと落ち込んで悩んで
彼女に会えた時に謝ろう。

駅に着いて信号を待ってると
去年受け持った学生に会う。
彼女は信号の向こう側にいるくせに
信号が変わって
私が渡ってくるのを待ってる。
何だろうと思って挨拶したら
彼女は私と一緒に歩き出す。

「先生、○○病院に
週末お見舞いに行きました?」
って聞かれて彼女が待ってた理由が解った。
友達が入院したとき
そこがうちの学校の実習病院だと知ってた。
だから冗談交じりで「世話になるかも」
って言ってたんだけど
それが現実になったんだろう。

学生は友達のカルテを見て
私と歳が似てて元職場が一緒だから
私の名前を出して色々話したらしい。
私にしたら気丈な彼女の入院は
見てるのも辛かったんだけど
学生は学生で
彼女からたくさん学んだと言う。

もともと人に弱い所をみせるのが嫌で
最初に入院したときも
帝王切開したときも
「今は不安定だから落ち着いてから」
ってダンナ以外を寄せ付けなかった彼女。

責任感が強くてしっかりした彼女だから
きっと辛い局面でも
学生には自分の姿を見せて
気丈に自分の思いとかを話したんだろう。
友達の話をしながら学生と二人
朝っぱらから目を潤ませて通学。
世の中には色んな縁がある。

私が次に彼女の力になれるのは、いつ?

2004年06月14日(月)



 悲しい知らせ

滅茶苦茶爽やかな一日。

ものすごーく空が青くて
カラッとした風が吹いてて
気持ちいいことこの上ない日に
半日をぷよぷよ対決で潰す。
贅沢にもほどがあるなぁと。

あんまりなので
50戦で切り上げて家電を見に行く。
何がなんだかわからないので
とりあえず片っ端からカタログ収集。
してたら学生から電話がかかる。
実習記録のまとめの方法が
いまいちわかんないらしいけど
大型電器店の店内ほど
携帯で話すのに不便なところはない。

先生、どこにいるんですか?
と聞かれて「電器屋」と答えるも
そこで誰と何をしてるかは内緒。
申し訳ないけど
あまり詳しくは相談に乗れず。
「まぁ、実践は良かったよ〜」
とかよくわかんないフォローをしておく。

もらったカタログとネットで探した資料。
ボールペン片手に色々比較する。
性能、値段、消費電力、サイズと
比べるものが多すぎて嫌になる。
高校教師は「好きなんにしたら?」
って言うんだけど
ダントツに気に入るものがないから困る。

高校教師宅からの帰り道
友達からメールが入る。
双子を妊娠しながら途中のトラブルで
26週に満たないまま帝王切開して
子どもの命は何とも保証できない状況。
そんな彼女から来るメールだから
ものすごくいい話であるわけが無い。

送信者の名前を見て
運転中に開けるかどうか
かなり迷ったんだけど開けてみる。
そこには先週帝王切開で生まれた
子どもの名前が挙がってて
二人ともものすごく可愛いと書いてあった。
おお、良かった。

読み進めたら
「次男は昨夜一晩家で過ごせた」
って書いてある。
彼女も外泊許可をもらって帰ったらしい。
私が状況がおちついてるものと勘違いして
「よかったぁ」と高速道路の上で
なみだ目になる。

それに続いて
「一晩家で過ごして、
今日見送ることができました。
花に囲まれて本当に天使みたいやった」
運転中にさらっと読んでるから
私はまだその文章の意味に気がつかない。

「長男は厳しい状態が続いてるけど
頑張ってるから私も頑張るわ。
また応援してね」ってメールは終わった。
「そうか〜」と安堵した次の瞬間
「ん?」そうじゃない。

26週にも満たない状態で生まれた子が
一晩家に帰るったって
保育器の外で生きられるわけがない。
帝王切開して1週間もたってない彼女は
よっぽどの事情が無い限り
外泊するわけがない。
見送るって、花に囲まれてって
天使みたいだったって、
次男は生きられなかったんだ。

結婚して長い間
子どもができなかった夫婦だった。
二人で色々悩みながらも外には出さず
仲良く暮らしてた夫婦で
昔彼女が「私、子ども嫌いやねん」って
言ってたけど妊娠がわかった時の喜びようで
それが強がりだったんだと解った。
そんな事を思いながら
悲しくてまた涙で前の車が滲む。

彼女はとりあえず報告をくれたけど
事実をそのまま「亡くなった」とは
書ける状態じゃなくて
こういう表現になったんだと思ったら
辛くて辛くて涙が止まらない。

普段明るくて気丈で
生命力に溢れてる感じの彼女が
双子を助けるために入院して
ベッドの上で点滴につながれて
色白の腕に点滴の痕が増えていくのが
見てて痛々しかった。
そうやって大事に守ってた命なんだけど
守りきれなかった。

長男は生き続けるべく頑張ってる。
彼女も頑張ってるし
彼女と一緒に頑張ってきた
彼女のダンナの事を思うと
また違った苦しさがあるんだろうと思う。
今は精一杯気を張ってるんだろうけど
彼女も彼女のダンナも
気持ちと身体が消耗してるのは確かで
グリーフケアって
私にできるんだろうか?

ああ。

2004年06月13日(日)



 信じてみる

久々に自分のペースで過ごす。

一昨日の実習中、術後の患者さんに
「家に帰ったら食べられるだろうから
病院では無理して食べなくてもいい」
と的外しまくり発言をした学生。

「人間には自然治癒力があるんだから
いつかは治って行く。
そこをもっと早く治るように
できるだけ楽に治るように
治るまでの不自由がないように
常に出来ることはないかな?って
探すのが看護じゃないのか?」
と私が言ったところ
何とか伝わったらしく
計画を挙げてきた。

「ニオイが気にならないよう
ラップのかけ方を工夫する」
「個室じゃなく食堂で食事を摂って
気分が変わるようにする」
おお。
変化の兆しが見えるとこちらも嬉しい。

実習トラブルの時の発言で
彼女に対してかなり問題意識を持ってる。
でも根気よく関われば彼女も
変わりえる存在なんだと言う事を
忘れかけていたのかもしれない。

実際に根深い問題はある。
彼女は患者さんに援助を提供するのに
「指示されてやってみた事」では
患者さんが良い方に変化をしても
イマイチ嬉しくないと言う。
「自分で考えて何かをして
それを喜んでもらえたら嬉しい」
のだと言う。
が、自分で何かを考えたい割には
恐ろしいほど知識が足りない。
俗に言う「自分勝手」。

誰が考え付いた援助でも
自分がそれを実行する事で
患者さんが喜べばそれでいいと思うけど
彼女はそうではないらしい。
何か新しい事を教えてもらって
その技を盗んで患者さんに提供したところで
患者さんは「それって他人のアイデアやろ?」
って喜ばないという事はないと思う。

だいたい臨床で仕事を覚えるには
「こうしてみたら?」と先輩に言われて
やってみる所から仕事を覚えるんだし
実習でもまずは教科書を見て
そのとおりにやってみる所から始まる。

基本的な事が出来て初めて
応用やアイデアの加味があるのに。
だいたい「食欲を強化する」みたいな
基本的な食事への援助も忘れてるくせに
自分のアイデアも何もあったもんじゃない。

看護の喜びが「患者の変化」主体ではなく
自分の「やりたいこと」になってしまうと
本当にひとりよがりで危険な状態だと思う。
自分のアイデアを実行したいあまりに
基本から外れたり患者の意向を無視したら
それこそ倫理なんてどこかへ行ってしまう。

彼女に課題は多いけど
だから切るんじゃなくて
何とか関わり続けて小さな変化を重ねて
そういうのが私たちの仕事。
臨床を離れて1年とちょっとで
まだ教育が何なのかよくわかんないけど
相手の力を見極めて
信じてみるところから始まるのは
後輩も学生も患者も同僚も多分一緒。

根気よく。

2004年06月12日(土)



 打ち上げの恨み

台風一過。

好きで過ぎたわけじゃない。
本当は暴風の中実習打ち上げで
他の教員と飲みに行く予定だった。
なのに現実は学生の面接が長引いて
職場を出たのは21時半。

実習先から職場に帰る途中
ちょうど風雨が強まって
事故して道が混んでて
いよいよ台風と言う感じだったのに
仕事帰りには雨も上がって風もマシ。
天気は良いに越したことはないけど
19時から飲んでも帰る頃には
雨は止んでたはずなのに。

3週間の実習が終わって
打ち上げをとても楽しみにしてたのに
あっさりと打ち上げは消滅で
イライラこの上なし。
返せ、私の打ち上げ。

という事でイライラしてたのに
さらにイライラを煽ったのが高校教師。
「今日は助手(31歳未婚女)に捕まって
友達に会うので彼氏のフリをして欲しいと
言われて腹が立った。」
というメールをくれたんだけど
そんなものはくれなくてよろしい。

なーにが彼氏のフリよ。
お前は自分の立場を考えろと言うのだ。
断ったには断ったらしいけど
断るのは当たり前で威張れることじゃない。
だいたいそんなわけのわかんない話を
振られる事自体が「普段何してんねん」
と言いたくもなる。
助手も助手でいい年して
恥ずかしげもなく
学生のような手を使うでない。

情けないのは高校教師。
こないだも「恋愛相談聞かされた」
とか言ってたけどバカたれが。
そういう女の標的になるあたり
スキだらけという事なんだと思うけど。

結局彼氏のフリ作戦は断ったらしいけど
実行するかしないかは別の話。
そういう役を振られた時点で
私にしたらかなーり問題で
明日会ったらクギを刺さねばなるまい。
身体が大きい奴だから
ホームセンターでデカめの釘を買っていこう。

打ち上げはポシャって
そのクサクサした気分での帰り道に
さらに気分が悪くなるような
メールを寄越した奴の罪は重い。
明日は打ち上げの埋め合わせを
奴にして頂こう。おごりで焼肉。

あ、今日は妹の誕生日だった。

2004年06月11日(金)



 卒業阻止

ちょっと落ち着いてきたぞ。

落ち着いたと言っても
暇になったのではなく
何からしていいかわかんない状態を
とりあえず脱したという事で
来週月曜朝イチの講義の準備はまだ。
でも、優先順位を考えると
目先の実習の評価であるわけで
まぁ一個一個片付けよう。

明日が終われば打ち上げだ。
絶対、台風が来ようが飲む。
土曜も飲む。日曜はカナダGP。
一週間のプレッシャーやストレスや
モヤモヤやイライラをリセットするべし。
とにかく酔っ払って
ぷよぷよで高校教師を叩きのめして
スッキリするのだ。

今日もワームが2個飛んできて
2個ともnetskyの亜種。
流行ってるのかなと思いながら
言うほどニュースには出ない。
毎日ファイアウォールが働いてて
ありがたいなぁと。

あっという間に6月も半ばで
毎日何だかわかんない間に過ぎていく。
4月末からずっと同じ病棟で実習してて
さらにこの先4週間続くとなると
本当に私の職場はどこなのか
わからなくなってくる。
秋は秋でランチの不味い古巣で
12週間ぶっとおし実習だから
まるで臨床に復活したかのような
気分になるんだろうか?

古巣の実習は結婚して最初の実習で
それが挙式の前の週まで。
生活の変化に一番慣れない時期に
慣れた古巣で実習。
が、お題は終末期だから
指導は大変だったりする。

実感わかないけど
2ヵ月後には引越し開始。
楽で煩わしい実家ともおさらばで
毎日空いた電車で通勤できるのだ。
わーい。

トラブルを起こした学生は
何とか実習を続けてるけど
出来は決して良くないと言うか悪い。
病院食が口に合わず食事が進まない患者を
「家に帰ったら食べられるから」
と「様子を見ることにする」
ってまたの名を「ほったらかし」。

術創の治癒に沢山の栄養が必要な時期に
「体重が減ってない」という理由だけで
「栄養状態は悪くないので
無理に食べなくて良い」ってねぇ。
術後急性期という特徴がまったく解ってない。
という事で実習をクリアさせてよいものか
かなり悩む。

術後の訓練による痛みを心配してる患者に
「でもね、1日午前午後の2時間ずつで
1週間たてば外れるから辛抱しましょう」
ってあっさり言っちゃうあたり
患者の立場に立てているかという
評価基準を満たしてるとは言えない。
毎日合計4時間も痛む処置を
軽く見すぎていないか?

彼女の口癖は「でもね」。
それは患者相手でも教員相手でも一緒。
相手をあるがまま受け入れられない人に
看護だけじゃなくて対人職は無理かな。
それでも卒業すれば国試の受験は出来て
人柄は関係なく試験には通るだろう。

卒業さえさせなければ
試験に通って就職という事態は避けられる。
彼女を本当に卒業させるのだろうか?
卒業できるよう導くのが教育だと思うけど
ちょっと自信なし。

憂鬱は続く。

2004年06月10日(木)



 戯言

やれやれ。

今日は「比較的」平和に終了。
昨日喋り倒した学生は
「昨日はありがとうございました。
色々話せて勉強になりました。」
って言うんだけど
果たして私がして欲しい内容の
勉強が出来たのかは不明。
それでも一応、少しやる気が出たらしい。
当たり前や。じゃないと
私の昨日の3時間は何だったんだ。

疲労とストレスで肌荒れもピーク。
だから今日はノンビリしようと思ったら
見事にくだらないメールの応酬になる。
お相手は高校教師。
事の発端は「えびボクサーに続く
第二弾はいかレスラーらしい」
とメールをしたら奴は
「第三弾、あわびレンジャー」

止せばいいのに私が
「第四弾、さばライダー」
後は「ターラームーン」
「ヒトデ仮面」「シャコダンサー」
「ホヤ社長」と意味不明ワールドで
最後は「マグロ女」って何のひねりもない。
バカバカしくて癒される。

初めてヘルシア緑茶を飲んだら
苦くてビックリした。
コンビニの冷やし中華のゆでたまごは
どうしても半熟のモノを探してしまう。
どっかからnetskyと言う
ワームが飛んできたんだけど
駆除ツールが反応しない。

林檎班のTシャツが来て
夏用のナース通販カタログが来た。
ボードショップから
NEWモデル展示会のお知らせが来て
スバルから新車発表のお知らせが来て
衣装屋からドレスの見積りも来たのに
4月に頼んだ学術雑誌が来ない。

うちの学校に出入りしてる本屋の営業は
タバコ臭いばっかりで仕事が出来ない。
頼まれた注文をしょっちゅう忘れては
みんなにチクチク嫌味を言われてる。
このザマで何で営業職なのか
不思議に思ったけど
嫌味にヘコたれないからなのかも。

という事で声をかけたら
やはり発注を忘れてたらしい。
そのうちに欲しかったバックナンバーが
なくなってたりしたら許さない。
専門書を扱う業者が少ないから
そこへ頼むしかないのもあるんだけど
競争が無いからってひどすぎる。

会議で真面目に彼を干す方法を考えよう。

2004年06月09日(水)



 責任の軽い仕事希望

大雨。

朝からイライラ。
実習病棟に上がるまでの十数分で
トラブルを起こした学生が私に
「この振り返りはいつ終わりますか?」
「何回事故報告書を書き直すんですか?」
という事4度5度と聞く。
しつこい。

結局何が学べたと言うよりは
早く終わらせたいだけで
自分がした事の原因や責任を
とことんまで向き合って
追求しようという姿勢がない。
「どうしてそう早く終わりたいの?」
って聞いてみたら
「次のクールまでこの事を考えて
気を取られたくない」と言う。

最悪。
気を取られたくないって
「知らないことを一人でしない」
という実習における大前提なくして
領域別実習なんてありえない。
本来なら振り返りがきちんとできるまで
現行の実習も止めたいぐらいの大問題。
それにフタして次の実習なんて無理。
「気を取られる」という表現も
見事に煩わしい気分が出てる。

実習中も受け持ち患者の所へ行きながら
臨床指導者を捕まえては
自分が解釈し間違えた指示について
「あれはどういう意味だったんですか」
と聞いて回っている。
指示の解釈がどうと言うよりは
何であれ「解らないことを一人でやった」
という事が問題なのに。

実習が終わってから彼女と面接。
先日書いたレポートを見ながら
彼女が書いた文章の意味と
理解の確認をする。
が、「こう書いてあるのはこういう事?」
という確認を彼女はことごとく
「裏読みしてる」と言う。

彼女はレポートで受け持ち患者を
「他の看護師に任せて」と書いていた。
「任せる」と言うのは
学生が看護師に対して使う言葉じゃない。
「任せる」という表現になったのは
「自分が看なくてはいけない」という
思い込みが強かったのではないかと言うと
「こんな言葉尻を捉えてつっこまれるなんて
真意が伝わらないし負担だ」
「文章ではうまく伝えられないのに
どうして書かないといけないのか」
「いろんな人が読めば
それぞれの解釈があるのは当然で
それにイチイチ合わせないといけないのか」
と彼女なりの言い分を展開する。

彼女の主張は「私は解ってたし
患者さんにも申し訳ないと思ってる。
ただそれがうまく文章にできないだけ」
というものなんだけど
そんなのを振り返りとは言わない。
自分がなぜ「してはいけない」という事を
やってしまったのかと言うあたりも
「してはいけないという知識がなかった」
の一点張り。

彼女は看護の遣り甲斐に魅力を感じて
うちの学校へ来た。
が、今はこんなに責任の重い仕事なら
続けていく自信はないという。
「重いのとか苦手なんです。
ここまでしんどいと思ってなかった。
給料は安くてもいいから
看護じゃない楽な仕事がいいです。
親が資格は取っておけというから
学校は続けます」と言うなら
この先実習を続ける意味が
果たしてどこまであるのかナゾが多い。

看護師として働くんだという
目標がないまま乗り切れるほど
看護の実習は甘くない。
彼女が今のまま実習を続ける事に
問題が大きいのは事実。

とにかく彼女の言い分を聞くこと3時間。
自分の思いを話し、
他の学生も解ってないといい
看護師になりたくなくなったと
好き放題言って彼女は帰った。
途中はかなり悪態に近いことも言いながら
ひたすらこちらのテンションを上げず
同意もせずに聞き続ける。

最後は「ありがとうございました。
振り返れて良かったです」と
ニッコリ笑って帰ったけど気が済んだのか?
後は文章につっこまれたくない彼女が
希望するとおり主任面接で対応。

あっさり収まりそうにない。



2004年06月08日(火)



 忙殺月曜

また月曜。

先週トラブルのあった学生が
金曜の面接を経てレポートを書いてきた。
が、内容がガラリと変わってて
先週話して解ってなかったことが
さも解っていたかのように書かれてる。

彼女は自分が書いたものを提出して
「もう、これで終わりですよね?」
と何度も言う。
今回の事を振り返るのは
とても重くて辛い作業なんだけど
それをとことん突き詰めようという
腹をくくった気持ちはないらしい。
早く終わらせて気分を切り替えよう
と言うのが本音かも。
でも、そういうのって誠意がない。

月曜は彼女だけに構っていられない。
講義の準備もあれば会議もあって
レポートも山積みで
次の実習の準備もある。
そんなこんなであっという間に夕方で
そこから会議だというからたまらない。
会議が終わったのが7時で
そこから何が出来るというのか。

携帯を見たらメールが来てて
早々に仕事が終わったらしい高校教師が
「くたびれた」とか
「晴れ間の雨って梅雨にありえるのか」
とか他愛もない事を寄越してる。
呆れてイライラもしない。
が、返事の気力がないので放置。

こんな日に限って他からもメールが来てて
友達が「メロンいらない?」と言う。
妹が「今日は何時に帰ってくる?」
って聞くから遅めの時間を言って
まんまと駅まで車で迎えに来てもらう。
妹はなぜか某レンタルCD店で
「試供品」と書いた黒エビスを手に入れてた。
何でレンタルCDでエビスなのかは不明。
でも、それを私に持ってくるあたり
妹も気が利く大人になったものだ。

6月は1週目が一番忙しいと思ってた。
なのに今は大パニックで
何からしてよいのか解らなくなってくる。
目先の実習指導と
今回のトラブルの振り返りと
月曜の講義の準備と
前クールの学生の成績評価と
次の実習の準備。

どーしろと言うのだ。

2004年06月07日(月)



 初仲直り

結局ろくに眠れず。

ベッドから2回落ちて
その時は驚いた高校教師が
引っ張り上げて布団をかけてくれる。
が、その後はまた
ひとり隅っこによって寝てる。

ちょっとウトウトした朝方
高校教師がモゾモゾ近づいてきて
服の中に手を入れてきて
そのままひととおりお遊戯。
よく夫婦ゲンカはエッチで仲直り
とか言うけどあまり気分よくない。

奴は一晩寝て
スッキリしてるかもしれないけど
私は一晩悶々として寝不足で頭も痛くて
昨日より数段ご機嫌は悪い。
都合よくあっさりと
エッチなんてさせてやるものか。
という事で形勢逆転の模様。
頭が痛いからとか適当なことを言って
のらりくらりと逃げる。

まぁ結局お遊戯が済んでから
ご機嫌が直ってるのを確認して
昨日のことについて話を聞く。
「で、昨日黙っとったんは何?
私が悪かったんは重々承知やけど
ぶすっと黙ってたらどうしていいか
わからんやん」と端的に。

奴の言い分としては
「あの状況やったら誰でも怒るやろう。
でも散髪行っときたい気持ちも解るから
怒るに怒れんかってモヤモヤしとった」
って案外正直に言うのね。宜しい。
「結局あの状況は
放っといてほしかったん?」
「うん、多分」
という事で今後シカトしたら
こちらも放置という事で。
何とかひと山乗り越えた。

仲直りしたので奴の実家へ出直す。
朝方寝不足で頭が痛いと言ったら
珍しく運転を買って出てくれて
優雅に助手席で過ごす。
3度目の実家は相変わらず気を使う。
奴のお母さんと話してて
うちの母親が色々口を挟むと私が言ったら
「お母さんにも色々夢があるのよ。
こっちへ来たら好きに出来るから
今のうちに言う事聞いてあげたら」って。

何気に問題発言。
高校教師も
「おかん何ゆうてんねん。
そんな気無いくせに」という感想で
私も「好きにしたらいい」を
そのまま素直には受け取ってない。

「今のうちはお母さんのいう事
聞いてあげたら」って
うちの母親が聞いたら
「嫁に『やる』んじゃない。
うちの娘はうちの娘なんだから」
とか言い出しそう。
なかなか複雑ではある。

一緒にお茶飲んで気を使い
高校教師は高校教師で「女同士は怖い。
おかん、目は笑ってなかったりする」
とか言うしで肩の凝る状況。
お父さんは真っ黒に日焼けして
口元にヒゲなんか伸ばしだして
相変わらずかわいらしいんだけど
帰るとなるとお土産攻撃もあって
いるものはちゃっかりもらって
いらないものは丁寧に断って
これまた気を使う。

実家での用事が済んだら毎回
高校教師は「お疲れさん」と私に言う。
奴なりに私の気苦労はわかってるらしく
帰りの車も運転してくれて
「しんどかったら寝てていいよ」って。
うまく仲直りできて良かった。
初めて会った奴の兄(5つ上)の外見は
どうも奴より若かった。
残る未確認家族は小姑(姉)のみ。

最難関かも。


2004年06月06日(日)



 シカト教師

今日は高校教師の実家へ行く予定。

で、髪が2月から伸び放題だから
ちゃんとキレイにしておこうと思い
散髪に行ったのが運のつき。
散髪屋は激混みで待ちで1時間。
そこからパーマ当ててカラー入れて
終わったら見事に17時。
かなりヤバイ。

途中、高校教師は「まだ?」
とメールを寄越してた。
私が散髪屋を出てすぐに
「どこで何してんねん」という
お怒りモードのメールが来る。
あちゃー。

奴の実家まで普通に行けば2時間。
うちの地元からだったら3時間。
さすがに20時着は迷惑だなぁ
と思うんだけど高速を使えば早いはず。
最初は私が大阪市内まで
奴を迎えに行ってから南下する予定だった。

でもこうなった以上は
遅くならないための工夫が必要で
混みやすい3号神戸線や大阪市内を避けて
今は待つだけの高校教師が地下鉄で
天保山あたりまで来て
湾岸線使用の私が奴を拾えば
そのまままた湾岸線で移動できる。

そういう提案をしようと思ったら奴は
「もう、今日は行けへんって言うとく」
ってかなーり不機嫌そうな返事。
確かに私は時間を読み間違えて
約束を反故にしたけど
どうしても行くと言うなら
ぼさっと待ってずに
私が早く着ける所まで出てきたっていい。

とりあえず奴の家には行って
「遅くなってごめんね」と謝る。
私は私なりに考えて散髪に行って
お昼も食べてないのに。
奴は奴でモロに不機嫌そうで
ろくに口をきかない。

結局黙々と晩御飯を食べて
帰って話しかけてもじゃれついても無視。
ふとんに潜り込んで目をつぶってる。
私もだんだんイライラしてくる。
悪かったとは思うけど何も言わなけりゃ
どう対応していいのか全然わからない。
だから単刀直入に「なぁ、黙ってるけど
しんどいん?怒ってるん?」
って聞いてみたらそれもまた無視。

いい加減ムカついたので放置。
勝手に本を読んでTV見てお風呂入って
奴が寝てるかもしれなくても
お構いなしでいつもどおり12時までTV。
でも、一緒に寝るのが億劫。

今週は色々あってハードだった。
だからちょっとノンビリしたいと思ってた。
本当は講義の準備もあって
時間に余裕はないけど
会えばリフレッシュできるかなと思って来た。
なのにこんなに辛い目するんなら
帰ってしまおうかとも思いつつ
明日また実家へ行くかもしれないから
帰るに帰れず奴の隣に横になる。

ただでさえ狭いベッドなのに
あまりスペースを空けてくれてない。
何度か落ちそうになりながら
寝付けなくて辛い。
寝てしまえば悲しくないんだけど
見事に無視されたまま隣で寝てるなんて。
ダブルベッドはやめようかなと
初めて真面目に考える。

普段温厚な奴なのに
こじれるとややこしい。
でもこのまま黙ってたら
また機嫌が悪い時に対応に困る。
明日はちゃんと話しして
奴の傾向と対策をつかまないと
この先も困り続けるなんてヤダ。
一生一緒にいるならなおさら。

久々に泣きながら寝る。

2004年06月05日(土)



 逃げたけりゃ逃げろ

とにかく済んだわね。

本日は昨日の学生と振り返り。
色々話すんだけど難しくて
彼女の判断ミスの裏には
色んな思い込みがあった。
その中でも驚いたのが
「看護師は免許を持ってるから
お互い相談はせずに
独立して仕事をしてると思った。」
はぁ?

彼女は誰にも相談できないし
自分で何とかしないといけない
と思ったらしく
自分が医療機器を触る前に
看護師を探すことをしなかった。
「今までの実習で看護師さんが
他の人に何かを聞いてるところを
私は見なかった」とか
「就職してからでも
判らない事を聞いてもいいんですか?」
って言われてただただ驚くのみ。

実習前のオリエンテーションで
「とにかく一人では行動を起こすな」
といわれた事を彼女は
どんな風に受け止めていたんだろう。
彼女は「知識不足が原因」って言うけど
絶対違うと思う。

事が明らかになった時
彼女は婦長への報告を嫌がった。
学校所定の事故報告書を見せたら
顔がこわばって
「何だか大事みたいで嫌」と言った。

振り返りのために昨日の出来事の
流れを書いてくるように言っても
なかなかうんと言わなかった。
今日は今日で上に報告するのに
「この報告書書いたら終わり?」
「今日上の先生と話したら
今回の事はもう終わりますか?」
って逃げることばかり考えてる。

振り返りを進めるうちに
「今回のことで自信がなくなった。
怖くて看護を続けられるかわからない」
という。
そのくせ「今は学生だから
してはいけない事があるけど
看護師免許をとってから
今回みたいに一人で初めてのことに
出会ったらどうする?」と聞くと
誰かに相談すると言う答えが出ない。
絶対に危ない。

今回のことを教訓として
次に活かしていく様に話しても
「そんなのできない」と言い
「思い込みやすい性格を
直すのは無理だと思う」
「こんなに重くてしんどいものだとは
思わなかった」と言う。

医療機器を触った時も
知識がなかったのも勿論だけど
「このままマズいんじゃない?」
という不安が沸き起こった時は
患者さんのために自分は不安なまま
誰かスタッフを探さなくてはいけない。
なのにその場の緊張に耐えられず
まず自分の不安を解消するために
機械を触ったんじゃないかと
私は思ってる。
でないと「いけないのを解ってて触る」
という事は起こらなかったと思う。

今の彼女はとにかく逃げたいんだと思う。
自分と向き合うのはしんどくて
常に緊張して仕事していくと言う
重さに耐えられないんだろうと思う。
患者の安全のために
自分が知らない・できないという事を
明らかにするのは良心の問題で
それを嫌がるのは倫理的にかなり問題。

自分がしんどいときにも必要なら
そのしんどさを引き受ける度量がなければ
看護はつとまらない。
聞くのも辛い話をされる患者もいるし
喀血など非常事態で
患者がパニックになった時
看護師は怖いのは我慢し必要な処置をして
患者を落ち着けるようにしなければならない。
そんな時に辛くて重い話は聞きたくないとか
怖いから近寄りたくないというのでは
看護は成り立たない。

学生は実習と言う環境でひどく緊張して
判断を誤ったのもあるだろう。
そこは教員の私が
配慮をしなくちゃいけなかった。
今回緊張なく乗りきれてたとしても
それでいざ臨床での緊急時に
何をしでかしてたかは不明だけど。
後は実習のオリエンテーションに
学生が安全について考えられるよう
工夫をしなくてはいけない。

自信がない学生やつまづいた学生を
何とかケアして立ち直らせて
無事看護師としてやっていけるように
守って育てるのが教育だとは判るけど
責任の重さを嫌がったり
面倒な事を避けたがったり
傷つくことを極端に恐れる人間は
早いこと方向転換させたほうが
世のため人のためなんじゃないかと思う。

ああ、疲れた。

2004年06月04日(金)



 責任とるのが私の仕事

駄目押し。

お疲れもたまった週半ばで
学生がやらかしてくれた。
術直後の患者の創部に入ってる
閉鎖式ドレーンのクレンメを
誰にも相談せず勝手に触った。

すこしずつ流れるように
調節されてるドレーンのクレンメを
閉まってると思い込み
しかもそれを
スタッフがあけ忘れてると思い込み
このままでは感染とか
問題が起こるかなと思って
誰にも相談せずに開けたらしい。
嗚呼。

その場に教員もスタッフも
誰もいなかった。
クレンメを開いた後
通りかかった指導者に
「クレンメ開けました」と
報告して事が発覚。
何で開ける前に相談しなかったのかと
指導者に言われる。そのとおり。
で、その後詰所に現れた私に報告。

これは事故報告の対象。
という事で学校指定の
インシデントレポートを出すと
学生は退いてる。
「何かすごい大げさみたい」ってな
ものすごい大変な事をしたという
自覚はないらしい。

色々問題点はあるんだけど
この学生にドレーンを触ることが
どんなに怖いことか
どうやって伝えてたら良かったのか。
学生と話してたら
シリンジポンプは怖くて触れないし
触ってはいけないと判ってる。
なのにどうして
ドレーンが怖いと思わないのか。

「何でこんなことに」というのと
もうひとつびっくりしたのは
学生が報告書に過敏に反応する。
報告書というのは始末書とは別で
同じ間違いをしないために
振り返って書くもので
個人の攻撃が趣旨ではないと
何度も言うんだけど伝わらない。

学生と言えども自分がした事の
責任は取らないといけないんだけど
そのあたりの覚悟が弱い。
自分なりの判断で動いたんなら
そんな事は当たり前で
また社会人経験があるのに甘い。

古巣でも実習に来てた学生が
患者の言われるまま酸素の流量を
指示より下げたことがあった。
事の発覚は後日に教員が記録を読んで
そこで初めて発覚というお粗末さ。
それはそれで大問題。
実習中にいかに患者の安全を守るか
それは責任能力に乏しい
未熟な学生を守ることにもなる。

実習中に患者の安全は最優先で
それを守るのは臨床指導者と
教員の役割なんだけど
こういう事が起こる前に
学生に言っておける事って
なかっただろうか?
報告は患者の安全と共に
自分を守る術でもあるのに。

実習前のオリエンテーションでは
「とにかく一人で行動を起こすな」
という事を言ってるんだけど
具体的に何を触ってはいけないとか
そういう事は言ってない。

厚労省から出た技術水準のうち
レベル1の車イス移乗も
関節置換術後の患者なら
レベル2になる。
そのあたりを学生に
細かく伝えなきゃいけない。

自分の受け持ち学生が
こういう試練に出会うとまずは
学生の傷が少なくて済むようにと
あまり厳しい目に会わぬよう
どうしてもかばう方に目が行く。
でも、今日のうちに上司に報告して
相談してるうちに考えが変わる。

患者さんへの告知と一緒で
必要な試練は乗り切らないといけない。
学生は辛い思いをしながらも
自分がした事の振り返りはしっかりして
その後のフォローがしっかり出来る事こそ
教育的関わりなんじゃないかと思う。
しんどい目に会わせないんじゃなくて
しんどい体験を乗り越えられるように
関わりの視点を変えてみよう。

やってしまったことは仕方がない。
後はもう2度とこういう事がないように
しっかり振り返りはしながら
受け持ち教員として
病棟と話し合って対策を講じて謝ること。

とりあえずは明日、一緒に頭下げるかな。

2004年06月03日(木)



 お尻がとりえ

昨日ほどはくたびれず。

昨日高校教師に「私も新婚生活で
ダウンしたらどうしよう?」
ってメールしたら
「心配ない。繊細な人や
気の小さい人が寝込むのです」
って。気に食わない。

じゃあ、奴のお姉さんは
そんな感じなのかと聞いたら
「○○家は皆、身体は大きいが
気が小さいです」と言う。
「じゃあ私も名前が変わったら
気が小さくなる?」って聞いたら
「いや、うちの母親は
気が小さくないです」って。
要は嫁に来た人間は別と言う事ね。
むかつく。

今日は久しぶりに月曜以外の学校出勤。
ウサ晴らしにレガおで通勤して
しばらく食べてなかった
美味しい出前のそばを食べる。
ああ、小さな幸せ。
講義より実習が好きだけど
たまには学校でノンビリしたい。
他の教員はみんな実習だから
主任と二人で静かに過ごす。

職場の互助会で電化製品の斡旋が来てる。
今まではそんなの無視だったけど
今回は気になって覗いてみる。
布団乾燥機に浄水器ホットプレートに
電気鍋、パン焼き器、ミキサーに
コーヒーメーカーといっぱいある。
お座敷てんぷら器がほしいなぁとか
思いながら食器乾燥機は不要だと
高校教師に言われたのを思い出す。

食器乾燥機がダメならきっと
布団乾燥機もダメかなぁ。
でも、食器乾燥機がないと
不便だから困るのは私だと言ったら
「それなら食器は俺が拭く」
って言い出だしたりする。
マッサージチェアもおねだりしたら
「買うぐらいなら俺が揉んだる」
って言ってた。しめしめ。

という事で今度は
布団乾燥機の話を振ろう。
それで作戦通りにいけば
布団干しは奴の仕事だ。
家事の分担は最初が肝心
できるだけ明確にしておこう。

といいながら自分の分担が
どこまでこなせるかは不明。
私の方が家事能力が低そうな感じは
相変わらずのままで
奴は本当にそれでいいんだろうか?
高校教師は「女はケツ」だと言う。
私は貧乳だけど確かにおしりは悪くない。
魚の場合チチだったんだけど
身体のフェチって大きいのかな?

料理するよりお尻を磨こう。

2004年06月02日(水)



 疲労の火曜日

今日もくたびれた。

今日はまた実習先でてんてこ舞い。
学生が受け持つ予定だった患者の
手術予定が変更になったり
別の受け持ち患者さんが
術後に急変したりで
指導もさることながら
その状況の変化に翻弄される
学生のサポートが大変。

実習に行くたびに患者が変わるとか
何だかわかんないまま
患者さんの状況が悪くなっていくとか
何気にかなりのストレスが
かかってるんだろうなと。

頭が重くて調子はいまひとつ。
こういう疲労感で主婦できるんだろうか?
奇しくもうちの先輩は
最初の結婚記念日に入院で
友達も結婚して数ヶ月は
静脈炎やら何やらナゾの体調不良があった。
高校教師のお姉さんも新婚4ヶ月で
腸炎にて入院したところを見ると
新婚生活は優雅なものではないらしい。

こんなこと考えてたら
またマリッジブルー風気分になる。
しんどけりゃ食べに行けばいいんだろうけど
奴への気兼ねは多い。
奴に比べて帰宅時間がしっかり遅い私は
不満を溜めずに奴の食事を作れるだろうか?
私が帰った時に奴がくつろいでて
そのまま何も家事を手伝わなかったら
きっと喧嘩になるんだろうなぁと。

せめて風呂掃除とか洗濯とか
何かしててくれたらいいんだけど
TV見てたら多分私がキレる。
ってわかってるなら
今からちょっとずつ躾けなければ。

新婚家庭のいざこざは色々聞く。
洗濯物を取り込んでと頼んだら
本当に部屋に入れただけで
後は山盛りのまま床に置いてあったとか
食事の支度中に旦那はTV見てて
その旦那は食事が終わって
ごろんと横になってから当たり前のように
「お風呂入れてよ」って言ったとか
話のネタはつきない。

身体壊すと大変なんだろうけど
いっぺん身体壊しておいたら
後々ちょっとは大事にするかなと
不謹慎な考えもあって
いきなり頑張り過ぎないようにしよう。
かと言ってサボりっぱなしじゃ
そのうち追い出されそうで
さじ加減が難しい。

疲れてると、ろくな事考えんな。


2004年06月01日(火)
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