毒茄子
レガお君



 ドリンク剤新人

連休にはさまった金曜。

という事でやる気はいまいち。
考えるのは新居のことばかり。
うちの親は田舎なれしてる上に
賃貸に住んだ事がないから
家賃に10万以上というのが
本当に信じられないらしい。

が、不動産に詳しい高校教師の先輩は
その場所でそのスペックで
その値段と言うのはお得だと
GOサインが出る。
興味本位で他の土地で
同じスペックのマンションを探してみる。

が、気分が悪いだけだった。
加古川近辺は共益費が3000円前後で
駐車場は5000~6000円。
大久保の駅前徒歩3分でも
2LDKで55㎡で築5年で家賃8万。
共益費が1万で駐車場が1万。
全部込みで10万を切るなんて。

確かに新居予定地は便利な土地。
徒歩10分圏内にJRと阪急と
コープとダイエー2個と市場と銀行と
幼稚園と小学校と公園と
コンビニと郵便局と
病院とGSとラーメン屋とモスバーガーと
スターバックスとクリーニング屋と
美容院と国道2号線と交番と
もう、盛りだくさんである。
ちょっと足を伸ばせばヤナセもある。
それが月々3万円の差?

が、実家から離れたければしょうがない。
実家から東灘はいい感じに遠くて
仕事への差障りは少なくて
日常生活はとても便利だとしたら
しょうがない。
ある意味願ってたことなんだけど。

何やかんや言いながら4月が終了。
毎日あっという間で
疲れを噛み締める暇もなく。
卒業生も「昼休みのコーヒーには
目もくれず、実習で覚えたエスカップを
一気飲みで軽く変人扱いです」とか
面白い事しながら頑張ってる。

看護師の昼休みって
みんなでお昼食べておやつが出て
コーヒーやジュースという感じなのに
そこでひとりドリンク剤を飲む新人って
確かに面白すぎる。
そんな彼女にも長いつきあいの彼氏がいて
優雅なだけが女じゃないなぁと思う。

今のところ
マリッジブルーがないから助かってる。
仕事もプライベートもブルーだと
なかなか逃げ場がなくって困る。
幸い私は自分の苗字に拘りがない。
名前にアイデンティティを感じない。
仕事は続けられるし姑も遠方住まい。
自分の親への気持ちも薄いし
地元への執着もない。
結婚に伴う変化は楽しみでもある。

このまま、ゆらゆらと生きよう。

2004年04月30日(金)



 不動産屋

絶好のハイキング日和。

という事で高校教師とお散歩。
新居を探そうと思ってる地域を
二人でノンビリ行ったり来たり。
めぼしいマンションを見つけては
管理会社の名前を探してみる。

候補に挙げてるJR沿線の
摂津本山と甲南山手を往復して
お腹が空いたのでご飯を食べて
目に付いた不動産屋を冷やかして回る。
ゴールデンウィークに
部屋を探す人は少ないらしく
ゆっくり相手をしてくれる。

ここぞとばかりに
周辺の土地柄や
ハイツとマンションと貸家の差とか
家賃補助の話や
部屋探しのタイミングなど
あれこれ聞いて勉強する。

色んな物件を見たけど
全体的に高めの設定。
駐車場もたいてい2万で
2LDKで10万を切ろうとすると
昭和47年築とかいうレベルになる。
それはさすがに・・・。

小学校の校区で人気があるらしく
何丁目から何丁目までの間とか
めちゃくちゃ細かい指定をして
そのエリアなら高くてもいいとか
えらくこだわった選び方をするらしい。

落ち着けない土地柄も困るんだけど
お家賃も毎月払うものだから
あまり無理もできない。
国道2号線より北か南かで
土地柄も家賃も変わるらしく
実際北は高めの設定になってる。

駅から5分で2号線以南と
駅から10分の2号線以北では
建物の条件が一緒なら
立地だけで1万円近く北側が高い。
びっくり。

今日回った2軒のうち
1軒目は大手の仲介会社で
大通りに面した小奇麗な事務所。
スーツを着たサラリーマン風の人が
パソコンをはじいて色々見せてくれる。

希望の家賃を言ったら
最初はその近辺から始めて
最終的にはすこし高めのモノが出てくる。
高校教師はそれを見越して
最初の提示は予算より
3万減で始めたりしてる。

2軒目はちょっと狭い路地の
ビルの4階の事務所で
雑然としてるのが昔ながらの不動産屋。
店にいるのはギャル系の事務の女の子と
茶髪の若い兄ちゃん。
パソコンじゃなくて
山盛りの手書きファイル(写真付き)。

今回も安めで希望の家賃を言ったら
そこから高い方へはなかなか行かない。
で、「大家と取引してどうのこうの」
という話がよく出てくる。
始めは安めに言ってるだけあって
案の定、良いのがないから
予算帯の物件を気に入ったそぶりをすると
そこからやっとマシなのが出てくる。

で、そこでひとつ気に入った物件が。
っていうかかなりお借り得で
空き次第押さえても良いかなと。
空く予定があるらしいので
空いたら連絡をもらうことにして
その店は撤収。

一緒に不動産屋周りをして
話は高校教師メインでしてもらう。
式場や衣装の事は私が主に喋ってるけど
部屋探しは独居で引越し経験のある
奴に頑張ってもらいたい。
お店を出るのに「お手数かけました」とか
「ご丁寧にありがとうございました」って
ちゃんと挨拶してるのに惚れ直す。
こういう時って性格見えるよね。

晩御飯を食べながら
貰った資料を見比べる。
2軒目で気に入ったマンションの
別の階の部屋が1軒目の資料にあった。
1軒目ではさらっと流れて
2軒目で大プッシュされた掘り出し物。

で、帰ってネットで調べたら
全然違う不動産屋で
同じマンションのまた違う階が
すでに�

2004年04月29日(木)



 近所にあってほしいもの

いい天気で風だけ強いまま。

明日は祝日で世間はゴールデンウィーク。
実習に祝日が挟まると
1週間はあっという間に過ぎていく。
その分実習の進度には気を使うから
嬉しいような悲しいような。

明日は高校教師と新居候補地域見学。
朝からあちこち歩き回って
どんな所がいいのか探ってみる。
希望地域も家賃の目論見もついてるから
後はそれにかなう物があるかどうか。

不動産屋さんって
胡散臭いイメージだし
仲介業ってナゾが多そうだし
結構気が重い。

高校教師は引越しを楽しもうと
前向きに考えているらしい。
私にしたら洗濯機とか冷蔵庫とか
あれこれ比較検討するのも
ちょっと面倒だったりする。
車ほど楽しい買い物だったらいいのに。

理想は2~3LDKで駐車場は敷地内。
新築じゃなくていいから
バイクを置く駐輪場もちゃんとしてて
南向きのベランダがあって
リビングが広くて浴槽が大きめ。
大きな道路からは1本入ったところで
割と静かなほうがいい。
近所に公園があってほしい。

できたら近くに美味しい
サンドイッチがある喫茶店があって
魚の美味しい居酒屋があって
美味しいお好み焼き屋さんがあって
焼酎と日本酒とワインもある酒屋があって
スーパーと本屋があって
腕のいいクリーニング屋さんがあって
タワレコがあってセルフのGSがあって
スバルとボルボのディーラーがあったら
すごーく嬉しいんだけど。

ついでに年が行ってから働けるような
小さな開業医が何軒かあって
そのうちのいくつかは
がん患者さんの往診とかしてたら
受診と就業と両方に使ってみたい。

大きな組織の中で目標に縛られて
ひぃひぃ言いながら過ごすより
話のわかる開業医をひとり捕まえて
一緒に仕事をするほうが
やりたい事がやれそうに思う。

夢は片手に膨らんだところで終了。

2004年04月28日(水)



 家族計画

まるで台風。

先週から基礎体温を測り始めた。
目的はお手軽不妊症チェック。
仕事の都合で何年かは
子供は作らない予定だけど
作らないつもりが実は出来ない身体で
知らずに避妊し続けて
30代中盤で子供が欲しくなってから
延々不妊治療というのも
時間はもったいない。

今のうちに問題があれば
早めに見つけて治療に入って
「仕事のために子づくりを控えてます」
というフリをしながら
不妊治療をする事もできる。
という話を母親にしたら
「考えてるやん。それは誉めたるわ」
って何様やねん、えらそーに。

「それは」って言うからには
他には誉める事ないらしい。
本当に、いちいちムカつく。
本当に相性の悪い親子だと
自分でもつくづく思うし
自分がこうだから仲良し親子
というのがイマイチ信じられず
自分の子を持つのにも
あまり気分が乗らない。

それはさておき
シュー兄は開幕4連勝で
またモントヤを怒らせて
この先どうなるやら。
BARが調子良いけど画面を見ながら
ジャックがいたらなぁと思う。
世の中は才能だけでは渡っていけない。

ちょっとお疲れがたまって
肌も荒れ気味なのに
クサクサした気分はどうしようもなくて
月曜の夜からいきなり飲酒でF1観戦。
やり方がオッサンなんだけど
この姿を高校教師はまだ知らない。

昨日寝る前にその高校教師からメール。
「近いうちにおかんの
還暦祝いをするらしいです。
頑張ってください」って。
未来の姑の還暦祝いは
まだ会ってない奴の兄(独身)と
嫁に行った姉夫婦も同席で
まさしく一家初お目見え。

ぎゃー。緊張する。
奴は「ニコニコ笑ってたら終わります」
って言うけど三十路手前になって
バカじゃないないんだから
愛想笑いだけで乗り切れるもんか。
「長男の嫁」という
微妙な立場の人がいないだけに
見て参考にする人もおらず
こちらもどうして良いものやら。
もしかして義理の親子と言えば
姉の婿が一番近い立場?

仕切るのは多分嫁いだ姉で
いわゆる小姑。
ここともうまくやらなきゃいけないし
「長男の嫁が一生現れない」
という事も結構ありえるらしいので
立場はなかなかややこしい。

末っ子次男だからといって
油断は出来ない。ある日突然
「あなたはたった一人の嫁だから」
とか言われたらどうしよう。
嫁姑ドラマは見てないけど
臨床で見聞きした人間関係の数々。
不安になる話ばかり覚えてる。

渡る世間は自分が頼り。

2004年04月27日(火)



 普通で何が悪い

また平日。

こないだ別居中の妹に母親が言った。
「レガおは良くも悪くも
普通の子になったのよ」
「悪くも」って何よ。
今まで、そんなに変な奴だったか?

母親の描く理想の娘は
「手に職を持ち、堅く勤めて
結婚して親の近くに住み
子供を産んだら孫は親に預けて
定年までしっかり勤め上げる」
というもの。

で、かつての私は
「定年まで勤めるけど
結婚するかは不明で
子供なんてさらに不明」と言い
最近の私は
「定年までなんて勤めない。
結婚して子供ができたら
一線は退く」と言いいだしてる。
要はどう転んでも親の理想から
どこかがズレてる。

もともと私が結婚を渋ったのは
「公務員と結婚しなさい」
「一生働いて自立するのよ」
という母親の呪縛があって
それを満たす自信がなかったから。
子供を産んだら一線を退くと言ったのは
自分が働く母親を持って寂しかったから。
これまでの私の言動は
どれも母親の影響だとは
思ってないから始末が悪い。

私が定年になるのは31年後。
親は余裕で80代突入で
それまで元気とは限らない。
このまま順調に勤めれば
私の仕事はスケールも責任も
それなりに大きくなるわけで
忙しいに決まってる。

主任はだいたい毎日
8時帰りという働き方。
それで介護休暇なんてとってない。
義理の兄弟に任せて
お礼を言ってお金出すだけ。
今の世の中、正規職員で
親の介護の休みをとりながら
ちゃんと仕事できる人は
本当に少ないと思う。

が、親は自分が動けなくなることは
全然考えてないみたい。
近くに住んで助けてくれと言うなら
私が定年になるまで元気でいるよう
気をつけてるかと言えばそうでもない。
だいたい自分が娘より早く死ぬと
思い込んでること自体がおかしい。

世間では女性は結婚して子供ができたら
一線は退くか完全に家庭に入って
子供と親の世話をしてる。
仕事を選んだ女性は親の助けもあって
働きながら子育てはしてるけど
そこに親の介護もしてる人は
ほとんど見たことがない。

親にしたら結婚すると言い出した時点で
「よくぞ普通の子になってくれた」
と思いながら
子育てで引退と言い出すと
「普通みたいでイマイチ」と思ってる。
親の思いは矛盾含みで
聞けば聞くほど嫌になる。
母親は普通を求めながら
普通をナメてて、普通って何?

だいたい娘に望む生き方は
「自分がそうだったから頑張れ」
というのではなく
「自分が出来なかった事を
娘に果たしてくれ」と言う状態で
それが本当に出来ることかどうかは
あまり現実的に考えてない。

親の人生のやり直しを
させられるのはゴメンだ。
それで楽しくなかったら
誰が私の人生の
責任を取ってくれるんだか。

どう頑張っても親の希望通りに
自分の生き方を持っていくのは無理。
頑張ったところで
良くも悪くもって言われるなら
もう好きなようにする。

とんがったところでおしまい。

2004年04月26日(月)



 男の家事能力

疲れがとれない。

昨日高校教師宅に着いたのは夕方。
昼間に難波に出てたみたいだから
「昼間は何してたの?」って
聞いてその返事に驚く。

朝は平日モードの目覚ましを
切り忘れてたから7時起床。
それからTV見ながら朝ごはん食べて
そこまではまぁ平日どおり。
で、その後セーターを洗ったらしい。

ベランダを見たら確かに
ニットのカーディガンとセーターが
ちゃんと平干しにされてる。
風呂場でお湯を溜めて
洗剤入れて手洗いしたとの事。

私はセーターの手洗いなんて
生まれてこの方した事がない。
セーターはクリーニングに出すもの。
手洗いなんて面倒くさくて
ユニクロのセーターまで
あっさりクリーニングに出してた。
高校教師に「洗濯出す前に
元値考えてみ?」と言われて納得。
ああ、節約ってこうやってするのね。

恥さらしもいい所なんだけど
奴は怒らずにひたすら笑ってる。
だから返って反省気分になるのが不思議。
洗濯に続いて奴の午前中は
黒い糸でカサを直して
革の靴を磨いて昼前に出かけたと。
で、欲しかったDVDを1枚買って
焼きソバを食べて帰って
昼寝しながらDVDを見て楽しかったと。

ああ、なんて地味な楽しみ。
って言うか本当にどこの奥様かと言う
すごし方で驚く。
私はと言えば遅めに起きて
レガおを修理に連れて行って
待ち時間は代車でウロウロして
見つけた本屋で立ち読み。
これじゃ世のお父さんと一緒だもの。
世の中にはこんな便利な男が残ってる。

代車はインプレッサのワゴンで
赤のNAで見事に若奥様仕様。
まぁ可愛らしく普通に走って
ズバ抜けたとりえはない感じ。
害にはならないけど面白くもない。
「普通」になじむのって難しい。

高校教師はとにかく手先が器用で
手仕事を嫌がらない。
シャツのボタンつけとかも平気だし
料理もするし、冗談で
「気に入るのがなかったら
俺がドレス作ったるわ」って。

おばさん男とおっさん女。
それなりに補完しあうものは
あるんだろうけど
奴は結婚に何を求めてるんだか?
家事能力を求められても
どう考えても奴の方がよく出来る。
経済力も奴が上。

・・・。偽装結婚?











2004年04月25日(日)



 初任給泥棒のその後

予報どおり肌寒い。

そろそろ初任給の時期で
卒業生からメールが届く。
「今月はお給料もらうほど
働いてないのですが」という内容。
うーん、あんたってばいい子ね。

確かに4月の新人は
オリがメインで働かない。
私が就職した平成8年はまだ
国試の発表が4月半ばだった。
しかも給料日は月半ばの設定だから
2週間は事実上の無資格者で
合格発表が済んですぐに初任給。

しかもその4月前半の2週のうち
1週は会議室で病院全体のオリ。
2週目から病棟に配属されて
それからさらに伝票の扱いや
カルテの見方など延々とオリ。
で、初任給は20万ちょいだったから
わーい、泥棒。

って最初は思ってた。
が、3年もしたら考えが変わる。
3年働いて1人前で
それなりに内容のある仕事が
一人で出来るようになっても
給料はほとんど変わらない。
そこから委員会や指導の係がついても
別に給料が上がるわけでもない。

プリセプターのアドバイザーと
臨床指導者とリーダー育成を
まとめて1年で兼務した年に
何もしていない同期と
給料が同じなのはさすがにムカついた。
そうなったらやりがいとか
周囲に認められる嬉しさとか
そういうもんで自分を支えるしかない。
私にとっての仕事は自己実現だなぁと
改めて思ったのもこの年。

結局仕事が出来るようになってからの
給料の上がり方は言うほど良くないから
業務量と給料を比べると
何気にマイナスになってたりするのが
実は中堅クラス。
という事で、高すぎる初任給は
ここらでモトを取られるのである。
いわば将来への投資。

という事でロクに働かないうちに
高い初任給とボーナスを貰って
夏休みでドロンするような奴は許さない。
お礼奉公じゃないけど
3年は働いてプラスマイナスゼロ
ぐらいまで恩返ししてから
好きにするように。

中には3年も給料払いたくないから
さっさとヨソヘどうぞって
言いたくなるようなひどい新人もいる。
それはそれで見抜けなかった
人事のミス。それも痛い。

初任給かぁ、何か買ったっけな?
親に何かしたんだっけ?
見事に忘れてしまった。
もう初任給は遠い昔で
今じゃ勤続10年昇給の方が近い。

さて、いつまで働くかね?

2004年04月24日(土)



 上司が好き

この週末はイモラです。

もうあれから10年経つという事で
世の中かわってしまいました。
シュー兄も生意気盛りだったのに
今じゃしっかりオッサンで
川井ちゃんは結婚して離婚し
いまやフェラーリの天下。
ベルガーって何してるのかなと
急に思い出す。

今週は何だか
よくわかんない間に終了。
来週からは怒涛の実習月間なのに
それが7月末まで切れ間もないのに
果たしてこれでよいのか?
まぁこれで良くなかったと判っても
取り返しもつかないので
脳天気に前向いて行こう。

本当に脳天気に行かなくちゃ
いちいち気を使ってたら持たない。
4月の異動がらみで
いろんな人の感情がこじれてたんだけど
それがまぁひと月経過で
ちょっと落ち着いたかなぁと思ったら
どうもうまく行かない。

古巣の主任は人事に不服があって
ブツブツ言ってた。
でも、しょうがないと割り切ったのか
私と交代した教員にも
役に立つ文献を出したり
教育課程をしっかり説明したりと
何とか受け入れて育てようとしてた。

が、その主任の気分を
逆撫でするような行いを
交代の教員がする。
主任、嫌味で応酬する。
「もともと貴方は1年限りの異動で
うちの学科の人じゃないと思ってるから」
うひゃー。

その一方で古巣の主任が
よその学科に移った私に
「これ、良かったら」って
私が新しく引き受けた講義に
関係ある文献を持ってくる。
もともと異動の時に
「レギュラーの教育も見ておいで」
って言われて出た私。

「見ておいで」と言われたからには
「見た後に進学コースに戻って来い」
という意図があるわけで
私も帰るつもりでいる。
だから主任が私に関わり続けるのも
それはそれで自然のなりゆき。

気にかけてくれるのは嬉しいし
有難いのには変わりないので
お礼を言いに行ったら
うちの学科の人が聞いてる。
で、後になっていきなり
「可愛がってもらってるねんね」って。
怖い。

「はい、可愛がってもらってますよ。
毎日不満も言わずニコニコと
何でも面白がって挑戦してる部下を
可愛がらない上司は少ないでしょう」
って言えたらどんなにスッキリするか。
うちの学科の人は
古巣の主任が苦手らしいけど
一年間、結構伸び伸びとやらせてくれて
とても感謝してるし。

I love 上司。


2004年04月23日(金)



 一生労働

すでに夏日。

eastern youthがライブをやるらしく
久々に出かけたくなった。
しばらく動きらしい動きはなかった。
けどこないだ久しぶりに聴いたら
やっぱり良かった。
ライブに通い始めて4年。
着々と歳を重ねております。

最近ぼちぼちと
新部署の人間関係が見え出した。
はっきり言ってややこしく
陰口も多い感じで気が重い。
去年いた部署はみんな
さっぱりしてた風だったのに。
歳の似た教員が集まって
色々と話をしたらネタは出る。

みんな仲良くやってるんだと思ったら
実は傲慢な人に振り回されてたり
下は下で上の事を慕ってるのかと思えば
実は不満ダラダラとか
上の考えてる事をよく知らなかったりで
当たり障りなく行くのが至上命題。
話してる中で色んなこと聞かれるけど
誰に何を話していいのか
だんだん判らなくなってくる。

今までずっと
看護と言う女の職場にいたけど
幸いサッパリした人ばかりで
「え?あの人がそんな事言うの?」
って思ったことはあまりなかった。
でも今は驚く話もチラホラ出てきて
だからちょっと憂鬱。

独身・子ナシの先輩が
妊娠した後輩を冷遇したり
キツイ実習を当てたりもあるらしい。
と言う話からお互いの将来の話になる。
既婚者も独身者も疲れてて
「一生教員をやる気はない」と言う。
独身者は「めざせ寿退職」。

臨床を飛び出して来たからには
そこに収まらないような
野望があるのかと思えばそうでもない。
仕事に自己実現を賭けてるわけでもない。
なかなか微妙な状態。

という私も最近は考えが2転3転で
子供ができたら一線からは退こうとか
いつぞやの「めざせ定年」
モードではなくなってきてる。
定年まで働いてその後に何が残るか?
ひそかに頼りの退職金も減る一方で
働き続けることに執着がなくなってる。

毎日8時9時まで働いてクタクタで
家族とゆっくり話す時間も少なく
休日は家で休養して
また1週間働いてという働き方に
何となく限界を感じる。
自分ひとりなら
病める時も健やかなる時も
突っ走るしかない。

そんな風に変わったのは
自分がメインで働かなくても
高校教師がいるという
状況によるところが大きい。
しんどい労働は男に任せて
自分はフワフワ働いて・・・って
前に読んだ「結婚の条件」そのまま。

「結婚の条件」をあの頃は
「ふぅん」と言う感じで読んだけど
今は「わかる、わかる」と
スッキリした気分で読める。
母親からの影響も父親からの影響も
本当にそのまんま書かれてるとおり。

でも、金使うためには働かんな。

2004年04月22日(木)



 サル捨て夫婦

こないだのお茶会で。

主任がいきなり「みなさんにクイズ」
とか言い出して次の質問が出た。
「あなたは砂漠を彷徨っています。
お供にサル、ライオン、ヒツジ、
ウシ、ウマがいますが
最初に捨てるものと
最後まで側に置くのは何ですか?」
ありがちな心理テストである。

まずは捨てるものと言われて
みんな考え始めたところで
私は「サル!」と即答。
もう一人のママ教員もサルと。
で、残すものはと聞かれて
深く考えずに「ウマ」と答える。

サルって友達になれるかもしれないけど
その分相性が悪いと辛い。
和ませてくれるかもしれないけど
逆にわずらわしいかもしれない。
変なズルイ知恵があったりしたら最悪。
食物としてもおいしくなさそう。
だから一番に切る。

何を残すかと言ったら
ウシかウマかライオンで
ライオンは餌のおこぼれに預かれるかも。
ウシは乗れるし食べられる。
ウマも乗れるし食べられる。

でも、つきあって面白そうなのは
ウシより表情がありそうなウマかな?
ライオンは間違ったら
こっちが食われるかもしれないし。
でも、食われちゃったら苦痛もないな。
とりあえずウマを残してみる。

で、結果。
サルは子ども、ウマは仕事を表すらしい。
ちなみにウシはお金で
ライオンはプライド、ヒツジは配偶者。
なるほど、私は子どもを一番に切って
仕事を残すのね。
でも残すものの選択肢に
ヒツジが入らないのもなぁ。

ちなみに私と一緒に
サルを切ったママ教員は
サルを捨ててヒツジを残した。
ま、子どもを捨てても
配偶者を残していれば
また子どもは出来るかもしれないし。

またある教員はウシを捨てて
ウマを残した。
ん?お金は要らないけど仕事は残すって
もしかしてタダ働きなのか?
結婚1年目教員はヒツジを捨てる。
みんな案外サルを残さない。
で、ウシかウマがよく残る。
さすがは仕事人集団。

こうなったら
高校教師にも聞いてみなくちゃ。
という事で捨てるものを聞いたら
即答で「サル」って。
残すモノを聞いたら何と「ヒツジ」
・・・。あまりに驚いて
何でヒツジなのか聞き忘れる。
私の答えは言わないほうが良いかも。

どこまでも地味で家庭人。
そういう人なのかもしれない。
奴は本当に私と一緒になって
幸せになれるのか
他人事ながら心配になる。
まぁ、ヒツジを捨てあう夫婦も
どうかと思うけど。

サル捨て即答夫婦もどうかと思うけど。

2004年04月21日(水)



 失笑の絶えない家

本日は1日出張。

で、早く用事が済んだので
そのまま自由時間。
平日の昼間3時からフリーだなんて
この貴重な時間を何に使おう。
せっかくだから
土日にしたくない用事は何かなと
考えたらレガおのオイル交換。
休みの日は混んでるから時間を食う。

散髪に行こうかとも思ったけど
髪型をどうしたいのか
全然ビジョンがないので本日は却下。
スバルに電話したら
バカ丁寧な営業さんの声で
おそらく新人社員だと思われる。

レガおのオイルは半年放置で
走行距離は7万3000キロ。
地球2周目ももうすぐだから
かなりお疲れなのは承知。
で、薦められるままに点検も頼んだら
パワステのベルトがひび割れてるって。
着々と傷んでるな。

かれこれ5年目のレガお。
秋はまた車検でさらに
傷んだ箇所が見つかりそう。
でも、まだまだ働いてもらわなくっちゃ。
立派に嫁入り道具のうちに入ってる
というよりメインなんだから。

この車が大好きだけど
いつかは寿命が来るわけで
それを急に実感して寂しくなる。
他にもいい車はあるし
次の車を買う時もきっと楽しい。
でも、思い入れと言う点では
もうこの車以上のモノはない。

ずっとずっとレガシィが欲しくて
就職して2年貯金して
親の援助は1円も無しで手に入れた車。
小娘のくせに贅沢にも
本革シートなんてつけて
車検証は自分名義で
自分で維持してる車。
20代前半の私の頑張りが詰まってる車。
20代後半の私の思い出が詰まってる車。
この車が壊れたら私は
割り切って次の車を可愛がれるのか?

とりあえずオイルだけ換えて
ベルトの交換は時間がかかるから
週末に代車を借りて日帰り手術。
さぁて、代車は何かな?って
結局週末が潰れるのね。

スバルを出たのが5時前で
まだまだ外が明るい。
せっかく時間があるので
自分の部屋に篭って衣替えをする。
冬用の下着とかを引っ張り出したら
出るわ出るわ洗濯物の山。

これを全部洗濯カゴに入れると
さすがに母親から文句が出そう。
ちょっとは主婦修行しなくっちゃと
一念発起して自分で洗濯する。
って大げさに言いながら
所詮は綿の肌着で
どんな技がいるわけでもなく。

が、普段しない事をすると
洗濯が何分で終わるかが判らない。
洗いたいだけ洗ったら今度は
ハンガーが足りなかったりする。
ああ、何てお粗末な内容。
毎週自分で洗濯してる高校教師は偉い。
私も学生時代は自分でしてたのに。

このままじゃいけないと思うけど
そんなのはきっと
明日になれば忘れてる。
そうやって毎日が過ぎて
一緒に暮らす段になってから
奴にお粗末な家事を披露して
失笑を買うのだ。
笑いが絶えない家庭って和むけど
失笑が絶えない家庭は?

きっと、どやされるんだろう。

2004年04月20日(火)



 疲れてます

大雨。

何だかぐったりとしんどい。
昨日の衣装合わせが
見事に非日常だっただけに
そのインパクトを跳ね除けて
仕事モードの頭を整えるのは大変。

昨日、ドレスを着た後
係の人が下着屋さんにバトンタッチ。
補正下着のセールスだった。
どっちみち必要ならしょうがない
勧められるままにご購入。

ブラジャーとウエストニッパーと
ドロワーズ、キャミで5万ちょい。
これまた高いのか安いのか不明
っていうかボラれてるに決まってる。
ティアラと言い下着と言い
ドレスのレンタル料といい
何が相場で何が無駄なのか
さっぱりわかんない。

幸い、高校教師は悔いのないよう
好きにしたら良いと言ってくれるので
細かいことは言わず
好きなようにできそうだけど
結局は同じお財布から出るのよね。

買ったブラジャーのサイズはCカップ。
Aカップじゃないのかと聞いたら
パッドを入れる前提でCカップだと。
パッドがないと使えないブラなんて
詐欺で捕まりそうでヤダ。
が、そうしないと
ドレスが着られないし。

高校教師はパッド入れてでもいいから
一度Cカップを触りたいと仰る。
男ってバカだわね。
っていうか、奴は今までの彼女も
貧乳だったのか?
Cカップの手触りを知らずに
結婚してしまって後悔はないのか?
私はFカップを掴んだことがあるから
全然悔いはありませんが。

マンソンが結婚するらしい。
先月婚約で年内に結婚の予定らしく
わーい、マンソンと同期だ。
って返って縁起が悪いのか?
まぁいいや。

ダラダラしてたら4月も下旬。
しばらく結婚がらみの動きはなかったけど
衣装合わせと共に
真面目におうちも探さなきゃ。
ああ、しなくちゃいけないことが山積み。

なのに結構退屈な気分なのはどうして?

2004年04月19日(月)



 奥様は馬子

真夏日。

本日は婚礼衣装合わせその1。
天気がいいのでバイクで出かける。
ドレスを着るので顔が負けないよう
久しぶりにフルメイクをすると
高校教師は「そんな顔見たの
久しぶりやな」と言う。

もしかして日々の手抜きを指摘?
こちらの手抜きを云々言う前に
自分の無精ひげを何とかして頂きたい。
相手は自分を写す鏡ですから
きちんとしましょう、お互い。

衣装合わせはちょっと憂鬱。
気に入るモノがありそうにない。
だいたいヒラヒラが嫌いな人に
ドレスを着せようというのが間違ってる。
パステルカラーが嫌いな人を
可愛く見せようと思ってるのが
根っこから間違ってる。

いちおう白ドレスに関しては
自分なりに「こんなのがいい」
というのがしっかりある。
なければ作ってやるぞというぐらい
頭の中でイメージが出来てて
それに近いドレスの写真を持参。

お店は完全予約で
それでも沢山人がいる。
カップルどころか
親が登場している所も多い。
担当の人がついてくれて
ちゃんと区切られた個室で着替える。

「これっ!」というものはない。
それでも刺繍の上品なドレスがあって
それを着てみる事にする。
カラードレスはこの際
大嫌いなピンク色で
スパンコールやビーズが沢山ついた
ものすごく可愛い奴を着てみる。
童顔だから似合うのは解ってる。
でも、嫌いなものは嫌い。

貧乳なのでベアトップや
キャミは敬遠しようと思ってたら
ドレス用の下着にパッドを突っ込んで
いちおう何でも着られる体型になる。
ナイスバディはあっさり手に入るのだ。
という事でAカップ未満から
ほぼCカップへ化ける。
列席予定の皆様
ウソついてごめんなさい。

白ドレスを着る。
着るもので見事に雰囲気が変わる。
ドレスだけ着たところで
高校教師に見てもらったら
びっくりしてる。
で、ブーケを持たされて
頭にティアラを乗っけて
手袋してベールをつけたら完璧に花嫁。
小物ってすごい。

奴は熱心に写真を撮ってて
「すごいなぁ、女はこわいなぁ
全然違うなぁ、騙されるなぁ」って
しきりにぼやいてて
結構気に入ったらしい。
そう、これがついさっきまで
ジャージで寝てた
あなたの奥さん候補です。

最初につけたティアラの次に
係りの人が青い箱を持ってきた。
ちょうどミキモトの営業さんが来てて
パールのティアラがあるという。
イヤリングとセットになってて
ペリドットとアクアマリンも入ってる。
で、見せてもらったら本当に可愛い。
月に数回、営業さんが来る時にしか
借りられないモノらしい。ラッキー。

高校教師もモノを見て
私が気に入るんだろうな
とは思ったらしいけど
本当に素敵すぎて値段も聞かずに
ドレスも決めてないのに
ティアラのレンタルだけ予約した。
で、レンタルの料金を聞いたら5万。
それが高いのか安いのかもわからず。

「こういうのって買い取って
後でブローチにしたりしたら
いい思い出になりますよねー」って
私が適当な事を言ったら
係の人がひきつってる。
「あの、お買い上げですと350万です」
ぎゃー。

白ドレスは最初にイメージしてたものと
全然違うんだけど着てみると結構キレイ。
刺繍が本当に上品で裾まわりが繊細。
何でも決め付けずに色々着てみると
色んな発見があって面白い。
という事で調子に乗ってピンクのドレス。

予想通り、似合う。
係の人もとなりのブースの人も
似合うと言ってくれるんだけど
いまいち嬉しそうじゃないと
高校教師は言う。
着ず嫌いと言われないための証拠に
ピンクのドレスを写真に収める。

ああ、カラードレスなんて選べない。
これなら白ドレス1着で
気に入った小物にお金をつぎ込んで
一日機嫌よく過ごしたい。
カラードレスにも使いたいぐらいに
パールのティアラを気に入ってる。
ベールもお金をかけたら
また全然違う感じになるし。

先は長いがとりあえず
親の意見も聞くフリをしなくっちゃ。
ピンクのドレスの後に
深いグリーンのドレスを着たけど
何だか地味に見えちゃって
どうも親は嫌がりそう。
式はクリスマスシーズンだから
グリーンもいいと思うけど。

で、高校教師はひたすら写真係。
デジカメで前と横と後ろとを撮る。
何だかんだ言って
退屈してる様子はなく
私が着替えてる間はどうやら
よその花嫁を観察してるらしい。

参加することに意義があるのだよ。

2004年04月18日(日)



 実践と管理と研究

初夏の陽気で。

本日は古巣の友達宅へ集合。
一緒に働いてた懐かしい顔が揃う。
第一部は現在の古巣の情報収集など。
臨床家の集まりは活気があって
やっぱり刺激的。
人事ネタから新しい治療法と
色んな話を聞く。

日々の患者さんの生活を見て
そこから感じたり学んだことが
色々出てきて面白い。
不穏がちなある患者さんが
昨夜はよく眠れてたとか
きっとああしたからよかったとか
そうしなければよかたっとか
自分も詰所の中にいるみたいで
懐かしかった。

古巣の中でも世代交代は進んで
私が始めて臨床指導した学生が
今年はプリセプターで
新人のオリをした子が
今年から臨床指導者。
みんな年食うわけよね。

準夜入りの人がいるので
一部は夕方で解散。
で、その後に友達の友達がやってくる。
その友達はこの春に
修士課程を修了した子で
某病院に新部署設立メンバーとして
看護部長に招かれた。

そこではスタッフナースと
どううまく付き合うかとか
新しいシステムを立ち上げる上で
まわりとどう連携するかとか
自分の仕事が何年で評価されるかとか
それに伴う予算や法律と言った
政治的な話まで。

患者さんへ直接ケアする事から離れた
ちょっと大きな視点での話は
それはそれでとても刺激的。
同じ看護職でも
立場が違えば視野も使命も世界も違う。
その中で、どの立場の
どの世界が素敵かなんて人それぞれで
これがまたこの仕事の複雑なところかも。

こうやって夢を語り合ってると
ずうっと仕事を続けて
自分の力や可能性を試したいと思う。
でも、高校教師と部屋でのんびりしてると
一線は退いて家族と過ごすのもいいなぁと。

欲張りは止まらない。

2004年04月17日(土)



 あの頃の私

今日も頭はスッキリしない。

私が職場での言動や外見を見て
「素敵だな」と思ってた人が
なかなか恋愛がうまく行かない。
不思議に思いつつ
勝手に予測してた原因が
きっと「与えすぎる都合のいい女」
なんだろうなと思ってた。

で、一緒に飲む機会があって
色々話したらやっぱり。
それなりに関係のある男はいるけど
それに振り回されているという。
なかなか会う約束をしてくれなくて
会えても平日の夜。

休日の男は自分の趣味に没頭で
平日会うのも食事をするのに
「仕事が終わったら連絡する」という
あいまいな約束だけで彼女は
22時過ぎても食事抜きで待ってる。
ああ、いつかの私と魚だわ。

彼女はこれと言った趣味もないらしく
男が遊んでくれるのを待ってて
会えないと頻繁に連絡する。
で、男がどんどん億劫になっていく。
だから彼女が追う。男、逃げる。

で、煮詰まって話をしたら
恋人未満の特別な女だって
微妙な返事をする。
これまた魚と一緒。
で、男は気が向いたときに泊まって
エッチはするらしい。
って、そんなの都合良すぎ。

私はそんな魚にしがみついて
2年を過ごし(敢えて無駄と言わない)
最後の最後は
寝具での遊戯が終わったあとで
「レガおは特別な女友達」
と言われてしまった。最悪な思い出。
あの時、奴を刺さなかったので
私には高校教師というご褒美が来た。

男はかつて「結婚したら・・・」
とか言う話もしてたらしいけど
そんなのただの餌。
最悪「将来、誰かと結婚して・・・」
という話かもしれない。

とってもキレイでスタイルも良く
サバサバしてて仕事も出来る
同性から見てもいい女なのに
うまくいかないし
またそういう女に限って
恋愛がうまく行ってなかったりする。
「同性から見てもいい女」
というのが案外クセモノなのかも。
男は都合のいい女を重宝がっても
大切にはしない。

男と女は平等だけど同じじゃない。
女は追いかけられた方がいいらしい。
そこが難しいところ。
もう、そういう駆け引きには
ほとほと疲れてしまった。
そんな夜に限ってなぜか
高校教師はメールを寄越さない。
気分良くない。

放置で。



2004年04月16日(金)



 教員の実践能力維持

あーたーまーがーいーたーいー。

何か知らないけど朝から頭痛。
昨夜は言うほど飲んでないのに
全然スッキリしなくて
とにかくやな感じ。

今週はゴソゴソしてたら
あっという間にのこり1日で
果たしてこれでいいのやら悪いのやら。
実習の準備も講義の準備も
思うように進まないまま
毎日毎日過ぎていく。

出入りの本屋がやってきて
営業さんがどっさりと
お勧めの新刊を持ってくる。
で、教員がそこへ集まって
手に手に本をとっては品定め大会。
で、その集まってる教員が
結局はサクラになって
さらに教員が集まってくる。

私もおびき寄せられて覗く。
面白そうなのやら
やたら派手なのやら色々。
主任がやってきて
手当てがついてるんだから
せいぜい本を買えという。

確かに本を読んで知識はドンドンと
アップデートしなくちゃ意味がない。
でもね、手当てでスーツも買いたい。
結局1万ちょい、ほぼ衝動買い。
沢山買って、いつ読むのかは不明。

とりあえず雑誌の講読も増やしてみる。
「看護教育」に加えて
「ターミナルケア」。
臨床を離れて2年めで
すでに自分の知識の新しさには
自身が持てなくなってる。
だからせめて雑誌で勉強を。
本当は「がん看護」もとりたい。
が、元手には限りがあって
図書室で読むことにする。

そう、私の中ではまた
ターミナルブームがやってきてる。
一時はケモブームだったのが
学生に講義をして
ケースレポートとかを指導しながら
色々文献を読んでると
やはりターミナルケアは興味深い。

うちの学校の教員は
臨床時代に外科寄りが多くて
ターミナルを好きでやってる人は
表立ってはいない様子。
だから私がやってやる。

教員になった以上
緩和ケア認定看護師には挑戦しにくい。
教員をやりながら
実践能力を保つのって本当に難しい。
せいぜい実習に出たときに
臨床家を観察して
学生と一緒にどんどんと
ベッドサイドに行くしかない。
頑張らなくっちゃ。

頭痛いくせに、本日は盛り上がって終了。


2004年04月15日(木)



 相手を利用しよう

すっかり暖かくなって

週末は遊び呆けているので
衣替えが済んでいない。
だから毎朝着ていく物に悩む。
この週末あたりは
真面目にどうにかしなくっちゃ。

昨日のお昼に食べた
「お茶漬け海苔焼きそば」は
結構好きな味だった。
マイブームの予感だけど
給湯室で一人時計とにらめっこで
一生懸命インスタント麺を作る私を
周りの教員は面白がってる。

私は昼間っからあっさりと
弁当の刺身なんて食べる気ナシ。
そうか、インスタント麺が
脂っこいとか美味しくないと
思い始めたらそれが中年の入り口。
間違いない。

高校教師は自分のクラスの検尿で
私が教えた下ネタを披露。
両手に男子高校生の検尿を抱え
「知ってるか?ある看護婦さんに
聞いた話だと検尿に
もしも精子が混ざったら
タンパク質とかではなくて
そのまま精子として結果に書かれる」
ウケたらしい。

17・8の男子高校生と言えば
翌日の検尿に備えて
今日の夜はどう過ごせばいいかなんて
多分いちいち考えてない。
別に精子が検出されて
悪いわけじゃないけど
彼らにしたら
結構羞恥心大きそうな感じ。
「精子って結果が出たらどうしよう」
って内心焦ってる子がいるはず。

っていうか、人のネタで
美味しいとこ持っていってるなぁ。
私と付き合いだして
解剖生理や病理の本を手に入れたり
医療系志望の子の進路指導に
色んな情報が得られたりと
奴は仕事でもメリット多そう。

私も何か奴のネタを利用しなくては。
でも、結局生き物としての人間とか
人間と動物の違いとか
そんな感じの話になるんだろう。
うー。私も解剖生理の話を
しなくちゃいけなくなるのか?

あまり面白くないかも。

2004年04月14日(水)



 頑張れ新人ナース

くたばってるのは私だけじゃない。

昨夜、卒業生がメールをよこした。
就職して2週間たって
ぼちぼちしんどくなってきたらしい。
その前の日は前の日で
別の卒業生がメールをくれて
今日は学校にまた別の卒業生が来る。
異口同音に「しんどいー」って。

最初の最初は緊張で
多分疲れてることすらわからない。
それが半月たって
やっと連休がついたりして
一気に疲れがやってくる頃かも。
で、モヤモヤしたまま4月が済んで
疲労困憊のブルーの極みが五月病。

私は幸運にも
新人フォローのしっかりした職場だった。
でも、世の中そんな所ばっかじゃなくて
卒業生の話を聞いてたら
みんな本当に頑張ってる。
本当なら4月は慣れるのに費やし
相談相手や相談の仕方を身につけてから
動き出すんだと思う。
でも、臨床はそんな事構ってられない。

私は新人の頃先輩に
「9月まではしんどいで」と言われて
確かにそうだった気がする。
去年も転勤してちょっと落ち着いたのは
やっぱり夏休み過ぎだったような。

へこみまくってる学生の
お尻を蹴り上げる気分にもならず
慰める方向になる。
とにかく短気を起こしてやめない事。
それが一番大事。

実習先の職員(男性・既婚)が
30代中盤だと思ってたら
何と30歳ジャストだった。
「僕、老けて見えるんですよ~」
って笑いながら学生に言って
「いくつに見えますか?」
って改めて聞くから
「サービスして32ぐらいかな」って
私は内心考えた。

学生も同じだったらしく
「30・・2?3?」とか言ってたら
「やっぱり・・・。
実は僕、30歳なんです。」って悲しげ。
げ、たった1コ上。
学生が引きつってたけど
薄情な私は「もう、みんな失礼やなー」
って自分の事は棚に上げて
いちおうその職員のフォローをしておく。

実習は気を使う。


2004年04月13日(火)



 目先の任務

また一週間が始まって。

とても暖かいので
それはそれで気分が楽。
朝からまた電車で爆睡で
あくびしながらとぼとぼ歩く。
最近肩こりがひどいのは
きっとストレスだけのせいじゃない。

電車で寝ると首がガクガクして
結構首が疲れる。
そこから来てるのもあると思う。
でも、寝ずにはいられないし
寝ると肩が凝ると言う悪循環。

最近気がついたのは
ストレス解消には寝るのが有効。
イライラがピークだった先週
立て続けに22時就寝したら
結構気分が楽だった。
何はなくとも22時に寝て
8時間ゆっくり眠ったと言う
気分が私を救う。

これが23時なら普段どおりで
何の嬉しさもない。
肝心なのは早く寝てやったという
ちょっとサボってやったみたいな
誰かに一矢報いてるような変な気分。
これが何だか気分がいい。

それを同期に言ってみたら
同期もそうだという。
22時に寝るのはある意味贅沢で
睡眠時間そのものと一緒に
気分的な余裕は大きい。
年代の違う二人が別々に
同じこと言ってるんだから
これは結構普遍的なものなんだわ。
間違いない。

ああ、今週はどうやってすごそう。
相変わらず中途半端な実習はあって
自分が何でそこにいるんだか
全然わかんないこともあるし
なのに時間と手間はかかるしで
うっとおしい事この上ない。

こないだの始業式で
教員の異動の発表があって
私の異動を知った進学コース学生の
リアクションは結構あって驚いた。
それなりに関心は持たれてたみたいで
余計に離れるのが寂しくなった。

中には「レガお先生と
実習行きたかったのに」って
嬉しいことを言ってくれる子もいて
今の実習が全然面白くないだけに
何だか複雑な気分。
どうせレギュラーの人は
誰も聞いてないから進学コースの教室で
「あたしも自分らと実習行きたいわー」
とぶっちゃけておく。

恨み言ばっか言っててもしょうがない。
私もプロの教員なのだから
現在自分に任されてる学生と
キチンと関係を作っていかなきゃ。
そうやってればきっと
また新しい楽しさも見えてくるはず。

言葉だけでも前向きに。

2004年04月12日(月)



 寝休日

ダラダラしまくろう。

昨日はとてもよい天気で
長居でJ1の試合を見る。
高校教師ご贔屓のジュビロ戦で
長居は芝生がキレイで素敵。
神戸に引っ越しても
ウイングスタジアムがあるけど
芝生は剥げてるイメージ。

自由席はお得だけど
立たないと見えないというのも嫌。
優雅にビールを頂きたいので
指定席に陣取る。
チケット売り場前で若い女の子が
チケット余ってるんでいりませんか?
って言う。しかもタダで。

見たらセレッソ側の席。
ピンクに混じる気はないので
丁重にお断りして自腹で指定席。
せっかく来たんだから
よーく見える所がいいよね。

長居へ行くときはバイクだから
私だけがビールを飲む。
昼間っからお外でビール。
気分良すぎ。
試合はジュビロがガンガン攻めて
ポジションチェンジまでやってみたりと
何だか余裕を感じさせるものだったと
高校教師が解説する。

指定席の前の方になったら
中山とか藤田とか
みんなちゃんと表情がわかるからすごい。
野球は帽子かぶってるから
なかなか顔がわかんないけど
ピッチで声を出してるのも聞こえて
やはり生は良いなぁ。

ちょいちょいと選手の名前を覚えつつ
私が名前を知ってる
数少ない選手のうちの一人である大久保は
案外小さくてびっくりした。
何ともいえない派手な青い靴。
でも、スター選手だけあって
大久保がゴールにからむと
会場がとても盛り上がる。
が、横断幕は森島だらけという不思議さ。

高校教師は藤田が好きで
試合全体の流れよりも藤田個人に注目。
確かにTVの中継では
ボールにからまないと選手は写らない。
が、生なら自分の気に入った選手だけ
いつまでも見ていられる。
私の藤田の感想は「足が短い」。

高校教師に「この週末はどう過ごそう?」
って聞かれて「酔っ払えたらそれでいい」
と答えたストレス満載の私に
高校教師はウォッカを1本
冷凍庫で冷やしてくれてた。
それをジュースで割って
口当たりの良さに負けて飲みすぎて
見事に酔いつぶれる。

今日は今日で一日ダラダラゴロゴロ。
果たして何時間身体を縦にしてたか。
うとうとと眠ったりじゃれたり
TV見てうんちくを言ったりで
引きこもりで一日が終了。
奴は時々肩を揉んだりしてくれながら
少々退屈気味?

さすがに気にもなるから奴に
どこか出かけたい所があるか聞いたら
「別に」と言う答えなので
後は容赦なくほっておく。
来週は衣装見学で嫌でも出かけるし。
ウダウダ言ってる間に4月も中旬で
ここから2ヶ月ほどで新居探しだ。

さーて、何が待ってる?



2004年04月11日(日)



 学生が私を救う

珍しくすっきり目が覚めて

昨夜は酔っ払ったまま寝て
しんどいから週末はどこへも行かない
って言ってたけど
高校教師がサッカーを
見に行きたがってた事を思い出す。

私がしんどいしんどいって
言うから遠慮してたらやだなと思うし
サッカー観戦は少しだけ
人ごみもあるけどバイクに乗れる。
長居の芝生はキレイだし
スタンドの雰囲気も好きだから
行ってみてもいいなぁと。

で、奴に聞いてみたら
昨日はそうでもなかったけど
いい天気だから行きたいなぁって。
よかったよかった。

という事で朝から張り切って
学生の書いたケースレポートを添削。
進学コースの学生の春休みの宿題で
ネタになってる実習は私が指導したから
レギュラーに行くことになっても
その仕事を持っていった。

出来はバラバラなんだけど
本当にいいのが二人いて
一人は春休み中に図書館へ出てきて
一生懸命文献を探してた。
もう一人も難しい事は書いてないけど
丁寧に自分のケアの意味を振り返ってる。

この二人は他の学生と
何が違うんだろうって考えたら
ネタになってる実習の達成感かなと思う。
一人はターミナルの患者さんと
とてもいい出会いをし
「悩みながらやったけど
本当に達成感があった」って言ってた。

私が「最初のケースやし
書く事に意義があると思って
肩肘はらんでええよ」って言ったら
「実習がすごく良かったから
このケースレポートも
中途半端では終わりたくない」と
キッパリと言ってのけた。
すごすぎる。

もう一人も「今回の実習は
とても楽しかった。
看護する喜びとか看護の力とか
そういうのを感じ取れた」って言う。
ケースのテーマを決める面談で
こっちをじっと見て話を聞いてたのが
すごく印象に残ってたんだけど
あれはやる気の表れだったのかな。
それとも私の顔に何かついてたか。

とにかく頑張った二人。
やらされてるんじゃなくて
自分で一生懸命進んでる。
この二人は多分
今年の領域別実習を頑張れば
すごくいい看護師になりそう。

ケースは春休みの宿題で
教員と面談してテーマを決めたら
後はもうほったらかしだった。
で、今週中にできたところまでを
教員に提出する予定だったんだけど
一人は新学期早々に
完成したモノを持ってきた。
それが一番内容がいい学生。

いちいちついて指図するのが
教育じゃないんだなと思う。
実習や講義を通して
看護や患者さんとの
いい出会いを作ってやれば
学生は十分頑張れる。
もちろん基礎的な学力の事も
あるかもしれないけど
いかに看護に興味を持たせるか
それが大切なんだなぁと実感。

約1年前、私が臨床から教務へ行くのに
臨床の看護部長が
「ただの教えたがりではなくて
臨床が好きで、看護の楽しさや
素晴らしさをイキイキと伝えられる人に
教員になってほしい」と言って下さって
今もってその言葉の意味を実感。

ここしばらく仕事のことで
すごーくクサクサしてたけど
今朝レポートを斜め読みしながら考えて
ちょっとスッキリした。
私は1年間学生と一緒に頑張った。
どこにいたって私がやる事は一緒で
看護の素晴らしさを見せてやること。
それを大事にしてやっていけばいい。

よく「男の傷(失恋)は
男で癒すのが一番」って言うけど
仕事の傷も仕事で癒すのが一番かも。
今回のケースはレギュラーの仕事と
掛け持ちだからしんどい事もあるけど
やっぱりやらせてもらって
本当によかったなぁと。
ああ、スッキリ。

学生が私を救う。

2004年04月10日(土)



 嫌なら辞めたら?

やっとこさ今週も終了。

とってもしんどい1週間で
ほとほと疲れたので
すでに現在は酔っ払い。
明日はまた高校教師と会うけど
「何して遊ぼ?」って言われて
何も浮かばない。

奴にとっても
しんどい1週間だったと思う。けど
人ごみにもまれようとは思わない。
私にとったら高校教師宅へ行くのが
すでに毎週の遠足。
奴は家で待つ人だから
私と出かけなければ
見事に引きこもりの週末になる。
出かけたい気持ちもわかるけど
今週ばかりはごめんよ。

とにかくお酒を飲んで
美味しいものを食べて
ダラダラゆっくりしたい。
動いてリフレッシュよりも
じっと充電がいい。

春の人事異動の悪影響が続いてる。
表立っては大した事ないんだけど
事あるごとに異動の文句が出る。
私と同期が進学コースと
レギュラー間で入れ替わったことや
その他のメンバーの入れ替えについても
そこかしこに火種。

もともとこの人事に納得してる人は
ほとんどいない状態。
私と交代した同期なんてあからさまに
レギュラーが良かったと言う。
理由は不明。

進学コースの学生の前でも
「後ろ髪引かれる思いです」って言う。
それってレギュラーの学生はまだしも
これから接する学生の前で言う事じゃない。
しかも接する時間が短いのを理由に
「名前は覚えられないと思います」ってね。
いきなり拒絶モードか?

私だって進学コースの学生が好きで
今回の異動は本当に寂しい。
それでもレギュラーの子に
それを言うべきじゃないと思ってる。
別に学生に頼まれたわけじゃないのに
嫌々来たのが見える教員なんて
はっきし言ってムカつくだけ。

進学コースの学生はレギュラーに対して
劣等感を持ってる学生もいる。そこへ
レギュラーに未練たらたらの教員がきて
学生が受け入れるはずがない。
それが本当にあからさまなので
主任は主任で大人げなく
「あなたは進学コースの人間じゃない」
とか言ってみたりして
感情でもこじれてる。

周りは周りでレギュラーは
同期を出したくなかったと言うし
進学コースは進学コースで
私を出したくはなかった。
どちらの思いも通ってないから
どちらからも文句が出て
私も同期も自分が新しい場所で
歓迎されてないのかと思いたくもなる。

私は進学コースが好きだけど
レギュラーの教育課程も
見ておいたらと言う上の意向もわかる。
だから前向きに振舞ってるつもり。
ただでさえ問題のある人事で
動く人間に悲壮感が漂ってたら
それは回りに影響すると思って
一生懸命気を張ってるのに。
だからレギュラーの人には
寂しいとも不本意だとも言ってない。
でもレギュラーの人は
何だか文句ばっか言ってる。疲れる。

あまりにイライラするし
レギュラーは実習打ち合わせが
春に多いのでスーツが足りず
帰りに三宮で買い物をする。
初めてワンピースと
ジャケットのスーツを買って
カットソーも衝動買いして
総計6万ちょい也。

今日の幸せは帰り道で高丸-大蔵谷間の
上り坂でとても気持ちよく加速できて
ちょうどその時に大好きな曲の
大好きなギターパートがかかってた。
本当に気持ちよかった。
ささやかだけどそれが今日の幸せ。

こういうクサクサした気分のときは
eastern youthが一番だから
明日は道中歌いながら奴に会いに行こう。
心中苦境ではあるけれど
外は桜が満開。

元気出して行きましょう。


2004年04月09日(金)



 甘いエビマヨ

もう木曜。

今週は実習のおかげで
1週間のスピードが上がってる。
よしよし。
毎日22時にはしんどくなって
身体のおもむくまま
2日連続で早寝をしたら
身体の調子は少し戻った。
ああ、睡眠は偉大だ。

このところ本当に
週末をつないで生きてる状態で
高校教師と他愛無い内容の
やり取りをするのがリラックス。
私みたいにはっきりは言わないけど
奴もお疲れが見え隠れ。

そうやわなぁ、新学期で
新しいクラスの体制を整えて
イベントのスケジュールも組んで
受験に向けての働きかけも始まって
名簿組みなおしたりという雑務もあり
ややこしいことこの上なし。

今は一人でごそごそと
ストレス発散してるみたいだけど
一緒に暮らし始めたら
どんな感じになるんだろう。
私もまぁ平日はここに書き散らかして
ゴソゴソとしてるんだけど
ストレス満載状態の高校教師を
私は未だに見たことがない。

本当はそういう状態でいた事も
あったかもしれないけど
私が気づいてないだけかもしれないし。
結婚って死別と離婚の次に
ストレスフルだって言うし。

とにかく明日を乗り切ろう。
毎日そうやってやり過ごして
その積み重ねが人生。
いつも同じペースで進むとは限らず
時には回り道したりして。

今日はランチが美味しかった。
先輩が見つけた広東料理で
特に海鮮系が素敵。
エビマヨネーズ炒めが絶品で
「ダーギー」とか言う
酸っぱくないマヨネーズを
使ってるらしい。
何ともいえない甘みで
ものすごいインパクト。

春巻きも前菜も美味しかったけど
最後の汁そばのスープが
これまたあっさりなのに美味しくて
最高だった。
ちゃっかり電話番号と場所をメモって
今度は高校教師と来よう。

小さくても一日一幸。




2004年04月08日(木)



 異動の鬱

つまんない。

毎日全然気合が入らなくて
おやつの量だけ増えている。
何か楽しいことはないかなぁと
色々考え出すと
あっという間に妄想ワールドへ。

新居が見つかるどころか
探し始めてもいないのに
「いつ引っ越そう」とか
私が仕事から帰ったらすでに
高校教師はご帰宅で
雨の日は傘持って
迎えに来てくれるとか
ベランダで外を眺めて酒飲んでたり
食事の後の洗い物をしてもらったり
都合のいいことばかり考えて
現実逃避で時間が過ぎる。

このままでいいわけじゃないけど
今はしょうがないなぁと
意味不明の言い訳をしながら
毎日をやりすごしてる。
とにかく最初のひと月は慣れる事。
嫌にならずにその組織に
溶け込むための準備をする期間。
最初から全開では後でバテるし
思う存分コキ使われそう。

6月ごろからぼちぼちエンジンかけて
ちょっと役にたつようになったなと
思われだして秋に戦力になれるように。
急いでやってもしょうがない。
頑張りすぎて潰れたって
だれもかばってはくれないんだから
自分のペースは自分で守る。
背伸びせずに行くことが大切というのが
毎年居場所を変わってる私の学び。

よく考えたら臨床で最初の異動のとき
それこそもう不安で大騒ぎだったけど
どこへ行ってもそれなりにはやれる。
気を使うには使うけど
ちょっと疲れるぐらいで
別にそれで死ぬわけじゃなし。
まぁ、死んだとしたら
それこれ一生気を使わなくていいから
それはそれで楽なんだけど。

くだらない事言ってないでさっさと寝よう。



2004年04月07日(水)



 吐き放題

お肌荒れ放題。

季節の変わり目と
異動のストレスが重なって不調。
何をしてても気分が乗らず
寝ても寝てもまだ眠く
いまいち頭が働かない。
今日は久々にレガお出勤だったのに
それでも気分はすぐれなくて
結構重症。

昨日高校教師がいきなり
「レガおはハリーポッターに似てる」
という。あらそう、また男かよ。
髪は短いし最近メガネがちだし
パーツは共有してるのかも。
でも、男かよ。しかも子供の。

報道ステーションはイマイチだった。
やっぱりね。
古館が出た瞬間ダメだった。
本人が言うとおり、スポーツと
バラエティーのイメージが強すぎる。

「これからニュースキャスターになります」
ってプロなんだから
ちゃんと勉強が終わって
キャスターになってから
TVに出て来いよ。
それまではキャスターとしての
報酬はもらうな。
お金もらって勉強ってね
自○隊の学校じゃないんだから。

どうせならしばらく休んで
視聴者が持つ古館イメージを
ちょっと和らげるぐらいの
余裕があってもよかったんじゃないかと。
そこまでキチンとやる姿勢と
投資の精神がないのよね。

今日はあちこちのニュースで
視聴率は上々って出てたけど
それってみんな興味本位で見ただけで
内容の評価にはなってないと思う。
で、興味津々で見た人たちの前で
あまりパッとしない出来の番組をやり
「やっぱりダメよね」イメージを
植えつけちゃったんじゃないかと。

それなら軌道に乗るまで
あまり人目につかないようにした方が
良かったんじゃないのかとか
好き放題な感想が出る。
人目につかなけりゃ打ち切りだもんね。
でも、しばらく人目につかなくても
続けてみようと言うスポンサーが
古館とTV局に付くかどうか。
勝負は月末ぐらいだわね。

イライラ任せに愚痴っても
しょうがないんだけどしんどい。
実習が始まったんだけど
今の学科の実習の方法に納得がいかない。
教員はそれぞれ担当領域があって
講義を分担してるんだけど
実習になればそれがバラバラ。

成人の教員も実習は老年も在宅も
母性も小児もかけもって
他の看護学の教員も同じ。
臨床で、講義と実践がつながりにくい。
教員も専門でない領域の実習を
浅く広く押さえてる。
それでいいのか?

前の学科ならずっと自分の担当領域で
学生だけがローテーションしてくるから
1クール目の学生と実習をした反省は
すぐ2クール目に活きる。
教える内容もそれなりに深くなる。

でも今では一つの領域は一回だけで
何か反省があってもまた来年。
看護の本質は一緒だと言っても
体験したことがないような領域を
いきなり指導案だけ見てやってる。

応用と言うのはキチンとした
理解の上で出来るものだから
何かをうまく伝えようと思っても
こんなんでは工夫のしようもない。
教員として実習をやってて
深まりもないし達成感もない。

この実習でどんな学生を育てたいのか?
浅く広く物事を知ってる教員と
とおりいっぺんの実習をするのも
ジェネラリストを育てるには
もしかしたらいいのかもしれない。
でも、各領域で当たる教員によって
学習の内容に大きな差が出ると思う。

私は母性なんてさっぱり不明だけど
終末期の指導は決して負けないと思う。
そのかわり母性のスペシャリストで
終末期なんて大変という教員もいて
それぞれの力量内で出来る実習内容で
全員を比較する評価点がつく。
それでいいのか?

各領域のスペシャリストが
根拠に裏打ちされた方法と一緒に
自分の体験をきちんと語り
熟練した技術や実践を見せる事が
臨床で学ぶ意義なんじゃないかと思う。
またそうやって自分の領域を
楽しそうに熱く語る教員を見て
学生も「私も何かに打ち込もう」
って思える事もあるんじゃないかと。

新しい教育方法に慣れられない
のではなく慣れたくもない状態で
教育方法に疑問を持ちながら
実習を続けるのは辛い。
最近のイライラはもっぱらこれが原因で
学科が変わるまで延々続くと思えば
ちょっと気分もへこむ。

ああ、何か楽しいことないかな。

2004年04月06日(火)



 上司を選ぼう

めでたくシュー兄は3連覇ですが

レースがつまらん。
でも、やっぱりシュー兄が勝って
喜んでる姿をは本当に嬉しそうで
見てて気持ちがいい。
昔のベテランドライバーって
結構シラっとしてたり
最悪は仏頂面だったりして
イマイチだったけど
シュー兄は何勝しても本当に嬉しそう。

内部異動して正味3日目。
色々周りが見えてきた。
2つある学科はもちろん
教育課程そのものが違うんだけど
そこをまとめてる主任のキャラが
もう、全然違う。

私がいた科の主任は仕事は出来る。
話が上手くてリーダーシップもあるし
気さくなところもあって
何よりスタッフを育てようという
気持ちがよーく伝わってくる。

でも、喜怒哀楽は激しすぎて
とんでもなく強烈な嫌味も言う。
でも、「嫌味言うてもしょうがないな」
って勝手に完結して
すぐに機嫌が治ってたりする。
化粧も服も派手で、酒とエステが大好き。
好き嫌いが激しくて慣れるまでは大変で
「あたし性格悪いから」とはっきり言う。

新しい科の主任は仕事は丸投げ。
当たり障りはないけど
いつも物静かで主張が見えにくい。
スタッフを育てると言う点では
とても丁寧に関わる人で
余計なことは言わず人は傷つけない。

でも、決断力はあまりないし
新しいことに挑戦するのも
あんまり積極的じゃない。
化粧してるところは見たことがなく
スカートもはいてるのを見ない。

そんな2人がそれぞれの学科の大将。
昔2人が揃って主任になる時
校長がそれぞれの学科の教員に
どっちがいいかって聞いたらしい。
で、そのときの事を振り返って
先輩たちは「究極の選択だった」と。

私なら間髪入れず
前の科の主任を選ぶ。
ものすごくやーな奴の時もあるけど
自分が今「嫌な奴になってる」って
ちゃんとわかって振舞ってる。
別に毒にも薬にもならない人が
魅力的だとは思わない。

ときどきパソコンの使い方がわからず
かんしゃくを起こしてるけど
周りの教員が教えたら
とても嬉しそうな顔で
「ありがとう!おお!すごい!」
ってちゃんとフィードバックするから
助ける方も気分がいい。
それをわかってやってそうなのが
また何とも面白い。

とりあえずはまた新しい主任と1年。
学ぶものは沢山あるだろうから
観察を怠らず
何事も面白がって行こう。
真ん中で程よい人なんて
いないかもしれないし
仮にいても面白くも何ともないかも。

予想通り、古館はイマイチ。

2004年04月05日(月)



 立てて立てられ

花見は寒かった。

昼間はいい天気だったけど
夕方から風が出て来る。
それでも大阪城公園は人がいっぱいで
夜桜用に明かりがついてるところは
足の踏み場もない。
だから城ホールの裏手へ移動して
街明かりで薄暗い場所を確保。
酔っ払って顔は温かいんだけど
足はずっと冷たい。

デパ地下のお惣菜は
値段とカロリーに見合って
やはり美味しかった。
他のメンバーにもつまんで貰って
4人でワインを2本空ける。

城ホールはちょうどモー娘のライブで
若い人がたくさん集まってる。
半径数百メートル以内にモー娘がいて
歌って踊ってても大人は
目の前のお酒と食物に夢中。
宴会が始まれば話題にも上がらず。

今日は朝から雨で出かけるのが億劫。
が、先週買ったスカートの
ウエスト調整ができてるのと
結納返しの一部である
高校教師の靴のサイズ取り寄せも
連絡が来てるから行かなくちゃ。

雨の音で目が覚めたから
布団から出る気がしない。
お互い仕事の話をウダウダとして
高校教師が「腹減った」と言い出しても
私が動かないので
奴はモノで私を釣ろうと
先に起きてコーヒーを入れてくれる。

奴の部屋に食べるものがないので
観念して出かける。
が、化粧のりがすこぶる悪いので
出歩くのは最小限に。
奴の靴は取り寄せてもらったサイズが
見事に合ってお買い上げ。
かなり嬉しいらしくニコニコしてる。
そうね、6万もするんですもの。
後は私のスカートを引き取って
難波からあっさり撤収。

私の疲れを察したのか
高校教師は肩を揉んでくれる。
男の人の大きな手って気持ちいい。
朝方、お互いの生徒の話をして
やっぱり人間は褒めたほうが伸びる
と言う話になったとき
「俺もおだてられて頑張る方や」
って言ってたから肩もみも
朝方に愚痴を聞いてくれたのも
盛大に褒めて感謝しておく。

この1週間は何だかんだ言って
異動も含めて気疲れは多かった。
それは初めて卒業学年の担任をする
という新しい挑戦をする
奴も同じだと思うんだけど
奴は愚痴とか弱音は一切吐かない。
すごいなぁと思いながら
だから奴に苦労はないんだと錯覚して
甘えすぎないようにしなくっちゃ。

様子を見ながら甘えて頼って
きちんとお礼を言って喜んでという
以前なら絶対出来なかったことが
だいぶ自然に出来るようになってきた。
昔はそういう事をするのを
あざといと思ったけど
今はそれは自分を助けるだけじゃなく
相手を引き立てる事だと思う。
ただし、甘えが度を越さなければ。

家に帰り着いて高校教師にメールで
「肩を揉んでもらったのでとても楽。
おかげでまた1週間頑張れるわ
ありがとうね」って言ったら
「肩揉みぐらい何ぼでもするから、
何時でも言いつけてな」
って期待通りのお返事。

プレゼントした靴も
私が思う以上に嬉しかったらしく
後で「嬉しそうに履いたり
ニヤニヤ笑って磨く事になりそう」
ってお喜びの気分を伝えてくれる。
そうやってちゃんと自分の気持ちを
表現できるのって大事。

何事も察しろと言うのではなく
手間をかけて表現するのが
相手に対する思いやりだと思う。
改めて喜ばれると
プレゼントした方も気分良いから
次のプレゼントにも気合が入る。

ん?奴も私と同じ技を使ってるのか?

2004年04月04日(日)



 散財主婦予備軍

お花見です。

高校教師の友達と大阪城公園。
そんなにメジャーな場所で
お花見するのは初めてで
本当に座る場所があるのか
心配してたら朝刊の一面に
デカデカと酔っ払いが騒いでる写真。
マジで座って花見ができるのか?

お花見と言えばお弁当。
高校教師に「お弁当どうしよ?」
って聞いたら
「自分の食べるものは自分で
が俺らのポリシーです」と言う。
なるほど。

ちょうど今日は大丸でお買い物をする。
だからついでに
地下で何か買っていこう。
「作る」という選択肢は
最初から却下で。
デパ地下のお惣菜って
変わったものも美味しいものもある。
まずはメインのお酒をどうするか。

日本酒でもいいしワインでもいい。
缶ビールはあまり優雅ではないなぁと
どうせならビールサーバーかなとか
重いけど高校教師なら持てるなとか
夢だけは膨らむ。

高校教師に聞いたら
ワインがいいと言うので
そのとおりにして食料を選ぶ。
せっかくだから徹底的に洋風で。
サラダと肉系と果物と
パンかパスタがあればいいかな?

大丸は相変わらず混雑で
みんな花見には行かないのか?
まずは自分のお餞別返しを買うのに
ハンカチ売り場に行ったら
ちゃんと時期を考えて
ポーチとタオルのセットとかが
山積みで売ってある。
便利でよろしいが、レジは激混み。

どんなのにしようかなと見てみたら
結構お値段に幅がある。
だいたいハンカチが多いみたいだけど
送別会と称したお泊りは
タダにしてもらってるし
お花とお餞別も頂いて結構な豪華版。
頂いたのは某ブランド食器なので
あっさり食器売り場へ見にいってみる。

・・・。9000円?
さすがお付き合いが派手な教員社会。
1年目のペーペーの学内異動に9000円。
お餞別返しもきちんとしておこう。
という事でお値段は上めにしておいて
お会計を終えての荷物のデカさに驚く。
確かに化粧ポーチと
ハンカチが入った箱が6箱。
これを満員電車で持っていくのか?

あまりに大荷物なので
預かってもらって他の買い物へ。
まずはジャージで
実習で老健へ行くのでジャージが必要。
その次は電卓と青いボールペン。
書き心地と発色の良いものが欲しい。
だって、レポートのコメントを書くのに
少々内容がまずくて
コメントが浮かばなくても
気に入った文具で「書くこと」の
そのものが楽しいと少しは救われる。

そのあとは地下へ突入。
ワインを買ってサラダを買う。
量り売りのお惣菜に挑戦するのは
初めてだから100グラムと言う量が
どれぐらいなのかイマイチ実感ナシ。
奥様に混ざってあれこれ選ぶ。

その後はフルーツサラダを買って
生春巻きを買って
鶏肉の野菜巻きを買って
パンはチーズ入りと
ガーリックのバゲットの2種類。
いちいち違う店で買うから
袋がが容赦なく増えていく。
人ごみで疲れも募って地下脱出。

その後修理に出してた靴を引き取ったら
大きな紙袋が4つ、プラス自分のカバン。
靴屋の店員がお荷物まとめましょうか?
って言ってくれるんだけど
食物なので靴と一緒はちょっと・・・。
デカデカとお惣菜屋の名前が入った紙袋
なのに見てもわからんか?

って強がりを言ったものの
靴もちゃんと箱入りだからカサが高い。
これにさっき預けておいた
ギフト6箱を追加って
高校教師もいないから
自分で運ぶしかない。
カサもさることながらワインは重い。
ヨタヨタと駐車場まで歩いて
ちっとも優雅じゃない。

気の向くまま買ったお惣菜とワインは
2人で総額5000円ちょい。
節約モードとは無縁の様子で
本当に私は主婦になって
貯金とかできるのだろうか??
まぁ、イベントだからパーっと行こう。
ってしょっちゅう言い続けて
無駄遣いの嵐になるのだろう。

ふん、せいぜい働いて贅沢をしよう。


2004年04月03日(土)



 強烈な新人

もう桜がかなり咲いてる。

今日は朝から電車が遅れてた。
そういえば私も去年の4月2日に
初出勤で人身事故。
大幅に電車が遅れて
焦りまくって職場に電話した。
4月2日は特異日か?

今日は朝からオリエンテーション。
林檎様ファンクラブで買った
卓上カレンダーはどんどん予定が入る。
オリは新人教員と私と復職者が対象で
ある意味受け身な一日。
その割には空気が全然平穏じゃない。

新人教員は臨床経験が長く
四捨五入で20年になる人。
で、オリをするのは
臨床経験が5年で
教員経験は6年、新人よりも
年齢は5つぐらい下の教員。
2人はちょこっと知り合いらしい。

そういう微妙な経験の差がある中で
年増新人教員がオリをする若い教員に
何かと先輩風を吹かせたがる。
長い臨床経験を
否定するわけではないけど
自分の立場が全然解ってない。

元々臨床でも
強烈なキャラだと言われてた人だった。
赴任2日目ですでに全開かと思ったら
彼女を知る人によると
あれでもある程度セーブはしてるって
何と空恐ろしい。

いくら先輩後輩でも
教育と臨床のキャリアは別。
新人教員が先輩教員を
あんた呼ばわりしたり
「いつから私に口ごたえが
できるようになったん?」
って強烈な事を言う。
いつからって4月1日からです。

教務室では目をつぶれても
学生の前ではそうはいかない。
教育的な効果を考えて
教員はお互いを尊重しあっておかないと
学生に対しても示しがつかない。
さて、誰が彼女を止めるのか。

臨床でバリバリやってた者が
一日中デスクワークと言うのは
正直ギャップが大きいと思う。
彼女はそれを大きな声で言う。
しかも教務室のど真ん中で
「あー、座ってるだけってしんどいわー
仕事ないんー?」

まわりの教員は必死で働いてる。
仕事がないわけじゃないけど
新人にできる仕事がないだけで
そんな事が全然わかってない。
それこそ臨床が長いんだから
仕事の見つけ方ぐらいわからんか?
あちこち火種だらけ。

で、夜の飲み会に潜入。
昼間の出来事を報告しあって
新人教員にだれがどう対応するか
作戦会議のようになってる。
上の教員は新人の言動を聞いて
あきれるばかりだけど
本当にどうにかしなきゃいけない。

そういう話が延々続いて
このメンバーの中で
どう立ち回ることを期待されてるかが
聞いてるだけで、よーくわかる。
他のベテラン教員が
想像以上に使えないとか
教員の力関係とか色んな事がよく見える。
気を使いながらも
飛び込んで行かないと収穫もない。

そこでみんなが
「レガお先生も大変やと思うけど」
って言うけどここまで来たらしょうがない。
人生は毎日毎年が踏み台で
何でもかんでも踏み越えて
上がっていくしかない。
毒を吐かれても飲み込んで
自分に吸収される前にスルリと出したい。

タフなのが身上です。

2004年04月02日(金)



 初ギレ

エイプリルフールなのを忘れてた

昨日送別会が長引いて
帰って寝たのは2時だった。
で、朝6時に起きて出勤。
もちろん会議では強烈な眠気で
ああ、新しい部署で
初めての会議なのに。

とにかく眠い。
しかも以前からの会議で
検討し続けてた案件なので
経過がわからず余計に眠い。
が、来週からの実習の話となると
さすがにしゃんと背中が伸びる。

・・・ローテーションに切れ目なし。
実習病院の所在地がバラバラで
結婚した次の週から
実家から自転車で行けるような
なじみの病院で実習だったりする。
絶対、実家には寄らないからな。

読み進めると
古巣凱旋月間もある。
自分が働いてた病棟で実習。
しかも名前が変わってすぐの実習で
その実習が終わる頃には披露宴で
その古巣からも出席者がいるという。
ああ。

そんな事はさておき
朝からぶっちぎれる。
転勤して怒ったのは初めてで
同期と二人本棚の隅で
ウダウダとこぼしては作戦を練る。

私と入れ替えで同期が進学コースへ。
入れ替わっても私は
進学コースへ講義に行く。
それがレギュラーの実習と
重なってしまって動きが取れない。

主任は自分の学科に来た人間は
自分の学科の純戦力にしたい。
が、自分の学科にいた人間に
手伝ってもらえるところは
手伝ってもらいたい。
それは誰だってそうで
それ自体はよくわかる。
その業務調整を誰がやるのか?

4月1日になって何も決まってない。
私はどんどん新しい仕事を言われて
それを同時進行でやるなんて
かなり無理がある感じ。
同期は同期で来月研修に出るからと
大した仕事は与えてられない。

で、当面のお互いの仕事を
うまく分担しようと思っても
上がそれを良しとしない。
同期は暇だと言っていて
私はアップアップなんだから
きれいにシェアすればいいものを
それはうちの学科の仕事じゃないって。

で、断るだけ断って
最終的にどうするのかという
判断が降りてこない。
うちの主任も何も反論しない。
私と同期で「私が講義するから
その間レギュラーの実習行く?」とか
勝手に調整できるわけもないんだから。

上はダラダラしてて
下はどうしていいかわからない。
教育者なら2年目の私たちの力量や
立場をちゃんとわかってて
「調整するからこうしてね」って
指示が出て当然だと思うけど
ヌルい仕事してるなぁ。上層部。

途中は本当に2人で
お互いの主任を呼んで
4人で話して決着をつけてもらおうと
過激なことも考える。
同期は同期で「すぐ研修に行くから
あまりオリはしない。
適当に仕事見つけてね」って
すごい事を言われたらしく
まるで飼い殺しか?
忙しいと言うなら使えよ。

新しい教員を育てようと思うなら
教育過程とか実習形態とか
色々見せてやれるものはあるはず。
「レギュラーとは違う進学コースの
カリキュラムも勉強になるわよ」
とか言えるのが教育者じゃないの?
自分は私に「レギュラーで勉強してこい」
って言ったくせに。

ああ、もう。がっかり。

2004年04月01日(木)
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