足元に溜まる言葉拾えないで。
夜明けこぼした泪の無重力。
欠けて満ちても同じ味。
したたる酸をよけてショートカッター。
キミはその目でなにを追う。
黙ってつま先から石化していく。
聞き飽きたセリフもあさってには。
濁った血のたまる背中。
なにも言わなくても見えてる空で。
つまづいた先の水溜りの深さ。
朝までお腹いっぱいでいさせて頂戴。
海をこえて隣のキミの左手と繋ぐ。
そっと毛布のようなやさしさが秋。
200000。
やぶれた穴から転がる種も。
地球のウラから糸を引いてる。
雲のすきま嘲笑う視線のもとに。
記憶の奥は地図も頼れず。
アナログフィッシュ 10×10×10@新木場コースト
自転車のかごに落ち葉をつめて。
陰も日向も飲みこんでいく渦の中。
葉っぱひとひら逃れる方舟。
めぐりゆく日々ルビーチューズデイ。
笑ってパンプキンマジックパーティー。
確かあのときも同じような砂煙。
沈みきった雲にも乗れない。
動かない気持ちは紙袋の大きさ。
カレンダーの穴に靴ひも通す夕べ。