彼はとうとう私に会いにきました。
家に来られたら。
さすがの私も無視できません。
車でいつもの公園に行きました。
ドライブの帰り。
なかなか離れたくなくって。
いっつもよっていた公園です。
公園のわきに車を止める。
場所もいつもと一緒。
しばらく黙ってたいたけれど。
私は。
「彼女ってどんな人?」
と聞きました。
別に彼女がどんな人なのか知りたいわけでもないのにね。
今思えば。
彼を苦しめたかったのかしら?
彼女のことをぽつぽつ話す彼の言葉をさえぎって。
「ふ~ん。じゃあ仲良くやってね。」
と私は言いました。
そうしたら。
「でも俺はまきのが好きだから」
まさくんはそう答えました。
・・・
じゃあどうして。
なんで他の人とせっくすするんですか。
私はまさくんだけでよかったのにねぇ。
まさくんだけがよかったのにねぇ。
そのまま話を続けても。
私にはきつい言葉しか出てこない。
「でもまさくん子ども好きでしょ」
とか。
「だったらちょうどいいじゃない。その彼女さんと結婚すれば?」
とか・・・。
そしてまさくんは。
半分泣きながら言う私を哀れ思ったのか。
彼は私をぎゅ~ってしようとしたけど。
そんなことされたらたまらない・・・と思った私は。
「子どもいるくせに・・・」
・・・自分でもびっくりするぐらいきつい声で。
そう言いました。
たぶんそれは。
彼が一番言って欲しくなかった言葉でしょう。
彼はまた話そうって言いましたが。
私はこれから会うたびに。
彼にきつい言葉を言いつづけよう。
そして離れよう。
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あれから
まさくんとは会っていません。
電話とメールだけです。
それでさえ時々拒否してしまいます。
会ってきちんと話なよ・・・とお友達は言うけれど。
会ってどうなるのだろう。
もしも。
たとえ。
彼が私とそのままつきあいたいと言っても。
私は別れます。
絶対後悔すると思うから。
それが二人の幸せだとは思えないから。
私のそばに彼がいたら。
彼の子どもはどうなるのでしょう?
彼は彼女におろしてくれなんて言うのかしら?
私は子どもが大好きです。
彼も子どもが大好きです。
彼のお兄さんの子どもと。
3人でお出かけするぐらい好きです。
そんな私たちが。
彼女が子どもをおろしたことを知ったら。
きっと後悔する。
自分がその子を殺したってずっとずっと苦しむと思う。
そんなの幸せじゃない。
そうだよね?
だから彼の幸せを祈ろう。
そして彼を忘れよう。
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まさくんというのは。
彼です。
モトをつけた方が正しいのかもしれません。
私より2つ年上で。
働いてます。
私は大学生です。
今まで学生で。
しかもしょっちゅう一緒にいたい派の彼としか。
おつきあいをしたことがなかったので。
まさくんとつきあって。
初めて。
遊んでもらえない・・・ということを覚えました。
会えなくても我慢する・・・ということを覚えました。
仕事で遅くなった彼を待つ・・・ということを覚えました。
キスがこんなにもしたいものなんだ・・・ということを覚えました。
彼とつきあってからとてもたくさん新しいことを覚えました。
今までおつきあいしていた彼に。
自分の時間がほしいの~。
トモダチと遊ぶ~。
触れられるのはあんまり好きじゃない~。
っと言っていた私は。
どこにいっちゃったんでしょうね?
いつのまにかまさくん仕様の私になっていました。
まさくん仕様の私は。
けっこう自分では好きだったのにな。
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初めて会ってから。
しばらくして。
桜が見たい~と言う私を。
彼はドライブに連れていってくれました。
桜の下に車を止めて。
いつものように。
バカ話をしてました。
そしたら。
突然ぎゅ~っとされて。
いつのまにかキスしてて。
さすが社会人だ。
慣れてるなぁとぼけ~っと私は思いました。
何度もキスをしているうちに。
やっと我に返って。
「ちょっとまってよ~。」
っと今さらながら拒否っていたのですが。
そんなんでやめるはずもなく。
「彼氏以外の人とはやなんだけど・・・」
と言う私に。
「俺が彼氏じゃだめ?」
っと彼は言いました。
つきあってほしいと言われ。
私は悩みました。
だって別に好きではなかったんだから。
でも。
彼がいなくなることを考えると。
なんか哀しくなって。
「つきあうとかはわかんないけど、まさくんがいなくなるのはやだ」
っと思いっきり我侭っぷりを発揮してしまいました。
そしたら彼は。
「別にふられても、いなくなったりしないってば~。
いつもどおり愚痴でも何でも聞きますから。」
と笑顔で答えてくれました。
そのセリフで。
私は彼にそばにいてほしいなぁと思いました。
それから。
私とまさくんのおつきあいが始まりました。
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携帯メールをするようになって。
毎日何通もメールが行き来するうちに。
遊ぼうかということになりました。
もちろん。
この頃でも彼に恋愛感情などありません。
ネットで知り合った人と。
お会いしたことのなかった私は。
かなり躊躇しましたが。
彼とならよいトモダチになれるかもしれないなぁ・・・ということで会ってきました。
初めて会ったのに。
違和感を感じるどころか大盛り上がり。
また遊ぼうねぇっと約束をして帰りました。
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My追加していただいたみなさま。
どうもありがとうございます。
彼との出会いはネットです。
サッカーが好きな私は。
とあるサッカーサイトで彼と出会いました。
もう2年が経ちます。
出会った当時。
つきあってる彼もいたし。
ネット恋愛なんかないわ・・・と思っていた私は。
彼に対して恋愛感情などありませんでした。
彼とはすっごく気があって。
ほぼ毎晩メッセをするようになったけれど。
ただメッセをするだけの関係で。
メールすらほとんど送りあうことはありませんでした。
恋愛感情が芽生える予感さえもありませんでした。
くだらないことばっか楽しく話してて。
別にチャットを1ヶ月しなくても。
またチャットに入ればフツウにバカを言える関係。
それが私と彼でした。
そんな彼と初めて会ったのは。
冬の終わりです。
お互い忙しくてチャットを数ヶ月もしてなくて。
久々にチャットに入ったら。
偶然にその日彼もいて。
その偶然に盛り上がったわけですね。
携帯番号なんか教えちゃったりして。
今思えば。
盛り上がりすぎでした。
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15日の夜は大泣きしたけれど。
あれからはまったく泣いてません。
やっぱり私は大丈夫だ。
彼の子どものことを。
詳しく聞きました。
妊娠2ヶ月だそうです。
2ヶ月前というと。
1月?
お正月にまさくんは。
私が一番だと言ってくれました。
ずっとずっと好きだからと言ってくれました。
一番ということは。
他にも女の人がいたってことなのですね。
妊娠した彼女と私。
どっちが浮気なのかわからないけれど。
私は全然気づきませんでした。
これからどうするの?って聞こうと思ったけれど。
子ども好きなまさくんが。
私を選ぶはずはないので。
聞くのをやめました。
冗談っぽく。
「あ~私が一番だと思ってたのになぁ。」
と言うと。
「いつでもまきのが一番なんだけど。」
って彼はすぐに言いました。
一番聞きたくて。
一番聞きたくなかったセリフでした。
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昨日。
彼の部屋に訪れた私に彼は
「子どもができたんだ」
と言いました。
彼は浮気をしていたらしいのです。
私は彼を忘れるしかないのでしょうね。
だから。
彼のことを。
すべてここに書き尽くして。
すっきり忘れます。
私は強いから大丈夫。
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