哀しいね
相庭さんと歩いた道、桐朋学園の裏
哀しい
お友だちの投稿
10月26日、名ピアニストであり、名コレペティトールだった相庭尚子さんが亡くなられた。
今年5月、6月と、一緒に長野の小・中学校を音楽鑑賞教室のお仕事で回っていたのに。
何も知らなかったので、あまりにも突然過ぎて信じられませんでした。
今でも信じていないですね、、、
またあの笑顔で「ゆかちゃん、ひさしぶりぃ〜」と稽古場で声をかけてくれそうで。
“きんた”というあだ名で愛されていた相庭さんを、いつの間にか“きんた姉さん”と呼ばせて頂いていた。いつも笑顔で優しく、いつも歌い手の私達を気にかけてくれて、あめをくれたり、地方に行けば必ず差し入れを用意して下さった。
きんた姉さんのピアノを初めて聞いた時、そのあまりの迫力に驚いたのを覚えている。その音量という意味ではなく、「ピアノでオーケストラの音を出すというのはこういうことなのか」と実感させられた。よく色んな思い出話もして下さった。今まで共演した指揮者の先生、演出家の先生、稽古場や本番での出来事...その全てがあのピアノの音色に出ていたように思う。貴重な時間を過ごさせて頂いていたのだと、今更ながら気付かされる。もっと色んな事をそのお人柄や演奏から教えて頂きたかった。
11/13のコンサートで歌った「ゴンドラの歌」は、きんた姉さんに昨年すすめられた曲だった。
1人家で練習している時、きんた姉さんのピアノがどうしても頭を流れ思わず泣いてしまった。口にせずとも、こんなにたくさんの事を教えてもらっていたとは...きんた姉さん、本当にありがとう。
終わり
来月にはお墓詣りするからね。