新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2005年12月24日(土) 「エ」音の話

神戸女学院教授の内田先生のブログにこのような事が書いてあった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・
以前読んだ本の中で、小学校の先生たちが、教室の中で生徒たちの発語に「エ」音が増えてくるとのは学級崩壊の徴候だという指摘をされていた。
「うるせー」、「うぜー」、「だせー」、「ちげー」、「くせー」・・・といった「エ」の長音が教室に蔓延するようになったら、そこではもう授業は成立しないだそうである。
これは「エ」音が「対話の拒絶」の音韻的なシグナルであると考えれば理解できる話である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・引用終わり・・・・・・・・・・・・

これは能の謡をされている内田先生の分析だ、興味ある方は読まれるといいですよ、日本の母音は長ーく伸びる〜えーーと伸びるのは宙づりにして次に行く・・・音楽和声で言うと導音みたいなもんで、それだけで終わると、不安を煽る・・・と僕も思う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・
「イ」や「エ」の母音が非終止的であるせいで、センテンスを「宙づり」にする音韻的効果を持つことは経験的にはたしかなことである。
この数年、若いスポーツ選手などがインタビューを受けるときに、質問に対して必ず最初に「そうですねー」と「エ」音をひっぱって聴取者を「宙づり」にするところから始めるという話型を採用していることには多くの人が気づかれていると思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・引用終わり・・・・・・・・・・・・

「うるせー」、「うぜー」、「だせー」、「ちげー」、「くせー」と先生は書かれているけれども、ふーむ、関西でもそう言うのかなー???

神戸で学校が荒れていた頃





↑メッセージがあるよ、クリック






2005年12月07日(水) 胴元と職人達の黄昏

 あの阪神大震災のすぐ後僕は三宮にいた、友人の某大手建設会社の社員と本町、長田区、三宮と歩いた、雪混じりで寒かった。
 僕は質問した「何故倒れたビルと倒れなかったビルに新旧関係ないのか?」と「崩壊したビルの柱から棒状の鉄骨が飴のように曲がって露出してるやろ、その本数の問題やねん」そービルの新旧の問題ではなく明らかに柱お支える鉄骨の量と太さが違うのだ、古いビルでも崩壊してないのがある、かなり新くても・・・恐ろしいのはビルが一階から平行移動して二階上が隣にあるというのを見た・・・。
 要するにこの業界はコストを下げるため手抜きをしていたのだ、行政も全てチェック出来る訳はなく、又建築業界は自民党土建族に多額の献金をして道路交通省からの天下りを受け入れ、はたまた公共事業の便宜も受けていた。

 胴元が設計建設会社か職人が現場の技術者であったならば、事務方の言う「コストを下げろ!」と大工さんが言う「良い材料で300年はもたす、あんたはやらねー!」との闘いだろう、しかし今はそれが逆転して技術者が胴元に「何ぼでも下げまっせー」という時代になった。
 すでに日本崩壊は始まっていたのだ、技術者のエートスというものが死滅しつつある、このことは他の分野にも広く浸透していると断言したい。





↑メッセージがあるよ、クリック




2005年12月05日(月) 突撃英語訓練!?

最近、集中で外国人によるネイティブ英語の授業がアルそうで、日本青少年文化センターの仕事で僻地の学校へ公演に行った時、必ず外国の教師がいる。
 いやー今の子供達は恵まれているよね、僕が子供の時は神戸に行って歩いている外国人に向かって突撃英語やってた。
そして中学に上がって、発音の悪い英語教師に対して徹底的にバカにして、恨みを買い、成績は悪かった・・・話しの通じない英語教育?文法だけの英語教育?
漢文も古中国の発音で声に出して言ってみた・・・でも北京語での発音は僕には合っていないしどうも情緒が感じられない。
 これがラテン語を含んだフランス語、イタリーギリシャにも通じ、便利な米語よりイギリス英語オーストラリア英語!?そして香港英語・・・良いよね。





↑メッセージがあるよ、クリック


 < 過去  INDEX  未来 >


Shinchandazo [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加