++ 記憶の中へ
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■ 運動会のときのこと 2004年09月26日(日)
 運動会の日、1年生のときの海渡の担任(特学)だった先生が見に来てくれていました。海渡が大好きだった先生です。

 私が挨拶に行くと、海渡の成長振りにびっくりされていてものすごく嬉しそうでした。そのときの話の中でのことです。今現在その先生は中学校に赴任されているのですが、

「うちの中学にもダウン症の子がいるけどね、(中学での様子を)見ていて、海ちゃんは本当にみんなに可愛がられてるなぁと思うよ」

と言いました。

 一瞬、考えてしまいました。
 その子も中学で可愛がられているよ・・・じゃない。
 その子に比べて海ちゃんはみんなに可愛がられているよ・・・ということ。
 じゃあ、その中学のダウン症の子は学校の中でどんな風に扱われているんんだろう、どんな風に思われているんだろう・・・・

 一瞬、いろんな想像をしてしまって、何と言っていいのか分かりませんでした。

 中学ともなると、回りの子はもう面倒見たり可愛がってくれなくなるのは当然のことなのかもしれません。複数の小学校から生徒が集まるので、中にはダウン症のことを知らない子もいるのかもしれません。

 海渡がこのまま地域の中学校に上がったとき、みんなとどういう関係を持てるのかは、この小学校での6年間の過ごし方次第だと思うのですが、それでも中学校というのはやっぱり小学校と違って厳しいものがあるのかな・・・・

 ちょっと切なくなった一瞬でした。
 
 

■ 運動会 2004年09月25日(土)
 いろんなことが重なって、どうしても手が止まってしまって更新できずにいました。見に来てくださった方、ごめんなさい。

 海渡は元気です。
 小学校で運動会がありました。
 昨年は天候が悪く、プログラムを切り上げて午前中で終わってしまいましたが、海渡の気力と体力を考えたらちょうどいい時間でした。

 ところが、今年は前日雨だったのに当日はピッカピカのお天気で暑いのなんのって。海渡にとっては午後からのプログラムはきつかったようです。

 でも、なんだかんだあーだこーだ言いながら(笑)、結局全部参加できました。競技によっては入場門で座り込み、どうなることかとはらはらしましたが、始まってしまえばノリノリのダンス・・・・。

「さすが本番に強い海渡くんだ」

とは先生のお言葉ですが、私は生きた心地がしなかったです(笑)
 
 でも、かけっこで海渡が走ったとき、昨年もそうだったのですが、よたよたニコニコとビリを走る海渡に、たくさんの温かい声援を送ってくださるお母さん方に感謝したいです。

 ギリギリのビリなんてもんじゃなく、見ている人たちの拍手を浴びながらの余裕のビリなので、母としては哀しいやら嬉しいやら・・・・
 当の海渡はビリでも嬉しそうにテープを切っていました。

 ビリでも笑顔は一番・・・だよね。


■ 2学期スタート・・・しかし 2004年09月01日(水)
夏休み中、2学期が始まるのを楽しみにしていた海渡。

「おともだちいるよ、○○せんせいいるよ、※※せんせいいるよ」

嬉しそうに何度も言っていた。あげくに電話を指差して

「○○くん、▲▲くん、○○せんせい、まっててねって、でんわして」

と訴えて困らせてくれた。なのに・・・・

2学期当日の今朝、起きられない・・・・・
ゆうべ、早くに寝たはずなのに、7時過ぎても全く起きる気配なし。


どうにか出かける支度が出来たものの、夕べから痛いと言っていた膝を押さえて歩けないと言う。いつぶつけたのか、全く分からないのでもしかしたら甘えているだけかもしれないと思い、とりあえず湿布だけ貼り、何とか玄関へ。今日はお父さんが付き添いなので、余計に甘えているのかもしれない。

二人が出てから公園を見たら、ブランコに乗ったまま動かない海渡が見えた。結局、また、みんなに先に行ってもらい、海渡はお父さんと二人で学校へ行ったらしい。2学期スタートがこれとは・・・とほほ


時間になって迎えに行くと、膝はなんともなく、ケロリとしていた。
帰り道

「明日はもっと早く起きようね」

と言うと

「うん!」

めちゃくちゃ良いお返事が帰ってきた(苦笑)




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