■ 初めてのお手伝い ゴミ出し |
2004年03月31日(水) |
水曜日は燃えないゴミの日。 お父さんが1つ持って出勤して、あとからもう1袋分出てきたのでテレビを見ている海渡に頼んでみた。
ゴミを持って、海渡は意欲満々に出ていった。 海渡がゴミを一人で出しにいくのは初めてのこと。 マンションの5階から1階へ降りて、玄関とは違う出入り口から駐車場の横にあるゴミ置き場へ持っていく。ゴミ置き場は通り沿いにあり、マンション駐車場への出入り口の横でもある。車の出入りも心配だけど、通りへ出ないかということが今まで一番の心配だった。
ベランダから見ていると、ゴミを持った海渡が小走りに駐車場の中を走っている。今日は風がものすごく強くて、持っていたゴミ袋を飛ばされてしまった。海渡が何か叫びながらゴミの袋を追いかけている。ドキッとした。たまたま、風が駐車場の中へ吹いていたからよかったけれど、逆に吹いていたらきっと道路へ飛ばされている。多分、海渡はゴミ袋を追いかけて道路へ飛び出していただろう。風のことを考えていなかった私は、ゴミだしを頼んだことを後悔した。
海渡はすぐにゴミ袋に追いついて、多分今度はしっかりつかんでゴミ置き場へ行き、「えいっ!」と言いながら、ゴミの山めがけてゴミ袋を放り投げた。てっぺんには上がらなくて、転がり落ちてきた。すぐに拾うとまた掛け声をあげてゴミ袋を放り投げた。
その後、道路には目もくれず、そのままマンションの出入り口へ駆け込んできた。良かった・・・・・。
「ごみ、おいてきたよーー」
ニコニコ笑顔で戻ってきた。「すごいね、すごいね」とたくさんほめてあげた。今度からは風向きを考えてお願いすることにしよう。
またひとつお手伝いできることが増えたね。
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今朝の新聞の教職員異動で、海渡の特学の先生が異動になっていた。 晴天の霹靂っていうか・・・ショック。
海渡の小学校へ来てまだそんなに長くないし、特学の担任も少なくともあと2〜3年は変らないと思っていたので、まさか1年で変わってしまうとは夢にも思っていなかった。また、海渡のことを可愛がってくださっていた養護の先生も異動になっていて、ダブルショック。
何よりも海渡にどう言ったらいいのだろう・・・・
先生のことが大好きで、学校では先生のあとをついて歩いていた海渡になんて説明したらいいのか・・・・
次に海渡の担任になる先生を、海渡がまた大好きになってくれればいいのだけれど、きっと新学期が始まって最初の頃は、毎日職員室や学校内を探して歩くんだろうな・・・・
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やけどの傷はだいぶ良くなって、今日消毒に行ったら、あと一回でいいよと言われました。春休み中通うんだと覚悟していたので、拍子抜けしちゃいましたが、意外と治りが早かったのか、もともとひどいものでなかったのか・・・。まあ、これで朝病院へ連れていく苦労がなくなると思うとホッとしました。
実は、今日は帰りに中古のゲームソフトのお店に行くからと言って、やっと出かける気になったのです。ところが、いざお店に行くと面白そうなもの(と言っても海渡が見て面白そうなものは限られているけど)がなくて、ただウロウロしているだけでなかなか帰ろうとしません。早く用事を済ませて仕事をしないといけない私はイライラ。
そうこうしているうちに、ソフトの見本が乗っている棚に体重をかけて一段ひっくりかえしてしまい、叱ったらもう涙ポロポロで動かなくなってしまいました。ぺたんと座り込んでしまい、立ち上がらせようにも重いし、立つ気がないので全然立ち上がらない。ひきずるわけにもいかず、あれこれ言い聞かせて本当に苦労して連れて帰りました。スーパーにも寄りたかったし、役場や銀行へ行く用もあったのに、この調子じゃ連れて行っても車から降りないと思い、逆方向のマンションまで戻って玄関でおろして、再び用事に出かけました。もう、お昼だよ〜(泣)
マンションで下ろしたとき、海渡は今にも泣きそうな悲しそうな顔でした。「海ちゃん」と呼んで、手を振ると、振り向いて無理やり笑顔を作っていました。そして泣き笑いの顔のまま、歩いて行きました。
海渡の気持ちを考えると、海渡はただもっとゆっくりしたかったとか、何か買いたかったとか、いろいろあったのかもしれないけれど、その気持ちを考える余裕がありませんでした。
ほんと、海渡には申し訳ないけど、仕方がないのよ、ごめんね。 今度、ゆっくりお出かけしようね。
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■ はずかしい & かわいそう |
2004年03月28日(日) |
「はずかしい」と「かわいそう」。 最近、海渡はこのふたつの言葉をよく使うようになった。 着替えやお風呂に入るとき、洋服とシャツを脱がせて上半身裸になると必ず
「はじゅかし〜」
と言う。知的にハンディがあるとなかなか「恥ずかしい」という概念が育ちにくいので、これはものすごい進歩。もちろん、上半身だけでなく、パンツとズボンを脱いだときも同じく「はじゅかし〜」が出るので、よしよしと一安心。人前でむやみに洋服を脱いだりしないためにも、この「恥ずかしい」の気持ちをきちんと持ってほしい。もう少し発展して、洋服の着方がだらしがないと恥ずかしい(あるいはみっともない)とか、食事の後に口のまわりや顔が汚れていると恥ずかしいよというのも覚えていってほしいけれど、こちらはもっと難しい。
まあ、少しずつ覚えて行こうね。
「かわいそう」は、テレビで人が殴られていたり、泣いていたりすると本当に悲しそうな様子で「かわいそうねぇ・・・」と言う。つまみ食いしたネコを私が叱っていても「ルフィちゃん、かわいそうだって」と誰かが言ったような言い方でネコをかばう。第三者の痛みにはひどく敏感な海渡。だから、海渡は戦い物のアニメをあまり見たがらない。きっと痛そうで、かわいそうで見ていられないんだろう。
そんなふうだから、この間借りてきたビデオの「トムとジェリー」は大変だった。トムやジェリーがぺちゃんこになったり、バラバラになったり、爆発しちゃったり、もうありとあらゆる方法で痛めつけられたり、イジメられるわけだから、海渡にしてみればハラハラドキドキを通り越して 「痛そお!かわいそお!」 の連発で、テレビの前でおろおろしっぱなしなのだ。それでも、最後にはけっこうハッピーエンドになっているので、 「よかったねぇ」 と一安心したりしているんだけど・・・・
ゲームもコントローラを握りながら「痛いってば!」と叫ぶわめく。あんまりあれこれ叫ぶから、いっしょにやっている友達は
「海ちゃんは痛くないだろ!」
とうるさそうだけど、でもゲームでもやっぱり「痛そう、かわいそう」の気持ちは持っていてほしい。
ただ、体に受ける攻撃を痛いと感じるのは分かりやすいけれど、分かりにくい痛みも人間にはある。これをどう気づいて、感じていってくれるかが、これから教えていかなければいけないことかな。
難しいことかもしれないけれど、でもとっても大切なことだから。
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去年、小学校内でおでこに怪我をして縫い、外科へ消毒に毎日通ったときもそうだったけど、とにかく毎日連れて行くというのが大変。
痛いからとかじゃなくて、ただひたすら面倒だから(海渡が)らしい。 治療自体は海渡は平気で、縫ったときも泣かなかったし、消毒も全くへっちゃら(自慢じゃないけど、今まで予防接種で泣いたことがない)、でもとにかく遊びを中断するのが嫌みたい。説得するのに時間とエネルギーがいる。
消毒に行かないと、もっともっと痛くなって治らないよと諭すのだが、知らん顔している・・・・・一発叱ってしぶしぶついてくる子じゃないし。
昨日は帰りにビデオ屋さんへ寄ることで行く気になり、今日はスーパーの中で絵本を買おうということで行く気になった。しかし、こんなの毎日やってられない。夕方5時からの診察は忙しい時間帯だし、込むので行きたくない。何が何でも午前中に連れて行きたいんだけど、遊びに飽きて外へ出たがるのは昼からなのよね。
今日の消毒でやけどの傷を見たら、新しい水ぶくれが出来ていた。 結構、大きくなっていて、それを先生はピンセットでつまんで破いた。「うわっ」と心の中でオドロク私。もうひとつ水ぶくれになりそうなのがあった。これらがみんな新しい皮ができるまで時間がかかるということか。
「跡、残りますか?」
心配だったことを聞くと、熱湯は100度くらいだから、残らないよ。タバコの火は200から300度あるから、跡が残るけどね、と言われた。
タバコの火が300度もあるというのを初めて知った。 それは痛いだろうな・・・幼児虐待という言葉が一瞬頭をよぎって胸が痛くなった。
とにかく、これからはやけどには気をつけよう。
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■ 海渡と仕事のハザマで |
2004年03月25日(木) |
今日から春休み。 でも、私は7日の始業式までびっちりと仕事の予定が詰まっているので、いかに海渡を飽きさせず遊ばせ、仕事の時間を確保するかを必死に考えている。
とりあえず、ビデオを借りまくる! 必要とあらばゲームのソフトを1本買う! 長男と長女に小遣いをあげて子守を頼む!
しかし、ただでさえ時間がないというのに、昨日のやけどで毎日外科へ消毒に通わなくてはならないという予想外の時間が必要になってしまった。
とりあえず、午前中に家事を片付け、病院へ行き、その帰りに買い物をすませ、帰ったら昼食の準備・・・ああああ、これだけで午前中つぶれちゃうじゃない???
長女は午前中部活があるので、お昼に帰ったら午後から海渡の面倒を見てもらうことにする(シッター代を渡すという交渉済み)、長女の予定があるときは長男に頼む、それで昼から夕方まで4〜5時間確保。あとは夜中に続きをする。
今日早速、病院へ消毒に行ったあと帰りにレンタルビデオ屋さんに行って4本借りてきた。ハム太郎、ポケモン、おかあさんといっしょ、トムとジェリー、これだけあれば1週間持つかな。マンションの前で海渡を降ろし、マンションの中へ入って行くのを見届けて、私はスーパーへ。
ああ、何とか無事にこの春休みが過ごせて、仕事が終わりますように。
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■ 1年生修了式&火傷 |
2004年03月24日(水) |
今日で海渡は1年生を修了しました。 通知表にはこの1年間の教科ごとの成長が記されていました。 初めて私が知ったことも書いてありました。 私の知らない海渡がそこにいて、一生懸命頑張って、得意そうな笑顔でこちらを見ているような気がしました。
この1年間はあっという間でした。 毎日毎日、海渡と行き当たりばったり、いっぱいいっぱいで来たような気がします。いろんなことがあったけれど、本当によくがんばったね。
・・・と、ここまでは、この1年間を振り返ってしんみりモードなんですが、海渡くん、腕に火傷をしてしまいました。
お湯を入れて置いてあったお兄ちゃんの焼きそばUFOを、多分持ち上げようとして中のお湯が腕にかかってしまったのです。 カップラーメンは中にお湯が入って触ると熱いということは知っているのですが、焼きそばUFOはめったに食べないので海渡の中では学習してなかったんでしょう。私がレンジの方へ背を向けたほんの一瞬のことでした。
痛いことではめったに泣かない海渡が泣いたのでよほど熱かったのでしょう。すぐに流水で冷やし、その後もアイスノンで冷やしましたが、赤く腫れてきました。
実は、長男も長女も火傷はさせたことがなく、私自身も経験が無いので、いったいこのくらいの火傷だとどうなるのか、病院へ連れていったほうがいいのかどうかも分かりませんでした。だいたい、火傷って皮膚科?外科?なんて迷うほど、いいかげんな知識しかない私・・・。
ネットで調べて、500円玉以上の範囲が水ぶくれなら病院へと書いてあったので、また水ぶくれにはなっていないけれど、500円玉以上の範囲はあるのでとりあえず、以前学校でおでこを切って縫ってもらった外科へ連れていきました。
火傷の治療は始めて見たのですが、消毒後、薬?のついたネット状のものを患部に貼り、ガーゼをあてて、その上から包帯を巻かれました。消毒にまた明日来てくださいと言われ、とりあえず今日は飲み薬は無しで帰りました。
それが5時半ごろ。7時にパパが帰ってきたので、海渡の腕を見せようとしたら・・・包帯をしていない! 火傷のところはむき出しで、新しい水ぶくれがいくつか出来ていました。包帯をどこへやったのかどうしても言わず、そのままではいけないので、急遽お父さんに包帯やガーゼ、包帯の上から固定するネットも買ってきてもらいました。
多分、包帯がゆるんできて、取れちゃったんだろうけれど、その後、取れてしまった包帯をベランダから捨てたことを海渡は告白しました。 私、ショックです。叱られると思ったんでしょうね。こんなすぐゆるんで取れてしまうような包帯の巻き方をした看護婦さんにもちょっと怒れるんですけど、取れた包帯を捨ててしまった海渡にショック・・・・
カップラーメンはわかっていてもUFOはわからなかったということや、もちろん私の不注意や、明日から当分通うのかなぁ、仕事が詰まっているのにとか、これもしかして火傷の跡がひどく残るんだろうか・・・とかいろいろ考えてしまう・・・・。
とりあえず、明日から春休みです。
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ちょっと前、小学校から持ち帰ったPTA新聞に校長先生の顔写真が載っていた。 海渡に「これ、だれ?」と聞いたら、
「こーちょーせんせ」
と言う。わあ、ちゃんと分かるんだと感激していると
「ぼーりんぐ」
と言う。「はい? 校長先生と・・・ボーリングしたの?」
「うん」
ほんとかなぁ? 確かに算数の授業でペットボトルで作ったボーリングを使っているらしいけれど。
今日、迎えに行くと養護の先生が通学団について歩いていたので聞いてみた。
「あのう、海渡が『校長先生、ボーリング』って言うんですけど、校長先生とボーリングしてるんでしょうか?」
「あら、教頭先生とはやってましたよ、あ、○○先生(教務主任)ともやってたわね、校長先生はよく校内を歩いてみえるからきっとほかの先生とやっているのを見て、一緒にやったんじゃないかしら?」
海渡はどうやら、小学校で校長先生や教頭先生、教務主任の先生方からボーリングで遊んでもらうことがあるらしい(笑)
そりゃあ、毎日楽しいだろうなぁ(笑) 海渡が朝家を出るまではぐずっていても、その後はるんるん気分で機嫌よく歩いているのが分かるような気がする。
先生方、ご苦労様です。ありがとうございます。 海渡がズルしたら、どしどし叱ってやってくださいませ。
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今まで海渡が歌を歌っていても、何の歌を歌っているのかよく分からなかった。音程があるのかないのか、歌詞も切れ切れ、何かの歌を歌っているのかな?というくらい分からなかった。それが最近、メロディがしっかりしてきて、歌詞の発音も分かりやすくなってきた。一緒に歌ってやるとニコニコと歌っていたのが、さらに大きな笑顔になる。
お気に入りは「チューリップ」と「きらきら星」。 回らない舌で「さいた〜さいた〜 チューリップのはなが〜」と振り付きで歌っている海渡は、ほんとに可愛い(親ばかモード全開)。 今日も、私の前にやってきて歌いだした。
「いよ〜〜っ」 両腕を広げて叫んでいる。 なんだなんだ?いきなり三三七拍子???
「〜〜っくかんがえよぉ〜」
はい?
「おかねは だいじだよぉ〜〜」
・・・・・??
「う〜う う〜う 」
・・・・・
「クアッ クアッ!」
あひるになっている。
洗面所でパパの笑い声が聞こえる。 寝転んでテレビを見ていた長男も大爆笑。もちろん、私も(笑)
その後、ウケて気を良くした海渡は、何度もこの歌を歌い、あひるになって笑わせてくれた。とりあえず、海渡のレパートリーは「チューリップ」「きらきら星」それに「ア○ラック」ね(笑)
それにしても、海渡に「よ〜くかんがえよぉ〜」と言われるとなんとも複雑な気分になるのはナゼ?(笑)
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今日はおもちゃ図書館「ちゃお」の会館日。 普段は健常の子供達の中で、みんなについていくことに精一杯の海渡だけど、この日だけはハンディを持つ子供達のなかで思いっきり遊べる。
同じダウン症で赤ちゃんの頃からの友達、保育園でも一緒だったゆうちゃんとも会える。何より嬉しいのは海渡の言動を見て「何だよこいつ」という目を気にしなくていいありがたい場所なのだ。
私にとっても、海渡と同じ学年のダウン症の子供を持つお母さんと近況報告、情報交換、愚痴の言い合いをしてストレス解消ができるかけがえのない場所なんだよね。
思えば、小学校では障害を持っているのは海渡だけなので、同じ立場のお母さんが一人もいない。入学したころは私も緊張していたし、そこまで考えるゆとりがなかったけれど、このごろ、ちょっと淋しい思いをしていたので、なおさら「ちゃお」の存在は大きい。
思いっきり遊んで、お弁当を食べて、また遊んで、みんなで後片付けをする。 ストレスを解消するのと同時に、みんなからエネルギーを充電させてもらって、また明日から頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
海渡にとっても、私にとっても、そして誰にとっても、こういう場所は絶対に必要なんだよね。
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■ なかのいいともだちは |
2004年03月18日(木) |
昨日の文集の続き。 質問の中に「なかのいいともだちは」というのがあった。 海渡に「海ちゃん、なかよし〜のお友達はだれ?」と訊くと
「○○くん」
といつも遊びに来てくれる子の中からひとりのお友達の名前を言った。
「ほかには?」と訊いたら、それっきり何も言わない。 「※※ちゃんは? ▲▲ちゃんは?」
いつも学校で海渡のことを気にかけて、何かと面倒を見てくれる女の子たちの名前をあげても知らん顔している。
男は男同士、友達っていうとやっぱり男の子の名前がでるのかな。
海渡は私が書いたお手本を真似て、○○君の名前を書いた。 あんなにあれこれと世話を焼いてくれる女の子たち・・・・ なんだか、申し訳ないなぁと思いつつ、○○君の名前をゆっくりゆっくり書いている海渡をみつめながら
「※※ちゃん、ごめんね〜、▲▲ちゃん、ごめんね〜」
と心の中で謝る私だった。
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先日、学校からプリントをもらってきた。 文集のための原稿作りで、子供が質問の答えを書くようになっている。この1年で楽しかったこととか、好きな勉強とか、そんな他愛もないこと。海渡にも一通り聞いてみた。そして、ある質問に突き当たった。
「大きくなったらなんになりたいですか?」
「大きくなるイコール大人になる」ということも分からないけれど「何になるイコール職業」ということも海渡には難しい。まあ、ダウン症というハンディを持った海渡がつける職業というものは普通の子供よりものすご〜く選択範囲は少ないけれど、それでも夢は持っていいと思うので、海渡にも分かりやすく聞いてみた。
「あのね、海ちゃんがおおき〜くなって、パパみたいにおお〜き〜くなったらなんになりたい?なにがしたい?」
海渡はポカンと聞いていたが、それでもちょっと考えて
「ミッキー」
と言った。実は夕べ同じ質問をしたときは「スイカ」だった。 海ちゃん、スイカになってどーするの? もう一度、聞いてみた。今度は
「マリオ」
ミッキーマウスやマリオになりたい? それとも何か勘違いしてない?
もう一度聞くと、だんだん面倒になってきたのか、適当なことを言うようになった。だいだい、将来のことなんかまだ考えているわけないよね(笑) 結局、迷ってプリントには「?」と書いておいた。
これから、だんだんと海渡にもなりたいもの、やってみたいものがはっきりしてくると思う。 大きくなってなりたいものは、もっともっとゆっくり考えることにしよう。
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■ 水曜日は甘えたい気分 |
2004年03月10日(水) |
水曜日の登校の付き添いはお父さん。 そのためなのか、昨日まで素直に動いていたのに、今朝また動かなくなった。どうもお父さんの日は甘えん坊になる。
班長さんに先に出発してもらうことにして、海渡はあとからお父さんと二人で行くことになった。しばらくごねていたけれど、何とか家を出て集合場所へ来て言ったそうだ。
「あれ〜、だあれも いない」
当たり前だよ、海渡くん。
「海渡が遅いからみんな先に行っちゃったんだよ。さあ急げ」
とお父さんに言われて、海渡はあわてて走った。
いつものように校門で教頭先生が
「海渡くん、おはよー」
と挨拶してくださったのに、海渡はそれを無視して教室の方へ走って行ったらしい。
お父さんからそれを聞いて、深くため息をついた私だった・・・・・
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療育手帳の再判定も終わり、A判定だといらないのになぜかB判定だと必要な児童精神科の医師の診断も終わり、今度は役場に書類を提出しないといけない。 初めて手帳を取得したのは2歳になる前で、貼ってある写真が1歳半の海渡。それを7歳になるまで使っていたんだから、かなり無理がある(笑)
1歳の海渡と7歳の海渡じゃあ、全然違う。かすかに面影はあるんだけど、やっぱりどう見ても6年のギャップは大きい。そこで、今回は手帳がリニューアルされることでもあるし、写真を貼り替えてもらうことにした。
写真選びに悩んでしまった(笑) スナップ写真でもいいということなので、過去1年くらいの画像ファイルから手帳に貼れそうな、正面を向いているやつを探す。大きさは縮小すればいいから気にしない。
これがなかなかちょうどいいのが無くて、迷う迷う(笑) これから次の判定まで3年も使うんだから、やっぱりへらへらしているのより、可愛く賢そうに映っているやつがいいと思うのが親心(笑)
ところが、海渡の画像ときたら、顔のそばでピースしてたり、大笑いしていたり、カメラ目線じゃなかったりで、なかなかいいものがない。 まあ考えてみれば、ただ正面向いて黙って立っているだけの写真なんてわざわざ撮らないから当たり前なんだけど。さんざん探しまくって、やっとみつけたのが昨年の夏に撮ったもの。
ちょっと不機嫌そうにも見えるし、下の方にぬいぐるみのミッキーマウスの耳が入っちゃってるけど、まあいいや(笑)
ということで、提出してきました。 新しい手帳が出来るまで1ヶ月近くかかるとのこと。普段は手帳なんて持ってても使い道がないんだけど、動物園などで手帳を見せると料金の割引なんかがあるので、そういうときは重宝する。
療育手帳の写真選びを「どうせなら可愛いのが」なんて楽しんでる自分、海渡が産まれた頃から考えると想像つかない自分がいる。こういう自分が7年後にいると、ドラえもんのコマーシャルのように、あの頃想像できたらどれだけ楽になれただろう・・・まあ、今となっては笑い話(笑)
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今朝の海渡、「しまじろう」が終わると自分でテレビを消して、立ち上がった!
どうも、いくら甘えてももうおんぶも抱っこもできないということを、私とパパと両方に言われたころから、素直に朝動くようになってきた(笑)
その代わり一人で行くとは言わず、私と手をつなぎたがるんだけど(笑) 集合場所へ行くと、まだ来ていない子がいたので海渡はブランコへ直行。でも、班長のお姉ちゃんに「すぐ行くから」とブランコに乗る前に上手に連れ戻された。泣きべそかきそうだったけれど、すぐに気を取り直し整列。小学校まではずっと手をつないで歩いた。
小学校の校門前の道路の手前で、どちらからともなく手を離した。 海渡はあんなに甘えていたのに、私の方を一度も振り返らずに、校門に立っている教頭先生めがけて走って行った。一度も止まらずに教頭先生の前まで走っていって、私にまで聞こえるような大きな声で
「おはよー!」
と言った。「おはようございます、でしょーが」と一人で突っ込んでいると、教頭先生も「おはよう!」と負けずに大きな声で挨拶をしてくださった。いつも海渡の目線まで腰を落として挨拶してくださる。
海渡は上靴や着替えの入ったバッグを振り回しながら、お友達といっしょに教室の方へ歩いて行った。なんだか、1年生としての貫禄が出てきたように思えるのは、気のせい?それとも親ばかでしょうか(笑)
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■ 魔法の言葉その2 |
2004年03月07日(日) |
海渡は食べることが大好き。 朝ごはんも、おやつも、晩ご飯もそれはそれはおいしそうに食べる。
「海ちゃん、ご飯だよ」
と言うと、大急ぎで兄や姉を呼びに行き、「いただきます」のお当番をするためにテレビの前に立ち、みんなが着席すると手を合わせてお辞儀をしながら「いた〜だきましゅ」とごあいさつ。きちんと座っていないと海渡から注意されたりするのでみんな「はい、座ったよ」まじめに着席(笑)
そして、一口、口にいれるたびに
「おいし〜〜! ママ、GOOD!」
と言って、親指を立てる。また、一口食べると「んんんん〜!」と顔を左右に振りながらおいしさを表して、満面の笑顔。そして、完食!のあとはおなかをなでながら
「ああ〜、おなか、ポンポン!」(笑)
小学校の給食でも「おいし〜、おいし〜」の連発だそうで、先生にほめられたことがあるらしい。土・日の食事当番のうるさいオジサン、パパも、海渡がおいしそうに食べてくれるんで作りがいがあると言っている(笑)
ただ、やっぱりどうしても食べ過ぎてしまうんで、それが悩みのタネ。 自分の分を全部食べ終えて、私のお皿をニコニコ見ていると、どうしてもついあげてしまうんだよね(笑)
そしてまた「おいし〜〜!」(笑)
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■ うるさいオジサン |
2004年03月06日(土) |
昼過ぎ、私の留守中に海渡の友達が二人来たらしい。二人はもちろんエアライドがやりたくて来たんだけど、海渡は「しまじろう」のビデオに夢中で、エアライドをやりたがらなかった。
夫はここは海渡の家なんだし、海渡がやりたくないんなら、無理してやらなくてもいい、他のことをすればいいという考え。
だから、海渡がやると言わない限り二人はゲームができない。何度誘っても海渡はやりたがらない。ずっと誘い続ける二人の様子に夫が、そんなにやりたいんなら(エアライドのある)他の家に行ったらどうか、というようなことを二人に言ったらしい。
ふたりはすぐに玄関に直行したとか(苦笑) そのときに、挨拶も何も言わなかったので、夫はまたまた、帰るんならきちんと挨拶をしていきなさいというようなことを言ったらしい・・・・
夫は挨拶とか礼儀にうるさい。 おやつを出したら「いただきます」ときちんと言いなさい、他人の家に来たらまず挨拶云々、ジュースをこぼしたら自分で拭きなさいとか・・・けっこうきつく、はっきりというので、そばにいる私ははらはらしている(苦笑) もちろん、よその子だけじゃなく、自分の子供にもうるさい。私より細かく言う(汗)長男と長女は内心「うるさいなぁ」と思ってるだろうな。長女はそれが顔に出ているし(笑) 普通は母親がガミガミうるさくて、父親はあんまり言わないんだろうけど、うちは逆(笑)
「よその子なんだからもう少し柔らかく言わないと、海ちゃんちにはうるさいオジサンがいるって、来てくれなくなるよ」
という私の言葉には、聞く耳を持たない。まあ、夫のしていることは悪いことではないんだけどね。私はあそこまでよその子に言えない・・・・。 それはもしかしたら、あんまりうるさいこと言うと、遊びに来てくれなくなるかもという下心があるのかもしれないし、悪いことをしたらもちろんよその子でも叱るけど、あそこまでは・・・というのもあるのかもしれない。まあ、両方かな(笑) あんまりなときは、さりげなく言ってみたりはするけれど。
みんな土日は海渡のパパがいるとわかっているんだし、そのへんは覚悟?の上で来てくれているんだと思うんだけど、あんまり言うとそのうち本当に来てくれなくなるかもしれない・・・と少し不安になることもある。
もちろん、きちんと挨拶の言える子もいるんだけどね。
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海渡の「ばかもん」発言(笑) 先日、特学の先生から「そんなこと言いませんよぉ(笑)」と言われてしまいました。なんか、海渡の言うことを鵜呑みにしていて、早合点してしまったようです。すみません、先生。じゃあ、いったいどこから仕入れてきたんだろう?
「ばかもん」なんて、オジンくさいことを口走る海渡ですが、嬉しい言葉も言ってくれます。
赤ちゃん用の小さなテーブルがあって、そこでおやつを食べていた海渡に「おかあさんもここで食べていい?」と言って座ったら、くすっと笑って
「かわいいね、ママ」(語尾上がる)
と肩をすくめながら笑顔で言われてしまいました。 何がかわいいんだろう(笑) こんなませたこと言うんだと、わが子ながら驚きました。
次に嬉しいのが、夜布団の中で
「あしたも げんきに あそぼうね」
そうそう、そうだよね。 それが一番、大事だよね。 そのほかにも口癖のように
「よかったねぇ」
「ありがと、ママ」
と言ってくれる。海渡の言葉は決して上手じゃないし、発音も悪いです。何を言っているのか分からないこともあります。まだ書けないけれど、ひらがながやっと読めて、算数も6までしかわからないけれど、でも、まいいかぁとつい思ってしまう、魔法の言葉。
言うこときかなくて石のようになったり、おもらししたり、いたずらしたり、困ったことをいろいろしてくれるけど、それらをすべて帳消しにしてしまう言葉です。
一番嬉しい言葉は、
「ママ、だいすきだよ」
何気なく抱きしめたときに、耳元でささやくように言ってくれます。 はっきり言って、めろめろになります(笑)
今までの苦労が吹っ飛ぶ、魔法の言葉。 この言葉が聞けるなら、もう何もいらない。
こどもはみんな魔法の言葉を持っています。
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海渡はKABAちゃんが好きです。 なぜかというと、ポケモンの番組に出ているから(笑)
キモリと一緒にKABAちゃんが画面に出ると、手を振りながら
「か〜ばちゃ〜ん!」
と熱い声援を送っています(笑)
今の子供達は、KABAちゃんも、山咲トオルもおすぎとピーコも、ぜんぜん抵抗なく受け入れているんでしょうね。テレビの影響ってすごいなと思います。
ハンディのある人ももっともっとテレビに出たら、かなり世の中の見方が変るんじゃないかなと思います。ちょっと前は、乙武さんがよくテレビに出ていらしたけれど、体にあるハンディじゃなくて知的にハンディがある人はどうかというと、これがなかなかいないんですよね。
アメリカの子供番組「セサミストリート」には、ダウン症の子供が出ていたこともあるし、子供服の通販雑誌にはダウン症の子供がモデルとして出ているらしいです。また、TVコマーシャルにもダウン症の子供がごく普通に出ているそうです。特別なことではなく普通の子供たちと同じように日常的に登場しているというのが、すごい。
逆にKABAちゃんのような人たちのほうがテレビに出られない?らしいということもあると聞きますが(聞きかじり)。まあ、この辺は宗教的なこともあるんでしょう。
今でこそ理解ある小学校で楽しく過ごしている海渡も、6年前は受け入れてくれる保育園を探すのにとても苦労しました。障害があるというだけで保育園、幼稚園に受け入れてもらえない、やっと入れても通園施設への転園を子供のためとほのめかされたり、きょうだいと同じ学区の小学校に入れない(どこへ就学するかの最終判断は親にゆだねられているので強引に入学させることはできますが、その後の学校生活が充実したものになるかどうかは別)、ただでさえ体が弱いのに遠い学区の小学校へ通わなければいけない、学童に入れない、そんなことがまだまだたくさんある日本で、テレビコマーシャルに当たり前に出ているなんて遠い世界のことのように思われます。
海渡や子供達がKABAちゃんを見て何の偏見も持たず声援を送っているように、ハンディのある子や人がもっとテレビやメディアに出てきて、それが普通のことのようになったら、ハンディを持った子供達もその親も、ずいぶんと楽に生きられるのにね。
ちなみに私もKABAちゃん、大好きです(笑)
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■ 1年生最後の授業参観 |
2004年03月03日(水) |
海渡が1年生になって、今年度最後の授業参観があった。 ちょっと早めに着いたので、まだ子供達は中庭や教室の中で遊んでいる。 海渡はどこかなぁと1組をのぞき、次にとなりの特学をのぞくと・・・
窓際の椅子に座って、4人の女の子に囲まれている海渡がいた。 ハーレム状態の海渡、ニコニコと嬉しそうに笑っている。いつも勉強を教えてくれる子、遊んでくれる子、世話を焼いてくれる子・・・すっかりなじんで、みんなゆったりとしたいい笑顔で海渡と接してくれている。
授業参観は生活科。この1年間の自分の成長を発表するというもの。 グループに分かれて、子供達が次々と発表していく。
一生懸命描いた絵を見せてくれた班、 計算(暗算)を披露してくれた班、 お手伝いを実演してくれた班、 上手に歌をうたってくれた班、 縄跳びを見せてくれた班、 駒回しを見せてくれた班、
すごい。この1年でみんなこんなに成長したんだ。 海渡が発表できることなんてあるのかとちょっと不安になった。
海渡の班は「ほんよみ」だった。 そうだった、海渡はこの1年でひらがなが読めるようになっていたんだっけ。「ほんよみ」の班の他の子は国語の教科書を読み、海渡はカルタとりを見せてくれた。
大きなカルタの絵札を床にならべ、海渡が読み札を読むはずだったらしいけれど、緊張していたのか恥ずかしいのかうまく読めなかったので、他の子たちが読んでくれた。
「いつもはちゃんと読めるんですよ」と先生。
海渡は大きな絵札の間をゆっくりと歩きながら文字を探し、正解の札をひろって嬉しそうに持ってきた。そのたびにみんなが拍手をして「海ちゃんすごい!」とほめてくれて、海渡はずっと照れていたけれど、みんなと同じように自分の成長を発表することができて本当に嬉しそうだった。
1年かかってひらがなが読めるようになった海渡。 それも大きな成長だけど、こうやってみんなの前で発表できたことももうひとつの大きな成長だね。
それから、40人のお友達を持てたことも・・・・・。
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■ 朝の理由(ワケ) |
2004年03月02日(火) |
今朝もランドセルを背負わせたら石になった。 機嫌よくテレビを見ていたので、この勢いで今日はOKかなと期待していたのにまるで薪を背負って座っている二宮金次郎の石像ように動かない。
励ましても叱っても石のままなので、脇をかかえてひきずってリビングを出て、廊下もひきずり玄関のたたきの前に置く。
「靴はいて、一人で行きなさい」(怒)
ランドセルを背負った石は何も言わない。動かない。靴を履かせるとのろのろと立ち上がった。ドアを開けてやるとゆっくりと出て行った。時間を見計らって私も出ていくと、エレベーターの前に薪を背負った二宮金次郎…じゃない海渡がいた。前をおさえてもじもじしている。
「戻って、トイレに行きなさい」(怒)
その後は、ウソのように上機嫌で登校した。ああ、疲れる・・・・。 学校から戻って、おやつの時間に海渡に聞いてみた。
「海ちゃんはどうして朝、動かないの?」
おやつを食べていた手を一瞬止めて、海渡はちょっと考えてからテレビの方へ向いてしまった。しらばっくれるつもりだ。膝の上に乗せ、ほっぺをくっつけてチュッして、もう一度聞いてみた。一瞬動かなくなったと思ったら突然「あははは」と大笑い。今度はごまかすつもり。
「眠たかったの? 抱っこして欲しかったの?」
海渡はさらに笑っている、というか楽しんでいるみたいだ。
「学校面白い?」 「うん!」 「じゃあ、どうして朝動かないの? おんぶしてほしいの? 眠いの?」 「おんぶ」 「おんぶしてほしかったの?」 「うん」 「・・・・」
30キロの1年生がおんぶ??? ああ、もう! 一気に脱力。
海渡、もうすぐ2年生なんだよ(泣) 新1年生が来るんだよ〜(泣)
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■ ポケモンさまさま |
2004年03月01日(月) |
今朝ものろのろと全然エンジンがかからない海渡。出かける時間になっても動く気配なし。手元にあったポケモンの本を手にとってぼんやり見ているので何の気なしに「それ持ってく?」と言ってしまった。
「うん!ひとりでいっから!」(ひとりで行くから)
言うのと同時に立ち上がり、玄関へ突進。あわてて追いかけると「ママ、いいから」とリビングのドアをしめてしまった。時間差攻撃?で追いかけていくと、滅茶苦茶るんるん気分の海渡は何かしゃべりながら、本をぶんぶん振り回して歩いている。危ないなぁと思った矢先、班長さんに注意された(当然だ)。そして、振り回していた本を上靴入れにしまわれた(当然だ)。それでもやけにハイテンションの海渡は上機嫌で歩いている。
校門ではいつものように、秋に転任されてきた教頭先生が子供達に声をかけて出迎えてくれていた。毎朝毎朝、海渡にも教頭先生は笑顔で声をかけてくださる。長男のときも長女のときも、朝校門に立って子供達を出迎えてくれた先生はいなかったのでとてもありがたいし、子供達にとっても嬉しいよね。海渡は教頭先生の姿を見つけると走り出し、わざわざポケモンの本を出している(汗)見せなくてもいいのに!
ところが、教頭先生は「いいねー!○○先生にも見せてあげてね」とおっしゃってくれて、注意されるんじゃないかと思った私はホッとした。海渡は多分ニコニコ笑顔で返事をしたと思う。
だって、今日の連絡帳に「朝、職員室へ嬉しそうにポケモンの本を持ってきてくれました」と書いてあったから。きっと大急ぎでランドセルを置いて、ポケモンの本を持って職員室まで走っていったんだろうな。
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