++ 記憶の中へ
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■ アンパンマンの「あいうえお教室」 2003年02月19日(水)
 海渡の好きなおもちゃの中に、去年のクリスマスプレゼント「アンパンマンのあいうえお教室」があります。ひらがなを押すとその文字の音声が出てくるというポピュラーな知育玩具です。少しずつひらがなに興味を持ってきた海渡は、これで自分の名前「かいと」が押せるようになりました。
 また、保育園で一番の仲良しの同じダウン症のゆうちゃんの名前「ゆうた」も押せるようになっていました。実は、ゆうちゃんの名前の方が早く押せるようになっているのですが(笑)



 「アンパンマンのあいうえお教室」で遊んでいます。大好きなアンパンマンの声がするので喜んでやります。




保育園で一番のお友達のゆうちゃんの「ゆ」を押す海渡です。この「ゆ」の字は海渡が一番初めに覚えたひらがなでした。
 今のところ、押せるのは「かいと」と「ゆうた」のみです。

 ひらがなの形を認識して押しているというよりも、場所や絵で覚えているのかなぁとも思うのですが、まあ徐々に文字と読みが一致していくかなぁと期待しています。
 




■ 膝が痛い・・・らしい 2003年02月17日(月)

 昨夜、目を離したすきにぶつけたのか、ひねったのか、右足の膝を押さえて痛いと言い出しました。

 「ぶつけたの? ゴンしたの?」

と聞いても要領を得ず、ただ「イタ〜い」と言うだけなのです。
 見ても別にどうなっているわけでもなく、血も出ていないし、アザも無いので、そのまま様子を見てみることに。

 夜中に一度だけ、膝を痛がって泣きだしましたが、少しさすってやるとそのまま寝てしまいました。
 朝、起きたときは何とも無かったのに、しばらくして

「ママ、足、痛い」

と言い出しました。見てみてもやっぱり何ともないです。シップを張ってやってしばらく様子を見ていると、時々「いたた・・・」と言いながら押さえています。

 う〜ん、なんなんだろう???

 結局、保育園を休ませて、一日様子を見てみることにしました。
 しかし、別にどうということもなく、普通に歩いています・・・・。

 

 

■ 某デパートへ 2003年02月16日(日)

 長男が入学する高校の制服の注文のために、名古屋市栄にある有名デパートへ家族で出かけました。制服の注文はすぐに済むだろうから、栄で遊ぼうかということなんですが、これが甘かった。

 受付で名前を書いてから待たされる待たされる。
 やっと名前を呼ばれて、ローファー、ブレザー、ズボン、カッターシャツ、ベストと一通りのサイズ合わせをしました。それらは、ものの30分もかからなかったのですが、代金を支払う段になってまた、待たされる待たされる。カウンターの人が電卓片手に計算(これが結構時間かかる)して、お金を奥のレジに持っていって、またレジに打ち込むらしいんですが、これがまたものすご〜く時間がかかるのです。

 「お金払うのに1時間かかるんじゃないの?」

と、となりのお母さんがブツブツ言っていましたが、まさにそんな感じです。

 やっと終わって、ホールに戻ると他の家族は皆、待ちくたびれてぐったりしていました。海渡は何をしていたかというと、やけにごきげんでホールで一人で踊っていたそうな(苦笑)

 トモ&テツの「何でだろう」に始まって、その他いろいろ踊り、疲れるとバタッと寝転んで、充電するとまた踊って、周りの人に愛嬌を振りまいていたそうです。知っている人の前では恥ずかしがりやですが、見知らぬ人の前だと大胆になる海渡です。

 その後、栄の「オアシス21」に行き、「ポケモンセンター」に行ったのですが、長蛇の列にあっさりとあきらめ、となりの「どんぐり共和国」というショップでトトロやNHKのキャラクター商品を一通りながめ、ねだられて「がんこちゃん」の折り紙を買って帰りました。なにゆえ「がんこちゃん」が良かったのか・・・?です。

 ああ、栄は疲れる・・・・。人ごみに酔ってしまいました。
 車が名古屋市を離れて、だんだん田んぼや畑が増えてくると、ホッとしました(笑)
 制服は配達してもらうことにしました。当分、家族で栄に行こうとは思いません(笑)

 海渡の目にはどう映ったんでしょうね、都会は。

 

■ 就学問題その12 特殊学級新設 2003年02月14日(金)

 海渡は普通学級なんだと覚悟していた矢先、役場から連絡がありました。

「特殊学級が新設されることになりました」

 普通学級に行くことになるかも知れないと聞いたときと同様、しばし呆然の私。気持ちはすっかり普通学級だったので、狐につままれたようで、信じられませんでした。20人学級なら普通学級の方がいいかもしれないとさえ思い始めていたのですが、よくよく考えてみればやっぱり海渡には海渡にあわせたきめ細かいケアやフォロー、勉強の仕方が必要だと気づきました。

 恐らく普通学級でやれることは普通学級の中でやらせてもらえるだろうし、
海渡がストレスなくいられる居場所も必要。やっぱり特殊学級があったほうが良いと思います。思えば半年前から悩み続けた海渡の就学先。やっと落ち着ける場所が決まったんだと思うとホッとします。

 それでも、心配や不安は限りなくあるけれど、一山超えたんだと思うと一気に方の力が抜けた感じです。

 さあ、ランドセル買わなくっちゃ。

■ 「エンジェル」代表 杉本直子さんの講演会 2003年02月13日(木)

「chiiki」のページで紹介している「Peek・a・Boo」(愛知県海部津島地区の障害児の親のネットワーク)の企画主催で「豊田市ダウン症児とその他の染色体しょうがい児親の会 エンジェル」の代表、杉本直子さんの講演会が開催されました。
 電話やFAX、メールではお話したことはあるのですが、お目にかかるのは5年目にして初めてなので、どんな方なのかとっても緊張しました(笑)

 とある縁で「エンジェル」のHPを作り初めて、途中なかなか更新がうまくいかず、長いこと止まったままだったのですが、ここできちんとお話して今後のことをうかがっておこうという気持ちがあったのです。

 杉本さんには養護学校高等部2年になるダウン症の娘さんがいらっしゃって、その成長のようすやアメリカでの3年間の滞在中に受けたカルチャーショックの話などとても興味深い内容でした。また、ダウン症の娘さんが生まれた時の様子などは、誰もみんな同じなんだと改めて感じました。

 特に、今高校2年の娘さんが、朝お母さんがお寝坊すると置手紙を書いてちゃんと一人で登校していくということに驚きました。その置手紙の内容がとてもしっかりしていて、高校生になるとこんなにしっかりするんだと励まされる思いでした。

 また、娘さんは小学校の6年間を普通学級で過ごしていて、そのときのお話もとても参考になりました。(この講演会のあとで海渡は特殊学級に決まりましたが)

 エンジェルのHPも今後も引き続き運営させていただくことになりましたので、気持ちを引き締めていきたいと思います。

 そうそう、杉本さんのイメージは、ユーモアがあって、ソフトな語り口と優しい笑顔が印象的な方でした。

 
 
 

■ 就学問題その11 学区の小学校へ 2003年02月07日(金)

 え〜、いろいろとありまして、まだまだはっきりとした決定打は無いのですが、とりあえず海渡は学区の小学校へ入学することになりました。
 
 とはいっても、特殊学級が新設されるかどうかはまだ分かりません。県のほうからはいまだに何の返事も無いのだそうです。でも、もう「就学通知」が来る時期ですよね。そのことで、役場の教育課とも話あい、教育課の方でも小学校と話し合い、その結果、学区の小学校から就学通知が来ました。しかも、普通学級で・・・・。

 そうなんです。もし、特殊学級が新設されなかった場合、海渡は普通学級に入学することになりました。海渡がいるとちょうど41人となり20人と21人の2クラスに分けられるという事情もあるのだと思いますが、ダウン症というはっきりとした知的障害を持っていて、普通学級へ就学できるというのは正直言って驚きました。役場の教育課と小学校側と地域の福祉事務所との間で相当な話し合いがあったようです。詳しいことは知りえませんが・・・・・。

 役場の方から普通学級でと聞いたときには、正直言ってびっくりしました。嬉しさよりも本当に大丈夫だろうか、やっていけるんだろうかという不安が真っ先に湧き上がってきて、その思いは今でもあります。
 まだ、完全に決まったわけではなく、3月に入って土壇場になって特殊学級ができるかもしれないのですが・・・・・

 やっとランドセルを買う気持ちになってきました(笑)




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