++ 記憶の中へ
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■ 学童保育その2 2002年05月30日(木)
 また、つらつらと学童保育のことを考えてみた。受け入れはOKなんだから、海渡がそこへ通えればいいわけだ。
 たまたま小学校への道のりが、近くで楽だったから学童までの道がものすごく遠くて、大変だと思っていた自分に気づく。

 小学校までを30分歩いて通う地域だってほかにはあるわけなんだから、たまたま近くてラッキーだっただけのこと。海渡の通う子供たちは、学童に入っている子はみんな歩いていくわけなんだから海渡だけではないのだ。

 夏休みまでは、学童の指導員の方が小学校まで迎えに来てくれるということなので、その後夏休みと2学期からは子供たちだけで歩いていくことになる。それまでに海渡がお友だちと、あるいは一人で学童まで安全に歩いて行けるようになればいいわけだ。練習すれば、行けるようになるだろうか。

 幸い、今の保育園は「交通安全指導」にとても力を入れていて、毎月1回は交通安全の時間を設けて、横断歩道の渡り方などを実践的に指導してくれている。海渡も左右を見て手を挙げて道路を渡ることを知っているし、私に向かって「おかあさん、あぶない」なんて注意してくれることもある。車道に飛び出してはいけないということもわかっている。だったら、あとは実際に何度も練習すれば大丈夫かなとも思える。

 でも、でも、健常の子供が横断歩道を渡っていても事故はあるんだもんね。この間も小学校で4年生が交通事故にあったらしい。ああ、不安は尽きない。



■ 学童保育 2002年05月29日(水)
 海渡は来年春に小学校1年生になる。
 一応、兄と姉の通った地域の学区内の小学校に通わせるつもりでいる。学区内の小学校までは、子供の足で歩いて10分くらいだろうか。先日「Photo」にアップした「1メートル10センチの風景」の中に出てくる路地はほとんどが小学校へ行く通学路である。あんな感じの路地を抜けていくと小学校の正門にたどり着くという具合だ。車の往来もほとんどないし、民家の中なので安全だし、何よりまず道に迷うこともない。お兄ちゃん、お姉ちゃんの授業参観などで何度も通い慣れた道。

 学区内の小学校は今年度特殊学級が無くなってしまい、恐らく海渡は普通学級に入学することになると思う。恐らく、そんなにすんなりとは行かないかもしれないけれど、私の希望は学区内の小学校。

 ただ、ここで問題なのが、就学後の放課後のこと。
 実は、私はまたパートに出るつもりでいるのだが、パートに出るにしろ在宅で仕事をするにしろ、やっぱり放課後の時間の過ごし方は悩みの種だ。海渡が小学校に上がれば姉は中学生、兄は高校生。もう帰宅時間も遅いし、年齢的にも毎日の遊び相手には難しい。一人で海渡が友だちの家に行き来できないことを考えると、どうしても学童保育へ入れたいと思う。

 この学区の学童保育は家から小学校へ通うよりも距離が遠く、その道のりもとても危険だ。学校から学年ごとに下校したら家の前を通り過ぎて、歩道のない車の通る横を歩いていかなければならない。しかも途中大きな信号のある交差点を渡らなければならない。学童はその先の児童館の中にある。道中、ずっと車が走り過ぎる脇を歩かなければならないし、距離的にも子供の足で歩いて20分はかかるだろう。小学校から家まで10分、そこから学童までまた20分。海渡があの道をたとえ誰かお友だちと一緒でも歩いていくというのは今のところ不安で考えられない。

 学童は民営で、障害児の受け入れ自体は問題ないらしいということが分かったのだけれど、そこへ行くまでの安全をどう確保すればいいのか、悩みは尽きない。


■ 兄の中学校で 2002年05月27日(月)
 今日は長男の中学校で「修学旅行説明会」があった。
 現地で班毎に分かれて「分散研修」なるものがあり、それぞれが見学する場所を決めて別行動をとることになっているらしい。そして、どんなところへ行き、どんなことを調べてくるのかという発表会のようなものをグループごとに行い、来ている保護者がそれを聞いたり質問したりする時間があった。

 長男のグループの発表を見たあと、私が選んだのは長男のクラスにいるダウン症の女の子のいるグループ。Mちゃんと長男は1年生のときも同じクラスだった。1年生の頃はとてもおとなしい女の子という印象だったけれど、今日見たMちゃんはとても明るくてチャーミングな女の子になっていた。瞳がクリクリしていて、笑顔がキュート。グループ研修では上野動物園に行くということでクラスメートに助けられながら、上手に発表していた。彼女を見ていると、海渡もこの中学校でやっていけるのではないかという思いに駆られる。発達の度合いや性格などに違いはあるかもしれないけれど、もしかしたら中学校も地域の中でみんなと一緒にやっていけるんじゃないかという希望がわいてくるのだ。

 ただ、現実的な問題として家から通うのに自転車通学ということを考えるともうそこでつまづいてしまうのだけれど・・・。それさえクリアできればとついつい6年も先のことを考えてしまう・・・。

 Mちゃんのお母さんは、高校は養護学校の高等部を考えているようなことを言っていたが、そこでも彼女ならニコニコとチャーミングな笑顔を振りまいて人気者になっていると思う。きっと男の子にもてるだろうな。

 グループごとの発表がすんで、また親子で並んで座る時間になった。
 私とMちゃんのお母さんが立ち話していると、Mちゃんが走ってきてお母さんの腕を引っ張った。「次は座るんだよ」とでも言うようにお母さんを椅子の置いてあるとこまで引っ張って行った。それを見ていたら、女同士っていいなとちょっとうらやましくなった。

■ 海渡が撮った風景 2002年05月26日(日)
 「1メートル10センチの風景」は全部海渡が撮影したものです。
 近頃の海渡は、私がデジカメを取り出すと、自分でシャッターを切りたがり、ちっとも被写体になってくれません。フイルムのカメラと違い、気軽に何枚でも撮り直しができるのをいいことに、最近ではすっかり海渡のおもちゃとなりつつあります。

 今日も、戸外で海渡を撮ろうと散歩に連れ出したら、後ろのカメラの音を聞きつけて「こんど、海ちゃん」とうるさくて仕方がありません。ちょっとだけね、と渡したらずっと撮りっぱなし。花を見れば「はな、はな」とカシャ、カシャ。落ちている缶ジュースまで「あ、落ちてる」とカシャ。「くるま、くるま」・・・あっという間にデータがいっぱいになってしまいました(笑)

 家に帰ってパソコンに取り込んでみたら、けっこういい画像があったので早速海渡の撮った画像でスライドショーを作ってみました。

 今日は、午前中はベランダの掃除をしました。海渡もモップでごしごし洗ってくれて助かりました。でも、夜、37度の微熱が出ました。明日、大丈夫かな・・・・

■ Gaia-Seeds の種まき 2002年05月25日(土)


 今日は海渡と一緒ににわかガーデニングにいそしんだ(笑)
 先日、お父さんがもらってきた「Gaia-Seeds(ガイアシーズ・大地の種)」
をプランターに蒔いたのだ。このGaia-Seedsというのは、草花の種を粘土・有用微生物・ふのり・にがり・石灰をこねたものの中に練りこんで小さく丸めた種だんごのことで、土のあるところにならどこにでも、簡単に蒔くことができる。実際、埋めずにただ土の上に置くだけでいい。高齢者やハンディキャップを持つ人たちのための園芸療法のひとつとして知られているらしい。



 今日蒔いた種は9個。

 ケイトウ
 ペチュニア
 アゲラタム
 ノースポール
 フラックス
 千日紅
 ワイルドフラワー
 ほうせんか
 ほうき草

などが咲く予定。でも、どの花がそれなのか、多分分からないでしょう(笑)
 海渡は大喜びでプランターに培養土をいれ、種を蒔き、最後に水をあげた。
 どんな花が咲くかな。

■ 私が発熱・・・・ 2002年05月24日(金)
 海渡の鼻水を心配していたら、私のほうが熱を出してしまった。ここのところ頭痛がひどく、鎮痛剤でごまかしていたら、月曜日にもう寝ても起きても頭が割れそうに痛くなり、おまけに熱と吐き気でダウン。火曜、水曜と寝てました。

 海渡は寝ている私が病気だとすぐに理解してわがままを言いにきたり、遊びたがるということもなくお利口さんだった。でも、翌日私の調子が少しずつ良くなると、とたんにべったりとくっついてくるようになった。

 木曜日にはなんとか起きられるようになり今日になって、ほぼ回復。海渡は鼻水が出ているけれども、元気です。
 6月1日の土曜日に「保育参観」があるのでとても楽しみ。ただ、内容が「数遊び」らしいので、かなり就学を意識した内容かも。もう年長さんだもんねぇ。

■ のぞみ作業所オープンスペースに参加 2002年05月19日(日)
 


今日は、佐屋町の身体知的作業所「のぞみ作業所」のオープンスペースに参加してきました。毎年、この時期に開かれます。普段の作業の体験や、バザー、日本福祉大学の学生さんの舞台や和太鼓、出店など
盛りだくさんでした。
 ダウン症のピアニスト越智さんがいらっしゃる「ほっとハウス」のお店ではクッキーを売っていました。ここのクッキーはとってもおいしくて、特に
アーモンドをちりばめた薄いタイプは子供たちのお気に入りです。
 海渡はくじでシャボン玉を吹く小さなおもちゃをもらい、ごきげんでした。



■ 鼻水と声枯れ 2002年05月18日(土)
 風疹の予防接種の翌日から鼻水ズルズルでおまけに声がかすれている海渡。
 ダウンちゃんは、ハスキーボイスが多いらしいけれど、海渡もまさしくハスキーボイスそのもの。なのに、風邪のせいでますます声がかすれて聞いていて可哀想なくらい。

 今日は土曜日でお休みだけれど、お父さんが共作連の愛知県大会でいないので、一日中家の中ですごした。一度だけ本屋さんへ出かけたかな。動物の絵本を飽きもせず眺めていたけれど、絵本は高いので幼児雑誌をすすめる。500円で盛りだくさんの内容なのだ。
 絵本はお兄ちゃんのやお姉ちゃんのがたくさん残っているのだ。ごめんね、海渡。

■ サンペイです 2002年05月17日(金)
「海ちゃん、『サンペイです』って知ってる?」

 何気なく聞いたら、海渡はいきなり立ち上がって

「さ〜んぺ〜っす!」

 と例のジェスチャーつきでやりだした。
 な、なんで知っているんだろう、教えていないのに。

 海渡がやると妙に面白いので、何度でもやらせて楽しんだ(笑)
 それ以外にも、「命!」「コマネチ!(古い)」「「アイーン」などが海渡のレパートリーに入っている。あとは吉本新喜劇の中のアンパンマンネタとか・・・・。こういうのはすぐに覚える。

 NHKの「英語であそぼう」の中で、エリックがギターを弾いて出てくるところもよく真似している。この番組は大好きなので、時々ものを並べて

「ワン、チュー、シュリー」

などと言いながら数えている。日本語の「イチ、ニ、サン」ななかなか覚えられない(一緒には言えるけれど、一人では言えない)のに、英語だと何で言えるんだろう?

 

■ 風疹の予防接種 2002年05月16日(木)
 保健センターからアドバイスがあったので、
予約をとってあった風疹の予防接種に行ってきた。
11時半という中途半端な時間のため今日は保育園は
お休みした。

 海渡には、あらかじめ「注射、チクンするからね〜」
とは言ってあったけれど、今ひとつ理解していない
みたい(当たり前かも)。いつものように診察して
もらって、診察室を出て待合室のある左側に歩いて
いく。「海ちゃん、こっちこっち」と注射を打つ部
屋の方に誘うと、ちょっと神妙な顔つきになった。
今まで一度も座ったことのない椅子に座らされて、
看護婦さんの様子を見ていた海渡だが、明らかにち
ょっと不安そう。でも、今まで一度も注射で泣いた
ことのない海渡は今日も、ぐっと我慢で接種の間じ
っとしていた。

「海ちゃん、頑張ったね、痛かった?」

と聞くと、首を左右に振りながら

「いたくない!」

と言った。本当に海渡はこういうとき我慢強い。

■ 保育園の遠足へ 2002年05月15日(水)
 昨日、微熱を出したので今日の遠足はどうなることかと思ったけれど、朝は熱もなく7時過ぎには起きた。機嫌も良いのでミッキーマウスのリュックを見せて

「海ちゃん、今日、遠足行く?」

と聞いてみた。海渡はリュックを見て飛び起きた。

「行く!」

 それからがすごかった。いつもなら起きてもボーっとしてエンジンがかかるまで時間がかかるのに、パジャマのままリュックを背負って、下ろそうとしない。何とか洋服に着替えさせるとまたリュックを背負い、それからずっと背負ったまま。8時過ぎには「さ、行こ!行こ!」とうるさいこと(笑)

 今日は一日中曇り空だし、この調子なら大丈夫かもしれないと思い、行かせることにした。保育園でもニコニコ嬉しそうで。ニコニコとバイバイ。

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 3時に保育園へ迎えに行くと、海渡はとっても嬉しそうな笑顔で走ってきた。顔やズボン、手足も汚れていて今日一日どれだけ遊んだかが一目でわかった。先生のお話によるととても元気でお弁当も嬉しそうに食べたらしい。
 ただ、お弁当の後は疲れたのか、お友達に誘われても動こうとせず手だけで相手?をしていたらしい。半日、元気なお友だちと公園で遊んだらそりゃぁ疲れるよね。でも、家にもどってからもけっこう元気だった。
 

■ 保育園から電話 2002年05月14日(火)
 昨日、今日と朝起きられない海渡。
 9時を回ってやっと起きる。今日は9時半だった。こういうときはたいてい体調が悪いことが多い。

 朝、10時に保育園に連れて行き、買い物のためショッピングセンターへ直行した。12時にうちへ戻ったら、玄関に入るなり電話が鳴った。やっぱり保育園からで、お給食の時に食欲がなく、吐いてしまったということだった。熱は36度8分。海渡にしてはちょっと高め。買い物の荷物を置いて、そのままお迎えに行った。海渡は明日遠足なんだけど、この調子だとお休みかもしれない。

 ところが、家に戻ったらやたらと元気で遊びまくる。これなら明日大丈夫かな?と思ったら、7時過ぎに37度3分の発熱。でも、その後また平熱に戻る。夕食もいつもよりは食欲が無さそうだった。うーん、微妙だなぁ明日・・・・


 

■ 母の日のプレゼント 2002年05月13日(月)


 昨日は母の日。
 海渡は、金曜日に保育園から母の日のプレゼントを持ち帰ってきた。

 でも、本人は母の日のことを全く理解していないので、私が保育園のかばんから上のプレゼントを出すまで、ぜんぜん知らん顔(笑)

「海ちゃん、これ誰の〜?」

と聞くと、やっと「おかあさん」と教えてくれた。それでも、とっても嬉しいプレゼント。



■ 初めて覚えたひらがなはゆうちゃんの「ゆ」 2002年05月10日(金)
今朝、海渡は登園するとき家から「しまじろうのおしゃべりマシーン」を持って出た。「しまじろうのおしゃべりマシーン」とは、ベネッセのこどもチャレンジの付録の教材で、ひらがなを押すと音声で教えてくれるというおもちゃ屋でもよく見かける知育玩具のミニ版。保育園までの車中、海渡はいつものようにでたらめに押して遊んでいた。すると途中で私に「おしゃべりマシーン」を見せて何かしきりに言っている。「マシーン」は『雪の「ゆ」』と言っていた。そして、海渡は「ゆ」を指差して

「ゆ、ゆ、ゆうたん、ゆうたん」

と言った。私はびっくりして「海ちゃん、『ゆ』どれ?」と聞くと、海渡は迷うことなく「ゆ」の字を指で押した。もう一度聞くと、また同じように「ゆ」を押した。

「ゆうたんの『ゆ』だね。海ちゃん『ゆ』が分かるの?」

海渡はニコニコしているだけ。『ゆ』の字を本当に見分けているのか、場所で覚えているのか分からないけれど、『ゆ』の字を大好きなお友だちの「ゆうたん」の『ゆ』だということが分かったのだ。普通は、自分の名前の文字から覚えていったりするけれど、初めて覚えた文字が大好きなお友だちの名前というのがなんだか海渡らしくて、面白い。



これが「しまじろうのおしゃべりひらがなマシーン」



■ 風疹が大流行しそう? 2002年05月09日(木)
 今朝、保健センターから電話があった。
 海渡のカルテ?を見ていたら風疹がまだ未接種らしいので、今年は流行そうだからなるべく早めに接種したほうがいいですよということ。

 そういえば、風疹はまだかかっていないし、予防接種もまだだったっけ。風疹は三日ばしかというくらいで万が一かかっても軽いので、あまり深く考えていなかった。接種するなら「おたふく風邪」の方がきにかかるけれど、せっかくわざわざ電話してくれたので、接種しておいたほうがいいか・・・・。
 今、接種しておけば、日本脳炎を2回打つスケジュールがたてやすいらしい。

 さて、ゴールデンウィークも過ぎて、海渡はまた保育園へ元気に通っている。先生が変わってからは以前に比べて、スムーズに登園できているようだ。やっぱり先生の影響って大きいんだと実感した。



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