朝起きた時から、せき込み鼻水が出ている海渡。薬も無くなるので、再度小児科へ。まあ風邪でしょうということで診察終了。ここでも海渡は診察を嫌がらず、お腹もしもしのあとは自主的にあ〜んと大きな口を開けて待っているのでいつも看護婦さんに誉められるのでした。
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■ じゅう〜の意味は |
1999年07月30日(金) |
夜 中も朝も熱もなく元気。念のために保育園はお休みした。 午後は海渡はおばあちゃんのうちへ預けて昼寝をさせ、麻梨香と龍平を連れて、中川区のアズパークという大型ショッピングセンターへ出かけた。マクドナルドでお昼を食べて、二人にはトイざらすと本屋さんで遊ばせ?私は買い物へ。夕方も夜も海渡は元気そうだった。
パパに向かって「じゅぅ〜」と一生懸命訴える海渡。 パパ「なに?何だって?」 海渡「じゅうぅ〜〜」 パパ「あ、ジュース?よしよし」 海渡「(思いっきり首を振り)じゅぅ〜〜」 パパ「????ジュースじゃないの?」 海渡「(泣きそうな顔で)じゅぅぅぅ〜」 パパ「・・・・(しばし考え込み)チューペットか!?」 海渡「(やっと笑顔の海渡)」 「じゅぅ〜しゅぅ」はジュースのことで、「じゅぅぅ〜」は「チューペット(長いポリ容器に入った凍らせて食べるアレをわが家ではチューペットといいます)」だった。私も今日初めて理解したのでした。
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夜中に海渡のぐずり声で目が覚める。夜中に暑くて目を覚まして「じゅ〜しゅぅ」と飲み物をほしがることは毎晩なので、この時もあぁまたかと思ったが、どうも変。おでこに手をやると熱い。38度5分くらいはありそうだ。アクエリアスをたっぷり飲ませ「ねんねしようね」と言うとそのまま眠り込んだ。 朝、海渡の熱は下がっていて、けろりとしている。こういうパターンはけっこう多い。
でも、念のため保育園はお休みした。日中は食欲もあり、咳や鼻水も無く、いつも通り元気だったけれど、夕方また37度5分の発熱があったので、小児科へ連れて行った。解熱剤を頂いて帰宅。
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■ 検診とフッ素塗布のため歯科医へ |
1999年07月28日(水) |
今日は4時に近所の歯医者へ麻梨香と海渡を連れて行かねばならない。 3時半に保育園へ迎えに行って、30分あれば歯医者さんにつくだろうと思ったら、道路が込んでいてギリギリセーフだった。今度からは4時半にしてもらおう。 麻梨香は虫歯の治療で、海渡は4ヶ月おきの歯科検診とフッ素塗布。
眼科や耳鼻科にはついつい行きそびれてしまう私もこの歯科検診とフッ素だけは必ず行っている。海渡は歯磨きを嫌がらず、喜んでするタイプなのに、私のほうがつい忘れて寝てしまうことも多く、検診のたびにドキドキ不安なのだが、今日も何とか合格だった。でも、奥歯の側面が虫歯のごく初期段階に近いと言われ、これからはしっかり歯磨き(仕上げ磨き)をしようと心に誓った。
海渡はいつも通り、素直に寝かされて言われるまま大きな口を開けていた。薬を塗っている間も気持ち悪いだろうに、ちょっと苦笑いする程度でじっとしていた。本当におりこうだ。
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台風の影響からか、朝からお天気が不安定で雨が降ったり、晴れ間が出たり・・・・・
楽しみにしていた保育園のプールは中止になってしまった。海渡にはよくわかっていないけれど、お部屋でそれを聞いた一人の男の子が大きな声で泣き出してしまった。ちょっとかわいそうな場面だった。小学校ならこれくらいのお天気だと中止にならないけれど保育園ではさすがに無理みたい。
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■ 夏休み・・・上の子たち |
1999年07月26日(月) |
お兄ちゃんとお姉ちゃんが夏休みでお休みなので、時間になってもなかなか保育園に行く気になってくれない。「なんで僕だけ保育園に行くの?」とは言わないし、考えてもいないだろうけれど行ってくれなくっちゃ困るのよ<親の身勝手?? たいてい兄か姉のプールに出かける時間と重なるので、いっしょに出てマンションの玄関でバイバーイとなるが、お兄(姉)ちゃんの後をついて行こうとしてしまうこともある。
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昨日の土曜日は、津島市の天王川まつりに、今日は一宮の七夕まつりに行ってきた。海渡は花火のどーんという音にも驚かずに手をパチパチ叩いて大喜び。大きな音を怖がるダウンの子が多いと聞いているので、これは助かる。でも、この日の花火は座った場所が悪く、松の木の陰になってよく見えなかった。帰りの車の中が一番大きくきれいに見えた。おまけにものすごい人混みで身動きがとれなくなる場面もあり、年々それが激しくなるみたいだ。結局、一番の見物の提灯のついた船は見ずに帰ってきた。
一宮の七夕祭りでは、何故か「サメつり」が無くて長男の龍平はぶーぶー文句を言っていた。そういえば、「ワニつり」も無かったし、地域によって出店の種類も違うのかな。
結局、スマートボール、射撃、ダーツをやっていたけれど、これじゃゲームセンターと変わらないね・・・・・(^^;)
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保育園からお誕生日プレゼントの絵本に貼る写真を頂いた。担任の先生4人と海渡が写っている。海渡はそれを見ると先生方を指さして「てんて、てんて」とさかんに私や家族に教えてくれる。「ああ、せんせいって言えるんだね、先生って分かるんだね」と言うと、とてもうれしそうに「てんて、てんて」とまた指さしながら教えてくれた。
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今日は海渡の3歳のお誕生日。保育園でも今日は7月生まれの子どものお誕生日会があり、海渡もきっと今頃、お祝いをしてもらっているはず。お誕生日だってこと、分かっているかな?この3年間大した病気もせず、ダウン症児にはありがちな耳鼻科や眼科のお世話にもならずに本当に順調にここまで成長してくれた。確かにゆっくりゆっくりの成長だけれど、その分かわいい時期も長く、最後の子育てになるはずの私としては、その柔らかなほっぺや純真無垢な笑顔が何者にも代え難い宝物となっている。
連絡帳によると、お誕生日会のとき、カツラや付けひげをつけて扮装した先生が怖かったらしく、海渡は泣きべそだったらしい。その扮装した先生の方を見ようとしなかったそうだ。よっぽど怖かったのかなぁ?? 連絡帳にその絵が描いてあったけれど、面白い顔になっていたんだけど・・・・・
夜は、お誕生日パーティーということで、海渡の大好きな焼き肉でした。 ケーキのろうそくもちゃんとふーふーして消すことが出来て、びっくり。
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今日は「海の日」で保育園はお休み。網戸の張り替えの材料を買うためにホームセンターへ出かけた。このホームセンターにはハムスターが売っていて、海渡はこのハムスターを見るのが大好き。ガラス箱にへばりついて食い入るように見ている。いったんこうなると引き離すのが大変で、この日も何度も引き離しては、こちらの手を振りきって戻っていってしまう。とうとう、抱きかかえて連れて行こうとしたら大きな声ではっきりと「いや〜っ」と叫んだ。こんなにはっきりと「いや」と言ったのは初めてで、驚いてしまった。・・・が、それでもハムスターは買わずに帰った。海渡のために、何か動物を飼ってやりたいとは思うんだけど、マンション暮らしなので なかなか・・・・・。
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昨日からの鼻水と咳で2日間お休みした。月曜日の朝は熱っぽかったが、今日は平熱で元気そのもので、食欲も旺盛。明日は行けるかな。
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朝、ちょっと熱っぽい感じがする。鼻水も出ていたので、保育園はお休みした。 午後、用があって実家の母のマンションを久しぶりに訪ねた。いつもなら海渡はドアを開けてやるとさっさと入っていくのに、今日は玄関のたたきで中をうかがって、入ろうとしない。「海渡くん、入っていいよ」と言うおばあちゃんの声にやっと靴を脱ぎだした。あれれなんだかいつもと様子が違う・・・・
「海渡くん、ジュース飲む?」とおばあちゃんに言われ、以前なら自分から冷蔵庫のドアを開けて中を覗いていたのに、冷蔵庫の前まで来たものの開けずに待っている。「開けていいよ」と言われて嬉しそうに冷蔵庫のドアを開けた。どうやら、海渡は遠慮したり、いいよと言われるまで待つということを覚えたのかな。
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保育園で「夏祭り」が行われました。父母会出店による「輪投げ」や「ヨーヨーつり」などのゲームに加え、本格的な焼きとうもろこしやみたらし団子もあり、子どもたちは毎年大喜びです。昨年は役員だったので、お店番をしながら参加しました。今年は役員ではありませんでしたが、お手伝いということでほんの少しだけお手伝いをして、あとはお祭りを楽しませていただきました。たくさんの人で、海渡はびっくりしていました。お祭りの意味もよくわかっていないようで、浴衣を着た先生に目をぱちくりしたり、突然鳴り出した 「団子3兄弟」に踊りだしたりと、楽しんで?くれたようです。
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夜中「ギャー、ママッ」という叫び声にも似た海渡の声で目が覚める。あわてて起きあがると私の足下で、お兄ちゃんの足が顔の上にのっかりもがいている海渡がいた。よっっぽど痛かったのか、苦しかったのか・・・・
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海渡は絵本が大好き。特に動物が好きで絵本を見ながら、はっきりしない発音で「ライオン、キリン、ペンギン、トラ、ラクダ、シマウマ、ゾウ、クマ、ウサギ、タヌキ、」等を言う。言葉の遅れがあった兄の龍平は3歳当時は魚が大好きで「マンボウ、イカ、タコ、カニ、サメ、クジラ」などを回らぬ舌で言っていたっけ。
その龍平が大好きだった「3さいの絵本」という分厚い本、ぼろぼろになりあちこちセロテープで補修しながら、9年(!!)経って今度はダウン症の弟海渡がページをめくっている。開くページは兄の好きだった魚じゃなくって、動物のページばかりなのがとても面白い。龍平の言葉の遅れが分かってきたのも今の海渡と同じ3歳前後だったので、この頃よく9年前の悩んで悩んで落ち込んでいた育児の日々を思い出す。龍平が何か単語を言うたびにそれをノートに書き留めていたっけ。3歳で単語しか出ないのも気がかりだったが、何より受け答えにならないことのほうが心配だった。問いかけに頷いたり、首を振ったりしてくれず、こちらからの一方通行のような会話。ただただ、その笑顔と時折見せてくれる優しさが私への返事だったような気がする。「言葉なんかなくったっていいよね」と思ったものだった。そのお兄ちゃん、今は6年生となりお散歩に出て「海渡くん、これは花だよ、は・な」と教えてくれたりしている。時々夕食をみては「カレーは給食で出たのに・・・」とかうるさいけれど(笑)
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今日は父親参観日。いつも通り朝家を出て、保育園に行き、お部屋に入るが、雰囲気がいつもと違う。机の並びも違うし、後ろに父兄がいるので、どの子も緊張?しているみたい。朝のあいさつ、点呼など、海渡は雰囲気がちがうからかいつもの調子が出ず、あとで先生がいつもはちゃんとお返事できるんですよ、と教えて下さった。でも、おやつのバナナはみんなに配り終えるまで手を膝の上に置いて待つことが出来たし、皮も上手にむいておいしそうに食べていた。
「いすを机の下に入れて、ロッカーの前に座ってください」とい先生の指示にもきちんと従うことが出来たし(みんなのまねをしていただけかもしれないけれど)海渡なりに一生懸命・・・いやマイペースで活動していた。それに、並んでおしっこに行くときなどは、みんなが行くからと着いていかずに、呼ばれるまで座っていたり、おみやげのパンもじぶんの前へ袋がくるまで手を出さずに待っていたりして、ちゃんと待つことが出来るんだなぁと感心した。「きらきら星」を手話で歌って、お帰りのあいさつをしてから、笹飾りをもらっておしまい。帰りの車の中で海渡は疲れたのか、すぐに眠ってしまった。
帰宅してからズボンの前を押さえて「ウンチ」と言いに来た。「え、ほんと?ウンチなの?」とおマルに座らせるとすぐに大きなウンチをして「出た〜」とまたまた教えてくれた。こんなにスムーズにいったのは初めてで、うんと誉めてあげた。海渡もとっても嬉しそうだった。
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今日は「どろんこ遊び」の日。家では、わざわざどろんこ遊びはさせてやれないので、こういう活動は本当にありがたい。海渡はどろんこ大好きで、前回も大喜びだったそうだ。
近頃の海渡は何でも自分でやりたがり、冷蔵庫からパックの牛乳を持ってきて、自分でコップに注ごうとする。海渡の自主性を最大限に尊重して、なるべくやらせてあげたいのだけれど、たいていはテーブルの上に牛乳やジュースの海ができあがる。だから、そっと分からないようにパックを持ってやるのだが、すぐにばれてしまって「めっ」と言いながら私の手を払いのけて強引に強行する。そっと少しずつ注げるのって、いくつぐらいだったかなぁと過去の育児を思い出すんだけど、海渡の手つきを見ていると当分先みたい。
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朝、海渡をお部屋に連れていくと一人の女の子が近づいて来て座っている海渡の通園服のボタンをはずしてくれた。どうやら、着替えのお手伝いをしてくれるらしい。海渡も嫌がりもせずまんざらでも無さそうな表情・・・・ボタンを全部はずしてくれて、脱がせてくれた。ああ、他の子はもうボタンのかけはずしも自分でできるんだなと思った。
さすがに?ズボンは嫌がって自分で脱ごうとしている海渡。恥ずかしいのかな?
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