お部屋の戸を開けるとちょうど先生がいて「海ちゃーん」と呼んで下さった。すると海渡は両手を広げて先生の腕の中に飛び込んで行った。そんな風景を私は初めて見たのでびっくり。海渡が先生を信頼して、そして大好きなんだということがよく分かった場面だった。そして海渡は先生の言うことは実に素直によくきく。
着替えも言われたとおり、素直に従い、決して私に言うように「マメ!(ダメ)」と言いながらパンツを放り投げたりしない。せっかくはかせたパンツをまた脱ぎ捨てたりしない・・・・。先生は「保育園でちゃんとやっている分、おうちで甘えが出てしまうんでしょうね、みんなそうですよ」とおっしゃっていた。でも、家でもこんな風に素直だととってもありがたいんだけどなぁ、忙しい母としては。
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朝何だか熱っぽい感じがする。鼻水も急に出るようになったし、痰がからんだ咳も出る。 大事をとって今日は休園にして、小児科へ。 気管支炎ということで薬を二日分もらった。海渡は薬が大好きで「ククリ」と言いながら、喜んで飲んでくれるので助かる。
動物の形をした積み木を名前を言いながら持ってくるようになった。「パンダ」は「パ」で「ライオン」は「オン」、「イヌ」は「ワンワン」、「トラ」は「オォア」、「キリン」は「クリン」、「ウサギ」は「ンギ」、「ブタ」は「ブーブー」、果物だと「バナナ」は「バ」、「リンゴ」は「ンゴ」、「ブドウ」は「ブオゥ」となる。
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■ おむつはずし2週間目 |
1999年04月25日(日) |
保育園でレーニングパンツを使ってのおむつはずしが始まって、2週間がたった。毎日濡れたトレーニングパンツを3〜4枚ほど持ち帰って来る。2歳9ヶ月になるけれど、オムツが取れるのはまだまだ先かな?
ただ、オマルもトイレも嫌がらず、それどころか紙はある、水は出る、と遊ぶには事欠かないところなので、一度入ったら出すのが大変(^^;)
着替えはまだ自分の思うように手足が動かせないというのもあるのか、やる気はまんまんだけど・・・・という状態。先生が忍耐強く、海渡のたどたどしい動作を見守ってくださっている。家ではついつい私が着せてしまうことの方が多いので、これじゃあ本当はいけないんだろうなと思って反省している。
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月曜のせいか、すれみ組のお部屋は泣き声の大合唱。入り口でちょっとたじろいだ海渡。布団をしまわなければならないので、着替えの入った袋を「ほい、持ってって」と渡すと、素直に胸にぎゅっと抱いてお部屋に入って行った。布団をしまって部屋の奥へ行くと、海渡は空いたスペースに座って待っていた。トレーナーを脱がせると、それをせっせとたたみ出した(殆ど丸めているだけの感じだけど)。トレーニングウェアも意欲的に自分で着ようとしている。家じゃぜえええったいにやらないこと(^^;) 脱いだズポンもせっせとたたみ、トイレのために移動するときも素直そのもの。トイレの側では一人大泣きのお友だちがいたけれど、つられて泣くこともなかった。「海渡くん、ママ帰るね。バイバイ」と言ったが知らん顔をしている。バイバイと手を振ると、やっと笑顔で手を振ってくれた。角を曲がって振り向くとチョコンと顔をこっちへ出してバイバイしていた。追いかけてくることはもう無くなっていた
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ここのところ、お兄ちゃんが「ミニ四駆」に再びはまりだした。ブームだった頃に夢中になって遊んだものの、しばらくするとポケモンに興味は移って、ミニ四駆たちは部屋の隅っこでほこりをかぶっていたのだ。お兄ちゃんがミニ四駆をいじっていると海渡は「ブーブー」と言いながら触りたくて触りたくてたまらない様子。外は雨だし、よし!これで遊ぼう。押入の天袋に押し込んであったコースを降ろして居間に組み立てた。走らせてみると案の定海渡は「きゃあああ!」と大喜び。あまりの早さに車のスピードに眼が付いていかない(^^;) トンネルを作ったり、目の前を走る旅に歓声をあげていた。そこでお兄ちゃんに頼んで「海渡号」を作ってもらうことにした。「じゃあ、海渡くんの「K」を書いてあげるよ」とお兄ちゃん。 良かったね、海渡。
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海渡は寝入りばなに「う〜〜」とうなり声を出す癖がある。添い寝している側としては非常にうるさいんだけど、「ああ、もうすぐ寝るぞ」という目安になるので、我慢して寝付くまで聞いている。これが不思議なことに夜だけで、昼寝のときにはめったにこういう声が出ないので、まさか保育園でやってはいないだろうと思っていたのだが、今日先生から「お昼寝の時いつもと違う声を出すんですが」と聞かされて「あらら」(^^;)。先生はとても心配されていたけれど事情を話したら安心されたようだった。ちょっと前までは「ちゅぱちゅぱ」と吸うような音を出していたんだけど、これは卒業したみたい。
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連絡帳によると、近くの神社へお散歩に行き、草花を見たり、葉っぱを持ちながら小高い丘へ頑張って登ったりしたそうだ。給食も残さずおいしそうに食べたとか・・・・こういう連絡帳を読むと、本当にホッとする。保育園を楽しんでいるんだということがよく分かって安心する。
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体調も戻ってきて、鼻水も治まってきた。今日は4日振りに保育園へ。お部屋の前でちょっとぐずったけれど、中へ入ればケロリとしていた。側にいた子が自分で洋服をたたんでいるのを見て、早速真似して海渡もズボンをたたみだした。着替えをすませると先生といっしょにトイレへ。今日は笑顔でバイバイ出来た。
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昨日の明け方以来、熱は出ていないけれど、念のために保育園を休んだ。今日丸一日熱が出なかったら明日から登園させよう。今日は、地域の障害児の親の集まりでSさん宅へ海渡とともにお出かけ。同い年の女の子と、一つ下のの女の子が来ていていっしょに遊ぶ。海渡は保育園に行っているせいか、他の子供を怖がったりせずに遊べるので助かる。 発達遅滞、自閉症、ダウン症候群、プラダーウイリー症候群、2p−症候群・・・と子どもの障害は様々だけれど、話題には事欠かない。久しぶりにいろんな話が出来てリフレッシュ出来た。
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明け方「うーんうーん」の声で目が覚めた。海渡くん、発熱。触った感じでは38.5度くらいある。 でも、8時すぎには平熱に戻り、食欲旺盛。咳が出てきているので、保育園は休んで小児科へ。 単なる風邪ということで薬をもらって家でおとなしく遊ぶ。
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■ メリーゴーランド |
1999年04月11日(日) |
久しぶりに「ジャスコ」へ。海渡はゲームコーナーにあるメリーゴーランドが大好きで、初めて乗った時は声をあげて大喜びだった。今日もさっそく木馬・・・じゃなくてキリンに乗る。 降りて出る時に係りのお姉さんから記念撮影に誘われ、「団子3兄弟」の看板の真ん中の穴から顔を出してパチリ。写真は買わされるのかなと思っていたら「2週間後に張り出されます」だって(^^;) うーん、海渡くん、いいお顔してたかな?あとでマリカに聞いたら「ちゃんと笑ってたよ」ということだった。お暇な方はどうぞ。名古屋市港区南陽町の「ジャスコ」です(^^;)
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■ トイレットトレーニング |
1999年04月10日(土) |
昨日お迎えに行ったとき、先生から「来週からトレーニングパンツを持って来て下さい」とのお言葉!え?トレーニングパンツ?やった!海渡もいよいよおむつをはずすトレーニングの始まりだ! さっそくパソ通の友人知人から頂いた「トレーニングパンツ」を取り出して「カイト」と名前を書いた。産まれて間もない頃、沢山の洋服とともに届いたこのパンツ、はけるようになるのはいつのことかなぁと溜息をついたのが遠い日のことのよう。スムーズに進むとは思っていないけれど、オマルやトイレを嫌がらないし、ここでおしっこやウンチをするところというのは解っているので、出来ればこの夏のうちにおむつが取れればいいなぁ。
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朝、園庭では「すみれ組」さんが外遊びを終えて並んでいるところだった。海渡も並びたがるかなと思ったけれど以外とすんなりお部屋に歩いて行った。2歳児クラスになると、私服にブレザーの上着を着て登園し、お部屋でトレーニングウェアに着替えることになっている。他の子供達はみな一人で着替えが出来るように先生が丁寧に指導している。脱いだ服も自分でたたみ、自分のロッカーへしまうように教えてもらう。海渡はまだまだ着脱が出来ないので、そのまま私が着替えをさせているけれどみんなのを見て自分でやりたがるし、服も自分でたたもうと意欲まんまん。めちゃくちゃにたたんでそのままギューギューとロッカーに押し込もうとする。この「やってみよう」という意欲を大事にしてやりたい。今日は笑顔でバイバイ出来た。
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■ ちょっとなれたかな |
1999年04月08日(木) |
今日は泣いている子が少なく、海渡も落ち着いていた。トレーニングウェアに着替え、バイバイをすると笑顔で手を振りながらも、こちらへにじり寄ってくる(笑) 先生が「カイちゃん」と呼んで下さり、そのままお部屋を出た。 お迎えの帰り、園庭を通ったらそのまま遊具で遊びだしたので、どんな風に遊ぶのか見てみることにした。アンパンマンの遊具を見て「パン、パン」と言い、座るところを指さすので乗せてやると自分で体を揺すってこぎ出した。でもまだ力が弱くて、アンパンマンはほんの少ししか揺れなかった。次に、お菓子の家の滑り台の階段を登ろうとする。手伝ってやろうかなと思ったら自分でしっかり登り、すべる所までお尻で移動し、なんとバンザイしながら滑りだした。これにはびっくりしてしまった。きっと大きい子がこうやってジェットコースターのようにバンザイしながら滑ってくるのを見て真似しているのだと思う。この滑り台はとても気に入っているらしく、何回も何回も自分でのぼって行った。
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今朝は、保育園の門のところから、もう入ろうとしない(苦笑) 抱っこで入り、下駄箱へ降ろして靴を脱がせると、指定された場所へ自分でしまった。手をつないでお部屋の戸を開けたら、また泣き声の大合唱で、またもそのまま立ちすくんでしまい、泣き出してしまった。着替えはいやがらなかったので、ただただ今までと違う朝の雰囲気にのまれてしまっているようだ。大泣きの子、へっちゃらな子、呆然としている子、いろんな子供達がいる。 生活のリズムが出来上がるまで、先生たちも大変だろうなと2年目の余裕?で思いつつ、泣きそうな(すでに泣き出している)海渡を抱きしめ、バイバイをしてお部屋を出た。
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朝、お部屋に入ると子供達の泣き声の大合唱。24名中、新入園児が5名いてこの子達は昨年の海渡のように慣れるまで朝は大泣きだろうから、無理もない。お母さん方は後ろ髪引かれる思いでいるんだろうな・・・と過去を振り返ってしまった私。さて、この泣き声に怖じ気ついた海渡は入り口で固まってしまい、中へ入ろうとしない。抱っこでロッカーまで連れて来ると、今度は膝の上に座ったきり、どこうとしない。トレーニングウェアに着替えさせ、バイバイしても不安そうな表情のままだ。新しいクラスに慣れるまで、しばらくこんな状態かもしれない。 お迎えに行くと「れんげ組」の時と同じように、嬉しそうに抱きついてきた。家についても以前よりも甘えん坊になっていた。保育園で頑張ってきた反動かな?
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■ 今日から2歳児クラス「すみれ組」 |
1999年04月02日(金) |
保育園の始業式。海渡は2歳児クラス「すみれ組」さんに進級した。 お部屋も1歳児クラスの別棟3階から、園庭に面した1階となった。お部屋に張り出された名簿をざっと数えてたら30人近くに増え、先生も4人となった。 初日の今日、海渡は園自体には慣れているからか、違うお部屋に連れてこられても特別嫌がることもなく、「カイちゃん、おはよう」と先生方に優しく迎えられて素直に私の元から離れて行った。ちょっと状況がよく分からなくてポカンと座っている。 今日から「すみれ組」の一員だね、海渡君。
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