++ 記憶の中へ
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■ 水遊び 1998年09月30日(水)
 海渡は、保育園の3階のお部屋まで一人でハイハイで登って行くようになった。降りるのもOK。3階にたどり着いて「お手手ゴシゴシしようね」と言うとまっすぐに廊下の手洗い場へ行き、つかまり立ちして水道の蛇口の下に両手を差し出して水を出してくれるのを待っている。そして、もう視線はお部屋の中のお友だちで、私には目もくれない。「海渡くん、バイバイ。バイバイ」と何度も言って、やっと手をふってくれる。お部屋に着くなり、泣き出していたのがウソみたいだ。涼しくなって、園庭や園の近くの神社で遊ぶことも多くなってきた。海渡は調子が良いと手を引かれて歩くのだけれど、疲れたりその気にな らないと座り込んだり、立たせようとすると足を浮かせてしまうそうだ。うーん、海渡くん、もうちょっと歩くのがんばろうね(^^;)いたずらパワーますます全開の海渡は、ドアのノブを下げればドアが開く ことを覚えてしまい、うちのどの部屋にも行き来出来るようになってしまった。 一番困るのが、トイレ。水はある、紙はある、タオルはあると面白いものが 三拍子揃っているので、大喜び(^^;) この間はとうとう便器に頭から突っ込 みそうになったので、鍵を付けようと思っている。


■ 会社が倒産 1998年09月27日(日)
 運動会から1週間たってしまった。この1週間、いろんなことがあって、まだ引きずっている。22日に勤めていたパート先が倒産して、あっと言う間に失業してしまった。一応東海地方最大手とも言われる所だったので、まさか倒産するとは夢にも思わなかった。唖然呆然・・・・
 入社してやっと5ヶ月目に入ろうかというところだったので、雇用保険も無い。働くために苦労して海渡を保育園に入れ、仕事を見つけ、家事との両立に四苦八苦し、しょっちゅう熱を出してしまう海渡の世話を母に無理を言って頼んだり、後半は母にも頼めなくなって、看病のために何日も会社を休んだりしたけれど、職場の人たちはとても理解してくれて、ありがたかった。嵐のような4ヶ月間がぷっつり終わって、気が抜けてしまった(^^;) ちょっと一休みして、また職探ししようっと。




■ 小学校の運動会 1998年09月20日(日)
 今日は、リュウヘイとマリカの小学校の運動会でした。本当な海渡の保育園でも運動会だったんですけど、やはりお兄ちゃん、お姉ちゃんのほうを優先したくて、保育園のほうはお休みしました。残念がっているのは、親と先生だけで、本人はわかってはいないんですけど、毎日練習していた成果が見られないのは本当に残念でした。さてさて、海渡は小学生の競技をベビーカーの中から観戦。目の前を走り去る児童たちに拍手拍手の大声援??でした。保育園でも、他のクラスの園児達の競技を目で追っては拍手をしていたそうです。私と一緒に行った母がおしゃべりしていると「ちゃんと見て拍手しないとダメだよ」とでも言うように、ポンポンと母を叩き、児童達のほうを指差し、拍手をします。私と母が慌てて拍手をするとにっこりと笑顔でした。




■ 登園 1998年09月19日(土)
 17日から保育園に登園出来るようになった。
今は、まだ咳が残っているけれど、鼻水はそれほどひどくない。




■ 相変わらず発熱 1998年09月16日(水)
 昨日の夜中から明け方にかけて、またまた高熱でぐずりっぱなしだった。触ってみて、39.5度は確実に越えていると思い、座薬をいれた。効果が現れるまでの1時間ほどは抱いても、寝かせても、機嫌が悪く、呼吸も荒い。朝になって、熱も下がり、すやすやと眠っている・・・・・・・が、8時になっても、9時、10時になっても起きない(^^;)まあ、ゆうべろくに眠れなかったから仕方がないけれど、もうすぐお昼になる。寝過ぎじゃない????夕方、小児科へ連れて行った。気管支にタンがからまってゼロゼロと音がするらしい。吸入だったかな?口の中へ蒸気の出る筒を当てるやつ(^^;)をやった。海渡は嫌がりもせずおとなしく、口を開けていた。歯医者さんでもそうだったけれ ど、こういうときの海渡は本当に、お利口さんで、おとなしく事の成り行きを見守っている。シャンプーも「頭ゴシゴシするよ」と言えば目を閉じて上をむくし、綿棒 での鼻掃除もじっと目を閉じて終わるのを待っているし、歯磨きも爪切りもそう。ホント、楽チンだ。お兄ちゃんはこれらすべて泣き叫んで至難の業だった。爪切 りも眠っていないと出来なかったし、3歳過ぎてもバンドエイド貼るのも大騒動。

予防接種や歯医者はもう親子が汗だくとなっていたっけ。それに比べると海渡はマリカに似ているのか、何をされるのか、しっかり見ておこうという姿勢があるみたいだ。




■ 発熱 1998年09月15日(火)
 今日は「敬老の日」で小学校、保育園、会社もお休み。海渡は熱さえ高くなければ、食欲もあり、よく遊ぶ。




■ 発熱 1998年09月14日(月)
 熱は相変わらず39度を超えてしまう。座薬を入れると37度台まで下がり、普段と変わりなく遊びだす。咳と鼻水が本格的になってきた。今日の保育参観と私の仕事は休んで、一日中海渡と一緒にいた。熱が下がるといたずらはするし、外には出たがるしで、大変だった。お昼寝してくれた時は、本当にホッとしてしまう。今日は、マリカの歯医者だったので、熱のある海渡をどうしようか迷ったけれど、お昼寝から醒めていないので、夕方お兄ちゃんのリュウヘイに「海渡くんが目を覚まして、泣いたらお茶をあげて、遊んであげてね。アイスクリームを食べさせてもいいよ。何かあったら、携帯に電話してね。」と頼んで出かけた。実を言うと、海渡の世話は、マリカに頼む方が安心だったりする。あやすのも食べさせるのも、やはりマリカのほうが細かいところまで気が回る。リュウヘイはいざ、海渡が泣き出したらお手上げになることは目に見えている。でも、今回は、マリカの歯医者なのでリュウヘイにまかせるより方法がない。

 歯医者(歩いて20分)で20分待たされて、マリカが診察室へ入ってすぐに、携帯が鳴った。「海渡くん、今起きたよ。お茶あげた」「泣いてない?」「少しなきそう」「アイスあげていいからね、ファミコンもやらせてあげてね。すぐ帰る
から」診察が終わり、大急ぎで帰宅すると、リュウヘイはリビングで漫画を読んでいて、海渡は続きの和室の隅っこで座ったまま今にも泣きそうな顔で私を見上げた。熱も高かった。私を見て安心したのか、涙とよだれと鼻水のぐじゃぐじゃの顔で笑った・・・・・・・。




■ 39度 1998年09月13日(日)
 12日から39度を超える発熱。咳も少々。鼻水はあまりない。
さすがに39度を超えるとぐったりなので、座薬を入れましたが、すると37度位に下がり、急にけろっとして遊び回ること・・・・・・・少しは寝ていて欲しいのに、お昼寝をして眼が醒める頃に、また熱が高くなりますが、全体的には食欲もあり、心配ないようです。ただ、明日の「保育参観」は無理かナァ・・・・

 きのう、同じマンションの人が一枚の署名用紙を持って来ました。 「学童保育の充実を求める請願書」というものでした。そういえば、私が住んでいる地域は小学校が4つあるのに、学童は一つしかありません。隣の学区の児童館の中にあって、たまたまうちの小学校からは子供が歩いて15分ほどで行けるのですが、他の学区の子供が利用するには遠すぎます。小学校の空いている教室を使って、学区にひとつずつ学童があれば、お母さん達も 心して働けると思うのですが。また、請願内容のなかには、障害児に対する 指導員が加配出来るよう補助金の加算という項目もありました。うんうん、これも必要だ、という訳で喜んで署名させてもらいました。海渡が小学校に上がる頃に期待・・・・・出来るだろうか。



■ 発熱 1998年09月11日(金)
 朝、何となくいつもに比べてぐずりがちだなぁと思っていたら、やっぱり保育園で熱が出ました。うーん、夏が終わったと思ったら、早くも風邪かな??




■ 言葉 1998年09月09日(水)
 今日お迎えに行くと、お部屋を出てハイハイしている海渡と遭遇しました。私を見つけて、大喜びでハイハイもスピードアップです。「海渡くん、お帽子はどこ?ぼうし」と聞くと、お部屋を指さして「アッチ」らしきことを言いました。そしてお部屋に戻ると帽子と袋が置いてある場所をまた、指差しました。「本当だね、あったね、お帽子」階段を後ろ向きのハイハイで降りようとした海渡は、お帰りの袋を持ったお友だ ちが立って居るのを見て、手招きするような手振りをして「おじぇ」(おいで)と 言いました。海渡がお友だちに話しかけるのを初めて見て、ちょっぴり感動。このごろ、海渡はジュースが飲みたくなると「じゅう・・・しゅう」と言うようになりま した。ジュースをあげるとき、いつも「はい、ジュース。じゅう・・・す」と言うのが癖 になっていたからなのかどうか分かりませんが、唇をとがらせ、たどたどしい 「じゅう・・・しゅう」を何度も何度も繰り返す海渡です。これでジュースをあげたくならないはずはありません。「ジュース?」と聞き返すと、自分の言葉が通じた 嬉しさからなのか、ジュースが飲める嬉しさからなのか、満面の笑顔で答えてくれます。時には座ったまま体を上下させて喜びを表します。




■ 水族館 1998年09月06日(日)
 名古屋港水族館へ行って来ました。
 海渡は水族館が大好きです。大きな水槽の真ん前にベビーカーを付けてやると手すりをしっかり握り(これには訳があります(^^;)目の前をゆうゆうと泳ぐ大きな魚を指差しながら大声で「おぉ〜わんわん、おぉ〜わんわん!」 の大連発。眼は真剣そのもの、身を乗り出して、ベビーカーを移動させようと 思っても、しっかり握った手すりを離そうとしません。手すりを握っているのは、 そこから動けないようにするためで、ベビーカーを移動させようものなら、ぐいっとベビーカーを引き寄せてしまいます。お気に入りはやっぱり大きなウミガメと、大水槽で元気に泳ぎ、跳ねるペンギン です。東山動物園でみるペンギンは動きも少ないのですが、ここのペンギンたち はそれはもう水面を飛びはねたり、ものすごいスピードで泳ぎ回ったりと活発で 見ていて飽きません。 薄暗い通路や不気味な深海もけっこうへっちゃらです。水族館が好きなのもやっ ぱり「海渡」という名前のせいかな? 動物園よりも好きなようです。




■ わんわん 1998年09月05日(土)
 今日は私も海渡もお休みです。部屋の掃除をしようと思ったけれど、二人きりだとどうも私にべったりで、なかなか一人で遊んでくれず、部屋は散らかるいっぽうでいっこうに片づかない・・・・・。絵本やらおもちゃやらで時間をかせごうと思ってもすぐに飽きて、抱っこをせがみにきます。しょうがない、お昼寝の時にしよう。お散歩がてらスーパーに行きましたが、これがスーパーのベビーカーの中でも立ち上がったりして危ないこと。落ち着いて買い物も出来ないのでした。でも、お昼寝は以外と長くしてくれて、掃除がはかどりました。

 海渡にとって、犬も猫も鳥も「ワンワン」です。同じように、女の人もみんな「ママ」のようです。私の写真も「ママ」、「スピード」の四人とも「ママ」、かばくんのエプロン をしたお母さんも「ママ」です(^^;) 最近は「ママ」の連発で、私は返事をするのにかなり忙しいです。まさか、保育園で先生のことを「ママ」とは呼んでいないだろうなぁ・


■ 運動会の練習 1998年09月04日(金)
 もうすぐ秋の運動会です。海渡のとっても初めての運動会です。1歳児クラスはどんなことをやるのかなぁと思って先生に聞いてみると、どうも障害物競走のようなかけっこらしいです。練習ではカラーボックスをくぐり、平均台をまたぐ練習をしているそうです。海渡はどうも練習が嫌いなようで、泣いたり、嫌がったりしているそうです。親と子は別々になるというのも気になるし、それよりももっと気になるのは、どうもきょうだいの小学校の運動会と重なるようで、もしかし
たらかけもち??になってしまうかもしれない(泣) 

 お迎えに行くと先生が「いろんなことが分かってきて、今日もトイレの便器に座っておしっこをして終わると後ろのレバーを押してちゃんと水を流して、自分で降りて、 手荒い場へ行っていましたよ」とお話してくれました。毎日のくり返しでこんなに小さ くても身について行くんだなぁと感心しまいた。



■ 保育園で 1998年09月03日(木)
 朝、いつものように保育園のお部屋に行くと、先生も園児も誰もいません。まだ、下のお部屋かな?と思って、海渡を降ろすと海渡はしきりとある場所を指差します。帽子を入れておくカゴです。海渡はお友だちは園庭かお散歩に行っていると思ったのでしょう。とりあえず、下のお部屋を見てこようと思い「ちょっと下へ行ってみようね」と抱き上げようとするととても嫌がり、相変わらず帽子の入っているカゴを指さします。見ると本当にカゴはからっぽで、お友だちは外にいるようです。持ってきた帽子を渡すと一生懸命頭にかぶろうとしています。かぶせてやって、下の部屋へ行くと「れんげ組さんは園庭ですよ」とのことでした。時間的に見てもすぐ戻ってくるとは分かっていましたが、取りあえず靴をはかせていたら、みんな帰ってきました。海渡はあんなにみんなのいる外へ行きたがっていたのに、お友だちが帰ってくると靴を脱いで、そのままみんなといっしょに階段をハイハイで上がって行ってしまいました。とても嬉しそうに・・・・。


■ 指差し 1998年09月02日(水)
 手を引いてあげるとだいぶ上手に歩けるようになってきました。膝を突っ張ったぎこちなさがなくなってきて、かなりなめらかに足を運べるようです。保育園でも保母さんが手を引いてくれながら、お散歩を楽しんでいるようです。連絡帳によると、歩きながら時々顔を上げて(いつも足下を見ている)、保母さんに笑顔を見せているとか・・・・・よほど嬉しいんだろうな。

 お兄ちゃんの「小学五年生」を見ながら、「ブーブーどこ?」「ピカチュウどこ?」と聞くと パッとそれらを指さしてくれます。「ドラえもん」「アンパンマン」「ミッキーマウス」「ワンワ ン」も分かっているようです。また、ポケットゲームで遊んでいるとき、マリカが後ろで「海 渡くん、それ姉ちゃんにもかして」と言うと、さっと振り返って持っていたゲームを「ハイ」と 言いながら差しだしました。ゲームに熱中?しながらもちゃんと周りの声も聞いて理解し ているんだなぁと感心しました。床に落ちていた工作ばさみ、海渡はそれを拾い上げると、何を思ったのか頭に当てま した。いつもそのはさみで「カミ」は「カミ」でも、「髪の毛」を切ってやっているのです(笑) よく見ている・・・・・ うちのテレビはずっっっと調子が悪く、すぐに画面が「ザーザー」になります。そうなるとお兄ちゃんが走っていって、テレビの横っ腹をバンっと叩きます。すると写るんです(^^;) ある日、やっぱり「ザーザー」になって「あーあ」と思っていたら、海渡がハイハイでテレ ビに近づき、つかまり立ちしていきなりテレビの横をバンバン叩き始めました(^^;) よく見ている・・・・・・(ちなみに海渡のバンバンで写りました) 何でも叩けば治る?と学習した海渡は、ファミコンをバンバン、ラジカセをバンバン、電 池で動く犬の縫いぐるみをバンバン・・・・・あげくに姉ちゃんをバンバン(^^;)




■ 読み聞かせ 1998年09月01日(火)
 2学期が始まりました。マリカとリュウヘイは、元気良く「行ってきま〜す」と玄関を飛び出して行きました。「行ってらっしゃい」と言いつつ「あっ、鍵持った?」長い夏休みで、すっかり鍵のことを忘れていました。マリカは「あ・・・・」リュウヘイは「持ってる」と一言。さすがお兄ちゃん!エライ!(何度か鍵を持たずに出て、家に入れなかったので懲りているようです(^^;) 今日からまた「鍵っ子」(死語かな)だね。お留守番よろしくね。眠る前のひととき、絵本を読むのですが、これが私にとっては睡魔との戦いです(^^;)本を開いたまま、こっくりこっくりしていると、必ず海渡が「マー、マー(ママ、ママ)」と言いながら、私をペンペンして起こしてくれます。「あ、ごめんごめん」と謝りつつ、またもうとうとしてしまい、再び「マー、マー」ペンペンのくり返し・・・・・(^^;) 結局読んでやれずに終わってしまうこともしばしば(反省)。
今日保育園のお部屋にはいると、女の子がCMソングをうたっていました。
2歳児ってもうこんなことも出来るんだ〜と妙に感心してしまいました。海渡は好きなCMングに合わせて踊ることはあっても、歌をうたうなんてまだまだ先のことです



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