■ AKAGUMIで手をあげた |
1998年02月27日(金) |
AKAGUMIへ行って来ました。 この日の挨拶の時、なんと「あらや かいとくん!」と先生に呼ばれて、海渡はピーンと右手を挙げたのです! 家ではもうずっと前から出来ていたのに、ひよこグループでも一度も名前を呼ばれて手を挙げた子とがありませんでした。もうびっくり!!! 出席シールのカードも先生が「ください」と手を出すと両手でうやうやしくカードを差し出しました。 「指人形をここに入れて下さい」と言われると、ちゃんとひとつひとつ袋の中へ返しました。 こんなに言われたこともよく理解して、ちゃんと出来るのに、歩けないだとか、障害があるというだけで保育園に入れないなんて・・・・・・・歩けないのも、ダウン症であることもこの子たちには何の責任 もないことなのに・・・・・・。
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体験入園初日だというのに、海渡は発熱・・・・・・・ 園へ電話を入れると園長先生が出て「体験入園は役場が急に決めたことであり、困っている。事情を察して欲しい。障害児はこんな人手もお金もない園じゃなく、町が町立の保育園で面倒みるべきなんです」と暗に入園を断って欲しいともとれる話を切り出しました。体験入選などしなくても、最初から海渡を受け入れる気がなかったのです。私はやっと結論を出し、体験入園も4月からの入園も断りました。ここへ入れたら、海渡が可哀相なだけだ、やっとそう思えるようになったのです。 このS保育園は海渡と同学年の健常の子供も多く、そのお母さん方も海渡が入園出来ることを楽しみにしていてくれた園です。でも、海渡を心の底から歓迎してくれる園ではないことが分かった以上、もうここへ入園しても海渡のためにはならないし、海渡の笑顔が消えてしまうようなことになるかもしれないということは耐えられないことでした。
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今日は自宅から一番近い「S保育園」で体験入園の打ち合わせの日です。これは1週間ほど前、役場の 民生課からの突然の電話で決まりました。 海渡の保育園入園については、8ヶ月程前から役場に申請してありました。 海渡が生後10ヶ月位の時に保育園へ入れたくて役場へ行きましたが、すぐに保育園へ電話で問い合わ せてくれ、その時はすんなりと入園OKの返事を保育園側からもらっており、ダウン症という障害があるこ とも「善処します」という回答がありました。ところが、翌日になって役場から「0歳児は保母の人数が手一 杯なのでこの話は無かったことにして下さい、という連絡が保育園からあった」と電話があり、保育園入園 は流れてしまいました。 そんな折り、近所に住む2番染色体異常の3歳の男の子が、突然決まっていた町立H保育園への入園 が取り消しになりました。理由は「提出書類の内容が不十分」というものでした。私は役場へ行き、この 町の障害児保育がどうなっているのか確認に行きました。答えは「この町では障害児保育は行っていま せん」というものでした。海渡も近所の3歳の男の子も最初から入園出来なかったのです。 秋になり、保育園の運動会を見学に行ったときに園長先生と話しをする機会があったのですが、その時 の内容は「障害児は困る」というものでした。それでも、一応予約ノートらしきものに、名前を書かせても らい「取りあえず、書類は役場に提出してください。審査は役場がしますから」との言葉の通り、必要な 書類を揃えて役場に提出しました。 そして、今回の役場からの電話は「園長先生や理事長とも話し合ったのですが、一度体験入園をしてみ て、それから保母さんに面倒みてもらえそうかどうかを決めてもらったらどうか、向こうも実際に海渡君を 見てみないと不安でしょうから」という、大いに希望を持たせる内容で、私は喜んで決められた日に海渡 を連れて保育園へ出かけました。 ところが、話し合いの場は私の想像していたものとはかけ離れた内容であり、終始園長先生は困惑 迷惑顔でした。まず、海渡が歩けないということが問題になりました。また、歩けるようになってもダウン の子は足が遅いとか、すぐ疲れるので困るなど、依然預かったことのあるダウン症の子供のためにどれ だけ困ったか、当時の保母の言葉として「園外保育へ行っても足の遅い○○君がいるから他の子供が 前に進めない、目的の場所へ着かない、○○君のためにどこへも出かけられない、○○君がいるから 他の子供達が我慢しなくてはならない」ということを話すのです。そして○○君が卒園すると保母は「○ ○君がいなくなったからこれで子供達をあそこへもここへも連れて行ける」と言ったと言うのです。聞い ていて、悲しいのと同時に怒りもこみ上げて来るほどでした。何故、そんな話をするのだろう、この体験 入園は、園と役場が決めたことではないのか。 取りあえず、明日から3日間だけ体験入園をするということでその日は園を後にしました。
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海渡といっしょに私も高熱が出て21日、22日と寝込んでしまいました。その間はすぐ側に住む私の母に 来て貰っていました。ああ〜しんどかった!明日は保育園へ面接に行かないと行けないので、2日ですん でよかった。
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微熱がある。それでもとても元気よく遊んでいるので、ただの風邪かな?お兄ちゃんの風邪がうつった 可能性もあるけれど・・・・・
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最近の海渡のお気に入りのおもちゃは「ブリキの車」です。昔懐かしいブリキの丸っこいボディの自動車。 お兄ちゃんのお古を引っぱり出してきたもので、傷だらけで、持って走らせるとギギギ〜っと変な音が出る シロモノです。でも、海渡の小さな手のひらにぴったりと収まって、床に押しつけやすいのでしょう。 「ぶーぶーぶー」と言いながら一生懸命床に走らせています。床に押しあてた車といっしょに自分も動いて いくので、けっこうな運動になると思います。ぬいぐるみなどよりもこういうものの方を好むなんて、やっぱり 男の子なんだなぁと感心します。
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久しぶりに「AKAGUMI」へ参加しました。 初めのご挨拶も、手遊びも慣れないものだったので、ちょっととまどっていましたが、だんだん慣れきて、 次は何が始まるのか、何が出てくるのか、ワクワクしながら待っている様子がよくわかりました。 同じ年の芽(メイ)ちゃんがお気に入りのようで、ハイハイであとを追っかけていました(笑)
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今日はもう、熱も下がり、元気を取り戻しました。 でも、念のため外出は控えておとなしくしていました。
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朝起きて、どうもきげんが悪い。 何となく熱っぽいような気がするので、体温を測ると37度を軽く越えています。その後どんどん熱は高くなり、 38.3度まで上がりました。かかりつけの小児科へ連れていくと、普通の風邪ということでした。 海渡は、お医者さんへ連れて行っても、泣いたり暴れたりしません。痛い思いをしたことがないせいもある と思いますが、先生が聴診器を当てている間、神妙な顔でじっとしています。ベッドに寝かされると少し 嫌がって泣きそうになるのですが、先生がお腹に聴診器を当てると、またピタッと動かなくなり、終わるま でじっとしています。
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療育手帳の判定に行ってきました。判定員の方は、療育グループや保健センターなどで顔なじみで、海渡 のこともよく知っているので、気楽に受けられました。結果は限りなく「C」に近い「B」でした。「A=重度」 「B=中度」「C=軽度」らしいのですが、「B」であっても格別ショックでも何でもなく、「C」よりはメリットがあ るので、良かったと思っています。手帳に貼る写真も一番可愛いのを選びました(笑) また、役場に、保育園入園に関しての書類である、源泉徴収票と雇用証明書を提出しました。
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