〈十九歳の地図〉 (詩:夏撃波)
夜明けとともに この街を 新聞配達の少年が 駆けぬけてゆく 郵便受けには今日も 時計仕掛けの爆弾が 詰め込まれていた
※中上健次の小説にはまってた時期がある。『十九歳の地図』は幾度となく繰り返し読んだなあ。この小説が書かれた時期とは街の風景もだいぶ変わってしまったけれど、十九歳の心の風景は時代の変化ほどには大きく変わってないのかもしれない。 ※ブックレビューを残すのも悪くないけど、「書評詩」とでも言うべき表現も悪くないかなあって思って書いてみたよ。本のオビに書かれるようなキャッチフレーズに近いものなのかもしれないけど。 ※夏撃波(カ・ゲキハ)は、俺の筆名であり、「芸名」でもあります。
2021年04月27日(火) |
〈歌のつづき 夢のつづき〉 |
〈歌のつづき 夢のつづき〉
うたを届けるということ それは幼な子に物語を読み聞かせること それは大切な誰かに手紙を手渡すこと 歌には必ず歌のつづきがあるということを 夢には必ず夢のつづきがあるということを あなたに そして私に さあ今すぐ 伝えに行こう
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