仕事に追われる日々、疲れもだいぶたまっている。でも、星ヶ丘「スローブルース」に行かずにはいられなかった。職場から一度家に帰り、楽器等を携えていく。家の近くを通りかかったタクシーを止め、「スローブルース」へ。店に到着したのは、午後9時前。「生音くらぶ」は既に始まっていたが、遅がけに演奏することができた。そうまでして参加したかったのね。 で、今日の演奏曲は、『雨ニモマケズ』(宮沢賢治の詩に「津軽三味線」風の伴奏を付け、朗読)、『ボージョレヌーボー解禁の夜に』(オリジナル)、『ガールフレンド』(ヒートウェーブ)、『あの日に帰りたい』(ユーミン)の4つ。 それにしても、今年もあと1ヶ月というところまでやってきた。年を経るごとに一年一年過ぎるのがはやく感じられる。今年は「スローブルース」でのライブは実現できなかったが、来年どこかでライブもやりたいと思っている。
2007年11月26日(月) |
私のギター・スタイル |
今夜は、本郷「アルマジロ」の「アコースティック・ナイト」に参加。他のライブハウスで知り合ったSUEさんやU&Iさんともお会いした。Iさんからは「ギター、変えたね」と声がかかる。「ギター、壊れちゃったもんですから」と応えると、「夏撃波さんの演奏は激しいからね」と返ってきた。ハイ、返す言葉もございません。でも、あんなふうにしか演奏できないんですよ、私は。 で、今日何をやったかと言えば、まずはギター&ミンミンで『アメージング・グレイス』(ゴスペルの名曲)。続いて、『ガールフレンド』(ヒートウェーブ)、『この空を飛べたら』(中島みゆき)を演奏。司会の方からも「熱いですね」とひとこと。ハイ、熱くやるしかないんです、大して技術もない私ですから。つまりは、熱く、時に激しくやるのが私のスタイル。名前からしてカ・ゲキハ(過激、あるいは歌劇)ですから。
詩人・桑原滝弥と講談師・神田京子の結婚披露特別ライブ「ケッコン(仮)面」を今池「TOKUZO」で観る。 桑原さんへのお祝いの気持ちと「講談を生で観てみたい」という気持ちから、前日にチケットを予約。で、今日のライブ。かすかに期待していたもの(詩と講談の融合)とは違ったが、二人の掛け合いは一風変わった「夫婦漫才」(?)のようでもあり、面白かった。
2日前に購入したギターを初めて人前で披露する日がやってきた。今日は、星ヶ丘「スローブルース」の「生音くらぶ」の開催日。 ギターをハードケースに入れて、いざ「スローブルース」へ。新しいアコギを抱えてステージに立つと、セッション・リーダーの余語さんから「あれっ、ギター、変えた?」「かっこいいね」と声がかかる。 で、今夜は、その新しいギターで4曲を演奏。『朝日楼』(浅川マキ)、『タクシードライバー』(中島みゆき)、『ガールフレンド』(ヒートウェーブ)、『ブルー・レター』(甲斐バンド)というラインナップで。
2007年11月19日(月) |
古いアコギと、新しいアコギと |
ショック! ショック!! ショック!!! 11月初旬、俺のメイン・ギターが、25年にわたって愛用し続けてきたモーリスのアコースティック・ギターが、壊れた。ネックの部分にひびが入り、音が変なふうに反響するようになってしまったのだ。凄くいい音出していたのに・・・。それに、このギターは、母方の叔父が俺に買ってくれたものなのだ。 中学3年生の時、叔父の家に遊びに行った時のこと。そこに置かれていたギターをいじっているうちに、ギターが無性に欲しくなった俺。叔父は長らくギターを弾いていないみたいだったから、譲ってもらえないかと頼んだ。ろくろく弾いていなかったくせに、手放すとなると惜しくなったのか、叔父は首を縦に振ろうとしない。その代わりに、ギターを買ってくれるというのだ。 そして、数日後に届いたモーリスのギター。何かにつけ三日坊主だった俺(今でもそういうところはあるが)にとっても、ギターは最高のおもちゃだった。もちろん、最初から自在に弾きこなせるわけもなく(今だって初級者の域を出ていないと思うが)、左手の指先はめっちゃ痛くなるし、すべてが楽しかったわけではない。でも、たとえ歩みは遅くとも(遅すぎなくらい遅かったと思う)、できないことができるようになるのはうれしかった。何より歌が好きだったんだろうな(学校で習う音楽はあまり好きではなかったが)。フォーク系の曲を中心にレパートリーを増やしていった。アルペジオやスリーフィンガーは未だにうまくできないから、ほとんどストロークで演奏していたけどね(ギターに詳しくない人に説明すると、指でポロポロと弾くのではなく、何でもジャカジャカ演奏してた、ってこと。わかりました?)。 下手の横好きってやつで長年ギターを趣味としてきたが、人前で演奏するようになったのはここ3年くらいの間。星ヶ丘のライブハウス「スローブルース」でやるようになってからだ。決してうまくないギターでも、それを聴いてくれる人がいるのは、とてもうれしかった。叔父が買ってくれたモーリスの音のよさに気づいたのもここ2年くらいの間の話で、それまではそのよさに無頓着だった。もしかして、いい音を鳴らせるだけの技術が身についてきたってことなのかな? いずれにしても、いい音が鳴っていたんだな、これが。それなのに、壊れちまった。 でも、しょうがないから、新しいギターを探しに行った。何日かに分けて楽器店をまわり、試奏を繰り返した。ギター選びにあたっては、第一にパワフルな音が出せるもの、それでいて繊細な音も出せるもの、という条件(わかったような、わからないような条件だが)を、楽器店の店員に提示。すると、ボディーが大きいものになってくるんだな(ボディーが大きいと、低音がよく鳴って、迫力のある音が出るのだ)。当初は5~10万円のギターを買うつもりでいたが、2万円台で十分にいい音を出すギターがあったので(もちろん、俺の基準で)、2万円台のなかから気に入ったものを選ぶことにした。弾き比べてみて、好みと違うものは除外。そうして、2日前に2本に絞っておいた。最終的には決めかねたのね。 そして、今日こそ買うつもりで、楽器店へ。迷いもあったので、デュオ・パートナーの沙羅にも一緒に来てもらった。一人より二人の判断のほうがいいと思ったし、沙羅なら俺の好みもわかっているからより客観的な見方を示してくれると思ったのだ。店に入り、2本のギターを再び試奏。これが参ったことに、2日前に弾き比べたのとは印象がだいぶ違った。ますます迷ってきたが、最終的には二人の判断の一致したほうに決定。モーリスのM12ⅡTSというやつだ。ハードケースも併せて購入。4万円近くがとんだ。初めは5万円以上のギターを買うつもりだったのだから、まあいいか。 家に帰ってから新しいギターを弾いてみた。でも、何か勝手が違う。仕方がない、まだ慣れていないのだ。25年親しみ続けてきたギターには感謝しつつ、今後は新しく買ったモーリスに早く慣れていかなくては、と思う。
今日、朝日カルチャーセンターの短期集中講座「アヴェ・マリアを歌おう」を受講してきた。今回は、シューベルトの『アヴェ・マリア』をラテン語で歌ってみよう、というもの。馴染みのある曲ではあるが、細部まで歌いこなそうとすると意外に難しい。12月始めに、2回目(最終)の講座が予定されている。何とか自分のものにして、ライブでもやってみたいと思っている。
今夜、友人のまっちゃんから誘われて、沙羅とともに彼の参加している三線サークルにお邪魔した。会場は、伏見駅から歩いて5分ほどのところにある「名古屋市短歌会館」。 三線サークルなのに、まっちゃんはギターを携えている。私もミンミンを持参。で、三線の方々とセッション。手ぶらの沙羅は、三線を借りて沖縄民謡・沖縄ポップスに挑戦。三線を弾くのは初めてという沙羅だが、他の方々に混じって演奏。わがデュオ・パートナーの身内自慢になってしまうが、「この人、なかなかスジがいい」。他の人も「初めてとは思えない」って驚いていた。 サークル終了後、近くの沖縄居酒屋で二次会(?)。そのうち誰からともなく演奏しはじめる。我々<沙羅双樹ふたたび>もリラックスした状態で何曲か演奏。すっかり酔っぱらって、気がつけば、すでに日付が替わっているではないか。タクシーを拾って、帰宅。そのまま熟睡、であった。
|