夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2006年11月29日(水) らんちう、etc.

 今夜、星ヶ丘「スローブルース」へ出かけ、「生音くらぶ」に参加。
 聴衆のなかに女性が一人でも含まれていると、男どものやる気はまるっきり違うものだが、今夜も女性が数人いてお客も多かったので、それなりに盛り上がった。 私は、『雨ニモマケズ』(宮沢賢治)の朗読、『らんちう』(たま)、『NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN & OUT』の演奏を行った。最後の方で時間があったので、『力石徹よ』(寺山修司)の朗読も行った。



2006年11月26日(日) <ぐるぐる詩の輪>2回目

 本日、朗読会<ぐるぐる詩の輪>2回目が熱田「coffee TOSHI」で開催された。
 スタート予定時刻の15時に、主催者の岡本はなさんと私しかいなかったのでどうなることかと思っていたが、参加人数が4人になったところで、会はスタート。しばらくすると7人ほどになっていた。
 で、今回は一人あたりの持ち時間が長かった。私自身は、ギターで『青空と小鳥と終身刑』(南正人)を歌ったり、最近読んだ本(向谷地生良&浦河べてるの家『安心して絶望できる人生』)の一部を朗読して紹介したり・・・。まったりした感じの2時間を過ごした。



2006年11月20日(月) 鶴見和子さんを偲ぶ会

 私の大学時代の恩師・鶴見和子さんが亡くなられてから早3ヶ月。
 石牟礼道子(作家)、緒方貞子(元・国連高等弁務官)、志村ふくみ(染織家)、西川千麗(日本舞踊家)、加藤周一(評論家)、金子兜太(俳人)、佐佐木幸綱(歌人)、多田富雄(免疫学者)、ロナルド・ドーア(社会学者)といった方々が呼びかけ人となって、本日、東京會舘にて「鶴見和子さんを偲ぶ会」が開催された。
 鶴見さんは、「近代化批判」を通じて独自の内発的発展論を展開した社会学者であるとともに、きもの、おどり、短歌にも通じ、「道楽」を極めた方でもあり、スケールの大きさを感じさせる方であった。その堂々とした生きざまはなかなか真似できるものではない。私にとっては「学問」の師匠であるとともに、「人生」の師匠であったとあらためて感じた。



2006年11月19日(日) WE WILL ROCK YOU

 久しぶりに東京にやってきた。
 朝早くに名古屋を立って、10時には全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会(日本テコンドー協会・主催)の会場、後楽園ホールの座席に腰掛けていた。(畳の上でなく)四角いリングの上で繰り広げられる熱戦の数々、一瞬のうちに決せられる勝負を間近に見た。
 昼過ぎに会場を後にした私は、そのまま新宿コマ劇場へ急行。ロンドン発のロック・ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』を観劇。全編にクイーンの楽曲が使われたこのミュージカルは非常にテンポもよく、引き込まれるように観ることができた。クイーンの曲はどれもドラマチックで、ミュージカルにもよく合っていた。いつかクイーンの曲をカバーしてみたいとも思った。
 観劇後、新宿のホテルに荷物を置いて、再び歌舞伎町へ飛び出していった。新宿FACEへIWA JAPAN(インディー・プロレス)の試合を観に行った。プロレス会場、それも数百人規模の小ぢんまりとした会場の雰囲気が何とも言えずいいのだ。
 遊び疲れて戻ったホテルは歌舞伎町のど真ん中。興奮醒めやらぬままに、眠らない街の夜を過ごした。



2006年11月18日(土) 歌舞伎朗読

 藤が丘「WEST DARTS CLUB」で行われたイベント<歌舞伎朗読>を観に行ってきた。出演は、名古屋むすめ歌舞伎の三人娘、市川櫻子・林みどり・水野佑美。で、『恋飛脚大和往来』の一部を読み合わせ。原作は、近松門左衛門の『冥土の飛脚』という名作。古典のもつ底力のようなものを感じた。歌舞伎の面白さをあらためて感じさせられた。
 終演後、出演の三人とお話する機会が持てた。「芝居と朗読とではテンションの違いがあるけど、いい勉強になった」などと話してられた。なるほど、確かにそうかもしれない。朗読にも、そして演劇にも無限の可能性が隠されている。そんなふうにも思った。



2006年11月17日(金) もみじ寺

 例年に比べ暖かな日が続いてきたが、ふと気がつけば晩秋。紅葉を見に行こうとインターネットで検索したところ、犬山のもみじ寺「寂光院」を見つけだした。
 名鉄電車で犬山方面へ。今日は曇り空で寒い一日。紅葉の見頃には若干早かったようだが、それでも秋らしい風景に出会うことができた。



2006年11月11日(土) 言葉ズーカ〜詩人達の暴動〜

 今日、朗読イベント<言葉ズーカVol.その7〜POETS RIOT“詩人達の暴動”>が今池「涅槃」にて開催された。
 3部構成、3時間の長丁場。まず、第一部は、オープンマイク。参加者7名が、各々5分以内のパフォーマンスを行った。それぞれにその個性が感じられ、面白かった。デュオ・パートナーの沙羅も、自作の詩を披露した。
 休憩をはさんで、ISAMUの朗読。全身全霊を傾けて朗読するISAMUの姿が俺はとても好きだ。当人はいつになく緊張していたらしく、「不甲斐ないステージだった」と悔やんでいるようだったが、それだけステージにかける思いは強かったのだろう。
 続いて、そのISAMUも敬愛するパンクロッカー・小林英弘のステージ。正直なところ俺の好みの音楽とは若干違ったのだが、ステージに立つ小林の言葉の端々になにげない優しさが感じられ、好印象を持った。
 さて、その次が俺の出番なのだが、その前にISAMUが俺のために詩を用意してくれていた。『夏撃波の夜は更けて2006』というその詩を若原光彦が朗読して、場を盛り上げてくれた。
 で、俺のステージ。『雨ニモマケズ』(宮沢賢治)、『汚れつちまった悲しみに』(中原中也)、『力石徹よ』(寺山修司)という名作に伴奏をつけ、<朗読>。約15分間、まずまずのステージが展開できたように思えた。
 その後、休憩があって、第三部(地元詩人勢)に突入。山崎浩太、俵町かんたろうは会場全体に和んだ雰囲気を作り出し、若原光彦、江藤莅夏はそれぞれに独特な詩世界を展開。
 今回もまた、バラエティーに富んだイベントであった。ステージを終えてどっと疲れがあふれ出してきたが、俺にとっても有意義な機会となった。



2006年11月01日(水) 秋、スローブルースで

 もう11月になってしまった。すっかり秋だね。
 今夜、久しぶりに星ヶ丘「スローブルース」へ。本日は「生音くらぶ」開催日。初参加の女性(篠笛)を含めて6組が演奏。
 私は、1巡目で、「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)、「力石徹よ」(寺山修司)を<朗読>、『ボージョレヌーボー解禁の夜に』(オリジナル)、『Nobody Knows You When You're Down And Out』(ブルースの名曲)を演奏。2巡目で、『星ヶ丘ロケンロール』(オリジナル)を演奏。
 初参加の女性も「それぞれに個性的な演奏」と感想を述べていたが、確かにそのとおり。彼女によれば、私の演奏は「雨降りの真夜中のイメージ」だそうな。


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