夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2006年07月29日(土) 『青ひげ』 

 スーパー一座の大須オペラ『青ひげ』を観に行ってきた。
 『青ひげ』は、妻を殺しては又、次の妻を娶り、次々と妻を殺してゆく、残忍な青ひげ侯爵の、身の毛もよだつ恐ろしいお話(ペローの童話や伝説でお馴染みの作品だが、寺山修司もこれをモチーフに『青ひげ公の城』という舞台作品を残しているね)。しかし、どんなに恐ろしい物語も、大須オペラではハッピーエンドになってしまう。その結末は、ある意味でとってもアンビリーバブル! でも、文句なしに楽しいお芝居なのだ。200席程度の小さな芝居小屋にオーケストラの生演奏つきというのもうれしい限りだ。
 やはり大須オペラを観ないで夏は越えられないね。
 



2006年07月28日(金) はいた

 はいた。
 「吐いた」でも、「ハイター」でもなく、「歯痛」。顎から耳にかけて頬の内側が強烈に痛み、鎮痛剤もろくに効かない状態で、大いに体力を消耗した。ちょうど宿直業務にもあたり、だいぶ難儀した。歯医者に行き、抗生物質を投与することで、徐々に快方に向かいつつあるようだが、薬の副作用で下痢にも苦しんだ。体調を回復させるまでにはあと数日要する見込み。気が滅入るよ。



2006年07月26日(水) 愛は愛とて何になる

 久しぶりに、星ヶ丘「スローブルース」の「生音くらぶ」に参加。前は月3回くらいのペースで出演していた「生音くらぶ」にも、最近は仕事とかち合ったり、体調が思わしくなかったりで、月1回ペースになっている。
 今日出演のメンバーは5〜6組。私は、フォークの名曲を中心に4曲をカバー。
「竹田の子守唄」(赤い鳥)をミンミンで、「青空と小鳥と終身刑」(南正人)、「赤色エレジー」(あがた森魚)、「胸が痛い」(憂歌団)をギターで、それぞれ演奏した。



2006年07月21日(金) <沙羅双樹ふたたび>出演情報(’06.8.12)

 来る8月12日(土)午後6時半から鶴舞『K・D Japon』にて開催される詩のイベント『Bird-6 夏を笑う』(みおよしき・企画)に、われわれ<沙羅双樹ふたたび>の出演が決定。詩の朗読と演奏とを織りまぜながら15分ほどのステージを予定。出演は他に、加久裕子 ・鈴木陽一レモン ・若原光彦・池上宣久・土屋智行の皆さん。よろしければ、観に来て下さい。
 なお、詳細は下記のホームページなどでご確認下さい。

『Bird-6 夏を笑う』イベント広報ページ
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~pocom/img-keep/news/Bird6.html

『K・D Japon』ホームページ
 http://www2.odn.ne.jp/kdjapon/




2006年07月16日(日) 「続・ぽえ茶」ファイナル

  きまじめに 連絡事項 羅列され
   ふ〜ん わかった あなたの気持ち

  ポップスと 演歌と どちらが好きですか
   ちょっと迷うな やっぱりロック

 上記の短歌は、私のデュオ・パートナー、沙羅さんの作品である。今日の「続・ぽえ茶」で発表された。なかなか彼女の個性が出ていていいなって思った。
 私は、自作詩も用意しておらず、荻原浩の小説『明日の記憶』の一節を朗読した。
 「続・ぽえ茶」が今日16日で終了するとの話を数日前に知った。この会を運営してきた林本ひろみさんには感謝するばかりだが、発表の場がひとつまたなくなってしまうのかと思えば淋しい思いはある。外はあいにくの雨だったが、最後とあって参加者はいつもよりも多かった。
 思えば、「ぽえ茶」の時代から多くの出会いをもたらしてくれた場でもあった。「続・ぽえ茶」は今日で終わる。けれども、これですべてが終わったわけじゃないだろう。新たな何かが生まれてくるのさ。そう信じてやまない。



2006年07月15日(土) ヒートウェーブ

 カッコよすぎるぜ、山口洋。
 今夜、伏見「ハートランド・スタジオ」にて行われたヒートウェーブのライブに行って来た。1990年にメジャー・デビューを果たしているヒートウェーブだが、誰もが知るバンドというわけではあるまい。本日の観客動員数はざっと100〜150というあたりか。でも、音楽のクオリティーの高さは、観客動員数やらCD売上に比例するわけではないんだ。
 彼らのライブやCDを聴けば、その演奏技術の高さに目を瞠るはずだ。もちろん技術だけでは人を感動させられない。楽曲の良さ、その楽曲を演奏する表現者がオーディエンスに向けて発するメッセージの力強さ、音楽の力こそが人の心を揺さぶり、身体を踊らせるのだ。
 ちょっとキザとも言える山口洋の詞世界も、バンドメンバーと共に奏で、高らかに歌い上げれば、決して嫌味にはきこえない。何よりも彼らは音楽を深く愛し、それを聴衆と共有しようとしている。聴く側も、それぞれがそれぞれのやり方で音楽を楽しんでいる。ライブ会場全体が何ともいい雰囲気なのだ。約2時間ずっと立ちっぱなしというのは肉体にはこたえたが、とても心地よいひとときだった。
 で、彼らの演奏を聴きながら自らを振り返ってみる。キャラクター先行というか精神論主体の夏撃波だが、やはり演奏技術は向上させたいものだと強く思った。ギターももっと何とかしたいし、ブルースハープも演奏できたら・・・。それからそれから、欲張ったらキリはないけど・・・。だけど、いつか人々から言われてみたいのさ、「夏撃波さん、カッコよすぎるよ」って。
 



2006年07月02日(日) <7/2 at.スローブルース>

 夏撃波&<沙羅双樹ふたたび>が、7月2日(日)、星ヶ丘「スローブルース」でのライブに出演。
 前半は、夏撃波ソロ。まずオリジナル<星ヶ丘三部作>からスタート。つづけて『Lovin'You』(ミニー・リパートン)、『Amazing Grace』(ゴスペルの名曲)、『青空と小鳥と終身刑』(南正人)を演奏。
 後半は、沙羅を迎えてデュオ<沙羅双樹ふたたび>での演奏。『Desperado』(イーグルス)、『Paint It Black』(ローリング・ストーンズ)、『おるがん』(たま)、『満月の夕』(ヒートウェーブ)の4曲。
 終わってホッとしたものの、演奏ミスもあり、途中から声が出なくなってしまったり、反省点の多いステージとなってしまった。私の場合、演奏技術云々よりも夏撃波らしさが求められているように思われるが、そのあたりでも十分乗りきれていなかったと反省しきり。別にプロじゃないけど、もっとプロ意識を持たなくては、と思った。

 対バンの「Sexy Iwa & Sexy Tones」は、メロディアスな演奏ながら、Iwaさんのステージ衣装のセクシーさには思わず圧倒されたよ。他人のステージを観るのもいい刺激だね。


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