夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2005年06月29日(水) 初オリジナル曲「汚れちまった悲しみに」

 今夜もまた、星ヶ丘「スローブルース」の「生音くらぶ」に参加してきた。
 まずは、ザ・ブームの『逆立ちすれば答がわかる』という軽快なリズムの歌で声ならし。その後、ユーミンの『あの日に帰りたい』をギター&カズーで演奏。そして3曲目、初オリジナル曲『汚れちまった悲しみに』(中原中也の詩に曲をつけたもの)を演奏。
 オリジナルの演奏はいつも以上に緊張を強いられたが、自分の色を濃く出すことができて気持ちよかった。これからも少しずつ曲を作っていこうと思っている。
 2巡目では、坂本九メドレー(『見上げてごらん夜の星を』&『上を向いて歩こう』)を演奏して締めくくった。



2005年06月26日(日) <沙羅双樹ふたたび>デビュー

 今日の午後3時から、熱田「coffee TOSHI」にて「(続)ぽえ茶」(詩の朗読会)が行われた。
 この日に合わせて、ギター・デュオ<沙羅双樹ふたたび>を本格スタートさせることにしていた。今年に入ってから、私(=夏撃波=「ふたたび双樹」)は「ふたたび沙羅」とのギター・デュオ・デビューに向けて練習を重ねてきた。人前で演奏するにはまだまだ課題も多いが、二人の息もだいぶ合ってきており、ここらで人前で演奏しておきたいと思っていた。
 
 けさ宿直明けしたばかりの私は、早速沙羅と合流し、直前のチェック。そして、3時前に「coffee TOSHI」へと向かった。
 お店に着いてみると一般客も多く、何となく演奏はしづらい雰囲気。いわゆるオーソドックスな朗読が続いた。参加者の皆さんはこの日を心待ちにしていたのがわかった。
 で、一般客がいなくなったスキを見計らって、私のギター演奏をバックに沙羅による朗読(UAの曲『雲がちぎれる時』)、続けて『おるがん』(たま)をふたりで演奏した。ソロとはまた違った緊張感があった。『おるがん』の演奏を終えた後、それを聴いていた参加者のひとりが涙ぐむシーンもあって、ちょっと驚いた。その方には「とてもいい演奏でした」との言葉をいただき、大変嬉しかった。
 また、デュオでの演奏後、ソロ(夏撃波)でも演奏。今日は、中原中也の『汚れちまった悲しみに』という詩に自分なりに曲をつけて演奏してみた。初めて作曲しちゃったわけね。私自身はとても気に入っている作品だ。場所柄もあって、」今日は遠慮がちに演奏することになったが、今後また色んな所で演奏していきたい。

 「(続)ぽえ茶」終了後、沙羅と二人で反省会。というか、<沙羅双樹ふたたび>デビューを祝して乾杯した。で、その後は記録映画『フェスティバル・エキスプレス』(ジャニス・ジョプリン、バディー・ガイ、ザ・バンドなどの、イカした演奏が映し出された貴重な映像が満載)を観に行き、流れてロック居酒屋をハシゴした。てな具合で、若くはないのに、気持ちだけは若い<沙羅双樹ふたたび>であった。

(注)
 <沙羅双樹ふたたび>の由来について。『平家物語』の有名な書き出し「祇園精舎の鐘の声〜」の部分から「沙羅双樹」という言葉を引用。琵琶法師を意識する私(=夏撃波=「ふたたび双樹」)としては「沙羅双樹」を採用したかったし、相方(=沙羅)もその名を気に入ったようだった。ただ「沙羅双樹」という芸能集団(?)はすでに実在するようなので、それとの重複をさけるため<沙羅双樹ふたたび>をデュオの名前とした。
 なお、デュオとして活動する際、私は「ふたたび双樹」を、相方は「ふたたび沙羅」を名乗る。ソロでは、これまで通り「夏撃波」を名乗っていく。



2005年06月22日(水) ギター、ボンゴ&カズー

 今夜もまた、星ヶ丘「スローブルース」に行って来た。昨夜の疲れも何のその、ギター、ボンゴ&カズーを携えて、「生音くらぶ」に参加。
 『オリビアを聴きながら』(尾崎亜美)、『そして神戸』(クールファイブ)、『春夏秋冬』(泉谷しげる)の3曲を演奏。



2005年06月21日(火) ロックdeセッション

 今夜、星ヶ丘「スローブルース」に出かけてきた。毎月第3火曜日に開催される「ロックdeセッション」に参加するために、ね。
 あらかじめその日に演奏される曲が決められており、それに対して演奏希望者がパートごとにエントリーし、セッションを行う。私は、ボンゴ&カズーで参加。結局20曲ほどのうちの半数近くに参加。ジミ・ヘン、ディープ・パープル、サンタナ等の曲を演奏。聴衆のノリに、こちらもテンションが高まり、渾身の演奏を行った。ボンゴの叩き過ぎで掌が痛くなったけどね。でも、「生音くらぶ」とは趣が違い、これはこれで面白かった。
 よし、こんどは「ジャズdeセッション」に参加するゾ〜。



2005年06月15日(水) 狂熱のライブ(?)ふたたび

 今日も、星ヶ丘「スローブルース」にて開催の「生音くらぶ」に参加。ギター、カズー等で4曲演奏。
 1巡目、『空想の戦場』(ザ・ブーム)、『ベルベット・イースター』(ユーミン)、『誕生』(中島みゆき)を演奏。『誕生』は、今の自分にとって、いちばん感情移入しやすい曲だ。
 2巡目、『おそうじオバちゃん』(憂歌団)をエンジン全開で歌いまくった。会場もそれなりに盛り上がりを見せていたようだった。



2005年06月12日(日) Little Birds

 綿井健陽監督による ドキュメンタリー映画『Little Birds −イラク戦火の家族たち−』 を、今池・シネマテークで観る。
 日本におけるイラク戦争報道の多くはアメリカの側からの視点によるものであり、イラク民衆の目線に立った報道は数少ない。『Little Birds』 は、戦争の現実を、そして悲惨な現実に傷つきながらも力強く生きている人々の姿を伝えている。
 戦争は、人々が大切にしていたものを一瞬のうちに奪い去っていく。誰もが大切ないのちであるはずなのに。『Little Birds』 に触発を受け、私も短歌を詠んでみた。

  アメリカの 
  母も、イラクの
  母もまた、
  悲しみ同じ、
  わが子死ぬれば
   夏撃波



2005年06月05日(日) ミニ・ファッションショー

 (劇団pH-7の大道具や衣装を担当している)服部道和&清本智美による帽子と衣裳の展示会が、pH-7地下劇場にて開催されている。で、今日はミニ・ファッションショーもあるということなので、観に行ってきた。
 「地下劇場」はギャラリーみたいに装いを変えていた。前衛的な帽子と衣装の展示とファッション・ショーはちょっと「パリ・コレ」みたいで、面白かった。



2005年06月04日(土) 唐組公演「鉛の兵隊」

 唐組公演「鉛の兵隊」を観るために、豊田市・挙母神社に出かけてきた。
 いくつかのテーマが折り重なった詩情あふるる物語、濃厚な演劇空間、唐十郎の生み出す芝居は、観る者の想像力を大いにかきたてる。おなじみの紅テントは非日常世界へといざなう。
 今回は芝居のテンポもよかった。唐の存在感は不動だが、若手のひとり・丸山厚人の好演が特に光っていたように思う。「状況劇場時代の根津甚八はあんなふうだったのかな」、そんなことを思わせるだけの存在感が丸山に感じられて、役者の端くれたる私もジェラシーを覚えた程だった。
 そう言えば、配布されたチラシの束の中に、今冬公開予定の映画『ガラスの使徒』(原作・唐十郎、監督・金守順、中島みゆきも出演する)のお知らせがあった。これも今から楽しみだ。



2005年06月01日(水) 狂熱のライブ(?)

 今週も、水曜日はやはり「スローブルース」の「生音くらぶ」に参加。
 今回は、会場も大いに盛り上がり、自分としてもとても満足のいく演奏ができた。1巡目、まずは声ならしに『恋しくて』(BEGIN)を演奏。2曲目、『狂った果実』(アリス)を絶叫に近い熱唱と演奏。3曲目、『悲しい色やね』(上田正樹)を夏撃波色たっぷりに演奏、会場も大いに盛り上がった。
 2巡目、『上を向いて歩こう』(坂本九)を換骨奪胎して、おもいきり夏撃波バージョンで演奏。今回の『上を向いて歩こう』はほとんど即興でやったのだが、まだまだ色々とやれそうな気がする。元々の『上を向いて歩こう』が素晴らしい曲だからこそ、いろんなバージョンを試してみたくなるんだよね。
 てな具合で、「スローブルース」に出入りするようになってから、文字通り「音を楽しんでいる」私なのだ。


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