2005年05月30日(月) |
国本武春&ラスト・フロンティア |
久しぶりに今池のライブハウス「TOKUZO」に行ってきた。行ってビックリ、いつにない大盛況。 まず、第1部は浪曲師・国本武春さんによる「浪曲風弾き語り」。笑いのツボを刺激され、腹の底から笑った。さすがはその道のプロ、お客を大いにノセて、会場全体を浮き立った空気に覆っていく。アッという間に第1部終了。 第2部は、国本武春&ラスト・フロンティアによるブルーグラスの演奏。ギター、マンドリン、バンジョー、ウッド・ベースに、国本さんの三味線が加わって美しい旋律を奏でていた。ブルースもいいけど、ブルーグラスとかカントリーも悪くない。ていうか、ブルースとカントリーは、「性格の違うきょうだい」みたいなものだと感じた。 1回で2度おいしいライブであったことは確かだ。でも、欲を言えば、もうちょっと浪曲を聴いてみたいと思った。
今日もまた、星ヶ丘「スローブルース」での「生音くらぶ」に参加。今日は参加者が少なく、司会進行役の余語さんも欠席とのこと。いきなり私に司会進行役がまわってきた。意外と司会進行は難しいもの。すぐに話題は途切れてしまうし、演奏するほうがだいぶ楽だと思ったね。 ところで、今回の私の演奏だが、「マイ・バースデイ(5/24)記念」ということで、誕生日にちなんだ(?)曲も盛り込んでみた。 1巡目、まずは自作詩『五月の風に吹かれて』を朗読し、続けて『風に吹かれて』(ボブ・ディラン)を演奏。2曲目では、『なごり雪』(イルカ)を朗読+ラップ(のつもり)+弾き語りで披露。3曲目、『誕生』(中島みゆき)をたっぷり感情移入して歌った。 2巡目、『I LOVE YOU』(尾崎豊)を少しと、『夢は夜ひらく』(三上寛)を歌った。 最後は、いつものごとく皆でセッションして終わった。
そう言えば、「ハッピー・バースデイ」のメール、思わぬ人から届いていて嬉しかった。
今日24日は、私の誕生日であり(39歳になりました)、ボブ・ディランの誕生日でもあります。ボブ・ディランは好きなアーティストのひとりですが、彼の初期の代表曲『風に吹かれて』からインスピレーションを得て1年前に作った詩があります。『五月の風に吹かれて』という題名のその詩を披露しましょう。ちなみに、この詩のなかにボブ・ディラン作の曲名も多く盛り込まれています。
独裁政権打倒を旗印にかかげ 連合国軍が空爆を開始したのが一年前 その一ヶ月後 恐怖の大王はこの国を追われ 民衆の上に 平和がもたらされたかに思われたのだが・・・
連合国軍は解放軍などでは決してなかった 傀儡政権をでっち上げ 占領軍として実権を握り この国に君臨する 反対勢力を弾圧し 新たな闘いの火種をつくり出した
まだあどけなさの残る北国の少女は 自らと自らが愛する者のために 銃をとって闘った そのつぶらな瞳は 戦火に逃げまどう民衆の姿を 見張り塔からずっと 見つめ続けている
地平線の彼方に突如現れた敵軍の兵士 しがない歩兵たちの群れ 転がる石のように 地を這い 死の行軍を続けている そこに戦争の親玉の姿はない
けれども 夜になれば 武器商人が暗躍し 兵士たちの生き血をすすることだろう
五月の風が 硝煙のきな臭い匂いを運んでくる 荒廃した大地が 再びよみがえる日はやってくるのか
聖者ジンマーマンは言う 「五月の風のなかで 私たちは生まれ変わるのだ かわる、かわるよ、時代は変わる 自由の鐘が打ち鳴らされ そのうち ミスター・タンブリンマンがやってくるさ」と
そして 再び悲しい目をして 聖者ジンマーマンは続けて歌う 「どれだけ空を見上げれば 人には空が見えるの どれだけ多くの耳を持てば 人々の嘆きがきこえるの どれだけ多くの死者が出れば 多すぎる人々の死がわかるの その答は風のなかに 風が知っている・・・」
2005年05月22日(日) |
筑前琵琶「平家物語」 |
名古屋能楽堂に行ってきた。久世旭如さんらによる筑前琵琶「平家物語」の弾き語りを聴きに行ってきたのだ。琵琶独特の響きが、平家物語の世界へと誘う。原智彦さん(スーパー一座座長)もゲスト出演し、舞を披露したが、とてもインパクトがあってよかった。
今夜も、鶴舞「K.D.Japon」に出かけてきた。打楽器3人組「そいんじゃ」によるライブを観てきたのだが、3人による打楽器の演奏というものは何とも迫力があっていいものだ。しっかりとビートが刻まれ、こちらも自然と身体が揺れる。とても心地いいサウンドだった。
今夜も星ヶ丘「スローブルース」に行って来た。今日は静かめな曲を演奏しようと決めて行った。「海を見ていた午後」(ユーミン)、「愛について」(スガシカオ)、「貝殻節」(鳥取県民謡)の3曲をギターで演奏。いまひとつ迷いがあったのか、ノリが悪かったと自己反省。まあ、そんな日もあるさ。
今夜は、ボンゴその他鳴り物を持って、鶴舞「K.D.Japon」へと出かけていった。私の他にも、20人弱の人達がそれぞれ楽器を持って集結(ギター、ベース、ドラムス、サックス、コンピュータetc.)。そのなかから無作為に4~5人の即席バンドが組み合わされ、それぞれ10分程度の即興演奏がなされた。ブルース・セッションとは違って、ジャズ系のインプロビゼーションは先が全く読めない。初対面の者同士、互いに探り合いながらの演奏。何とも言えぬ緊張感の連続、それはそれで悪くなかった。
ゴールデンウィークの真ん中の今晩、星ヶ丘「Slow Blues」の「生音クラブ」に参加してきた。参加者もギャラリーも少ないだろうとの予想に反して、いつもとは若干違った顔触れながら、大勢の演奏者が集結した。遠くは横浜や福岡からの参加もあり、また卓越したギター・テクを披露してくれた方もあり、いつも以上に盛り上がった。 私も負けじとステージを展開。まずは、自作の詩に続けて『I Can't Stop Loving You』(レイ・チャールズ)を「ボンゴ叩き語り」で歌った。2曲目、『涙のキッス』(サザン・オールスターズ)を「ボンゴ&タンバリン叩き語り」で歌い始め、途中から「ギター弾き語り」に移行、「ひとりコラボレーション」といったところか。で、最後、『Everything』(MISIA)を「サウンド・ホースの伴奏付き」(?)で、まあ、ほとんどアカペラに近い状態で歌い上げた。それなりに盛り上がり、満足感はあるものの、「若干<ウケ狙い>に走りすぎたかも」と反省するところもあった。 実験的な試みはドンドンやってみたいとは思うが、一方で演奏技術の向上にも努めていきたいと強く思った夜だった。
2005年05月03日(火) |
どインディー・プロレス&おバカ映画 |
午前、あおなみ線に乗って金城埠頭まで行き、駅から歩いて「ポートメッセなごや」の「マンモス・フリーマーケット」会場へ。と言っても、フリーマーケットには一切興味はなく、この日「フリーマーケット」会場の片隅で行われる「SGP」(名古屋の、ローカル・インディー・プロレス)の試合を観に行ってきた。3試合が行われたが、第1・第2試合は「しょっぱい」「あまりにつまらない」というか「観ているのが辛くなる」ような試合だった。「素人に毛が生えた程度」にしてもちょっとひどい感じ。第3試合はやっと観られるレベルの試合にはなったが、全体的にはもっともっとがんばってほしい(人前で披露するには、練習が足らない)と思った。 試合後、荒子川公園まで電車で移動。アメリカ映画『ドッジボール』を観た。まあ、アメリカ映画にありがちな、ごくごく単純なストーリーで、むずかしいことを一切考える必要がない映画だったが、マイナースポーツ・マニアの私としてはチェックしておきたかった。野球やサッカーも悪くはないけど、マイナースポーツで盛り上がるってのもなかなかいいと思う。
朝、歯医者に電話をかけて診察をお願いする。炎症を抑える薬を塗ってもらい、帰宅。 午後からは、ギター・デュオの練習。市内の某公園にて野外練習。歯痛の影響もあって、いまひとつ調子に乗りきれない。 肩ならし程度に練習してから、相方と名城公園に藤を観に行った。相方も俺も、紫はとても好きな色。つまりは、俺たちは悪友ってことかな。藤の紫は、俺の心を騒がせる。
色づいた 髪がなびくぜ 藤娘 (夏撃波)
でもって、某・ロック酒場に立ち寄ってから(でも、俺はソフトドリンクしか飲めずに)家路についた。
歯が急に痛み出した。歩くだけで歯に振動が伝わり、激痛が走る。こともあろうに、こんな連休の真っ只中に痛み出すとは・・・。 気を紛らすために、詩を作ってみた。この歯の痛み、どこか「恋の痛み」に似てはいないだろうか、と。
眠れぬ夜 しくしくと、しくしくと 歯が痛む
降りやまぬ雨 君のことを思うたびに 僕の心は疼き出す
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