夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2003年06月30日(月) 人事異動

 年度途中だが、職場で異動命令が出され、明日から隣の福祉施設で働くこととなった(1ヶ月ほど前に内示はあったが)。今の職場は今日でお別れ。多くの人から温かい言葉もいただいた。こみ上げてくる思いはいろいろあるが、新たな職場で気持ちを新たにやっていくつもりだ。
 でもね、これからは宿直もあって、不規則勤務に慣れるまでは大変そうだ。その分、給料は上がるみたいだけどね。
 生活の組み立て直しが当面の課題である。



2003年06月29日(日) 夏撃波ソロ活動の一環(「ぽえ茶」)

 本日開催の、詩の朗読会「ぽえ茶」に参加。小道具として、ボンゴその他の楽器を抱えて行った。1巡目は、楽器を使っての朗読パフォーマンス「井上陽水メドレー・テイク2」をやった。2巡目では、ユーミンの「ひこうき雲」をごく普通に歌った。今日は3巡目まであって、ここで自作の「はずれくじ」を朗読。
 詩の朗読、なかなか面白いものでっせ。よかったら、一度見に来てちょ!
 



2003年06月26日(木) 夏撃波ソロ活動の一環(「詩のあるくちびる」)

 仕事の後、朗読会「詩のあるくちびる」に参加。
 第1部では、めいめいが自由に朗読。私は、宮沢賢治の「永訣の朝」を朗読した。
 第2部の「詠みくらべスラム」では、島崎藤村の「初恋」を課題詩としてエントリーした11名で朗読を競い合った。投票の結果、私が今回のチャンピオンの座に輝いたぜ。先々月(金子みすずの詩の読み比べ)に続いて2回目の受賞。今のところ、無敗の記録が続いている。他人の詩を朗読するのはとても楽しい。今後も様々な試みをやっていきたい。その一方で、今後創作も意欲的にしていきたい。

 予告! こんどの日曜日、29日の午後、熱田区のギャラリー喫茶「神宮茶屋」で行われる朗読会「ぽえ茶」に参加。「井上陽水メドレー・テイク2」を発表の予定。乞う、ご期待!



2003年06月22日(日) 超サーカスじゃん!

 シルク・ドゥ・ソレイユの「キダム」名古屋公演に足を運んだ。
 「こいつはマジで凄ぇもの見ちまったぜ」というのが率直な感想だ。思わず「キダム」のビデオ・CDも買ってしまった(後でビデオ観たけど、やっぱりライブの凄さには到底かなわない)。
 何が凄いってまずはアクロバットの水準の高さ。まさに神業が次から次へと繰り出される。難易度の高い技がひととおりあって「もう終わりだろう」とこちらがタカをくくっていると、それ以上の技を繰り出してくる。100%どころか150%の満足って感じだ。
 演劇的にも面白かった。高水準のアクロバットを演劇的な意味でもうまく構成し、観客の心をとらえて離すことがなかった。とにかく驚きの連続だった。私はかつての「天井桟敷」(故・寺山修司主宰)の芝居を生で観たことはないのだが、「きっとこんな感じの面白さなんだろうな」とひとり勝手に思っていた。「キダム」という超一流の芸術を観たら「劇団四季」のミュージカル(「一流もどき」)なんて完全に用無しだな、ってホント思ったね。ちなみに「pHー7」は「超二流」(もちろんプラス評価ですから、関係者の皆さん、誤解なきよう)だと勝手に思っているのだが・・・。
 サーカス大好きの私だが、「キダム」はこれまでのサーカスの概念を突き破るものだった。と同時に「これぞ、サーカス」と私は喝采を送っていた。サーカスの醍醐味を十二分に伝えてくれたステージだったと思う。



2003年06月21日(土) 人との出会いは大切にしたいものだ

 午前中は、ハリ・マッサージを受けて少し楽になった。

 午後はまず、なごや自由学校講座「ファシリテーター養成講座」に参加してきた。「参加型教育」ということが言われるようになってきているが、いかに一人ひとりの本来もっている力を引き出していけるかということが今後の教育・社会活動の場に求められている。ファシリテーターは「参加型教育」の促進役とでも言うべき役割を担う。第1回目の今日は、他人の話をじっくり聞く機会があり、今の私にとってはちょっとした刺激になった。

 夕方、友人と栄で待ち合わせ。友人とその友人達、私の4人で沖縄料理店へ。途中、沖縄民謡ライブもあって楽しいひとときを過ごした。

 このところ私にとってしんどい状況が続いていたから尚更、人との出会い、何気ないコミュニケーションが貴重なもののように思えるのだ。



2003年06月18日(水) 詩の夕べ

 今日は、午後だけ有給休暇扱いにしてもらい、帰宅。夕方までぐっすりと眠った。
 夕方になって、千種駅近くのオーガニック・ベジタリアン・レストラン「空色曲玉」に出掛ける。今夜、そこで詩の朗読会が開かれるのだ。
 で、今日は、辺見庸『単独発言~私はブッシュの敵である~』のなかの一節を朗読。一巡してから、サザンオールスターズの歌詞を4曲メドレーで朗読した。久しぶりの朗読会への参加で、ちょっと気持ちがよかった。参加者も十数名、いろんな人がいて、それも面白かった。自作の豆本(詩画集?)を作って売っている人とか、笠井叡(舞踏家)や寺山修司が好きという人もいたりして・・・。店の雰囲気もとてもよくて、時間を忘れて過ごしてしまった。
 とにかく自分らしい時間が持てたことがうれしかった。



2003年06月17日(火) 人のやさしさを感じる時

 今は運がないのか、私にとってしんどいことばかりが続いている。気持ちはついつい落ち込みがちだが、ありがたいことに私には得難い仲間がいる。思いやりの気持ちがこんな時ほどありがたく感じられる。そんなにも私のことを心配してくれていたのか、そう思うとうれしくなった。逆に、私はその人たちのことをそれほどまでに気にかけたことがあったろうか、と申し訳なく思った。
 あらゆる場面で世の中の矛盾を感じ、憤りを覚えることも多いが、一方で人のやさしさを強く感じる瞬間がある。人のやさしさがあるかぎり、荒廃した時代のなかでも生き続けられるのだと思う。



2003年06月09日(月) 時流に流されるな!

 この「日記」、少し模様替えをしているのですが、お気づきでしょうか? と言っても、表題が「夏撃波(=曽根攻)のモノローグ」(旧「つれづれなるままに・・・ 曽根攻のモノローグ」)に変わったことと、メールを受け付けるようにしたことぐらいですけどね。よかったらメール下さい(レス、遅れるかもしれませんが)。

 「北朝鮮問題」といい、「イラク問題」といい、「SARS騒動」といい、あまりにヒステリックな反応が目立ってはいないか。こんな時こそ、時流に流されることなく、自分の頭で冷静に考える姿勢を持ち続けたい。他人に何と言われようと、自信を持って生きていきたい。



2003年06月07日(土) ED?男性更年期障害?

 これって、もしかしてED(勃起不全)? 男性の更年期障害?
 昨今私の身の上にふりかかった身体の変調は、私の精神にも深刻な影響をもたらした。このところ運に見放されたかのような事態が多く発生していた。今は私にとって人生の曲がり角にあたるのか。いやいや、「坂を転げ落ちるかのように」という比喩そのままの事態がまたしても私の前に現出しているのではないか。これまで他人事のように思っていた事態を目の当たりにして、私はただただうろたえ、打ちひしがれていた。
 1週間ほど前、私は藁をもつかむ思いで、泌尿器科の門を叩いた。血液検査・尿検査等の結果、「精神的なストレス」や「疲れ」を取り除くことによって回復は見込める、とのことであった。必ずしも楽観できないものの、私はこの経験をプラスに考えようと思った。今回の出来事は、私にあらゆる意味において警告を発しているのに違いない。私に気づきのチャンスを与えてくれたのだ。
 嘆いてみたとて事態が変わるわけではない。現実を見据え、挑んでいくしかない。私は、決して屈しない。まっすぐ前を向いて進んでいくしかないのだから。



2003年06月06日(金) 猿之助十八番の内「南総里見八犬伝」

 中日劇場に、市川猿之助歌舞伎公演「南総里見八犬伝」を観に行った。
 猿之助と言えば「スーパー歌舞伎」を連想する人が多いと思うが、私は「スーパー歌舞伎」に対しては批判的な立場だ。数年前に観た「新・三国志Ⅱ」は「安っぽい現代劇」としか映らなかった(この先「スーパー歌舞伎」の中味に変化があれば評価が変わることはありえるが、「スーパー歌舞伎」はしばらく観たくないと思った)。でも、歌舞伎界特有の門閥制度にこだわらず常に新風を巻き起こしてきた点において、猿之助は評価されていいと思う。それに、何より猿之助は華のある歌舞伎役者である。
 さて、今回は「スーパー歌舞伎」ではない(だから観に行こうと思ったのだが)。古典中の古典、滝沢馬琴の名作「南総里見八犬伝」の上演である。結論的に言えば、とても面白かった。細かい点では色々と言いたい点はあるが(猿之助登場までの間が少したるかった)、十分に満足のいく内容であった。スピーディーな身のこなし、アクロバティックな動きに息を呑み、宙乗りをはじめ多くの仕掛けに度肝を抜かれた。ストーリーの展開も、とてもテンポよくいっていたのではないか。歌舞伎本来の魅力(このことについては、いずれまた触れたい)が随所に織り込まれていたように思う。

 いい芝居を観た後は気分がいい。久しぶりに爽快感をもって劇場を後にした。



2003年06月05日(木) それでも、棘はずっと刺さったまんまだ(夏撃波=曽根攻)

 この度、仕事上の理由により(詳しくは、いずれまた)、「劇団pHー7」を退団することになりました。私としては、できれば役者は続けたかったので残念でなりません。いつかまた舞台に戻ってきたいと念願していますが、ここで一区切りつけることにしました。これまで応援してくださった皆様には、感謝の念にたえません。ありがとうございました。
 ということで、しばらく舞台からは遠ざかることにはなりますが、何らかの形で「表現活動」を模索していきたいと思っています。実は、現在進行形でやっているものとして、「詩の朗読パフォーマンス」があります。月3回程のペースで市内各所で行われている「詩の朗読会」に飛び入り参加する形をとって(毎回参加できるわけではないので)、実験的な「詩の朗読」に取り組んでいるところです。ちなみに、ペンネームは「夏撃波」(中国風に「か・げきは」と読んで下さい)と言います。このことについては、いずれまた詳しく触れることになると思います。
 そうそう、この日記は引き続き綴っていくつもりですので、また覗いてみて下さいね。
 ひとまず、ご報告まで。


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