バカ恋
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■ マスヲの寿命 ■



とっても好き嫌いの多いうちの旦那さん@シュウ。

生モノ駄目、野菜ほとんど駄目、キノコ駄目、

今まで食べたことの無い食べ物絶対駄目。

なので、

食べられるモノが限られているのです。

肉、肉、そして肉。

キン肉マンさん、肉ですよ。



そんなシュウを見かねてか、うちの母親が

シュウくんはあと壱拾年で死ぬと思うよ

と断言してました。

恐るべし我が母。

余りにもストレェトな物言いではありませんかっ!!

まあ、其れも此れも、未だ小さい子供達の事を思ってのこと。

シュウが好き嫌いを無くしてくれたら問題ナシなのです。



昨日の夕飯は野菜てんこ盛りでした。

嫌がらせかっ

仕事から帰って来て、テェーブルに乗っている

夕飯のおかずを見た時、シュウは顔面蒼白で、







だってさ。

まさか。そんな。

壱拾年の寿命を更に減らしてどうする。



■ 二世帯同居の超難点 ■


二世帯同居ってやはりかなぁり難しい。

うちの場合、シュウがマスヲさんだから、

まあ何とか、多分、恐らく、

シュウさえ悪さしなければ大丈夫ではないかと・・・。

いや寧ろ、アタシと母が仲良くしてれば大丈夫。

絶対に絶対に安心は出来ないケド。




アタシの従兄妹が一昨年結婚しまして、

結婚と同時に出産(ありがちパターン)で、

しかも二世帯住宅新築して、

何だかすげぇなあと思っていたら、

やはり嫁姑戦争勃発しまして泥沼離婚してしまいました。

従兄妹はバツイチに。嫁はバツニに。

不幸だね。どちらも不幸だと思います。




息子の親権を巡って夫婦が一歩も譲らず、

調停起こして、足の引っ張り合いをし、

御互いを傷つけて、家族を傷つけて、

結果、従兄妹には多額の借金と息子が残りました。

彼は親権が取れるなら金に糸目は付けない

と言っていたけど、

譬え其れがどんな母親であるにせよ、

子供にとっては唯一無二の存在である事は間違い無く、

彼や叔母がどんなに頑張っても代わりには成れないし。

其の逆もまた有りきですが。




アタシもシュウも再婚同士です。

すーさんもシュウが残してきた子供達も、

きっと物凄く悲しい思いをして来たと思います。

其の痛みや辛さは計り知れないほどです。

だから、アタシは

絶対にもう二度と離婚はしたくない。

子供達を悲しませたくはない。







なんつーか、全てはアタシに掛かってるって訳ですよ。

アタシの根性と忍耐に。

ま、シュウに言わせて見ればお互い様なのかもね。





■ ムスメのカレシ ■



すーさんにもいよいよ恋人が出来ました。

其の名もリョウくん

先月のヴァレンタインディに家に来ました。



今時の高校生の交際って、

きっとアタシらの時代と違って、

物凄くヘヴィだったりするんだろうなあ

とか思って居ましたが、

相手がすーさんって事もあり、

何だかとっても爽やかです。



其れでもやはり子供は子供。

友達と遊ぶ時間やテレビの時間やゲェムの時間の方が

楽しかったりする時も在る様で、

忙しなくすーさんの携帯が鳴っていたのは、

最初の数ヶ月。

最近はめっきりです。さっぱりです。



彼氏の行動に右往左往するすーさんは、

とっても乙女で、

彼氏の言葉に一喜一憂するすーさんは、

とっても純粋で、

でも、何だかとっても儚くて、

親のアタシとしてみれば、

てめぇアタシの大事な娘、泣かすんぢゃねえぞ

的な心情アリアリなのです。



すーさんの彼氏のリョウくんは、

此処んとこずぅーっと音信不通で、

すーさんも朝から晩までボォーっとする始末。

恋に対して強気で行けないのは母親の影響か・・・。

人一倍寂しん坊で、甘ったれで、

とってもリョウくんの事が大好きなすーさんは、

どうしてメェルくれないの?

の一言が言えず、

自分の気持ちを抑え込んだままなのです。



大丈夫大丈夫。

此れは長い人生のたった一瞬の出来事だよ。

きっと此れからも沢山の胸を焦がすような恋をするんだよ。

そうして、アナタは素敵な女性になっていくんだよ。

泣いてもがいて、女になれ。



すーさんは今日も、其のたった一瞬の為に生きています。

頑張れ。




■ 春は未だか ■



連日の日記更新。

珍しくね?




生まれ育った家が無くなると云うのは、

実に寂しいものです。

自分の使っていた部屋や、

家族で食事をしたテーブルや、

玄関や御風呂や、

庭の草花。

全て思い出が沢山詰まっているのです。





しかし、現実は厳しかった。

事業がうまくいかず、

廃業する事になった父は破産することになり、

実家は管財人の手に委ねられました。

あの歳で破産するのも相当堪えたと思います。

悔しくて、悲しくて、

其れでも如何する事も出来なくて、

私達は審判の日を待つしか無いのです。




弟が記念写真を撮ろうと言い出して、

家族全員が玄関の前に集まりました。

決して笑顔ではなかったけど、

もうこの家に集うことも無いけれど、

壱つの幕が閉じたような感じでした。




父と母は故郷を捨て、

私達夫婦と同居する事になり、

新しい人生のスタートを踏み出した訳なのですが、







ほんとに頭が下がります。

なかなか出来ることじゃないと思います。

「感謝」と云う言葉では足りないくらいです。




此の恩に対して、

私達が出来ることは何なのか。

じっくり考えて行かなければならないと思います。

反省も含めて。




人生は波乱万丈だなあ。





■ オヒサシグリコ ■



早いもので、結婚してから早四年。

同棲していた間も含めれば六年にもなります。

家族も増え、シワも増え、

身体的衰えを日々感じる毎日です。




朝起きて、シュウの弁当作って、

子供達に朝御飯食べさせて、着替えさせて、

保育園の支度して、家出て、

車すっ飛ばして登園して、出社して、

図面カキカキして、

「もうこんな時間かよ!」

ってまた車すっ飛ばして御迎え行って、

家帰ったらまた戦争みたいに命枯らしてます。




変わった事と言えば、

デカイ家に引っ越しました。

貧乏人のくせに。







やはり此の世の冷たい風が辺境地にまで吹いて居るのです。

逆境に打ち勝つ事が出来なかったのです。

老若男女問答無用で厳しい現実です。

生きて行くのは大変だ。

生きるってめんどくせーな。

でも負けねぇーぞ!!!!





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