バカ恋
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■ 懐かしい人 ■


遥か遥か昔、

サクラの季節になると何時も

一緒に御花見をした親友がいた。

其の親友は男だったけど、アタシにとっては大事な人で、

彼とはしょっちゅう何処かへ行った。





アタシも彼もちょこちょこと恋人が出来たりしたけど、

其れでもアタシ達は恋人達に気兼ねする事無く遊んだ。

何度目かの季節が過ぎた或る日、

彼は当時付き合っていた彼女と別れてしまった。

何となく元気のない彼を、アタシは食事に誘った。

何時もみたいにバカ話をしながら御飯を食べて、

何時もみたいに車の中で騒いでいたら

彼が突然アタシを抱きしめて言った。

俺じゃだめ?

アタシはとてもとても驚いて、

気恥ずかしくて、

そして

彼を拒絶してしまった。

けれど、彼は続けて言った。

本当に大切に大事にしたいって思ってたんだ、ずっと前から・・・





アタシにとって彼は親友だった。

けれど、本当は彼の気持ちを何気なく感じていた。

其れなのにアタシは気が付かないふりをして、

挙句、彼の精一杯の告白から逃げてしまったのだ。

恋人になるのは簡単で、

彼だったらきっと、アタシを世界一幸せにしてくれただろう。

けれど、同時に別れも予感しただろう。

彼の事は大好きだったけど、だからこそ、

友達のままが一番良いのだと、其の時のアタシはそう信じていた。





そんなアタシの都合の良い解釈を彼に求めるのは不可能な話で、

其れきり彼とは会わなくなってしまった。

其の後暫くしてアタシは引越しをして地元を離れ、

彼の話は共通の友人を介して聞くのみとなった。




現在、彼は結婚し子供も出来た。

偶然にも結婚も子供が出来たのもアタシと同じ時期。

こんなところでも息がピッタリだねアタシ達。




もう少し暖かくなったら、

チビちゃんを連れて会いに行こうと思う。

そして、懐かしい話をたくさんしようと思う。

今でもずっと大事な人だから、

またあの頃みたいに笑顔で会いたい。




■ パン食う? ■



ガガガガガガー!

プシューシュゥーュゥー





今朝、チビちゃんを保育園まで連れてって、

駐車しようとした其の瞬間。

道路脇の縁石に激突してタイヤパンクしました。

オォノォー

おかげで会社へは壱時間の遅刻。

折角、この前シュウがぶつけたところ

板金してもらったばっかしなのによぉー!!

ああ、ついてない。




最近、驚くほどよく夢を見る。

今朝は二本立てで、

一本は友人が女児を無事に出産する夢。

もう一本は、スーさんが水色に髪を染めて、

怪しげで最悪な彼氏を連れてきたので、

スーさんと其の彼氏を叩きのめす夢。

どちらも超リアルでした。





それからそれから、







胸のつかえが取れたように晴々とした顔です。彼。

そして妙に優しい、妙にヤラシイ。

此れでちゃんと気持ちもリセットして、

反省して、勉強して、

人として生きて行けるだろうか。





まだわかんないけどねぇ





■ ペナルティ ■



おばんでございます。

実家より御両親様おいでになってます。

こんな時間なので御二人とも爆睡してます。





いやあ、今日はかなりの修羅場になりました。

新しいシュウの職場は夜勤が多くて、

昨夜も夜勤だったのです。

午前中には弁護士さんの所に行かなきゃいけなかったので、

明け方には帰ってくる予定だったのです。

が!!

またしてもシュウの嘘が発覚しまして、

今度嘘吐いたら罰を与える

と固く言っていたのに、あっさりと破りやがって、

今度ばかりは流石に許せなくて

仕事中のシュウに電話して

テメーコノヤロー覚悟しろよ

と文句を言ってブチ切りしたところ、

暫くしてから届いたシュウからのメエルには



さようなら



と一言。




コイツ馬鹿ですね。まぢで。

いや、本気で別れたいなら考えるけど、

別れを口に出せばアタシが許すと思ってるところが甘い。

其処らへんが無能で幼稚で卑怯だ。






さようならと自分から言っといて、

九時くらいにノコノコ帰ってきましたよ。

其れから急いで弁護士さんのところに行って相談して、

結局、自己破産するのが一番良いって事になって、

全てを弁護士さんに委ねる事にしました。

弁護士さんに相談して気が楽になったのか、








とポツリ。








殺っちゃってもいいですか?









■ ハルヨコイ ■


だっはー。

明日から実家の御両親様いらっしゃいます。

チビちゃんに会うのは御正月ぶりで、

亀ハイハイするようになった事や、

離乳食をバクバク食べる事など、

この参箇月間で急成長を遂げたチビちゃんを見たら、

きっと驚くだろうなあ。






で、明日シュウと一緒に弁護士のところに相談に行くのですが、







はあ、もう堕ちるところまで堕ちたなって感じです。

シュウは男としてのプライドが許さないのか、

なかなか決心がつかなかった様子。

この際、そんなこといってらんないのだ。

そんなプライドを持ち合わせているのなら、

なぜ、こういう最悪の事態になる前に

きっちり対処しなかったのかと言いたい。





春はまだかな。

春はもうすぐかな。

春は来るのかな。




○○○ついしん○○○

BBSリニウアルしました。

過去の記事全部消えてます・・・(汗

ニウ書込みお待ちしてま。



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