ひげのお兄さんの日記

2004年11月29日(月) 回転寿司

昨日の夜、久しぶりに近所の回転寿司屋さんに
行きました。
7時過ぎくらいに行ったもんで多いの何の。
結局30分くらい待って、やっと座って先ずビール。
さあ食べよう!と見回すけど、あまり好きな鮨ネタが
ない。店の人に直接頼んでみたが「済みません。今日は
もう無くなりました。」なんて言われてガッカリ。
それでもめげず、食べた食べた。
私、「にぎり寿司」大好き人間なんです。
チョットは自分でも握れるんですよ。
以前、寿司屋さんにチョットだけ習った事があるんです。
何でも私の手のひら、特に指の長さなんかが寿司握るのに
適してるそうで、握る手順とか教えてもらった事がありました。
でも、ヤッパリ食べる側がいいですね。
最近、寿司好きの友人が他都市に行っちゃったもんで
食べに行く機会が随分減っちゃいました。
特に回転しない寿司屋さんにはしばらく食べに行ってないなぁ〜。



2004年11月26日(金)

最近、親を殺す子供、子を殺す親のニュースを
よく聞きます。
近年、ニュースでの取り上げが、ネットワークの
拡大や情報技術の向上で随分と多様化すると共に、
ひとの注目を集める、ニュースソースの度合いというか
視聴率に配慮というか、ドンドン量としても流れてくる
ようになてますので、昔と比べて多いのかどうかは
よくわかりませんが、何れにしてもやりきれないニュース
ですね。
今はホント、親子の絆を感じさせる場面が、日常のなかでは
減ってると思います。
親子ともに「我慢」の場面が少なく、「自分が我慢してでも
子供に」とか、親の苦労を感じながら「ありがたさ」を
感じるとかの場面が、消費生活には少ないですね。
昔の生活と違って、今はあえて、意識してそんな場面を
つくらなければ人としての情や絆を深めるのは難しいのかも。



2004年11月24日(水) センス

昨日テレビ見てたら、最近渋谷あたりで若い女性たちが
ニットのポンチョを片方の肩を出したようなファッション、
そんなのが流行ってると報じてました。
かつて私が今の半分くらいの歳の頃かな?
子供の頃見たマカロニウエスタンのクリント・イーストウッドに
憧れて、その影響か、ポンチョを何とかカッコよく着れないものか
と考えた時期がありました。
5〜6年くらい前にも知り合いの皮工芸のプロに、皮でカッコよく
作って貰おうかと本気で考えた事もありました。
だから、そのテレビ見たときは何だかニンマリしてしまいましたね。
但し、着こなしというのは結構、センスが大切なんです。
でもね、センスって、色々読んでみると結局のところ
情報を仕入れる能力と、仕入れた情報を整理する能力と、
その情報を的確に活用する能力の複合みたいな事なんだそうです。
だから、「私はセンスが無い・・・」なんて言ってる人も、
後天的に身に付けられる事で、積極的に前向きに生きて行こうとする
事ができればドンドン相乗効果でセンスアップと生活の満足度は
上がっていくものみたいですよ。
40歳になろうが50歳になろうが、自分のもつ可能性の発見に、
もっと好奇心をもって何かやってみる事です。
知識から入っていっても良いし、形から入っていっても良いし、
行動から入っていっても良い。
自分らしさを求めるのは大切な事ですよ。



2004年11月21日(日) 観光

今日は、仕事からは全く離れて、
丹波篠山へ行って参りました。
丹波と聞いて頭に浮かぶのは、丹波栗に丹波の黒豆、
それとイノシシの肉を使っての牡丹鍋って感じで
食べ物ばかり。
よくよく考えれば、丹波焼は、日本では備前焼や
信楽焼などと同じく古くからある有名な陶器だし、
酒造りも、前に神戸の灘のある酒蔵へ行ったときに
聞いたのですが、神戸の灘の酒が出来たのは、
六甲おろしの冷たい風と、美味しい水、そして
近くの丹波に杜氏たちがいたからだそうで、
また、タタラ製鉄の守り神である金屋子神(字合ってたかね?
昨日は虎徹の徹の字まちがえた。)は、確かこっちの方から
サギに乗って来たと言い伝えられていたのでは。
つまり、この丹波地方の辺は歴史が古く、大陸の技術など、
産業技術をより早く得ているという事が想像できる地域。
行った時、篠山市歴史美術館では、「近畿の現代刀匠と
春日神社の宝刀展」というのがやってて、酒本の見学の後は
もうまっしぐら。
しかし、この10日間ぐらいの間に、合計して100本を
超える数の刀を見ることが出来ました。
満足、満足。



2004年11月20日(土) 銀座価格

今日、東京から帰る飛行機の時間までに、
銀座に寄って、三軒の有名な日本刀のお店に立ち寄ってきました。
そのうち一軒は、店舗は休みにして、すぐ近くのビルで、
かなりの展示即売会をやってるという事だったので、
立ち寄って見ました。
凄いひと。あの有名な「虎鉄」も1000万円くらいのと
4百50万円くらいのがあったり、刀の鍔だけで数百万と
いった物も。
見てて、それなりに、個人所蔵のものを借りてきて展示してある物や、
一部に凄いのもありましたが、何と言っても、
特別奉仕品と称して、デパートのワゴンを使ったバーゲンと同じように
鍔や刀の20万円以下くらいの物を売ってるやり方にガッカリというか
怒りがこみ上げてきて店を出ました。
来てるマニア達もそれぞれ講釈たれてましたが、あんな刀の拝見の仕方
や売り方に頭を突っ込むようじゃ「都会のバカな金持ち」そのもの。
あきれ返ってしまいます。
そんな売り方が成立してしまうのは、売り手と買い手の双方がいて
こその事。
とにかく呆れて、今後、その店は相手にするのをやめる事にしました。



2004年11月18日(木) 手入れ

昨日は、定期的にボランティアで行っている
刀の手入れに行ってきました。
昨日は大・小あわせて5本かな。
なんでも鑑定団でやってるような高価な代物では
無いのですが、かんな流しに始まり、たたら製鉄、
玉鋼が出来てから刀鍛冶の手に渡り、さらに研ぎ師、
鞘師、金工師など、日本の優れた伝統文化の象徴的な
匠達の技の集合体として出来上がってくる刀は、
鑑定団でやるような値段の価値ではなくて、日本の
伝統文化としての掛替えのないものとしての価値で
シッカリ受け止めて、大切にしなければならないと
思ってます。
刀の手入れってね、気持ち良いんですよ。
背筋が伸びる感じ。



2004年11月17日(水) 刀匠

先日、日本刀づくりに励む若き刀匠に出会い
話を交わしました。
その刀匠は、大学院を出た後、修業を積んで、
今は広島県内で刀づくりに励んでいる方です。
現代の刀剣界では評価も高く、「優秀賞」など
多くの受賞をされている人です。
私は勿論、刀には人一倍の思いを抱いているつもり
ですが、私の場合は入り口が「使い手」である事。
芸術性の追求をかなり強く求められている環境にある
「作り手」と若干の違いは感じました。
しかし、日本刀を基本にした美学というか価値観というか
生き方というか、そんなところに多くの共通する匂いを
感じましたね。



2004年11月13日(土)

急な用が出来て日野郡まで行って来ました。
天気はあまり悪くなくて時々日が差し込むような
天気でしたが、目はやはり紅葉の様子にいきますね。
噂どおり、真っ赤なもみじや黄櫨のような鮮やかな
色はあまりありませんね。
でもね、確かに原色っぽい赤や黄色があるとキレイですが、
渋い茶系の色、それも自然の淡い感じの茶や黄緑と深い緑が
つくる色合いというものは、なかなか良いもんですよ。
最近、着物に目がいく機会が多くて、特に男性の着物なんかの
カラー・コーディネイトみてますと、ああゆう自然な落ち着き
をもつ色の良さみたいなものを少し感じ始めました。
歳とってきた証拠かね。



2004年11月12日(金) あつい

何だか季節に合わない良い天気が続いて、
やっと雨かなって思ったら、降るには降っても
暑いのなんの。
まったく変な気候です。
今年は台風続きで葉っぱも吹っ飛んで、気温の
変化も何だか変で、紅葉はイマイチだと聞いてます。
皆さんは観に行かれましたか?
この調子だと紅葉の時期も、いつもより後半に
ずれ込むかも。



2004年11月10日(水) 演武

明日、ある大きな旅館で、居合の演武をする事に
なってしまいました。
勿論、私だけがするわけじゃなくて、流派の皆さんと
一緒にですが。
私たちも、古武道の継承のために、広く理解をして
もらう事は大切なので、最近は、積極的に考える事に
しています。
しかし、明日の私の役割は、演武だけでなくて、他の人の
技の説明もしなきゃならなくて、どっちかといえば
その喋りの方が気になってます。
普段、喋る事も仕事のうちみたいなんですが、
事、居合になると、うまく意味を伝えれるかどうかは
不安ですね。
まあとにかく経験からスタートです。



2004年11月07日(日) 筋肉痛

今日は久しぶりにゆっくりした日曜日を
過す事が出来ました。
昨日は二週間ぶりに居合の稽古。
今朝起きたら筋肉痛になってました。
だんだんと筋肉痛が出るのは歳とともに
遅くなるらしいですが、昨日の今日、
よっぽど鈍ってたか、熱が入りすぎたかですね。
多分その両方だとは思いますが。
昨日の稽古時に、我が真武館の館長から、
我が流派の宗家の正統会に入る事を勧められました。
居合道は、その創始者は室町時代の人で、以来継承と
共に様々な流派へ分派してきました。これは他の
「道」が付くものには大概ある話。
そのなかで、私が修行している流派は最大の団体で、
正統宗家をもつ流派なんです。
この流派も、各地に支部や道場があり、この鳥取県では
「真武館」という組織になっています。
そういった流派のなかで、宗家直属の「正統会」という
のがあり、今回その門下に所属する事を許されたと
いうわけです。
ひどい腰痛と毎年闘って、なんとか武道の世界に舞い戻った
のが3年前。昨夜は嬉しくて眠れませんでした。
しかし、これからが肝心。
正統会の名に泥を塗らぬように精進していかなければ
なりません。頑張りますよ。



2004年11月05日(金) 映画にも影響?

昨日、「隠し剣 鬼の爪」という映画を観てきました。
「たそがれ清兵衛」につづく山田洋二監督の時代劇の
第2弾です。
時代も同じ幕末。場所も東北地方の小藩で主人公も
下級武士。設定は、ほぼ同じで、場内のシーンでは
清兵衛も出てくるのではと思ってしまうような場面設定。
今回も、前評判では、山田監督の情緒・色、そしてリアルさ
というのが伝えられていたので、何とか夜ならと観に
行ってきたわけです。
観た感想としては、ズバリ言って「たそがれ清兵衛」の
二番煎じそのもの。物語は違うんですが、あまりにも
設定が同じすぎる。
江戸で謀反の罪を問われて連れ戻されて極刑となった武士が
民家に立て篭もって、それを討ち取りに行かされるところまで
同じで何だかなぁ〜って感じでしたね。
百歩譲って設定が同じでも良しとして、下級武士の葛藤や
生活観を出し続けているとしても、今回のはイマイチで
テレビのドラマとしてつくられるレベルと同じと私は感じました。
ただ、リアルな部分として私が気づいたのは、
藩の武力の近代化を進めるために江戸から西洋兵術の教官を
招いて訓練をしているシーンがよく出てきて、主人公も
その部署で西洋の砲術や走り方などの身体操法を習っている
シーンは、それまでの武士の体の使い方、つまり私がよく
言ってる「ナンバ」から西洋スポーツのアタリマエの使い方
に変えるシーン。これが今回の作品で山田監督が描いたリアル
なところだったのではないでしょうか。
ただし、これも私に言わせれば山田監督の「ナンバ」に対する
認識不足が出ていると思います。
私は気に入った作品は後で必ずビデオやDVDを買うのですが、
今回の作品は、後日DVDが出ても買いたい作品ではありませんでした。



2004年11月03日(水) 古代雛

今日は皆生温泉街にある米子市観光センターに
活性化策の一環でつくった展示スペースの
オープンで、米子市に民間より寄贈されて
いた古代雛を見に行ってきました。
享保雛とかの顔を見ると、なかなか面白いですね。
よく、源氏物語とかの絵でみる女性の顔は、当時の
美意識のなかで「美女の顔」だったと思うのですが、
あのフックラとした顔つきとはまるで違います。
今はどうなんでしょう?
美しいというのとチャーミングというかキュートと
いう類のものとは違うと私は思ってるんですが、
最近人気のアル芸能人女性とか見ると、
私にとっては幼顔のキュート系が多いのかなと。
最近の雛人形も顔はどんどん変わってるのでしょうか?
来年の春にはジックリ見てみたいものです。



2004年11月01日(月) 二日酔い

昨日は午前中は完全ダウン。
前日の飲み会で、焼酎を飲みすぎて
久しぶりのトイレ通いもしたりして・・・。
朝起きたらまだ、胸はムカムカ、頭はガンガンで
サッパリでした。
午後1時からテレビ出演だったので、シャワーで
目を覚まして、胃薬飲んで。
いけませんねえ〜。次の日の事、わかってはいてもつい、
調子が出てくると好きな酒に手が出てしまいます。
学習能力が足りないというか、懲りないというか
なかなか直りませんね。


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ひげのお兄さん