ひげのお兄さんの日記

2004年05月30日(日) 梅雨入り

ついに中国地方も梅雨入りしたそうです。
たしかに昨日はそんな天気でした。
夕方、武道館へ居合の稽古に行ってきました。
最近は、立膝といって、むかし、サムライたちが
甲冑を身につけたときの座り方からの切りつけ動作
にはいる高度なものの稽古がふえてて、
独特な座り方(たまに時代劇では見ることがあります)
から即座に立ち上がれなければならない体の使い方と
バランスが要求されていて大変です。
稽古の次の日は足が筋肉痛。
しかし、やった気がしますねカラダに筋肉痛がおきると。
昔の人は身長が150〜160cmくらいが標準でしょ。
でも大した体力ですよ。
近年、中学生の体力テストをすると、30〜40年前の生徒たちに
比べて随分体力が落ちてるそうです。
気になるのは背筋力など、介護に子育てに必要な筋力。
親や子供をおんぶしたり、抱え込んだり、抱っこしたるする
筋力が随分と低下しているそうです。
親を介護できる体力に達していない生徒が多いとか。
ヤッパリ体をいざという時のためにも、家族のためにも
ある程度は体力の維持・向上のためのトレーニングには
使っとかなきゃと思います。



2004年05月26日(水) 圧巻

先日、大山の大神山神社奥宮へお参りに行ってきました。
大神山神社奥宮には、日本一が三つあるそうです。
ひとつは、国の重要指定文化財クラスで国内最大の
権現造りの社殿。ふたつめには、奥宮幣殿にある白檀の
漆塗りが日本一壮麗であること。そして、みっつめが、
自然石を敷き詰めた約700メートルの参道の長さ。
天気もよく、気持ちのいい日でもあったのですが、
参道を歩く気持ちのよさと、権現造りの社殿を広く長い
石段下から見上げた時の圧倒的な雰囲気。素晴らしい。
身近にこんな凄いところがあることは知ってはいても
あまり行かず、県外の観光に出がちですが、
この地方には、沢山の素晴らしいところがあるんですよね。
もっとシッカリ地元を味わいたいと思いました。



2004年05月24日(月) 暑い

すっかり暑くなってきました。
沖縄から帰ってきて、気温の違いで体調が
おかしかったのですが、ここ数日の暑さで
カラダは夏モードに切り替わりはじめました。
しかしまだ梅雨があるんですよね。
ジタ〜っとしたあの感じが7月中旬までは続きます。
しかし、気温・天気の変化にカラダがついていくのも
大変です。とは言っても、自分で沖縄行ったり北海道へ
向かったりしてるのだから自然のせいばかりじゃなくて、
生活そのものに季節感が感じにくい状況があるんです。
数年前から「スローライフ」というのが注目され始めました。
最近は、ヨーロッパ郊外の「豊かさ」と日本のこれまで追求
してきた「豊かさ」の違いが何なのか、という問いが
よく出てきます。
真剣に考えて、ちゃんと実践する時にきていますね。



2004年05月21日(金) 情熱

昨日、メル・ギブソン監督の映画「パッション」を
見に行ってきました。
公開前から評判になった映画で、そのリアルさは
議論を巻き起こしました。
人間イエス・キリストの最後の12時間を想像以上の
痛みと苦しみが伝わるリアルさで2時間15分ミッチリ
描かれています。
私はキリスト教信者ではありませんが、この12時間の
キリストの受難は知っています。
人間キリストがすべての罪を背負って鞭打たれ、十字架に
架けられ苦しみを背負う訳ですが、その苦しみの大きさを
現代に生きる者はなかなか理解していない。
当時の刑罰用の鞭は、先端に刃物のような物が付いてて、
打ち付けられれば肉片が飛ぶような代物だし、十字架の
処刑は、日本で言えば、貼り付け獄門でさらし首みたいなもので、
十字架は恐怖の象徴だったわけです。
今では十字架をファッションで身につけている人も多いわけですが、
その当時の十字架に架けられるという重さを理解していない現代人
には、キリストの受難は本当の理解すべき次元に達していないわけで、
そこにメル・ギブソンの「パッション」が向かったのでしょう。
キリスト教信者でなくても観る事に価値ある映画ですし、今の
イラク問題をはじめとする、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教に
関係する社会問題を考えるのにもいい勉強になります。
ちょっとリアルすぎて食事に影響出るかもしれませんけどね。



2004年05月20日(木) 治安

すっかり間をあけてしまいました。
沖縄から帰ってから、なんだかバタバタでした。
さて、宇都宮の立てこもり大変ですね。
マンションの人達もいい迷惑です。
しかし最近、ホント治安が悪くなっていくような気が
増してきました。
以前なら「そこまでしないだろ〜!」みたいな事が
簡単に起きてしまいます。
人々の行動が自己中心的で、しかも行動に至る選択原理が、
良い事か悪い事かのような規範モデルではなくて、
心地いいか気分悪いかみたいな、単純な感覚による行動が
増えているそうです。
自己防衛がこれから大切だと知り合いの警察官が言ってました。
ホントそうですよ。



2004年05月12日(水) 刀を手にして

今日は、ボランティアで沢山の刀の手入れをしてきました。
なかなか持ってはいても手入れが出来ていないのが
結構あるんです。
貴重な文化財だし、とにかく朽ち果てていかないように
したいので、手伝ってきたわけです。
できるだけ多くの刀を手にして、実際に自分の目で見ることは
とっても勉強になりますし、改めて大切にしたい気持ちが
強くなりますね。
今日は夜、久しぶりにボクシングジムにも顔を出しました。
自分の原点を感じる一日でした。



2004年05月10日(月) 責任

年金問題にからんで、国会の先生方の責任問題が
クローズアップされています。
責任をとって辞任した人、しない人。様々な対応ですが、
何れにしても、誰に対して責任をとるかという配慮があまり
感じられません。
考えている事の根本に、「国民はわかってないから俺たちが…」
というような発想があるのではないでしょうか。
確かに専門的に制度・政策と日頃から向き合っている人と、
日々の生活に追われながら、明日を夢見て今日を頑張る一般の
人とでは、情報量が違いますし、時間をかけて、或いは集中して、
深く考える事への違いはあります。だからこそ代表制民主主義が
必要なのですが、課題によっては慎重に国民の意見をくみ上げて、
出来るだけ多くの民意を反映させなければならないものもあります。
大昔と違って、直接民主主義に近い意見反映は、今日の情報化社会では
かなりの事ができます。
専門的見地にたった分析も必要で、その結果の公表の必要もあります。
今の国会の先生方を見ていると、やはり驕りを感じますね。
皆さんはどうですか?



2004年05月05日(水) やっぱりね

今日、テレビ「トリビアの泉」をみてたら、そのなかの
「トリビアの種」というところで、「日本刀とピストルは
どっちが強い?」というのがやってました。
私、はじめは、「相手との距離によっても違うし、腕の良さにも
よるし、比較するのはどうかなぁ〜」なんて言ってたら、
番組の方はまったく違ってて、刀を据え付けて、それにむかって
コルトのガバメントというアメリカの警察官なんかでもよく
使ってるらしいポピュラーな拳銃も据え付けて、刀の刃に拳銃の
弾が当たる様にするではありませんか。
ガンショップのご主人は「刀が粉々になる!」なんて言ってるし。
私もこの状況ではいくらなんでも、漫画ルパン3世の五右衛門が
持ってる斬鉄剣じゃあるまいしと思いながらどうなるかと
みてました。
さあ、いよいよカウント・ダウンで3・2・1
結果は、弾痕が残るように刀の後方に貼られた紙に弾の突き抜けた痕が
ふたつ。
そうなんです。テレビもスロー再生してましたが、拳銃の弾は刀の刃に
あたって真っ二つになったではありませんか。
しかも、刀のほうは刃こぼれもしてなくて。
これはもう、刀ファンにはたまらない結果ですよ。
日本の芸術と技術と自然素材の凄さが結集した刀の素晴らしさが
面白いかたちで証明された一場面でした。



2004年05月02日(日) 筋肉痛

昨日は久しぶりに居合の稽古に行って参りました。
刀を振るのは2週間ぶりかな。
昨日は、一通りの肩慣らしをした後、上段者のやる
奥の型を指導されました。
難しかったなぁ〜。
足もガクガクになりましたよ。
居合の稽古は、自分と同じ背丈の相手を想定して型稽古を
中心に行うのですが、刀の扱い・角度・切り込みの場所・
状況などを頭に入れて、実際に相手に切り込んで「切れる」
かたちになってなければならないんです。
だから、想像力と集中力と体力と気力、神経を研ぎ澄ました
繊細さと相手を制するだけの気合が融合したものにならなくては
ダメなので、とっても大変なんです。
稽古が終わって着替えた後に「ふぅ〜。」って感じの脱力感の
ような。あれがまたいいんです。
時代遅れの「少数派異端系」かもしれませんが、日本の文化を
引き継ぐ責任みたいなものも少し感じながら楽しんでます。


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