長いお別れ
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2007年11月30日(金)

耳の奥に残ってる言葉。思いださなくてもいつも心の中で響いてる言葉。
「孕まされたわけじゃあるまいし大袈裟な。全部作り話じゃないの?本を読むのが好きらしいから」
性的虐待は妊娠しなきゃアリなのか?妊娠して堕胎してそこまで追い込まれなきゃ虐待と言わないのか?
今になっても週に一度は気が狂ったように身体を洗いまくる私はどうなるんだ。
泣きながら「私は汚い」そう何度も思いながら皮がむけてヒリヒリするまで何時間も身体を洗う私は。
気が狂ってるのか?妄想と記憶とがごっちゃになっているのか?
結局たった一つ解っている事は「私は汚い」と言う事だ。他の女の人とは違う。
好きな人とキスやセックスする事を「汚い」とは思わない。
それ以外でも自分の意志ですることなら「汚い」とは思わない。
ただ私のその相手は身内だった。その上私には決定権がなかった。私の意志はどこにも組み込まれなかった。
もう何十年前の話?いつまで苦しむの?忘れたくても忘れられない。囚われたままだ。
夢の砂漠には何もない。刃のように尖った三日月が浮いてるだけ。
あの空によじ登って三日月の刃で自分の手も傷つく事も承知で殺してやりたいと思う。
淋しい淋しい淋しい願望だ。こんなにも醜い思いを抱えているのに幸せになりたいなんて間違ってるんだ。
いっそ何もかも作り話で私はどこかの病院に閉じ込められたら楽になるかな。
こんな記憶いらないよ。いつまで繰り返すんだろう。これだけは自分で乗り越えるしかないのか。


2007年11月26日(月)

さっき姉上様から電話をもらった。
受話器から聞こえる優しい声に泣きそうになった。
こんな私に本当に優しくしてくれる。励ましてくれる。
大切な人の中でも一番に頼ってしまう私の弱さも受け入れて認めてくれる。
もっと近くにすんでたら。何度そう思ったか解らない。
KさんやIさんとも近くに住んでたらと思う。
大切な人達。みんなエンピツさんが出会わせてくれた。
これからもそんな出会いがあるかもしれない。彼女達は希望の光だ。
人に心を委ねてもいいという気持ちをもう一度私に与えてくれた。
私はそれだけのものを返していられるか?と思うと不安になるけれど。
いつか会えた時にぎゅっと抱きしめたいと思う。心ごと抱きしめたい。


2007年11月23日(金)

昨日、一昨日薬を2度飲んでしまった。
一番最初に思ったのは「あー先生に叱られる」ということだった。
かなり早い時期に薬をもらいに行く事になる。
嘘はつきたくないから正直に話すけど。
それに昨日は姉上様に非常識な時間に電話してしまって。
呂律も回ってなくてうわ言みたいなことをいう私に優しく接してくれて
本当にありがたかった。姉上様、ごめんなさい。
とにかく人生に参加する事に疲れていた。
なくしたものが多すぎてもう駄目だって思ってた。
でも姉上様の声を聞いているともう少し頑張ってみようかなと思った。
ホントはKさんとIさんにも電話しそうになったんだけど時間が時間だったので止めた。
そして気づいた。私には声を聞きたくなる人がいる事に。
その人達がいるあいだは大丈夫だと。
本当は眠りたいんじゃない。Kさんも仰っているように意識をなくしたいだけ。
起きていると嫌な事や悪い気持ちが前へと出てきて薬を飲んでしまう。
何度この繰り返しだろう。私の歪んだプライドは叱られる事を一番嫌う。
なのに叱られるようなことばかりしている。なんて無駄な事。
わかっているのに。なんでこういうことをしてしまうんだろう。
折れやすい心。明日、病気や事故で死ぬかもしれないのに。
下らない事で悩んで泣いて人に迷惑をかけて。
いつかここを抜けだせるのかな。元の私がどんな風だったか思い出せない。
昔に戻りたいと強く思っていた事もあるけれど新しい自分にならなければと思う。
会いたい人だっているんだから。頑張れ自分。


2007年11月18日(日)

正直、死にたい病が復活しかかってる。
昨日は好きなドラマも見たし満足して眠ったはずなのに。
朝になったら心の流れが変わってた。
上手く言えない。この前とは少し違う。
もういいかなって気持ち。
やり残した事沢山あるけど。
風が強くて寒い。
そういうことは感じる。
そういうことを感じてる間は生きなきゃいけないかな。
優しい人達の事を考える。
泣いて欲しくない。
もし私が死んだら怒るかな。
仕方ないって諦めてくれるかな。
死ぬ前に魂だけが抜け出して会いたい人の所に実像になっていけたらいいのに。
やっぱり死んじゃ駄目だよね。会いたい人いるし。
今日だけだ。今日だけ乗り越えればきっと大丈夫。


2007年11月17日(土)

例の結構キツイ言葉を投げかけてくる友人と決定的に終わった。
向こうは気持ちが落ち着いたら電話して来るかもしれないが私の中にもう彼女への愛情はない。
気が昂っていたからでは終わらす事の出来ない言葉を言われた。
「あんたみたいな気狂いと一緒にしないで」
その一言で私の中の堤防が崩れてしまった。
もう支えられない。何も言葉が出てこない。かろうじて泣くのは堪えたけれど。
今まで一所懸命言葉を重ねた事のなんと儚い事かと思った。
彼女の心には私の言葉は届いていなかったんだ。本当の所では。
どんな言葉で取り繕われても聞かなかった事には出来ない。
それでも頑張って修復していく事を友情と呼ぶのかもしれないが私にはもうできない。
伝え損ねた言葉を孕んで涙がこぼれるけど。痛みを恐れていては何もならないとわかってても。
これ以上自分に無理をさせたくない。また爆発して人を巻き込んでしまうのは嫌だ。


2007年11月13日(火)

このエンピツさんには飾ったり削ったりすることなく気持ちをぶつけてきた。
励ましてくれる人もいれば軽蔑する人もいる。
黙ってただ眺めいている人もいる事だろう。
私ってなんだろう?と思う。私。思考する脳と眠りたがる身体。
起きている事が辛い。ずっと眠っていたいと思ってしまう。
でも頭は休む事なく何かを考えていてそれが夢になって現れる。
ゾッとするほど怖い夢だったり指先の感触まで解るようなリアルな夢だっり。
誰にも知られちゃいけない汚い部分が夢の中で肥大して襲ってくる。
過ちは消せない。罪も罰も消えない。受け止めて生きるしかない。
本当は怖くて誰より弱くて。だけど後戻りしたって行ける場所はない。
震える程苦しくても息が止りそうに孤独でも生きるしかない。
死んじゃったら黙り込んじゃったらそこで終わりなんだ。
だけど心をすり減らして生きて何も変わる事なくいられるとは思えない。
変わりたくなくても変わってしまうだろう。変わりたくても変われないだろう。
そういうことを受け止めてちゃんと目を開いて生きていけるだろうか。
人は弱い。ほんのちょっとしたことでバランスが崩れる。
脆いものだ。脆いものを抱えて生きている事を誇りに思えないだろうか。


2007年11月10日(土)

先週はなんでもなかった。
それがどういうわけか月曜には「死にたい」と思っていた。
その衝動があまりにも大きくて流されそうになった。
怖くて苦しくてでも闘うのは自分しかいないという状態だった。
一度姉上様に電話をしてKさんにメール送って浮上したかな?と思うと
次の瞬間にスイッチが切れるようにまた「死にたい」と思い始めてしまう。
頓服を飲んでも効かなくてとりあえず通院日まで持ってくれと思った。
正直、病院に行くまでもしんどかった。
車や電車の前に飛び出したいという衝動と闘わなければいけなかった。
病院に着いた頃には考えが「死ななきゃいけない」にまで到達していて
看護士さんに「お願いだから楽にしてください。死なせてください」と
訴えていた。気がつくとベッドの上で点滴を打たれていた。
点滴をしたまま診察を受けた。自分が何を言ったか覚えていない。
家に帰りついてすぐに頓服を飲んで横になった。
それからはひたすら眠って時間を稼いだ。ほとんど水分もとらなかった。
そして昨日、スイッチが入るように目が覚めた。
空腹で咽がからからだった。ふらふらしながらシャワーを浴びて泣いた。
空腹を満たして水分も沢山とって一息ついた。

「死にたい」「死ななきゃいけない」そういう気持ちは消えていた。
それでも昨夜は眠れなかった。明け方1時間くらい眠っただけだった。
今もだるい。身体は眠りたがっているのに目が冴えていて眠れそうにない。
今考えても何故あんな暗い気持ちになったのか解らない。
たぶん些細なことがきっかけだったんだろうと思うけれど。
あれだけ眠ったのに疲れてる。眠り過ぎて疲れてるのかな。
自分の心もコントロールできないなんて情けなさ過ぎる。
薬は対処法にしか過ぎない。結局は自分がしっかりしていなければいけない。
こんな日々があとどれくらい続くんだろう。それを考えると気が重くなる。


志乃 |MAIL

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