長いお別れ
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誰も一人きりじゃ生きていけない。 ゆっくり時間をかけて心が死にはじめているのがわかる。 好きなCDを聞きながら涙を流せるだけの余裕がまだあるけれど。 定めの線をでないはずの波がその決壊をやぶって悲しみで私をおおいつくそうとしている。 でもまだここでこうして辛いと吐き出している。甘えている。 本当に良くなっているんだろうか。どんどん苦しくなる。 去年よりも疲れきった身体と心。いったい私はどこに行くんだろう。 無目的な目でただただ歩き続けるしかないのだろうか。 羽根を休める場所を欲しいと思うのは贅沢なんだろう。 もう疲れたよ。お母さん、何故あの日私を置いて逝ったの? でもお母さんがもういい加減死にたくなった気持ちが解るような気がするよ。 孤独だったんだね。お母さんも。
時間がたてば忘れ去られると思っていた。 人を傷つけた事も傷つけられた事も。 でもそうじゃなかった。時間が過ぎる毎に胸が痛む。 足を踏みならしてみてもどこにもいけない。 逃げなければ、といつも思っている。 何から?誰から?どうして逃げなくちゃいけないの? 自分でも解らない。小さな頃からずっと逃げて来た。 暖かい家庭とかそういうものがなかったからこの運命から逃げようとした。 結婚した時逃げだせたと思った。でも結局自分のわがままで傷つけて逃げだした。 そしてもうどうにもならない今でさえ何処かに逃げ出したいと思っている。 それは自殺願望に似ているかもしれない。 でも私は人一倍怖がりだ。生きようとする欲が深いからかもしれない。 もしかして私は狂ってるのかもしれない。日常が崩れていく。がらがらと音を立てて。
大事なもの。 友達の笑顔。 いらないもの。 過去。 欲しいもの。 夢。 捨てられないもの。 思い出。 捨てちゃいけないもの。 未来。
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