長いお別れ
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2005年06月26日(日)

神様がもしいるのなら、何故私だけ愛してくれないのかとなじった事もあった。
大人になるにつれて、神様にも事情があるんだろうと思うようになった。
何か宗教をやっているわけではない。
ただ、この世界全体に何か大きな力が働いていると思う。
人と人を結び付ける絆だとか、どうしても引き止められない別れとか。
今の私はいてもいなくてもいい存在だけど、もしかしたら遠いある日に、誰かを救うかもしれない。
だから生きていたいと思う。小さな期待がいつか確信に変わりますように。
悔しかった事だけ思いだしてそれを反芻して、また傷付いて。
これでは前に進めない。なんとかしてこのループから抜け出さなければ。


2005年06月17日(金) 近況

今朝、起きたらトイレに居て、鼻血出してて、後頭部にもちっちゃい傷ができてました。
しばらく状況が飲み込めなかったんですけど、どうやら夜中吐きにきて、起き上がって
立ちくらみかなんかでガクンってなって頭打って鼻も打って鼻血が出たっぽいなと。
すぐ先生に電話して、そんでとりあえず脳神経外科の方でCTとMRIと脳波を調べて
出血とかもないし、大丈夫だろうと言う事で、その後、先生のとこに行って、
脳波と心電図ととって、体中がカラカラだったので点滴5本打ちまして、ようやっと人心地。
でも2〜3日は動作ゆっくりすることと、なるべく安静にしてくださいということなんですが。
安静に言われても自分の事はじぶんでするしかないので、なんとか飲めるようになってきた水を
大事に飲みたいと思います。何通かメールを頂いているのですがこういう状態の為、
お返事が遅れてしまいます。本当にすみません。また少し落ち着いたらメールを送ります。


2005年06月09日(木)

海に行きたい。素足になって砂を感じてみたい。
夜の海がいい。月が出ていたらもっといい。
人魚に出会えるかもしれないから。
流れ星を見る事ができるかもしれないから。
自分が生まれ変わったような気になれるかもしれないから。
…どれもちょっと無理っぽいな。
薬が効かなくて眠気がこない。
眠れないなら眠れないで腹をくくって何かすればいいんだ。
そう思ったら海に行きたくなった。
でも免許ももってないし。友達にわがまま言える時間でも無い。
ネットで海の写真を探した。とても綺麗なものがあった。
美しいものは心を打つ。こんなにも打つ。
それは生きている証拠。心が震える。共鳴する。


2005年06月05日(日)

台風が発生したというだけで体が竦んでしまう自分は、本当は誰よりも生きたいのだと思う。
どうか被害が酷くなりませんように。
何人も死者や怪我人や行方不明者を出しませんように。
哀しい人を増やしませんように。祈り続ける。
神様がもしいるのならこのちっぽけな願いも聞いてくれるだろう。
人が泣くのは見たくない。哀しい事に溢れてる世界は見たくない。
だからって偽者の笑顔が見たいわけじゃない。
どうしたら世界に微笑みが溢れるんだろう。
時々そういうことを考える。自分の淋しさを紛らわすために。
私の悲しみは誰かの悲しみより軽いのだと、肩の荷物もそんなに重くないのだと言い聞かせる。
友達がいて、日々暮らしていけるお金もあって、これ以上何を望んでいるんだろう。
病気なのにおおっぴらに病気と言えない。そのことが少し心を重くする。
こんなのは贅沢な悩みだ。
必死で這い上がったつもりでいるけれど、私の手は汚れてはいない。


志乃 |MAIL

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