長いお別れ
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2002年03月15日(金) やり直し

やり直すって本当に可能だと思う?
部屋探し、行ってきます。


2002年03月10日(日) ひとり

誰かと気持ちの上で繋がっていたい。
どんなに否定しても否定してもそういう事なんだと思う。
こうやって日記を書き続けていることに訳があるとしたら。


2002年03月09日(土) 理由

何でこんなことになっちゃったの?
なんで。なんで。なんで。

子供のころからの友人が居候をさせてくれると言ってくれたが、
世話になっていると思うと、無理してでも起きて掃除や洗濯をする。
そういう普通の生活をしたいと思っている自分がいる事にも気づいたが、
それがどんなに今の自分には面倒な事なのかも再確認した。
前夫との生活を思い出させる事は、どうしても悪い方への思考を増長する。
薬を少し多めに飲んで、消えそうな気力を振り絞って笑ったりする。
何にも考えられない先のことを、さも考えているように話したりする。
私は年齢だけならまだ若いし、いくらでも働く場所があるんだから、
仕事を選り好みしたりして、甘えちゃ駄目だと何度も言われる。
たぶん、福祉事務所でも同じ事をもっと厳しく言われるんだろう。

働くとかそういう問題以前の話だということに気づいてもらえるんだろうか。

今は健康ランドに寝泊りしている。
人ごみが好きなわけでも、人といないと不安なわけでもない。
ただ、喋らなくてもいいし愛想笑いもしなくていい。
ずっと寝ていても、あまり変に思われない。
視線が気になったり、心臓がすごい速さで音を立てることもあるけれど、
それは薬で抑える事ができるし、どうしても嫌なら一旦出ればいい。
お金さえ払えば、出るのも入るのも自由だ。理由は要らない。

人の好意が重くて重くて、その思いに応えられないから逃げ出す自分。
そんな自分が嫌で堪らなくなる。
昔のことを思い出して悲しんで苦しむ。
この非生産的な行為を終わらせる事ができる日が本当にくるのかな。
私は「元の私」に戻れるのかな。
戻ったら何があるの。何が変わるの。


2002年03月08日(金) 理性と感情

生活保護を申請されてはどうでしょうか。
クリニックの先生からのお言葉です。
生活保護を受けてまで生き長らえる価値が自分にあるんだろうか。
私なんかのために、税金を使ってもらうなんておかしい。
兄に連絡を取らなければならないことはわかっているのに、
どうしても電話できない。
怒られるのが怖いのから?と先生に聞かれた。
確かにいくつになっても、人に怒られるのは怖いしいやだ。
でも、この人に関しては、ただ、面倒なだけ。
何でこんなことになったのかを説明しなきゃいけない。
何でこんなに弱い人間なのか。自分で自分をどう思っているのか。
一度拒否されたことを、また一から話したところで何になるんだろう。

見かねた友人が「1ヶ月だけなら」と言って居候させてくれている。
これ以上迷惑かけたくないと思うのに、どうして前向きになれないんだろう。
私から何が消えたんだろう。最初からなかったものをあると思ってただけなの?
私らしくって何だろう。わたしはどんな人間だったんだろう。

矛盾してる。
死にたいなら今すぐ死ねばいい。自分でもそう思う。
でもその気力すらない。
死ぬのにも気力が要るなんて知らなかった。


2002年03月05日(火) 居場所

自分で逃げ出しておきながら、いざとなると帰りたくなる。
情けなさのあまり涙も出ない。


2002年03月04日(月) 決意

もらった眠剤は効いているらしく、よく眠る。
夢も見ないくらいだといいのだが、そういうわけにはいかないらしい。
夢の中で時々、いやというほど生々しく昔の場面を見る。
もう嫌だ。忘れたい。なかったことにしたいと思っている場面だ。
何度繰り返しても相手の顔は変わらない。
もしこれが、私の妄想なんだとしたら。
そんな事実はどこにもないのだとしたら、どんなに楽だろう。
私は妄想癖の虚言癖の困った人間として扱われるだけ。
でも違う。
20年以上前の記憶に、なぜここまで苦しめられないといけないんだろう。
どうやったらこの苦しみから逃れることが出来るんだろうか。
物心ついたときから苦しかった。疲れていた。早く死にたいと思った。
交通事故でも何でもよかった。イイコのままで死ねるなら。
死んだ母親はなぜ私を置いていったのだろうと思った。
一緒に飛び降りてくれればよかったのに。

不幸になろうと決めていた。理由は誰にもわからない。
私にもわからないから。


2002年03月03日(日) 声が出ない

最初、風邪をひいたのかと思った。なんだか上手く声が出ない。
今みたいな生活を始めてから、ほとんど話さなくなっていたから
気にしていなかったけれど、私は「ありがとう」「すみません」
という言葉は必ず言うのだ。コンビニでも何処でも。
なのに、今日はその声が出なかった。
意識の上では少し低めの声で言ったつもりだったのに。
喉の奥を風が通ったみたいだった。
よくよく観察してみると、声が出ないのではなく発音が変な感じ。
それも一日中じゃない。ほんの2〜3時間。
薬が変わったし、あわなかったのかな。少し眠気が強すぎるし。
このまま何も話せなくなったらどうなってしまうのかな。
生き抜くなら、そろそろ仕事や住む家をきちんとしなければいけない。
死体にならない限り、税金も毎月請求が来る。

薬を飲んでも、死にたい気分が消えることはない。
「死ななければいけない」と思っている自分がいる。
そんなことしても誰も傷ついたりしないのに。
私の欲しいものは手に入ったりしないのに。


2002年03月02日(土) 復讐にもならない

10歳までに両親とも死亡、施設に入って兄と別れた。
その後、兄は4年ほど音信不通。
私が捜さなきゃ今ごろどうしてるかわからなかったんだろうな。
今にして思えば、何で捜したんだろう。寂しかったからかな。
逢ったところでまともに会話すらできないってわかってるのに。
で、今日気がついた事は、私は自分の人生を使って
兄に復讐しようとしているらしいという事。
死はどのような形でも残される人間はつらい。
つらいと知っていながら死にたいと考える。しかもそれは半分以上
兄に対するあてこすりなのだ。馬鹿だ本当に。

今日は卒業式だったらしい。私にも確かにそういう時期があって、
その頃の私は、多少気難しくて頑固だったが病気ではなかった。
と思っていたのは本人だけで、もうその頃から私の心の中では
病気の種は蒔かれていたのかもしれない。
長い長い年月をかけて育ってきて弾け飛んだと考えるのが正しいだろう。


全然関係無いけど、卒業式を迎えた方達、おめでとう。
小さな花束もって誇らしげな笑顔、なんか可愛いって思った。


2002年03月01日(金) 苛々

乗り合わせた電車の中で、40代くらいの二人連れの女性が
セックスがどうの貯金がどうのと大きな声で喋りつづけていた。
何であんなに大声で自分の事を延々話せるんだろう。
舌打ちしたいのをこらえて、じっとしていたけけれど、
正直言って殴ってでも話すのをやめさせたいって思った。
いきなりナイフ出して刺しちゃう人の気持ちがわかったような気がした。
貯金が1000万とか、それが本当なら尚更黙ってろ。
何歳でセックスしようが構わないから言うな。
癇に触る。その言葉がぴったりくる。
どうしてこんなに苛々するんだろう。頭が割れそう。気持ち悪い。

「生まれ変わっても人間がいいわ。虫なんかだったらぞっとする」
それなりに満足する人生を送ってきた人にしか言えない言葉だと思う。
唾を飛ばしながらそう言うおばさんを見て笑ってしまった。
人間が一番すごいと偉いと自由だと思ってる。ひいては自分が。

もう一度人間になるなんてまっぴら。死んだら骨になるだけ。


志乃 |MAIL

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