目の覚めるような青
絹糸のような光沢の白
夏の空は眩しくて
目を開けていられない程に
この場に居た堪れない程に
綺麗過ぎて 明る過ぎて
陽が落ちるのを
待ち焦がれたりする
耳を裂くような
蝉の鳴き声と
仰向けになった
蝉の亡骸
愛されるのはとても不安で
愛することはもっと怖くて
いつからこんなに臆病になったのか
プライドを捨てたら楽になるけど
楽になる為にプライドを捨てたくない
こんなにも自分が好きだから
ありのままの自分でいたい
消してしまいたい様な過去も
心の奥に閉じ込めておきたい
感謝する日がきっと来るから
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